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【24日(金)】<br /> 出発前に、せっかく国境が近そうだから少しだけ北にあるニカラグアにも行ってみたいとビビにメールしていました。そうしたら、本格的なツアーを準備してくれていました。遠距離恋愛中のビビの彼氏、アドルフォと兄のホルヘが車で連れて行ってくれました。朝7時半出発です。1時間ちょっとで国境ペーニャス・ブランカスへ着きました。早速、ニカラグア人が近づいてきて仕事をしてくれます。つまり、国境の手続きが大変なのを代わりに並んでくれたりして、手数料を取るのです。たぶん、物価も違うし、大した金額ではありません。初めて知りましたが、コスタリカから見てもニカラグアはかなり貧しいようです。つい最近まで内戦もありました。途中で、並んでいる人々に割り込んだ形で顔だけみんな見せに行きます。それでも、自家用車の手続きもいるらしく合計40分くらいかかりました。もし、普通に並んで手続きをしていたら、4〜5時間もかかるそうです。最初の私の計画のように、短時間だけ国境を渡ってなどと考えていたらひどい目に遭うところでした。<br /><br />リバスという町の手前で巨大な牧場にある家に寄ります。恰幅のいいアドルフォの父親がチェアーに座ってのんびりしています。悠々と葉巻をふかしています。映画のゴッドファーザーを想起させます。若いメイドもいます。鹿が20匹ほどいましたが何とペットだそうです。以前にはたくさんの猿や鳥たちがペットとして飼われていたそうです。どう見ても大金持ちです。キューバ出身の父親は一時期米国マイアミのビジネスで成功し、今はコスタリカに住んでいるものの、ニカラグアで牧場やホテルを経営しているそうです。コスタリカの前の大統領とも知り合いだそうです。アドルフォの父親はとんでもない大物のようです。<br /><br />この牧場を後にして目的地のグラナダへパンアメリカン・ハイウェイを突っ走ります。名前は立派ですが、ハイウェイと言っても、一車線ずつで信号がないだけです。舗装はかろうじてしていますが、回りはジャングルのような木々がたくさん生えています。バナナの木もあります。ところどころ手入れが悪く、直接車に木の枝が接触します。<br /><br />到着したグラナダは植民地時代の面影が残っていて、世界遺産に指定されているようです。3人で馬車に乗り、市内観光です。今は使われてない駅舎に行きます。廃墟となった元病院の建物もあります。中米らしく、建物の色が淡いピンクや空色などのきれいな色が目立ちます。<br /><br />父親の関係で何度も来ているというアドルフォがお気に入りのレストランに案内してくれます。私はニカラグア風ステーキを頼みました。おいしかったです。ホルヘとアドルフォはお気に入りという大きな魚料理を注文します。結構大きな淡水魚が丸一匹で、一人前にしてはあまりに多いです。外国で見る魚料理にしては秀逸です。期待通り、全部は食べきれないようなので、少し味見させてもらいました。白身の魚ですが、これなら魚にうるさい日本人でも満足できるほどの味でした。よくあるフライではなく、煮付けのような、蒸したようなあっさりした味付けでした。成り行きで、支払いは全部アドルフォです。当然のように払ってくれるので、遠慮なく大学生に全ておごってもらいました。でも、おかげで1円もニカラグアでは使わず、通貨もわからないままでした。国境でも、チップ程度とはいえ、手続きを代行してくれた連中にいくら渡したのかも不明です。<br /><br />息子のアドルフォがすごいと思ったのは、手続きをしてもらっている間に寄った免税店です。もうすぐ誕生日のビビのためにプレゼントの時計を買っていました。でも、免税店ですからパスポートが必要なのに、手続きのためにパスポートは預けています。でも、問題なく手慣れた様子で支払いもすませます。気になって聞くと、女性従業員たちはいつもの顔なじみだからと言います。つまり、顔パスになるほどなのです。こんな彼だから、大事なガールフレンドであるビビの世話をした私は遠慮なくおごってもらいました。<br /><br />帰りにも、リバス近郊のアドルフォの父親の所に寄ります。相変わらず、チェアーに乗って葉巻を吸っています。映画に出てくるボスのような貫禄があります。もちろん腹は出ています。<br /><br />夜は、家族にホルヘのガールフレンド、アドリアナが加わり外食です。彼女は英語の先生らしく一番英語も上手でした。Pupusa と言うビビの大好物料理も食べました。見た目はお好み焼き風です。本来はエルサルバドル料理らしいです。Ceviche と言う魚とシュリンプ(小エビ)の酢の物風の料理も食べました。これは、まずくはないけど私の好みの味ではありません。エビでいえば、プローン(中形エビ)やロブスター(伊勢エビ)はいいですが、小エビは今一です。実はホルヘもサンホセの大学生でビビと一緒に住んでいるのですが、週末で私に会いに来てくれたのでした。厳密には、遠距離恋愛中のアドリアナに会いに帰って来たのでした。肝心のビビは薬学部で忙しく週末は帰省できませんでしたが、私が会いに行きます。<br /><br /><br />(続く)<br />

憧れのコスタリカなど中米3ヶ国(2) ニカラグア

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2010/09/24 - 2010/09/24

23位(同エリア32件中)

