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2010年10月4日 スイス3日目は、サンモリッツからティラノへ鉄道、自転車、バスを組み合わせ160kmを移動。この記事はサンモリッツからツージスまでを掲載。<br /><br />この記事の内容は動画でもご覧いただけます。<br />【スイス 鉄道と自転車の旅】DAY3:その1 サンモリッツからツージスへ40km<br />http://www.youtube.com/watch?v=H5eBWp6FG7A

スイス 鉄道と自転車の旅(4)ツージスへ

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2010/10/02 - 2010/10/11

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commuter@走れ!銀座

commuter@走れ!銀座さん

2010年10月4日 スイス3日目は、サンモリッツからティラノへ鉄道、自転車、バスを組み合わせ160kmを移動。この記事はサンモリッツからツージスまでを掲載。

この記事の内容は動画でもご覧いただけます。
【スイス 鉄道と自転車の旅】DAY3:その1 サンモリッツからツージスへ40km
http://www.youtube.com/watch?v=H5eBWp6FG7A

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.0
グルメ
5.0
交通
3.5
同行者
友人
一人あたり費用
25万円 - 30万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス 自転車 タクシー
航空会社
スイスインターナショナルエアラインズ
旅行の手配内容
個別手配
  • スイス3日目の朝、サン・モリッツの天気は昨日よりも低い雲が垂れ込んだ曇り空だった。この日の予定は、サン・モリッツからスイス南部のルガーノまでの長距離移動。途中のサンベルナルディーノ峠からベリンツォーナまでのダウンヒルライドを楽しもうという計画だ。<br /><br />当初はサン・モリッツからアルブラ峠(2,315m)を越えてクールへ向けて走り、その翌日はフルカ峠(2,430m)を越えようと計画していたのだが、天気予報で当日が雨や雪の予報だったため、急遽1週間前に予定を変更してルガーノへの南下を決定したのだったが・・・。

    スイス3日目の朝、サン・モリッツの天気は昨日よりも低い雲が垂れ込んだ曇り空だった。この日の予定は、サン・モリッツからスイス南部のルガーノまでの長距離移動。途中のサンベルナルディーノ峠からベリンツォーナまでのダウンヒルライドを楽しもうという計画だ。

    当初はサン・モリッツからアルブラ峠(2,315m)を越えてクールへ向けて走り、その翌日はフルカ峠(2,430m)を越えようと計画していたのだが、天気予報で当日が雨や雪の予報だったため、急遽1週間前に予定を変更してルガーノへの南下を決定したのだったが・・・。

  • ユースホステルから例の大型ワゴンタクシーで出発し、サン・モリッツ駅から8時2分発のクール行きの電車に乗り込む。今日はバス輪行があるので、バイクは昨夜のうちに輪行バッグに準備しておいた。<br /><br />雨が降り出しそうなサン・モリッツを出発し、サメダンを経て、列車は長いアルブラトンネルに入った。ほんとうなら今頃、このトンネルの上の峠道を走るはずだったのだがと、恨めしく思いながら・・・。

    ユースホステルから例の大型ワゴンタクシーで出発し、サン・モリッツ駅から8時2分発のクール行きの電車に乗り込む。今日はバス輪行があるので、バイクは昨夜のうちに輪行バッグに準備しておいた。

    雨が降り出しそうなサン・モリッツを出発し、サメダンを経て、列車は長いアルブラトンネルに入った。ほんとうなら今頃、このトンネルの上の峠道を走るはずだったのだがと、恨めしく思いながら・・・。

  • プレダ駅の直前でトンネルを抜けると、ぱあっと車内が明るくなった。<br />なんてことだ。 雲間から陽が差している!!<br /><br />ここで急遽、車中でライド会議が始まった。ここで走ろうと、すぐに決まった。<br />いまはまだ9時前。接続便はあるのか? それは後で調べよう、なんとかなるさ。<br />我々は次のベルギュン駅で降車した。<br /><br />ベルギュン駅で乗り継ぎ便を調べてもらったら、14時30分発のベリンツォーナ行きのバスがあった。よし、あと4時間は走れる。メンバーの顔が明るくなった。<br /><br />雨になりそうだったサン・モリッツからベルギュンまで、直線距離なら20kmもない。アルブラ山系を越えただけで、天気がぜんぜん違う。またしてもスイスの天気に翻弄されてしまっている・・・。

    プレダ駅の直前でトンネルを抜けると、ぱあっと車内が明るくなった。
    なんてことだ。 雲間から陽が差している!!

