2011/02/19 - 2011/02/20
140位(同エリア991件中)
鹿野健太郎さん
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どんなに画像や動画でタージマハルの姿形を見ていても、やはりこれを本当に目の前にした時の興奮と感動は得られない。これだけのために日本から来てもいいと思えるくらいだ。
※タージマハルに圧倒されてしまってから1年くらいは、他のちょっとした世界遺産などでは感動できなくなってしまいそう・・・。
→よって、この次はこれに張り合える場所ということでエジプトとトルコ旅行に決定。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 航空会社
- エアアジアX
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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未明のニューデリー駅構内。僕たちの乗る特急列車は6:15発。ネットで事前予約をした券でそのまま乗車できるのに、入り口では「これを乗車券に換える窓口がまだ閉まっているので駅の反対側のオフィスまで連れていってやる」という輩が荷物検査のある入り口付近でうろついている。うまいこと言って自分たちの手配する割高のツアーに連れ込もうというオチが待っているのだろう・・・。こうゆう連中は、制服をきた正規の職員に棒みたいので思い切り追い払われていたりもするけれど、僕は「では君の情報が本当かどうか、一緒に鉄道職員に会って確認しようじゃないか!」と言ったら「好きにしろ!」と解放された。これから行く方は迂闊にも彼らに予約書を見せたりしないように。
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ニューデリー駅構内は、何となく20年くらい前の上野駅地平ホーム(分かる人には分かるかなぁ?)の空気感が漂っていた。6時になったが日の出はまだ。前日にデリー市内の「Fab India」にて親子で買い揃えたインド衣装で、たまに通りがかりのインド人にニコニコされながら軽くコスプレ状態。せっかく来たのだからタージマハルでの写真はやはりインドの衣装で決めたい!
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列車は定刻通りの出発。しばらくして郊外に出た頃に日が昇ってきた。この季節、朝は気温が下がるので、霧が出ていい感じ。
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早起きだったので列車で寝ようと思っていたけれど、それももったいないくらい旅情がある。
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乗車してしばらくするとまずは熱いお茶(この時のティーパックが異様に美味しかった)とスナックのサービス。それで終わりかと思ったら、続いてちゃんと温かい朝食(べジorノンベジかを選択可)まで用意されていた。乗り心地も良いし、サービス満点で日本の新幹線よりも快適!インド国鉄、素晴らしいぞ。
※給仕の男の子がビニール手袋をしていたけれど、それが衛生のためなのか?それともカーストで食物に触れないとかの決まりなのか?気になった。ご存知の方がいたら教えて下さい。 -
アグラ・カント駅では、改札を出たら強引な客引きに負けずに駅舎正面から10メートル先の駅前タクシースタンドまでたどり着かねば・・・。この10メートルの道のりは険しい・・・。そこでホテルの名前を行って定額タクシーを手配してもらう。タージマハル周辺のホテルへは250ルピーだった。
その後、運転手が話しやすい人だったので個別交渉でアグラの1日案内を僕たちのコース設定にしたがって手配した(4名、9時間で950ルピー・ガソリン代込み)。運転手さんは、アグラの西から東へと、まずベビータージやアグラ城を見て、市内で買い物をして、最後にタージマハル・・・と勧めてくるが、実は逆周りが正解だと思う。運転手との交渉で、「タージマハルは人の少ない午前中にじっくり見たい。そしてアグラ城を午後にまわせば、そこから西日に照らされたタージマハルを望める。午前中は逆光だから嫌だ。」と・・・。するとあっさりOKしてくれて、おまけに日没時に川の反対側からもタージマハルを見たいという要求も聞き入れてくれた。とても誠実で、適宜「こうゆう手口で誘ってくる輩には注意しろ」などのアドバイスをくれる。最後までチップも何も要求しない本当にいい運転手さんだった。しかも9時間の料金設定のところ12時間も運転してくれた。なので、これは感謝の気持ちです!とお礼をプラスさせてもらった。とっても気持ちよい笑顔で、「デリーに気をつけて帰るんだよ。」と言ってお別れした。運転そのものは本人曰く「クレイジー」でアグラで運転できれば世界中どこでも運転できると自慢していた。
さて、話を戻すと・・・タージマハルの西門前はすでに長蛇の列。でも並ばないで入れてあげる!が売り文句のガイドなどの斡旋を断り、インドのみなさんと並ぶのもまた楽しい。 -
もう間もなく入場!列の最後尾に入ってから30分くらいで中に入れた。簡単に入れてしまうより、このワクワク感を味わった方がタージマハルの価値も自分のテンションも上がる!
