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2月7日(月)<br />本日のメニュー<br />・リヨン日帰り<br /><br />★トロンプルイユ(だまし絵)巡り<br />★トラブール(抜け道)探訪<br />★郷土料理<br />★ガロ=ロマン(仏内ローマ遺跡)<br />★旧市街地<br />★サン=テグジュペリに因んで<br /><br />リヨンは街も良いですが、住まう人達もこれまた良し。<br />再訪をしたい街になりました。

アパルトマンの窓から ’11厳冬 8日目 リヨンはだまし絵 

20いいね!

2011/02/07 - 2011/02/07

112位(同エリア468件中)

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68

さんしぇ

さんしぇさん

2月7日(月)
本日のメニュー
・リヨン日帰り

★トロンプルイユ(だまし絵)巡り
★トラブール(抜け道)探訪
★郷土料理
★ガロ=ロマン(仏内ローマ遺跡)
★旧市街地
★サン=テグジュペリに因んで

リヨンは街も良いですが、住まう人達もこれまた良し。
再訪をしたい街になりました。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
グルメ
4.5
交通
5.0
同行者
一人旅
交通手段
鉄道 高速・路線バス
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 今日は、リヨン日帰り小旅行。<br />昨日と同じくパリ・リヨン駅から出発、途中までを<br />スイス行きと並行します。<br /><br />名前の通り、パリ⇔リヨンを結ぶ路線の始発駅と<br />言うのが、パリ・リヨン駅の名前の由来です。<br /><br />今から行くフランスの南方面、リヨンもそうですが<br />マルセイユ、ニースなども大容量のお客を運ぶ為か、<br />2階建ての車両です。<br />

    今日は、リヨン日帰り小旅行。
    昨日と同じくパリ・リヨン駅から出発、途中までを
    スイス行きと並行します。

    名前の通り、パリ⇔リヨンを結ぶ路線の始発駅と
    言うのが、パリ・リヨン駅の名前の由来です。

    今から行くフランスの南方面、リヨンもそうですが
    マルセイユ、ニースなども大容量のお客を運ぶ為か、
    2階建ての車両です。

  • Solo(一人)席。<br />今日は往路のみ1等車です。<br /><br />昨日のような、同じTGVでも国を跨ぐ列車は<br />食事を含むことが多いようですね。<br />しかし、仏国内移動は食事は付きません。

    Solo(一人)席。
    今日は往路のみ1等車です。

    昨日のような、同じTGVでも国を跨ぐ列車は
    食事を含むことが多いようですね。
    しかし、仏国内移動は食事は付きません。

  • リヨン・ぺラーシュ駅到着。<br />少々北にあるパール・デュ駅とTGV停車駅が<br />2つあって、当初どちらを選ぶか迷いました。<br /><br />旧市街に近いこちらを選びましたが、リヨンは<br />メトロやトラムなど市街公共交通が非常に発達<br />しているので、どちらでもさほど時間にも<br />行程にも差がないように思いました。<br /><br />ただ、強いて言えば、ぺラーシュの方が乗降客が<br />少ないので、乗降の際にすんなり席に落ち着ける、<br />また、駅に降り立てるのが、初めての私には<br />ゆとりとなって良かったと思いました。

    リヨン・ぺラーシュ駅到着。
    少々北にあるパール・デュ駅とTGV停車駅が
    2つあって、当初どちらを選ぶか迷いました。

    旧市街に近いこちらを選びましたが、リヨンは
    メトロやトラムなど市街公共交通が非常に発達
    しているので、どちらでもさほど時間にも
    行程にも差がないように思いました。

    ただ、強いて言えば、ぺラーシュの方が乗降客が
    少ないので、乗降の際にすんなり席に落ち着ける、
    また、駅に降り立てるのが、初めての私には
    ゆとりとなって良かったと思いました。

  • メトロ・トラム・バス共通1日券、<br />4,80ユーロを購入。

    メトロ・トラム・バス共通1日券、
    4,80ユーロを購入。

  • TGVぺラーシュ駅接続のメトロA線。<br />これで向うは、壁絵巡り。

    TGVぺラーシュ駅接続のメトロA線。
    これで向うは、壁絵巡り。

  • 市内100を数える中から、まずは<br />凍る岩肌。<br /><br />全て、拡大してご覧下さい。

    市内100を数える中から、まずは
    凍る岩肌。

    全て、拡大してご覧下さい。

  • 大劇場。

    大劇場。

  • 登る登る。<br />この場所だけは、案内書で頂いた地図に<br />“壁絵”として、記載されていました。

    登る登る。
    この場所だけは、案内書で頂いた地図に
    “壁絵”として、記載されていました。

  • リヨンの名士貴顕の方々のお住まい。<br />

    リヨンの名士貴顕の方々のお住まい。

  • 王子様といるのは勿論作者、サン=テグジュぺリ。<br />下の階にはリュミエール兄弟。<br /><br />他に住まうは、グルメ垂涎のポール・ボキューズ、<br />パンテオンに絵を残すシャヴァンヌ、今はマレ区<br />カルナヴァレ館に静かに住まうレカミエ夫人、パリ<br />5区自然史博物館の至近メトロに名を残す植物学者<br />ジュシュー等パリにご縁の方も多士済済。

    王子様といるのは勿論作者、サン=テグジュぺリ。
    下の階にはリュミエール兄弟。

    他に住まうは、グルメ垂涎のポール・ボキューズ、
    パンテオンに絵を残すシャヴァンヌ、今はマレ区
    カルナヴァレ館に静かに住まうレカミエ夫人、パリ
    5区自然史博物館の至近メトロに名を残す植物学者
    ジュシュー等パリにご縁の方も多士済済。