    ここで急遽、車中でライド会議が始まった。ここで走ろうと、すぐに決まった。
    いまはまだ9時前。接続便はあるのか? それは後で調べよう、なんとかなるさ。
    我々は次のベルギュン駅で降車した。

    ベルギュン駅で乗り継ぎ便を調べてもらったら、14時30分発のベリンツォーナ行きのバスがあった。よし、あと4時間は走れる。メンバーの顔が明るくなった。

    雨になりそうだったサン・モリッツからベルギュンまで、直線距離なら20kmもない。アルブラ山系を越えただけで、天気がぜんぜん違う。またしてもスイスの天気に翻弄されてしまっている・・・。

  • ベルギュン駅からアルブラ峠の方向を振り仰ぐと、雨か雪かは知れないが厚い雲が広がっていた。真上の空は雲の切れ間から青空が見えている。サイクリングルートNo.6は、駅の前を通っていた。ベルギュンの標高1,370m、そこから標高700mのツージスまで、標高差700m、距離40kmのダウンヒルライドだ。

    ベルギュン駅からアルブラ峠の方向を振り仰ぐと、雨か雪かは知れないが厚い雲が広がっていた。真上の空は雲の切れ間から青空が見えている。サイクリングルートNo.6は、駅の前を通っていた。ベルギュンの標高1,370m、そこから標高700mのツージスまで、標高差700m、距離40kmのダウンヒルライドだ。

  • アローラ川に沿って、深い渓谷を抜けるワインディングロードを、気持ちよく駆け下りる。うわー、という歓声が前から後ろから聞こえる。目前のカーブに集中して、バイクを切り返す。その繰り返しが楽しい。<br /><br />朝日が差し込む中秋の森は明るく、緑、黄色、ときおり赤の木々の色のコントラストが美しい。カーブを曲がるごとに風景が変わる。時折、谷の切れ間に開けた村も見える。その向こうには遠く雪を頂いた山々。そんな景色が、スイスサイクリングをいっそう楽しくしているんだろう。<br /><br />途中でサイクリングルートは車道からわき道に入り、林道になった。しばらく走ってみたが、下りのダート道はあんまり楽しくない、ということで、もとの車道へ復帰。これが結果的に良かった。<br />

    アローラ川に沿って、深い渓谷を抜けるワインディングロードを、気持ちよく駆け下りる。うわー、という歓声が前から後ろから聞こえる。目前のカーブに集中して、バイクを切り返す。その繰り返しが楽しい。

    朝日が差し込む中秋の森は明るく、緑、黄色、ときおり赤の木々の色のコントラストが美しい。カーブを曲がるごとに風景が変わる。時折、谷の切れ間に開けた村も見える。その向こうには遠く雪を頂いた山々。そんな景色が、スイスサイクリングをいっそう楽しくしているんだろう。

    途中でサイクリングルートは車道からわき道に入り、林道になった。しばらく走ってみたが、下りのダート道はあんまり楽しくない、ということで、もとの車道へ復帰。これが結果的に良かった。

  • 車窓から見るはずだった、アルブラ線の名所ランドヴァッサー鉄道橋を見に行こう。地図を確認すると、この先のフィリズールにあるようだ。<br /><br />フィリズール駅を過ぎ、ツージスへ向かって右手の山の切れ目に、ちらっと橋が見えているのを、tecchanとshinnxが発見した。サインらしきものを探すと、道路から少し入った空き地の先に、小さな案内サインがあったが・・・。これじゃ注意していないと分からない。日本だったら10km手前から案内看板が出てるよ、と、commuter。たしかに。

