2011/03/03 - 2011/03/04
200位(同エリア235件中)
ひぐらしさん
2日の仕事終わり後、堺へ。休み前夜の開放感から、電車がなくなるまで堺のPUBで呑んだ。
いつも、ユーモアと知性を織り込んだトークを楽しませてくれる呑み仲間のD氏が東京へ転勤とのこと。
何年も一緒に呑ませてもらっているのでさみしくなる。一期一会。
そろそろ電車もなくなったし帰ろうかとしていると、マスターが以前に買った大きすぎるトレンチコートをくれるとのこと。着てみるとぴったり。良い品だが臆することなく(?)ありがたくいただいた。翌日はこれを着て出かけよう。
ここのマスターとは、もう10年以上のお付き合い。今の場所でオープンする前の店に偶然入ったのが、マスターとの出会いのきっかけ。その日がアイラモルトとの出会いでもあった。
何度か行っているうちに、店を移転することを聞いた。新店の階上の一室が空いているが、だれか部屋を探してる人いないかとの問いかけに、『自分が住む』と答えた。
そうやって、マスターとの付き合いが続いた。自分が大阪市内に引っ越してからも、ウィスキーやリキュールが飲みたいときはこの店でと決めている。一期一会。
翌日、春を見つけに加太へ行く。
10時には家を出るはずが、前日の夜更かしで遅めの起床。トレンチコートのベルトの結び方をネットで調べたりしているうちに出遅れた。
この日は加太淡島神社さんの雛流し。役目が終わったお雛様を祭る神事の日。しかし、神社近くに着いたころには、人が続々と帰り始めていた。完全に出遅れたようだ。
お雛様をいっぱいに乗せた木の船を回収したモーターボートが近くの岸に着いた。100体以上のお雛様が祭られていた。その光景を写真に収め、なんとか帳尻合わせたことにしてお昼ご飯へ。
いつもお世話になっている『大阪屋 ひいなの湯』さんで、昼食・夕食・朝食と3食楽しむ計画。
昼は、クエのコース。鍋・刺身・石焼と堪能。石焼が特に好きかも。天然クエと養殖クエを食べ比べ。天然のほうが歯ごたえプルプル?
もっと寒い時期のほうが、違いが分かりやすいよとK氏。昼はあまり呑まずに我慢我慢。腹8分目位から雑炊をいただき満腹。
3時間半後スタートの夕食に向けて、腹こなしにK氏に勧められた田倉崎灯台へお散歩。
途中の海岸線が弧を描いていて美しい。護岸されていなかった頃の風景を想像してみる。
斜面に所どころヤブツバキが咲いており美しい。
1時間半ほど散歩してお宿へ戻り、お風呂から夕日を楽しむ。夕日の映る波間を舟が横切っていく。
今日の夕食は、何をいただけるか。最初はビールにするか、お酒にするか、、、など考えるのが楽しい。
食事が始まると、美味いに加えて、意外なメニューが登場するなど、“やられた”の連続、やられっぱなし。
例えば、“春菊のババロア 和風ヴィシソアーズ” 美味いのはもちろん、色合いもきれい。
そして、わかめ。
以前、京都の居酒屋でおでんの出汁でわかめをいただいて以来のわかめ好き。
今回は、湯に通した瞬間鮮やかな緑色になるしゃぶしゃぶ。茎までこりこりと楽しめる。
そして、初めての生食。その日取れた若いわかめを、お醤油でそのままいただく。醤油の付いた部分から水分が抜けて丸くなる。口の中で磯の香りが広がる。歯ごたえもしっかりしている。
それをご飯に乗せていただくのも美味。地元では、よく食べられるとのこと。新鮮だからこそ。
港だけでなく磯も浜もある立地だからこそいただける逸品。そして、これをいただけるもう1つの条件は、ひぐらし自身について、高級メニューを並べるよりも、その土地・その時期にしか味わえない食材を喜ぶことを、スタッフの皆さんが知ってくれていること。まだ数回しかお世話になっていないのに、分かってくれる。知り尽くされている?
途中、二胡の生演奏会を聴き、デザートをいただき3時間にわたる夕食終了。
自分でも思うが、とにかく食事が長い。
そこに、お宿からプレゼント、調理長お手製チョコレートケーキ。2年前の家内の誕生日に泊まって以来、覚えていてくれている。ありがとう。すでに22時、食事処にお客さんがいなくなったので電気を消してお宿のスタッフ皆さんで“Happy Birthday to You”を歌ってくれて、家内も感激。
調理長、和食専門なのにケーキも美味。最後の最後まですっかりやられた。
このお宿、一期一会。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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斜めに延びる突堤、大きさと色のそろった船。
加太の港は絵になる。 -
この時期、加太の街ではこの光景が出迎えてくれる。
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靴下干しまで占拠。
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急いで雛流しに向かうも、この様な人たちが引き上げてきているようでは、時既に遅し。
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雛流しの木船も回収されていた。
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家で役目の終わったお雛様
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昼食後のお散歩、田倉崎灯台を目指す。海岸線が美しい。
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生き物が多く見られる(トンビ)
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この鳥は誰?
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セロリのでき損ないと思っていたら、ハマウドと調理長さんが教えてくれた。
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鮮やかなレモンイエローの可憐な花。。。特定外来生物ナルトサワギク。他の植物のいない裸地に入り込みあっという間に拡がっていく。ウシが食べると肝機能障害を起こす(恐)。
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田倉崎灯台への階段。冬だから通れる?
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この美しい景色を見たら句を詠みたくなる気持ちは分かる気がする。
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謎の詩人登場。
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田倉崎
夕波に光る
小舟かな -
この街の夕陽は美しい。
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港にクラゲ発見。手のひらサイズで可愛らしい。
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黒メバルの加太風煮付
お酒に合う。美味。他のお料理は、必死で食べてたので写真なし。 -
サプライズケーキを準備してくださった調理長さんと。
『大阪屋ひいなの湯』の皆さん、ありがとう。 -
ひぐらしお気に入りのスペース
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前日の雛流しで、お雛様はいないはずと思いきや。。。
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帰りに和歌山城をお散歩。
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城内は巨木が多い。
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鳥の巣?
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正解はヤドリギ。
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和歌山城といえば動物園。無料。
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ここの動物は、ゆるすぎる。警戒心なし。
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鳥展示用の大きなゲージ
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ゲージ外の野鳥(サギ)
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駅への道中見つけたBar。老舗なのか雰囲気満点。
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飲み屋街のはずれに、廃墟となった雑居ビル。
昭和の匂い。全体をレトロ風にリフォームして使えないものか。
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