2010/08/23 - 2010/08/29
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りゅーちんさん
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ブログを移転し、こちら↓に日記の改訂版ございますので、
ぜひご覧ください。
https://ryutravelhack.com/
初めはギリシャとトルコにただ行ってみたい、それに初の陸路の国境越えもやってみたい。
そんな安直な理由だった。
しかしどうせ陸路なら、近くのブルガリア、何やったらルーマニアまで行こうという、
これまた安直な理由で旅程を決めてしまった。
いつだって安直なのだ。 まぁ良く解釈すれば若気の至りか。
そして実は俺は世界遺産マニアなので、約900件ほどある世界遺産のうち、複合遺産という、文化遺産+自然遺産の
ものがトルコとギリシャにはあるということが心の深遠な場所に、
ちょうど魚の骨のように引っかかっていて、
それがむずがゆくて気になっていたのかもしれない。 作家っぽく言えば。
何はともあれ、2010年8月23日~9月18日
約1ヶ月過去最長で行ってきました。
また今回はブルガリアとルーマニア区間だけ、日本からの友人と、
バックパッカー&キャリーバッカーで旅をしました。
アジアしか旅してこなかった自分が気付いたこと、それは、
道を尋ねても嘘を言わない。
です。分からなければ分からんって言ってくれたことが、ある意味新鮮でした。
帰国後しばらくして知ったのですが、今回行った国は昔にあのル・コルビジェも旅したそうで。
ギリシャのリゾートだけ来て帰る人がもったいない。
今回はギリシャ編。
初のヨーロッパ。
ギリシャ危機後でやや心配していたものの、
どこが以前と違うのかが初めて来た自分には分からなかったので、すぐに気にならなくなりました。
ギリシャでの目標は、
世界遺産、エーゲ海で泳ぐ、マックに行く(気付けば今までの国もマックがあればメニューをチェックしていましたw)でした。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス タクシー 飛行機
- 航空会社
- エティハド航空
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-
俺はそこまで日本食食べやなあかんとかのこだわりはないのだが、
初めてひと月ほど日本を離れるので、最後に日本食っぽい日本食を食べてもいいかなとも思い、
空港の日本食屋で大分名物冷汁を頂く(このタイミングで初めて冷汁を食べるのも何だが)。
あまり小銭をひと月もジャラジャラ持つのも邪魔なので、携帯Edyで支払い。
さぁ、旅立ちだ。 -
アブダビ空港でトランジット。
よく、空港に着いて飛行機を降りたときの一呼吸が、その国を象徴する匂いだとか言うが、
ここはなぜか香水のにおいがした。(つまり潤沢な資金を持っていると解釈することも出来る)
宗教上、祈りが生活の一部になっている国ではよく、公共な場所にPray Room(礼拝所)がある。ここもやはりあった。
しかしここは内装がかっこよかった。 イスラム服に身を包んだ男女もたくさん歩いている。
ただ欠点を言わせてもらえば、
冷房が寒すぎる。
時間帯のせいかもしれないが、(朝4時過ぎ)電気は点いているのにどこか暗い感じで、うらぶれていて、そしてあまりすることがなかった。
FREEラップトップ約8台中、2台ほど壊れてたよ。 -
売店でコーランを発見w
いくら待ち時間が4,5時間あるからと言って、
ここで読破できる自信はもうとう無い。
俺が使ったのはエティハド航空と言うUAEの飛行機で、
日本に就航したてなのだが、機内のパーソナルモニターはでかいわ、
飯は普通においしいわ、就寝時間中も起きていたら、見かねたCAさんが水とかポップコーンとかバンバンくれるわ、
まさにいたれりつくせりだった。
別に回し者ではないが、オススメします! -
機体。
こんなシックだったのか。 -
ギリシャのエレフテリオス・ヴェニゼロス空港着。
実は機内で隣にが日本人男性で、
その人は何度もギリシャや、いわゆる東欧に渡航していて、
「9月になるとギリシャは暑いが、ブルガリア以北は急に寒くなるよ」
「ギリシャはメシがまずい」
「東欧のほうがまだメシはうまいし、何より物価がギリシャよりも安いよ」
と、要は「早くギリシャよりも北に行くべきだ。」と言わんばかりの論調を展開してきた。
そりゃ今のあなたにとっちゃそういう風に捉えたのかもしれないが、
俺はまだ20代そこそこやし、まだあらゆることに対しての経験も浅いなかで、
いざ色々な経験をしようと思い立って今ここにいるのだ。
そんな『過程も経ない結果』を得て何になる!?