    車窓から見るはずだった、アルブラ線の名所ランドヴァッサー鉄道橋を見に行こう。地図を確認すると、この先のフィリズールにあるようだ。

    フィリズール駅を過ぎ、ツージスへ向かって右手の山の切れ目に、ちらっと橋が見えているのを、tecchanとshinnxが発見した。サインらしきものを探すと、道路から少し入った空き地の先に、小さな案内サインがあったが・・・。これじゃ注意していないと分からない。日本だったら10km手前から案内看板が出てるよ、と、commuter。たしかに。

  • 案内サインの方向へ森の中の小道を1kmほど進み、ランドヴァッサー川の川原に出たところに、そそり立つようにしてランドヴァッサー鉄道橋はあった。<br /><br />ランドヴァッサー峡谷にかかるこの鉄道橋は、1901年から1903年にかけて難工事の末に完成。以来、今日までアルブラ線の歴史とともにある。その存在感は圧巻だった。石造りに見えた古い鉄道橋は、その柱に近づいてみるとレンガ造りだった。100年の年月に表面が風化し、周りの岩肌と同じような灰色に変わっていた。

    案内サインの方向へ森の中の小道を1kmほど進み、ランドヴァッサー川の川原に出たところに、そそり立つようにしてランドヴァッサー鉄道橋はあった。

    ランドヴァッサー峡谷にかかるこの鉄道橋は、1901年から1903年にかけて難工事の末に完成。以来、今日までアルブラ線の歴史とともにある。その存在感は圧巻だった。石造りに見えた古い鉄道橋は、その柱に近づいてみるとレンガ造りだった。100年の年月に表面が風化し、周りの岩肌と同じような灰色に変わっていた。

  • ツージスから来た電車は、50mを越えるレンガ積みのアーチに支えられた緩やかにカーブする鉄道橋を渡り、対岸の岩山に掘られたトンネルに吸い込まれていく。そのトンネルもまるで、山腹に空いた、ただの穴のようだ。<br /><br />スイスの鉄道土木技術は、急峻な地形の国土に鉄道ネットワークを敷設するためと、観光資源である山岳観光を発展させるために、早い時期から高度に発達したものだと聞く。この鉄道橋だけでなく、高度3,000m以上の展望台まで登る登山鉄道や、先日貫通した世界最長56.7kmにも及ぶ新ゴッタルドトンネルなど、その技術成果には驚くばかりだ。

    ツージスから来た電車は、50mを越えるレンガ積みのアーチに支えられた緩やかにカーブする鉄道橋を渡り、対岸の岩山に掘られたトンネルに吸い込まれていく。そのトンネルもまるで、山腹に空いた、ただの穴のようだ。

    スイスの鉄道土木技術は、急峻な地形の国土に鉄道ネットワークを敷設するためと、観光資源である山岳観光を発展させるために、早い時期から高度に発達したものだと聞く。この鉄道橋だけでなく、高度3,000m以上の展望台まで登る登山鉄道や、先日貫通した世界最長56.7kmにも及ぶ新ゴッタルドトンネルなど、その技術成果には驚くばかりだ。

  • 10時半過ぎ、ランドヴァッサー鉄道橋を後にして、ツージスへと向かった。ティーフェンキャステルあたりから、車の交通量が多くなってきた。片側1車線でバイクレーンがない狭い道路で、時折上り返しの急坂もあり少し走りにくくなってきた。そこに現れたのが、長いトンネルだった。スイスは鉄道ばかりでなく、トンネルを通すのがよっぽどお好きらしい。<br /><br />バイクの横をスピードを上げた車が追い越していく。トンネル内にエンジン音が反響して、余計に怖い。<br /><br />2本目のトンネルが現れたとき、commuterの提案で回り道を探すことにした。携帯していたナビでルートを探してみると、少し戻ったところからわき道に入れば、ツージス方面に抜けられる・・・ように見えた。<br /><br />来た道を500mほど戻り山道に入ると、いきなり斜度10%はありそうな直登の坂が待っていた。それでもトンネルよりはマシかと登ってみるが、いくつかのカーブをこなし、ずいぶん上ってきたぞというあたりで、先行していたdaikoooとtecchanが停車。そこから先は、マウンテンバイクコースとハイキングコースになっていた。<br /><br />tecchanが持っているGPSは標高1,200m近くを指している。登り口では900mもなかった。3〜4kmくらいの距離で、300m以上も上ったのか。<br /><br />サインの案内には、我々の目的地のツージスを示すものもなく・・・。ミスコースだ。我々はうなだれ、せっかく登った急坂を降りた。このときはみんな、ダウンヒルも面白くなかった・・・ようだ。<br /><br />あとでdaikoooいわく、あの坂はヤビツ峠の蓑毛の直登を2本くらい上ったみたいだった、と。結局その後のトンネルは、トンネル内の歩道を走ってやり過ごした。

