玉兔呈祥（＾ｕ＾）江南之旅(2)路線バスで行く崇明島編

2010/12/28 - 2010/12/29

年末年始の海外旅行…いつもの上海

今日は上海から高速道路が通って路線バスでも行けるようになった中国で２番目に大きな島…崇明島(ちょんみんだお)へ行ってみます。

エリア 上海(中国)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー
• 航空会社: 中国東方航空

いつもの格安チケットですが今回は運良く午前便で成田から上海へ向かいます。

そろそろ見える頃だと思いまして窓の外を見ますといきなり真下に現れました。

やはり富士山は雪化粧した姿が良いですね。　((o(^-^)o))

中国東方航空のエコノミーなのでもちろん個人用のモニターなんてものは望むべくもなく…

自前のポータブルカーナビの電源を入れてみると飛行機の中でも普通に使えます。

でも長崎を過ぎると海ばっかしなので、おもしろくありません。

上海が近づいてきました。

杭州湾や太湖の地形が確認できます。

この中国製の９８００円のカーナビなかなか優秀です。

もしかしたら、上海でも使えるのかとちょっとは思いましたが、やっぱり使えませんでした。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(#^.^#)

一夜明けまして…　１２月２９日（星期三）

雲ひとつない穏やかな上海の夜明けです。

新錦江大酒店の１１階の部屋から…

時間は７時１４分です。

さて、崇明島へ向かいます。

地下鉄１号線に乗って上海火車站を過ぎて汶水路站で降ります。

崇明島への直行バスはそのすぐそばにある中環共和新路公交枢紐站というところから出ています。

参考：　http://sh.explore.ne.jp/traffic/bus1.php#5

窓口で切符１２元を買ってから乗り込みます。　　　

切符を買うのに上海公共交通カードも使用できます。　　

　　　　　　　　又便宜，又方便　(*＾ｰﾟ)v ﾌﾞｲ♪

申崇1線の車内の様子です。　ノンストップで１時間弱走ります。　

さて、現地で入手した崇明島の地図を載せておきます。

中国一の大河…長江の河口に土砂が堆積して中国第二の面積の島…崇明島が出来ました。

その手前に同じようにしてできた長興島と横沙島があります。

上海から長興島までトンネルができました。

長興島から崇明島までは上海長江大橋ができました。

更にその先の対岸，启东(ちーどん)市までの橋を現在建設中とのことです。　

　　　　　　　　　　\(◎o◎)／！　すごい！！！！！

バスの車窓から

長興島を過ぎまして上海長江大橋に入るところです。

海岸線には発電用の大型風車が立ち並んでいます。

なんか、私の地元の風景にそっくりです。

崇明島に到着しました。

料金所の様子です。

中国でもETCゲートがあるようです。

崇明島陳家鎮バスターミナルに到着です。

この建物向かい合わせに島内の各路線の発着する建物もあります。

こんな小吃を売っているお店もあります。

構内に上海旅游咨询服務中心(旅行案内所)もあります。

無料で資料も手に入りますので貧乏旅行者は必ず寄って貰えるものを貰います。

　　　　　　　　　　　　　　　＼(･_＼)

それで、この崇明島の見どころはまず東平国家森林公園、前衛生態村、南門周辺などなのですが、実は私たちはこの崇明島を訪れるのは２度目で前回来たときにそれらは見ておりましたので、今回は東灘湿地をめざすことに決めていました。

前回の旅行記は　
波瀾万丈(@_@)上海旅游③崇明島へフェリーに乗って行ってみる　
http://4travel.jp/traveler/ajiajiro/album/10057863/
　　　　　　　　
いちおうバスの路線を見てみましたが東灘までは行けないようなので予定通り大勢たむろしている白タクの誘いに乗ります。