と内心思ったが、
その人が空港で荷物を待つ間、俺はバックパックの機内持ち込みのみだったので、
「じゃ、また。」とだけ言って、すぐさまアテネ市内行きの
エアポートバスに乗る。早くも国際学生証でチケットを半額で購入
出来、びっくりした。
それにしてもギリシャ文字・・ 読めるはずが無い。 α、β、γ。。 -
アテネのプラカ地区。
アクロポリスのふもとのここは観光エリアで、ここを基点にすると動きやすい。
この季節はほぼ毎日雲ひとつなく、日本と違い湿度も低いので、気温は高いが過ごしやすい。
でも石畳に注意! 大理石なので滑ります! 特にサンダル。 -
プラカ地区でランチ。
変なナポリタンスパ、コーラ、ジャガイモとオリーブのサラダ、パン(食べ放題)で13.5ユーロ。
ん、高いな。
ま、お洒落な外観やからね。 -
アクロポリス観光。
またもや学生証で12→6ユーロに。
アクロポリスの丘から町を見下ろすと、
なるほど結構町はごみごみしている。
太陽が建物をこれでもかというぐらい照らし、
遠くに見えるエーゲ海もその例外ではない。
それにしてもこの写真のおやっさん、ジェロムレバンナみたいだ。。 -
パルテノン神殿。
俺はいつもこういうとこを訪れると大概工事中だが、
やはり工事中だった。
というか、周りに置かれている機材やクレーンなどから推察するに、
早く工事を終わらせようという気概は全く感じられなかった。
まぁこんなカンカン照りなら分からなくもないが。 -
-
バックギャモンに興じる親父。
のちに行くイスタンブールでもそうだったが、
どうやらバックギャモンがこの国、地域の定番らしい。
帰りの飛行機のバックギャモンのゲームでルールを覚えたのはここだけの話。 -
ゼウス神殿。
ちなみにこれでも7時前。
この時期はギリシャは9時ごろまで明るかった。 -
地球の歩き方に載っていた宿。
シングル35ユーロ。
宿のおやっさんと喋った。 元海兵らしく、(この後も元海兵にたくさん会うことになる。この国はこんなにも多くの元海兵を抱えているのか。)日本の港町をいくつか知っていたし、他にもいろんな国に行ったという。
また、いわゆるギリシャ危機のとき、周りは騒がしく、そしてマフィアが外にはびこっていたと言う。 -
ピタパン。ギリシャのタベルナ(食堂)では大体置いている。
肉、ポテト、刻んだたまねぎ とまと。 非常に分かりやすい食べ物。
まだ若くしてこんなことを言うのも変だが、ここ数年夏は食欲が急激に減退する。
よってこれを食べきるのにも苦労した。
俺のすぐ後にこのファストフード店に入ってきた、
がっちりした体格の黒人も残していたぐらいだ。
9.4ユーロ。 -
朝もおなかは減っていなかったが、一応クルーリというゴマ付きパンを2ユーロで購入。
結局3分の1ぐらいはシンタグマ駅前のハトの活力になったのだが。 -
朝でも暑い。
犬もやってられない。 -
カフェにて。
ここの店員さんがギリシャで一番美人だった。 と思う。
少なくとも日本では聞いたことないが、ギリシャは美人な人が多かった。
この旅で出会った日本人も共感してくれた。 -
見猿、聞か猿、言わ猿、ヤラ猿。
怒られるぞ、日光に。 -
アテネからバスで南下し、ヴァルキザという所へ。
日本と比較してしまうからなのか、
設備は整っているし、周りにお店とかもあるのに、
人が少ないように感じる。
いや、日本が多すぎるのか。
まぁいいや、暑いし。 -
政府公認ビーチは入場料を取られるが(7ユーロだがなぜか4.5ユーロにしてもらった)設備が整えてあり快適だった。
海は本当にキレイで空と共に青く、砂は真っ白。 そんな中で、頭上を飛行機が飛んでいく。
とても象徴的に記憶に残っている。