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空飛ぶドクター

空飛ぶドクターさん

【24日(金)】
 出発前に、せっかく国境が近そうだから少しだけ北にあるニカラグアにも行ってみたいとビビにメールしていました。そうしたら、本格的なツアーを準備してくれていました。遠距離恋愛中のビビの彼氏、アドルフォと兄のホルヘが車で連れて行ってくれました。朝7時半出発です。1時間ちょっとで国境ペーニャス・ブランカスへ着きました。早速、ニカラグア人が近づいてきて仕事をしてくれます。つまり、国境の手続きが大変なのを代わりに並んでくれたりして、手数料を取るのです。たぶん、物価も違うし、大した金額ではありません。初めて知りましたが、コスタリカから見てもニカラグアはかなり貧しいようです。つい最近まで内戦もありました。途中で、並んでいる人々に割り込んだ形で顔だけみんな見せに行きます。それでも、自家用車の手続きもいるらしく合計40分くらいかかりました。もし、普通に並んで手続きをしていたら、4〜5時間もかかるそうです。最初の私の計画のように、短時間だけ国境を渡ってなどと考えていたらひどい目に遭うところでした。

リバスという町の手前で巨大な牧場にある家に寄ります。恰幅のいいアドルフォの父親がチェアーに座ってのんびりしています。悠々と葉巻をふかしています。映画のゴッドファーザーを想起させます。若いメイドもいます。鹿が20匹ほどいましたが何とペットだそうです。以前にはたくさんの猿や鳥たちがペットとして飼われていたそうです。どう見ても大金持ちです。キューバ出身の父親は一時期米国マイアミのビジネスで成功し、今はコスタリカに住んでいるものの、ニカラグアで牧場やホテルを経営しているそうです。コスタリカの前の大統領とも知り合いだそうです。アドルフォの父親はとんでもない大物のようです。

この牧場を後にして目的地のグラナダへパンアメリカン・ハイウェイを突っ走ります。名前は立派ですが、ハイウェイと言っても、一車線ずつで信号がないだけです。舗装はかろうじてしていますが、回りはジャングルのような木々がたくさん生えています。バナナの木もあります。ところどころ手入れが悪く、直接車に木の枝が接触します。

到着したグラナダは植民地時代の面影が残っていて、世界遺産に指定されているようです。3人で馬車に乗り、市内観光です。今は使われてない駅舎に行きます。廃墟となった元病院の建物もあります。中米らしく、建物の色が淡いピンクや空色などのきれいな色が目立ちます。

父親の関係で何度も来ているというアドルフォがお気に入りのレストランに案内してくれます。私はニカラグア風ステーキを頼みました。おいしかったです。ホルヘとアドルフォはお気に入りという大きな魚料理を注文します。結構大きな淡水魚が丸一匹で、一人前にしてはあまりに多いです。外国で見る魚料理にしては秀逸です。期待通り、全部は食べきれないようなので、少し味見させてもらいました。白身の魚ですが、これなら魚にうるさい日本人でも満足できるほどの味でした。よくあるフライではなく、煮付けのような、蒸したようなあっさりした味付けでした。成り行きで、支払いは全部アドルフォです。当然のように払ってくれるので、遠慮なく大学生に全ておごってもらいました。でも、おかげで1円もニカラグアでは使わず、通貨もわからないままでした。国境でも、チップ程度とはいえ、手続きを代行してくれた連中にいくら渡したのかも不明です。

息子のアドルフォがすごいと思ったのは、手続きをしてもらっている間に寄った免税店です。もうすぐ誕生日のビビのためにプレゼントの時計を買っていました。でも、免税店ですからパスポートが必要なのに、手続きのためにパスポートは預けています。でも、問題なく手慣れた様子で支払いもすませます。気になって聞くと、女性従業員たちはいつもの顔なじみだからと言います。つまり、顔パスになるほどなのです。こんな彼だから、大事なガールフレンドであるビビの世話をした私は遠慮なくおごってもらいました。

帰りにも、リバス近郊のアドルフォの父親の所に寄ります。相変わらず、チェアーに乗って葉巻を吸っています。映画に出てくるボスのような貫禄があります。もちろん腹は出ています。

夜は、家族にホルヘのガールフレンド、アドリアナが加わり外食です。彼女は英語の先生らしく一番英語も上手でした。Pupusa と言うビビの大好物料理も食べました。見た目はお好み焼き風です。本来はエルサルバドル料理らしいです。Ceviche と言う魚とシュリンプ(小エビ)の酢の物風の料理も食べました。これは、まずくはないけど私の好みの味ではありません。エビでいえば、プローン(中形エビ)やロブスター(伊勢エビ)はいいですが、小エビは今一です。実はホルヘもサンホセの大学生でビビと一緒に住んでいるのですが、週末で私に会いに来てくれたのでした。厳密には、遠距離恋愛中のアドリアナに会いに帰って来たのでした。肝心のビビは薬学部で忙しく週末は帰省できませんでしたが、私が会いに行きます。


(続く)

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
グルメ
4.5

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  • コスタリカとニカラグアの国境、ペニャス・ブランカス

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  • ペニャス・ブランカス、国境の人々

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  • アドルフォのお父さんのペット、鹿

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  • 使用人、若い女性

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  • グラナダ(世界遺産)の建物

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  • グラナダ、馬車から

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  • グラナダ、今は使われていない電車の駅

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  • グラナダ、元病院

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  • グラナダ、郷土料理

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  • アドルフォと魚料理

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  • グラナダ、レストランでの演奏

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  • ニカラグア美人(メイドとその友人)

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  • ニカラグア湖

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