片道２５ｋｍ４０元、往復だと待ち時間を入れて８０元と言うことです。

聞いていた金額よりちょっとお高いようですが、たいした額ではないので交渉成立です。

「じゃぁ、ついて来い」と言うことで歩くこと２分でバスターミナルの裏側に停めたサンタナに到着乗り込みます。

地図で見ると一本道なのですが、なぜか何回も曲がっておよそ３０分で東灘湿地公園の前に到着です。

すると運ちゃんが公園ではなくてその脇の真っ直ぐに伸びた一本道の方へ案内します。

言われるままにひとり１０元の切符を買います。

ご覧の小型電気バスの乗車券でした。

ほどなく団体さんが来まして満車で出発です。

たいしたスピードは出ませんが１０分弱乗って終点に到着です。

何やらこんな看板がありまして…

要は自然保護区への立ち入りは通行証の手続きをしてからして下さいとのこと。

身分証明書としてパスポートの提示が必要と書いてあった情報もありわざわざ持ってきたのですが、まったく見もしませんでした。

代表者の氏名を書くだけでご覧の通行証をすぐ渡されます。

なんと内容は「２人」と書いてあるだけ…

(^o☆)\バキッ！

入口の橋を渡ります。

「崇明东滩湿地」の碑がありました。

一面の葦の原です。

四阿からの眺めをパノラマソフトで繋いでみました。

元画像までいって400%に拡大してお楽しみ下さい。

木製の通路を歩いていきます。

振り返って入口方面です。

この写真がベストかなぁ　 (´･ω･)σ

なんか、ひろびろ…　のんびり…　で良いでしょ。


観測用のテレビカメラがあってその電源用の小型風車と太陽電池パネルですね。

のぞきマニア？

このふたりは私たちと同じ電瓶車(バッテリーカー)で来ました。

葦です。

アルファー波が出ているかも知れません。

ここら辺で気がついたんですけど…

国家鳥類自然保護区の割には…

一匹も鳥がいないのです。　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(_ _,)/~~白旗〜

白鳥はおろかヒバリ一匹いません。

展示館にやって来ました。

誰も居ませんが…

鳥類の剥製がたくさん展示されています。

こちらは江豚(じゃんとぅん)の標本です。

日本語ですとスナメリというイルカの仲間です。

参考：　http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%8A%E3%83%A1%E3%83%AA

江豚は最初はヨウスコウカワイルカと言う超レアな絶滅危惧種(もうすでに絶滅してしまったと言う説が有力)のことかと思いましたがやはり別もので違いました。

ヨウスコウカワイルカの中国語表示は扬子江河诲豚となるようです。

参考：http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%82%A6%E3%82%AB%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%AB

さて、寒い中、あたり一帯にはどこにもトイレは見つかりませんでした。

でも、帰るときになってやっと見つけました。　

　　　　　　　　　　　　　　　　\(◎o◎)／！

橋の下、藁葺きの建物が探していた『厕所』です。

トイレの脇からなごりの風景をこころに焼き付けます。

もう、二度とここへ来ることは無いだろうなぁ…

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彡(-_-；)彡ﾋｭｰﾋｭｰ

停留所にて電瓶車が来るのを待っていますと…

遠くに小さな点が見えましたので…

ズームアップです。


w(ﾟoﾟ)w ｵｵｰ!　　歩いてくる人もいるんですね…　　

さて、電瓶車がやって来ました。

乗るときにまた切符をチェックされますので忘れないでね。

入口のところに戻ってきて今度は有料の公園部分に入ろうとしますと我々の白タクの運ちゃんがすかさず寄ってきて、なかはつまらないし、入場料が８０元もするので入らない方が良いと言うような事を言います。

