2011/01/13 - 2011/01/13
65位(同エリア218件中)
アリヤンさん
今回のタビのビッグ・イベントのひとつ、カンボジア⇒南ラオスの国境越えです。
10年前くらい前には、決死的冒険アドベンチャーと思われていた国境です。
2007年3月に南ラオスのシー・パン・ドン地域まで足を伸ばした。
そのとき、デット島で、カンボジア行きのツーリスト・バスがいとも簡単に紹介されていたのを見て、2007年時点ではすでに、国境越えは難しいものではない、ということが分かっていた。
⇒http://4travel.jp/traveler/ariyan-eurasia/album/10138959/
以降、カンボジアにくること自体がなかったので実現しなかったが、今回、実現した。
「歩いて、国境を越える」
今では珍しくなりつつある国境です。
しかも、カンボジアの北東端とラオス南端という、世界的に見ても「地の果て」のような両地域を結ぶ国境ですから、エキサイティングですね。
緊急避難ページ;
http://www.geocities.jp/ariyan9912/eurasia5-2_071.html
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
朝6時半ころに夜が明けます。
朝日を受けて南側の空が焼けています。 -
今日は、メコンの北方面に遡って、国道を北上します。
-
イチオシ
クラチエはいつものように静かです。
時間が止まっているかのようです。 -
托鉢僧の一団が街を目指して行進します。
-
ラオスでもそうですが、カンボジアの学校は朝が早い。
-
宿では旅の無事と商売繁盛を祈って、今日も神棚にお供えと線香が焚かれます。
このような神棚からして、ここのオーナーが華僑であることが分かります。 -
今日は、国境を超える国際バスに乗るというのに、チケットもなにもありません。
あるのは、宿のオヤジが書いた領収書だけです。
非常に心細い。
何度もオヤジに念おしした。
「まったくノープロブレム!!!」っとオヤジは言うのだが、、、、 -
7時、予定通りミニバンがやって来ました。
すぐに出発です。
他のホテルに寄って、オーストラリア人女性2人を乗せる。
この2人が十分幅のある人たちで、乗客4人でもうスペースなし。
ところが、途中で現地人女性一人が乗り込んできた。
その女性は、一杯の座席の端っこに座って、ミニバン走る。 -
運転手の横に更に2人座れるのだが、奥さんと娘さんが乗っています。
後ろの席は荷物も積んでいるので、年のいったオージー女性ひとりで満杯。
前列は、ワレワレ2人と、かなり嵩張るオージー女性が補助席に座り、その補助席の端っこに小柄な現地人女性が半腰掛です。
計7人と運転手の8人で国境を目指します。 -
イチオシ
1時間ほど走ったところで、なんと!現地人男性が一人乗り込んできた。
すでに満杯のところへ一人追加だから、どうするのか?
現地人女性が降りて、現地人男性が乗って、降りた女性はどこに行った?と思いますか。
ナ、ナッント!!! 彼女は運転席に座ったのでした。
そして、運転席に2人座ったまま、運転手は半身になって運転を続けたのでした。
オージーが「オー!マイ・ゴッド!」と叫んで、大笑い。
ワタクシたちも、「オー!なんちゅうコトスルンヤ!信じられんワ」っと叫んで大笑いです。
それでも、二人羽織りみたいなミニバンはみんなを乗せて、北に進むのでした。
対向車の人が、二人羽折りの運転者を見てびっくりして、運転を誤らなければ良いが、、、 -
二人羽織りのまんま、国境まで行くのか?
っと思いきや、ストゥントレンの近くの国道上でストップ。
なんと路上駐車している大型バスに乗り換えるのだそうです。
まあ、二人ばおりのままで行くより、安全でゆったりだから、当方にとってなんら問題は有りません。
でもこうしたことになることが事前に分からない、トコロがよく分かりません。 -
恐らく、ストゥントレンでも数人の国境越えツーリストが居たので、ミニバンでは無理なので、大型バスを用意した、というところか?