    10時半過ぎ、ランドヴァッサー鉄道橋を後にして、ツージスへと向かった。ティーフェンキャステルあたりから、車の交通量が多くなってきた。片側1車線でバイクレーンがない狭い道路で、時折上り返しの急坂もあり少し走りにくくなってきた。そこに現れたのが、長いトンネルだった。スイスは鉄道ばかりでなく、トンネルを通すのがよっぽどお好きらしい。

    バイクの横をスピードを上げた車が追い越していく。トンネル内にエンジン音が反響して、余計に怖い。

    2本目のトンネルが現れたとき、commuterの提案で回り道を探すことにした。携帯していたナビでルートを探してみると、少し戻ったところからわき道に入れば、ツージス方面に抜けられる・・・ように見えた。

    来た道を500mほど戻り山道に入ると、いきなり斜度10%はありそうな直登の坂が待っていた。それでもトンネルよりはマシかと登ってみるが、いくつかのカーブをこなし、ずいぶん上ってきたぞというあたりで、先行していたdaikoooとtecchanが停車。そこから先は、マウンテンバイクコースとハイキングコースになっていた。

    tecchanが持っているGPSは標高1,200m近くを指している。登り口では900mもなかった。3〜4kmくらいの距離で、300m以上も上ったのか。

    サインの案内には、我々の目的地のツージスを示すものもなく・・・。ミスコースだ。我々はうなだれ、せっかく登った急坂を降りた。このときはみんな、ダウンヒルも面白くなかった・・・ようだ。

    あとでdaikoooいわく、あの坂はヤビツ峠の蓑毛の直登を2本くらい上ったみたいだった、と。結局その後のトンネルは、トンネル内の歩道を走ってやり過ごした。

  • さて、ツージスに近づいた。空はだんだん雲が厚くなり、時折雨粒が落ちてくる。<br /><br />カンピの村で、崖の突端にある古城を発見したので見学することにした。城というより砦のような、13世紀に造られたほとんど残骸に近いものだったが、きちんと保存されているようだった。<br /><br />地震のない地域だとはいえ、スイスの街なかには、古い建造物が普通に残り、生活の場にもなっている。そういうものが、スイス、ひいてはヨーロッパの風景や文化の大きなベースにもなっているんだろう。<br /><br />古城を出てしばらくサイクリングロードを走ると、ツージスの町に入った。ここからはベリンツォーナへ向けて、バスの旅だ。<br /><br />3日目の走行距離:約40km (累計110km)<br /><br />この記事の内容は動画でもご覧いただけます。<br />【スイス 鉄道と自転車の旅】DAY3:その1 サンモリッツからツージスへ40km<br />http://www.youtube.com/watch?v=H5eBWp6FG7A

    さて、ツージスに近づいた。空はだんだん雲が厚くなり、時折雨粒が落ちてくる。

    カンピの村で、崖の突端にある古城を発見したので見学することにした。城というより砦のような、13世紀に造られたほとんど残骸に近いものだったが、きちんと保存されているようだった。

    地震のない地域だとはいえ、スイスの街なかには、古い建造物が普通に残り、生活の場にもなっている。そういうものが、スイス、ひいてはヨーロッパの風景や文化の大きなベースにもなっているんだろう。

    古城を出てしばらくサイクリングロードを走ると、ツージスの町に入った。ここからはベリンツォーナへ向けて、バスの旅だ。

    3日目の走行距離:約40km (累計110km)

    この記事の内容は動画でもご覧いただけます。
    【スイス 鉄道と自転車の旅】DAY3:その1 サンモリッツからツージスへ40km
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