最初は早く帰りたくてそんなことを言っているのかなぁと思いましたが、そうでもないような感じです。

よく見ていますとほとんどの人が我々が行った無料の部分に行くようで有料の部分には見渡す限り入っていく人は居ませんでした。

公園のマップを見ると揚子江鰐活動区と言うのがありまして…
これは後から、行っておいた方が良かったかなぁ…　と思いました。

それで、結局地図を見て、白タクの運ちゃんの薦めもあり、近くにある东瀛村渔家乐という場所に２０元の追加で行くことになりました。

２０分ほど走って他の車は一台も停まっていない駐車場に到着です。

人工の池を中心とした施設のようです。

入場料の２０元が高いか安いかはお楽しみ…

入口はこんな感じ…

更にあんな感じ…

人影は…　全くありません。

ここで本日最初の鳥を発見。

白いハトですね。

もう少し行くと山羊さんがいました。

りっぱな角を持った大きな山羊です。


ここにも誰も人は居ませんでして…

入口には中国語で「斗兽场」と書いてあります。

たぶん、日本の漢字ですと「闘獣場」です。

けものが戦う場所のようです。

そう言えば…

なんか、耳がちぎれて傷んでいるような…

この丸い場所が「闘獣場」のようです。

一日それぞれ２回の「闘羊」と「闘鶏」の時間が書かれていましたが、この開店休業状態では実際に行われるかどうか判りません。

いかにも悪役と言った風貌です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　(≧д≦)ノ

山羊か？　羊か？　どちらなんでしょう。

立ち上がっている姿はちょうど着ぐるみで人間が中に入っているぐらいの大きさです。

釣蟹場を過ぎて、釣魚場でやっと第一村人発見です。

遠くの方でひとりたそがれていました。


东瀛村渔家乐はこんなところでした。

白タクの運ちゃんと合流してバスターミナルまで帰ります。

結局、白タクには３時間半ぐらいの拘束で１００元払いました。

安いと言えば安いものです。

帰りの申崇1線は列ができていましたが運良く最後から２番目で待たずに乗ることができました。

地元の人が大きな荷物を持ち込みますので席がありません。

足元の荷物を通路へどかして詰めてもらってやっと座ることができました。

バスに乗り込むとノンストップで５０分、いねむりをしている間に上海市内に到着です。

路線バスで行く崇明島(ちょんみんだお)はこんな感じでした。


では、また。　　　再　　見　　(^_^)/~

この旅行記へのコメント （10）

• 潮来メジロさん 2013/05/28 22:06:11

  鳥のいない国家鳥類自然保護区なんて・・・。(T-T)

  ajiajiroさん、こんばんは！　ヾ(^o^)
  ご無沙汰しております。
  
  > 葦です。
  > アルファー波が出ているかも知れません。
  >
  > ここら辺で気がついたんですけど…
  > 国家鳥類自然保護区の割には…
  > 一匹も鳥がいないのです。　　
  > 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(_ _,)/~~白旗〜
  
  中国って、国土が広大な割りに野鳥が少ないですよね。
  私も杭州の観光地「西湖」に行った時、日本なら鴨類とかカワウとか見られそうですが、鳥は一羽も見れなかったです。
  でも、国家鳥類自然保護区なのに、鳥さんが一羽もいないってどういう事なんでしょうね。
  ひょっとして、葦原に隠れていたのかも・・・。
  前の写真で双眼鏡で覗いている人達はバードウォッチングしているんですよね。
  私だったら、鳥類自然保護区で入場料を払って、鳥が一羽も見れなかったら「泥棒、金返せ〜」って叫びたくなります。
  
  ではまた・・・。(^o^)／~~~
  　　（潮来メジロ）

  ajiajiroさん からの返信 2013/05/29 22:37:15

  RE: 鳥のいない国家鳥類自然保護区なんて・・・。(T-T)

  潮来メジロさん、お久しぶりです。　
  
  書き込みありがとうございます。
  
  
  日本は鳥類が豊富ですね。
  
  私は海辺にある職場に勤めているのですが、今の季節…駐車場に巻き貝がよく落ちています。　
  
  カラスが食べるために上空から落として貝殻を割っているのです。
  
  何度か見かけたことがあります。
  
  
  そこで、なぜ中国には野鳥が少ないのか…　
  
  毛沢東の影響だと言う説もありますが、本当のところはどうなのでしょうか？
  
  
  では、また。　　　再　　見　　(^_^)/~

  潮来メジロさん からの返信 2013/05/29 23:25:55

  RE: RE: 鳥のいない国家鳥類自然保護区なんて・・・。(T-T)

  ajiajiroさん、こんばんは！　ヾ(^o^)　
  
  > そこで、なぜ中国には野鳥が少ないのか…　
  >
  > 毛沢東の影響だと言う説もありますが、本当のところはどうなのでしょうか？
  
  えっ・・・、毛沢東の影響・・・？
  あの毛沢東と中国の野鳥との関係とは・・・？
  クイズみたいですが、わかりません。白旗・・・。
  教えて下さい。
  
  ではまた・・・。(^o^)／~~~
  　　（潮来メジロ）
  

  ajiajiroさん からの返信 2013/05/31 00:19:10

  RE:RE:RE: 鳥のいない国家鳥類自然保護区なんて・・・。(T-T)

  潮来メジロさん、再びこんばんは！
  
  いい加減な事を書いて申し訳ございません。　〜(m~o~)m
  
  うそか、本当か？　中国にはそんな伝説があるのです。。。
  
  http://plaza.rakuten.co.jp/miyanooka/6004/
  
  
  では、また。　　　再　　見　　(^_^)/~

  潮来メジロさん からの返信 2013/05/31 07:06:09

  RE: RE:RE:RE: 鳥のいない国家鳥類自然保護区なんて・・・。(T-T)

  ajiajiroさん、おはようございます。ヾ(^o^)
  早速の回答、ありがとうございました。
  
  > いい加減な事を書いて申し訳ございません。　〜(m~o~)m
  >
  > うそか、本当か？　中国にはそんな伝説があるのです。。。
  >
  > http://plaza.rakuten.co.jp/miyanooka/6004/
  