日光浴をしながらドストエフスキーの罪と罰下巻を読んだが、おそらくいささか焼きすぎた。 -
アテネのリオシオン・ターミナルからいざデルフィへ。
13.6ユーロ。 約2時間半。
それまで中で一息。 -
外観はこんな感じ。
-
22時20分着。
道中暗くてよく分からなかったが、デルフィはどうも山腹にあるらしかった。
やっとみつけたメインストリートの宿で一泊。 25ユーロ。 -
朝起きてベランダから望んでみた景色。
一目で分かったことはスケールが日本じゃないということ。
全てが広く、遠い。 またユーラシア大陸の一部だという意識が、土地の雄大さに拍車をかけている。
関係ないが、この景色を見ているとき、なぜか木綿のハンカチーフを口ずさんでいた。
それも椎名林檎Ver。 -
デルフィの街並み。
前日は分からなかったが、なるほどこんな階段の多い街並みだったのか。
そして観光地にもかかわらず、あまり観光客を見かけなかった。
個人的にはこの町は好きだ。 -
デルフィから遺跡へと行く道に翻るEU諸国の国旗。
今まで行った国でもそうだが、ある国に行くと、その国の国旗を飽きるほど見させられることになる。
文字通り飽きるほどに。
しかし、日本は飽きるほど国旗を街中に掲げてはいない。
これも主張しすぎることを良しとしない、ある種の恥じらいの文化の表れか。 -
遺跡にて。
ここでも学割が使えた。
かつてはここを世界の中心として、政が行われていたとされる。
いったい地球には『世界の中心とされた場所』がいくつあるんだろう。
ここにはちょこちょこ観光客もおり、久々に日本人団体客もいたので、ガイドの案内をこっそり拝聴。 -
古代劇場。
-
遺跡の入り口に子猫。
アテネにもいっぱい子猫がいた。 -
自虐やなw
日本ならこんなことしない。 -
デルフィからカランバカという町に行くバスで出会ったギリシャ人のマイケル。
専門学校でダンスを選考しているそうで、日本人も二人ほどいるらしい。
歳も近いこともあり、ガイドブックではあまり紹介されてないギリシャのオススメスポットや、トルコとキプロスのこと、
そんなことを話しながらハリボをつまんでた。
途中の看板で初めて弾痕を見た。 -
ギリシャといえばサッカーだ。
いつかのユーロ選手権でも優勝したし、FIFAランクも思った以上に(失礼)高い。
とにかくテレビではいつでも大体1局以上はサッカーを流しているし、
ほとんどの局が同時間に流している場合もあった。
それほどサッカーは愛されている。
もちろんカフェやバーでも流れており、
外に椅子を出して親父同士頭を同じ方向に向けながらTV観戦をする。 -
カランバカのレストラン。
ムサカという魚料理とグリークサラダ。
サラダがまた、日本のレストランの申し訳程度のサラダだと思って注文すると痛い目を見ることになる。
このあとデザートのぶどうも来て、お腹パンパン。
13ユーロ。 -
TOTTI guesthouse。
歩き方には載ってないが、ロンリープラネットには載っている。
シングル25ユーロ。
最初は道でバイクのおっちゃんに勧誘され、一度は断ったものの、
狭い町なので再度遭遇。
半信半疑のままバイクの後ろに乗り連れて行ってもらう。
一階は昔からの金物屋のような風情。
そしておっちゃんはやたらちょくちょくお菓子をくれるのがちょくちょく嬉しい。 -
歩き方には、この通りは毎週金曜に市場が開かれるらしく、
偶然金曜だったので見に行くことに。
といっても丁度宿の前の道だった。
外に出ると金物屋からおっちゃんの子ども(もしくは孫)二人が出てきて、
飴をくれた。
地球で行われているほとんどのことは自分の知らない所で行われており、