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タージマハルのメインゲート。他所だったら、これだけでも立派なランドマークになれるような圧倒的な大きさ。
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メインゲートをくぐろうと正面に来ると、いよいよタージマハルがその全貌を見せ始める・・・。鳥肌の立つような興奮を覚える瞬間。
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あまりに完璧な美しさで大きな映画のセットの壁紙かのような錯覚に陥りそうな非現実感。
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ますます巨大な壁紙を見ているような錯覚・・・。
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お決まりのポーズ。あちこちで同じことをやっている人がいる。
母に10枚くらい撮ってもらうが、なかなか上手くいかずどれもニアミス。
これが一番近かったもの。 -
近づくとただの白大理石ではなくてたくさんの宝石で文様が描かれていることが分かる。何と優雅な建物だろう。
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向かって右手は迎賓館。反対側には同じデザインのモスクが。
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イチオシ
タージマハルの内部に入るための列。待つインド女性もまたタージマハルに花を添える。
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実は裏側の出口から入ればすぐに入れる・・・ということに後で気づく。
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中は真っ暗だった・・・。王妃のお棺のあるスペースは撮影禁止。
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どんなに格好つけても、この靴カバー。
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斜め45度は別の表情。
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しばしタージマハルとお別れ。この後お昼ごはんで美味しいインド料理をいただいてからアグラ城へ向かう。大理石細工屋さんと絨毯屋さんに寄らされるのもご愛嬌。運転手さんに任せて連れて行かれたレストランは、ほうれん草とチーズのカレーが絶品だったので上機嫌!大理石象嵌細工も、小さい箱が欲しかったのでニセモノをつかまされずに済んでちょうど良かった。
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これがアグラで記念に購入した大理石象嵌細工のケース。
眺めていると癒されるブルー。 -
絨毯屋は適当に買う気のないビームを発し、いよいよアグラ城に到着。西日がいい感じ。ここは日没まで開いている。
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ここから階段を上がって中へ入るとお妃たちが暮らしていたエリア(つまりインドの大奥)に抜ける。
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これか・・・インドの大奥から西日に映えるタージマハル。
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「息子に幽閉されて、ここから最愛の后のお墓を眺めていた皇帝はどんな気持ちだったのだろう?」と何人の訪問者が思ったことだろう?愛する人のお墓を眺めて暮らすなんてあまりにせつない・・・。
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今後、どんなにインドが発展してもこの角度に大きなビルなどが建たないことを祈る。
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間もなく日が沈みそうなので、川の反対側へ行ってもらう。
水辺まで行って川面に写るタージマハルを見たいところだが、鉄線があって入れないのが残念。水辺で撮った写真などを見たことがあるけど、この柵の内側に入るためには、タージマハル側からボートをチャーターするしかなさそうだ・・・。 -
イチオシ
母が何やらしゃがんだり走ったり落ち着きがない・・・。そうか、犬か。こうゆう写真が撮りたかったらしい。
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満月の夜に水辺で・・・と写真撮影を予定していたけど、鉄柵があるのと安全を考えて(ホテルの人に止めた方がいいと言われた)次回への宿題とすることにした。
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日が沈むと辺りはやがて真っ暗に。運転手さんは既に10時間を超しているが笑顔で待っていてくれた。
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星の写真ではなく、頭上に無数の蚊が飛んでいたので、フラッシュ撮影してみたもの。偶然こんなアートな写真に・・・。でもよく見るとリアルで気持ち悪い。
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イチオシ
川沿いから戻る小道にて。ふと後ろを振り返ると、何とも感傷的な風景。
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最後に一応お約束のお店の最後、宝石屋さん。「アグラの星(ブラックスターサファイア?)」という十字型の光の線が現れる貴石の小さなペンダントを母にプレゼント。アグラの思い出に。母にプレゼントしたいけど、僕は予算が少ないから助けてよ!と言って情に訴えてみたりした。ま、相場を知っているタイで買う他の貴石よりも安くしてくれたので、納得のお値段としましょう。
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町の中では結婚式があったようだ。大音響のパレードの後、路上で披露宴が繰り広げられていた。
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宿泊はHotel Sheela。タージマハル東門のすぐ隣という抜群のロケーションなので、常に予約がいっぱいらしい。ホテルの犬が可愛い。朝一番のお出迎え。
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日の出の時間には既に観光客の長蛇の列。
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今朝は東門からタージマハルの壁沿いに川辺まで歩いて行ってみることに。朝もやが立ち込めていて辺りはまだ深い眠りから覚めていない。
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地元の学生たちが早朝ジョギングをしていた。何とも贅沢なコース。
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夏休みに早起きしてカブトムシ捕りに出かけた時の空気をふと思い出す。
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川辺に到着。神様に出会う。
帰国後すぐにビーフを食べただなんて言えない・・・。 -
イチオシ
川辺にたどり着いた時に開けた景色がこれ!
うわっ・・・言葉が出ない。視覚的にただ美しいのだけではなくて、情感に訴えてくる不思議な質感に圧倒される。アグラは絶対に宿泊して早起きすべし!この観光地らしくない静寂のタージマハルを独占した僕は、この日世界でもトップクラスの幸せ者だろう。 -
ここには写っていないが、緑色のオウムもいた。
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真ん中にいるのは兵士。この辺りを警備していたらしい。鉄柵を避けて写真を撮るために不用意にタージマハルの塀に近づくと注意されます。ホームレスかと思いました。ごめんなさい。
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時間をかけて中を巡れば、この塔にも登れたようだ・・・。これから行く方はタージマハルのメインの建物以外にも見所があるのを予習しておくと良いですよ!
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まだ眠りから覚めない朝焼けのタージマハル
ここで熱いチャイでも飲みたかった・・・。 -
朝霧の中をホテルまで戻る途中、目の前の巨木に野生の孔雀が現れた。静けさと霧の中で孔雀と対面したひと時。あまりの神々しい美しさにしばし見とれる。
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ホテルの前にて。また賑やかな一日が始まる。
アグラの街を走り抜けるクリップはこちら。音楽はインドの人たちのオススメの曲をミックス。
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http://youtu.be/riFpODegk28 -
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アグラ・カント駅。これからデリーに戻る。お昼頃にはデリーに到着予定。
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インドの列車は長〜い。
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何号車がどの辺りに止まるのか・・・これを確認せずにいると、大変なことになる。列車に乗ったはいいが荷物を持って車内を10両も移動ということになりかねないので。
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赤い流線型の列車はインド版の新幹線???世界一の線路幅の広さだから、将来本気を出せば世界最速の列車だってお出ましするかも知れない。
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駅プラットホームの売店。何だか映画のシーンのようだったので撮ってみた。
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本当は目がクリクリでもっと可愛かった。デリーへの帰りは寝台車両。お隣の家族はどこから乗って来たのだろうか・・・。
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窓ガラスは、なかなかの汚れっぷり。
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一路デリーへ。
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