2010/09/22 - 2010/09/24
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空飛ぶドクターさん
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【中米のスイス、コスタリカ】
日本人には馴染みのない国コスタリカですが、私はかなり前から興味を持っています。いつものように、アメリカ経由です。日本からと違い、アメリカからは中南米は同じアメリカ大陸で割と身近です。この小国は軍隊を放棄し、国を挙げてエコロジー(環境保護)に力を入れています。たまたま、数人のアメリカ人の友人がしょっちゅう行っていると聞いています。一人は別荘まで持っているようです。昨年、ビビという福岡へのAFS高校留学生の世話をしました。彼女は帰国して今は首都サンホセの大学生です。彼女の実家はリベリアという北部にあります。ちょうどいい機会なので、コスタリカへ行くことにしました。そしていつものように、せっかくだから近くのニカラグアとパナマにも行くことにしました。
【出発】
2010年9月22日水曜日、憧れのコスタリカへ向け福岡を出発しました。3週間前に、末期がん患者さんをエスコートしてメンフィス、ラスベガスへの旅行という大仕事を終わったばかりです。しかも、その患者さんはすでに亡くなっています。目的地は首都のサンホセではなく、北部のリベリアです。何と、デルタ航空でアトランタ経由の直行便がありました。でも、何故かアトランタへはホノルル経由です。
福岡を17時35分に出発し、成田21時15分発のデルタ便へ乗り継ぎます。途中でビジネスクラスを通って自分のエコノミークラスの席へ着きます。3週間前の大韓航空のビジネスクラスと違って、シートこそほぼフラットになるようですが、狭い通路に斜めに沢山並んでいるので、これならはるかに大韓航空のビジネスクラスの方がいいと感じました。この便は何故かイヤホンが有料で2ドルです。値段はともかく、クレジットカードしかダメなので困る人もいるでしょう。7時間半で常夏のハワイへ。現地時間午前9時45分です。次の便は16時発なので6時間近くも時間があります。でも、運の強い私はほんの数週間前にホノルルへ留学中の先生を紹介されたばかりでした。彼は地元の大学教授で、私の専門である旅行医学に興味を持っているとうことです。彼は在ハワイ5年の若者と一緒に空港へ迎えに来てくれ、案内してくれます。実は私はあまりハワイには興味がなく、二度だけアメリカ本土へ行った帰りに立ち寄ったことがあるだけです。それでも、ある程度ワイキキビーチやインターナショナル・マーケットなどには行ったことがあります。
今回はハメハメハ王の銅像のある市庁舎に立ち寄った後で、ワイキキビーチをドライブし、昼食を高級ゴルフ場敷地内にあるホテルのビーチサイドのレストランで取りました。海岸に面した素晴らしい場所で、中にイルカがいて調教していました。花の名前に疎い私は、プルメリア(名前は知ってました)を教えてもらい、今さらながらきれいな花だなと感心していました。今回感じたのは、ハワイの風です。さわやかなそよ風、花の香り、海岸のさざ波、これらは確かに素晴らしく、ゆったりした気分になれます。しかも一年中こんな気候です。これがハワイの魅力なのでしょう。見直しました。特に、今夏の日本の猛暑とは暑さの質が違います。
ワイキキビーチで面白かったのは、大きいお腹の妊婦さんがビキニ姿で平気でビーチで小さい子供と戯れているのを見たことです。誰かに言われましたが、確かに日本ではあまり目にしない光景です。こういう風景も含め、ハワイにはゆったりした風が吹いています。
空港まで送ってもらい、今度は8時間半ほどでアトランタへ着きます。現地の朝6時半です。3時間ほどの乗り換え時間ですが、乗り継ぎ便は1時間ほど遅れました。理由が傑作で、副操縦士が道路の渋滞に巻き込まれて間に合わないそうです。この便は食べものが有料でした。デルタ航空は格安航空会社を見習っているのでしょうか? こんな長距離路線で食べものが有料とは!? 4時間ほどで、目的地のコスタリカ、リベリアへ着きました。翌日、23日の12時半頃です。何と福岡を出発してから34時間後です。でも、大して疲れてないのが飛行機好きの私です。
リベリアはアメリカから直行便があるくらいだし、コスタリカ第二の都市かなと思っていましたが、着いた空港はかなり小さく、当然の如くタラップを降りて滑走路を歩かされます。しかも、雨なので準備された傘をさしてです。まるで、太平洋の小島の空港のようです。警備もゆるそうな入国審査場へ並びます。たった3列です。ところが、私の名前が女性の声で大きく呼ばれます。ドキッとします。何か悪いことでもしたかな? 何で私の名前を知っているのだろう?とやや不安になります。何度もいろいろな国の入国審査場へ並びましたが、もちろんこんなことは初めてです。何と、迎えに来てくれているはずのビビのお母さんの友だちだそうで、優先して手続きをしてくれるようです。お母さんも一緒に入ってもいいと言ったようです。さすがに、中米! このいい加減さです。でも、私はこんな雰囲気が大好きです。日本のようにきっちりとしているのもいいですが、こんないい加減な国があってもいいと個人的には思います。自殺者も少ないでしょう。しかも、エコに力を入れている素晴らしい国です。空港には ATM はなく、両替所はあったので、久しぶりに cashing でなく両替をしました。8千円が約5万コロン(1コロンは約1/6円)になりました。
外にはお母さんが待ってくれています。期待通り、目のぱっちりした優しそうな人です。早速、大きな平屋建ての自宅に案内してくれて昼食です。家にはお父さんもいました。どうも、農業経営者という感じのようです。英語はお母さんのほうが得意で、だいたい通じます。時々、お父さんの言葉をお母さんが通訳してくれます。予想通り、アリーシアと言うメイドがいて朝から晩まで家事をしてくれるようです。住み込みではありませんが。白ごはん、豆料理、焼きバナナと焼き肉と中々健全な家庭料理です。味も悪くありません。
午後はお母さんが旧市街へ案内してくれます。内部がコロニアル風の古い家が沢山あり、親戚の家など内部を見せてくれます。それから、西へ30分ほど車で行くと太平洋に面した素晴らしいビーチがあります。高台にプールがあり、海を見下ろしながら泳げます。そこに、ビビの弟のアドリアンも水着姿でいました。この辺には、アメリカのセレブのレオナルド・カプレオッティやマイケル・ジョーダンなどが別荘を持っているそうです。家に戻ると前庭の木に bluejays(アオカケス)や yellow chest や humming bird(ハチドリ)などの鳥がいました。
夜ご飯は昼の残り物でしたが、ビビの兄のホルヘ、おじいさんやおばあさんやいとこなどの親戚がたくさん集まって来ます。いかにもラテンらしく、大家族制の楽しい晩餐でした。何人かは、そこそこの英語ができるので会話も十分できます。
(続く)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 航空会社
- デルタ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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