  拝見しました。ヾ(^o^)
  う〜ん・・・、スズメだけじゃなくて、鴨類とかカラスだって少ないし。
  やっぱり、野鳥を捕まえて食べてしまうって、ホントかな？
  
  ではまた・・・。(^o^)／~~~
  　　（潮来メジロ）

• こまちゃんさん 2011/02/20 17:14:21

  今気付きました･･･！

  全アルバムを通し、写真の枚数が10の倍数で「ジャスト」になってて、
  見易い枚数に纏められているんですね。（耳が痛い！（耳？目？））
  
  玉兎シリーズは、記載された日時のせいで順番に並んでませんでしたよ♪
  （旅行記でめくって行く時）老婆心ながら。
  
  　こま
  

  ajiajiroさん からの返信 2011/02/20 20:52:36

  RE: 　良く気がつきましたね！　( ﾟｰﾟ)b

  はい、そうです。
  
  私の旅行記はすべて写真の枚数が10の倍数になっているのです。
  
  　　　→→→　だからなんなのって感じでしょうが…
  
  
  今日、電話がありましてネットで問い合わせしておいた３月の上海旅行の格安航空券…満席で取れませんとの連絡でした。
  
  格安でなければいくらでも取れるんですけどと余計なひとことを添えて…
  
  それは、判っていますと、内気なもので言えない自分が情けない…
  
  
  Auf Wiedersehen!　　　(^_^)/~

  こまちゃんさん からの返信 2011/02/20 21:27:00

  RE: 一覧表で見たら綺麗だったので〜(^灬^♪

  > 　　　→→→　だからなんなのって感じでしょうが…
  >
  いえいえ。
  こちらも「出来るなら丁度に」と、多いながらも60枚で統一した花市散策などあります。
  広州2/1の花市は、壱−?が６枚足らずで54枚でしたが、壱と弐の６頁中５頁は、
  全部60枚に纏めていました。
  今作業中の新疆旅行、どうしてもバラバラ、、、
  
  > 格安でなければいくらでも取れるんですけどと余計なひとことを添えて…
  >
  ははは、ホントひどい、余計ですね〜！
  何か気の効いた事でも言えないのでしょうか。
  でも、3月の上海でそうなのって、何かイベントでもあるのでしょうか。
  いっそ北京経由で入られるとか、、、（時間が掛かって仕方がないですが^^）
  
  ホッシ〜♪（維吾爾語の再見）
  
  　こま

• nomo1215さん 2011/01/25 19:15:44

  年越し旅行in上海！

  ajiajiroさん
  
  　　こんばんは・・。
  　　毎日寒い日が続いています・・。お変わりありませんか？
  　　夕方の日の暮れるのがめっきり遅くなったと感じるようになったら
  　　早いもので１月もあと少しで終わってしまいます。
  
  　　年末に恒例の旅行に出かけらた・・旅行記をじっくりと
  　　拝見させていただきました。
  
  　　私の行った初心者御用達の上海とは全く別の上海を感じました。
  　　　
  　　『龍華寺』の入場料が高かったのは、お正月料金ですか？？
  　　ライトアップされた『龍華塔』は寒さの中でも圧巻だったことと
  　　想像します。お坊さんの『きよしこの夜』はちょっと笑えますが
  　　さすが中国・・と思わずにいられませんでした。
  　　素敵な旅行記・・楽しませていただきました。
  
  nomo1215
  
  　　
  　　

  ajiajiroさん からの返信 2011/01/25 22:00:45

  RE: 年越し旅行in上海！

  nomo1215さん、こんにちは！
  
  いつも書き込みありがとうございます。　ο(‘v‘)ο
  
  私の住んでいる地方でも最近は寒い日が続いています。
  
  と言っても氷が張ったのは確か、この冬になってまだ２回だけです。
  
  
  ９ヶ月ぶりの上海は万博騒ぎも終わってどうかと思っていたのですが、相変わらず賑やかでした。
  
  地下鉄の路線は増えるし、新幹線は高速型が出来て３００ｋｍ以上のスピードで走っていますし、デパートなどの人出も大変なものです。
  
  まあ、ほんとにうらやましいほどの活気がありました。
  
  
  では、また。　　　再　　見　　(^_^)/~