バスは10人くらいの外人を乗せて走り始めました。 -
バスの中では日本語をちょっとだけしゃべる男が乗り込んできて、「ラオスのビザを取りましょう。そのお世話をします」、っと言って近づいてきました。
日本語があまりにヘタなので、英語で「日本人は15日間ビザなし入国できる。ビザ不要!」っと拒否。
男は不安がってる、英語ももう一つの外人に取り付いて、ビザ取りのお世話をすることになった。
バスは結局、国境まで行った。
クラチエを出て、約3時間経っていた。 -
イチオシ
バスを降りてカンボジア側税関通過。
スタンプ代と称して一人2ドル徴収される。
これがワケのワカラン金だ。
税官吏はみんなから徴収したドルは直接ポケットに突っ込む。
誰も拒否する者なし。
不審に思いながら、歩いてラオス側を目指して歩きます。
アッチからコッチを目指して歩いてくる連中とすれ違います。
ここは、どこの国にも属さない中立地帯です。 -
イチオシ
ラオス側イミグレが見えています。
バーの向こうがラオスです。 -
どちらも斯様なバラック税関です。
まさに荒野の決闘ですナ。
ここはラオスのアライバル・ビザを申請するところです。
ワレワレ日本人はパスです。
ここのバーのところで、カンボジア側へ行こうとしていた一人の日本人と出会う。
「こんなトコに日本人が、、、」と、お互いびっくりでした。 -
この小屋で入国カードをもらって、書いて、入国スタンプをもらいます。
ここでも一人2ドル徴収されました。
カンボ側と呼応しているのか?
この2ドルを拒否すれば、入国させてくれないことになり、ややこしくなるのです。
約40年前に、パキスタンとインド国境で1ドル徴収を拒否して突っ張って、アムリッツアー入国が夜中になってしまった経験があるので、ここではおとなしく一人2ドルを出しました。
⇒http://4travel.jp/traveler/ariyan-eurasia/album/10178974/
だれも拒否する者なし。 -
入国スタンプをもらって、このバスに乗ります 。
運転手に「パクセーに行くか?」って聞いたが、最初は「ノー」って言われた。
が、皆で迫ると、「パクセーに行く」、だって。
人数分の情報は届いていて、余分の料金徴収は無かった。 -
一人だけ、ミニバスに乗る人が居た。
ビザのお世話をしてもらった外人でした。
おそらくカモられているのだろう。
ミニバス代を別途請求されている。 -
パクセー方面に行く客を乗せて、バスは走り出した。
乗客全員はカンボジアから来た客で、運賃の支払いはカンボ側で済ませてきた人々だ。
国境を越えても、乗客人数の情報が行き届いている。
国境を越えて使える、携帯電話のなせるワザか!? -
途中からこんな道に。
ラオスですから。 -
国道13号線の「ナカサン村」で左折してメコン河にあるデット島行きボート乗り場へバスが乗り入れました。
ロクに整備されてない悪路をメコンめがけて突っ込むのでした。
川岸から50メートルくらいのところでストップ。 -
バスを降ろされて、ウェイティングを命じられました。
次はこのマイクロバスに乗せられるのかなあ?
どのバスになるのかなあ?