ご多分にもれず、ここでも旅人をもてなす良いDNAが受けつながれているらしい。
フィロクセニオン。ギリシャ語で旅人を愛すという意味らしい。
朝も大して腹もすいていないので、市で小ぶりのプラムを0.3ユーロで買ってかじりつく。
これぐらいでいい。 -
カランバカに到着した夜もうっすら見えていたが、
明るくなってからこの景色を見ると、本当に異様な光景だ。
あまりにも唐突な景色で、人工物として認識したほうが理解しやすいぐらい、
圧倒的な自然物だ。
メガロメテオロン修道院までのバスがほぼないため、
タクシーで行く。 9ユーロ。 -
一番高いところにあるメガロメテオロン修道院。
自然と人工が渾然一体となっており、そこに歴史が加わっている。
まさにこれぞ複合遺産ともいうべき場所だ。
階段はめちゃめちゃ急なので、体力、筋力をつけて登ることをオススメします。 -
百聞は一見にしかず。
変に説明するよりも、この写真はうまく説明してくれる。 -
No Photoじゃなかったので、俺も撮ってしまったが、
今までの修道士の遺骨だろう。 -
-
ギロピタ。 1.5ユーロ。
これはおいしかった。
昼はこれでいいな。 -
今日も移動でテッサロニキへ。 今回は電車。
パレオファルサロス駅で乗り換えると、
ギリシャの兵隊さんたちが団体で座っており、わいわいしている。
久しぶりの休暇なのだろうか、テッサロニキ駅に着くと、兵隊さんたちは、
恋人と抱き合う者、母と歩いていく者、大勢に迎えられ、重い荷物を持ってもらう者となり、三々五々散っていく。 -
町のキオスクで売っている雑誌の付録がでかい。
水筒もあるし。
アテネではあまり見かけなかったが、SEX SHOP,Erotic MegaStore,そしてアダルト映画館まである。
宿を決める。シングル30ユーロ。
ここは部屋の匂いが、まさしく日本のビジネスホテルの部屋と同じ匂いがした。 -
テッサロニキは第二の都市で、さすがに発展している。
さしずめ東欧との玄関口といったところか。
それに海も意外に近く海産物も豊富。 -
とても気持ち良い。
冬はどうかは分からないが、
夏はとにかく気持ち良い。 -
連日連夜の移動のため、テッサロニキでは休むことに。
といっても2泊するだけだが。
でもその間町中を歩き倒し、様々なものを見た。
そのおかげか、この旅で初めて脚が痛くなった。 -
ギリシャ名物ギロ。 6ユーロ。
店員さんが美人だったから入った。
そういや隣の欧米人二人はギロピタを一人一つ頼み、
ペロッと食べるとまた一つずつ頼んでいたな。
たしかにそれぐらいでいいなと思った。 -
次の日の朝、
朝6時過ぎ発の国際列車に乗り込む。
初めての国際列車。
初めての欧風コンパートメント。
初めての陸路国境越え。
俺のコンパートメントは俺一人だったので(蚊を除いて)、非常に快適に読書が出来たし、
昼寝が出来たし、
車窓を眺めることが出来た。
テッサロニキから目指すはブルガリアの首都ソフィア。
この間は今までの景色の変化とは違った。
まず空がいくらかどんよりしてきた。
車内は肌寒くなり、景色も、だだっ広い野原に家畜らしき生き物がたくさんいたり。
ふと行きの飛行機で乗り合わせた日本人のおじさんを思い出した。
「ギリシャと違い、東欧はそろそろ肌寒くなってくるから、そんな格好じゃきついよ。」
悔しいが当たっている。
しかしそれで荷物が増えるくらいなら俺は半そで短パンで耐える!
という、冬の登校時の小学生のような発想で、ブルガリアに乗り込むことになる。
ブルガリア編に続く。。
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