っという不安を抱きながら、暑い日差しの中、立ちんぼで待ちます。 -
この後ろ向きのニイちゃんが、この臨時バス停で采配を振るっているのですが、パクセー行きのバスはどれで、何時になるのか、教えてくれません。
本人も分かってないようです。
というのは、デット島からボートで次々と外人がやってくるのですが、何人がパクセー方面なのかが中々つかめないから、決められないのです。 -
30分経ちました。
デット島からやってくる外人の若者たちは増えるのですが、彼らも待たされています。 -
待合い売店よこに放置された古いトラック・バス。
看板にPAKSE・NAKASAN・DON DETとかかれていました。
2007年にシー・パン・ドンを訪れたとき、ワレワレはこのようなオンボロ、トラック・バスに乗って、チャンパーサックからシー・パン・ドン最大の島、コーング島の船着場、ハート・サイクンに行ったものでした。
⇒http://4travel.jp/traveler/ariyan-eurasia/album/10134423/ -
あまりに待ち時間が長いので、メコン河の船着場がどうなっているのか見に行った。
2007年当時とは随分と違っていました。
当時は、この川原に多くのミニバスが駐車していて、船から下りる客を拾って、この川原から国道13号線に出ていた。
⇒http://4travel.jp/traveler/ariyan-eurasia/album/10138960/
随分と川原の砂地が狭くなってしまった。
あまり西洋人が辺りを荒らすので、メコンが怒ったのか? -
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結局、一時間待たされて、国境から乗ってきた同じバスに乗せられた。
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途中、チャンパーサックに行くボート乗り場に寄って、何人か降ろして、パクセーを目指した。
夕方4時ころ、パクセーの南バス・ターミナルに到着。
更に、北バス・ターミナルに向かった。
途中、バスはパクセーの中心街を通った。
当方はパクセー3回目で、しかも過去何回も長期滞在者だったので、町のことを良く知っていました。
「ここが町の中心やでえ!ここのオリエント・ピープル全員降りま~す!」の掛け声で、韓国人たちと一緒に降りようとしたら、西洋人たちも全員がぞろぞろ降りた。
韓国人の三人が降りたがっていたので、オリエント(東方)人がおりま~す、っと言ったのに 、全員が降りたのでした。
南B・Tでも北B・Tにしろ、町から数キロも離れているので、ターミナルで降りたら、困るのです。 -
バスを降りて、一直線にわれらがお宿のサバイディー2GHに行きました。
ここは夕方に行くと、大抵フルなので、クラチエで予約を入れていました。
予約なしで行って、ベッドがあったり、部屋があったりしたら、アナタはラッキー!っと思わねばならないくらい、ここは人気があるのです。
朝8時ころに出て行く人が多いので、8時半ころにやってくるBPが多いのです。
で、お昼頃には満室になるのです。
フランス人の間では口コミが行き渡っているのか、仏人の多いこと!
ここのオーナーのMr.Vongの人柄もあるが、常に清潔にしているのが良いところです。
とりあえずダブル、ファン、トイレ+温シャワー付き、65000kip(650円)の部屋に入り、すぐにワレラが行きつけのインド料理屋、ジャスミンに行って腹ごしらえです。 -
こちらがパクセーのメイン・ストリート。
4年前となんら変わりありません。 -
ここのカレーは食べられても、インドではカレーが食べられません。
ここのは、マレーシア育ちのマドラス・カレーなのです。
-
ジャスミン・レストランのオーナーMr.ハジャムッデイーン。
陽気なタミール人です。
ワタクシたちのことを覚えていました。 -
腹がふくれたら、宿に帰って一休みです。
宿のホームページのアドレスが4年前と比べて変わっています。
このHPから予約が出来ます。 -
4年前と同じく、入り口に各国のガイドブックに対するお礼の言葉が記されています。
部屋はアンティーク風で清潔、共同トイレ、シャワーも清潔に保たれています。
従業員は4年前とは、みんな替わっていました。
でもみんな可愛らしい純朴なラオス人です。
中に一人だけ突っけんドンな女性がいますが、 気が強いだけで、中身は子供のように無垢なおネエちゃんです。
オーナーのMonsieur.Vongと奥さんのMadam.Phetは相変わらず穏やかで、前より歳が行ったせいか、より穏やかになったみたいです。
彼は今年で66歳になるマルチリンガルで、渡ポーランド生活10年、渡仏生活27年、の苦労人です。 -
ムッシュ、フォンの頭の良い点=WI-FIを導入していること。
さらにエライ点は、最初に5000kips(約50円)の寄付をすれば滞在中ずっとWI-FIが利用できる、ということです。
最近は、ボーラベン高原の少数民族の住む村に学校を建てるボランティアをやってて、その建設費用の足しにするためにWI-FI利用料として集めているのです。 -
今日のボーダー・クロッシング。
拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9912/39.jpg
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