  • こちらC線。<br />傾いて見えるのは、坂な為。

    こちらC線。
    傾いて見えるのは、坂な為。

  • 17,5%の傾斜(度、ではなく%)<br />と、わざわざ説明があります。<br /><br />ここは2つの河に向けて大きく傾斜した<br />街なんですね。

    17,5%の傾斜(度、ではなく%)
    と、わざわざ説明があります。

    ここは2つの河に向けて大きく傾斜した
    街なんですね。

  • 一旦、ローヌ河畔に出てみます。<br />リヨンはローヌ、ソーヌ2つの河の<br />流れる街。<br /><br />これ以後は、ソーヌ河畔中心に街歩きを<br />するので、見ることが叶いません。

    一旦、ローヌ河畔に出てみます。
    リヨンはローヌ、ソーヌ2つの河の
    流れる街。

    これ以後は、ソーヌ河畔中心に街歩きを
    するので、見ることが叶いません。

  • 市庁舎を垣間見ます。<br /><br />ここはルネサンスの時代、イタリアから見た<br />何処よりも近しいフランス、つまりは玄関口<br />だっただけに仏内最も、金融が栄えた街だったとか。<br /><br />また、イタリア文化が入り込んだ名残の壮麗な<br />ルネッサンス建築がそこここに残っています。

    市庁舎を垣間見ます。

    ここはルネサンスの時代、イタリアから見た
    何処よりも近しいフランス、つまりは玄関口
    だっただけに仏内最も、金融が栄えた街だったとか。

    また、イタリア文化が入り込んだ名残の壮麗な
    ルネッサンス建築がそこここに残っています。

  • 南下してベルクール広場にやって来ました。<br />ここは地下では、A線D線が交差。

    南下してベルクール広場にやって来ました。
    ここは地下では、A線D線が交差。

  • お昼にやってきたのは、食堂街マロニエ通りの<br />Chez M&#39;man.<br /><br />

    お昼にやってきたのは、食堂街マロニエ通りの
    Chez M'man.

  • 選択肢の多い、14ユーロの定食。<br />これに決めました。<br />前菜+メイン+デザートとはお値打ちです。

    選択肢の多い、14ユーロの定食。
    これに決めました。
    前菜+メイン+デザートとはお値打ちです。

  • リヨネ-ズ(リヨン風)サラダ。<br />ポーチドエッグを乗せるのがリヨン風で<br />しょうか、後で調べてみよう。

    リヨネ-ズ(リヨン風)サラダ。
    ポーチドエッグを乗せるのがリヨン風で
    しょうか、後で調べてみよう。

  • 郷土料理のリヨン・ソーセージ。<br />肉々しい濃厚味、このコロンと一つが<br />結構堪えます。<br /><br />ポテトは意外なほど薄味、添えられたチャービル<br />ソースがソーセージにもポテトにもよく合って<br />ました。<br />

    郷土料理のリヨン・ソーセージ。
    肉々しい濃厚味、このコロンと一つが
    結構堪えます。

    ポテトは意外なほど薄味、添えられたチャービル
    ソースがソーセージにもポテトにもよく合って
    ました。

  • あるじ、フロラッタンと言ったような・・。<br />違ったらスミマセン。<br />メレンゲのふんわりした口当たりが軽やかで、<br />カスタードソースとお似合い。<br /><br />注:調べてみました。<br />イル・フロッタント(浮島)アングレーズ(カスタード)<br />ソースに浮かべたもの。<br />どうやら、これのようですね。<br /><br />この街の誇る、ポール・ボキューズのおはこを、<br />アレンジしたものらしいですよ。

    あるじ、フロラッタンと言ったような・・。
    違ったらスミマセン。
    メレンゲのふんわりした口当たりが軽やかで、
    カスタードソースとお似合い。

    注:調べてみました。
    イル・フロッタント(浮島)アングレーズ(カスタード)
    ソースに浮かべたもの。
    どうやら、これのようですね。

    この街の誇る、ポール・ボキューズのおはこを、
    アレンジしたものらしいですよ。

  • 壁の絵が、この家のママンでしょうか。<br /><br />よく見たら、天井からヘンなディスプレイが<br />おもろい。<br /><br />ママンが生きてたら(勝手に亡くしてしまった)<br />オカンムリかも?<br /><br />ほっとするママンの味、ごちそう様でした。

    壁の絵が、この家のママンでしょうか。

    よく見たら、天井からヘンなディスプレイが
    おもろい。

    ママンが生きてたら(勝手に亡くしてしまった)
    オカンムリかも?

    ほっとするママンの味、ごちそう様でした。

  • ビストロ前のマロニエ通り、へんてこオブジェを<br />ご紹介。<br /><br />リヨンのシンボル、ライオンの2体。

    ビストロ前のマロニエ通り、へんてこオブジェを
    ご紹介。

    リヨンのシンボル、ライオンの2体。

  • 言わずと知れた・・。<br />ケバさがすてき。

    言わずと知れた・・。
    ケバさがすてき。

  • シブさもいける。

    シブさもいける。

  • 丘の上にバジリカ(聖堂)を望む。

    丘の上にバジリカ(聖堂)を望む。

  • 南東角高い所におわすのは・・。

    南東角高い所におわすのは・・。

  • 作者サン=テグジュぺリに寄り添うような<br />星の王子さま。<br /><br />このすぐ前が、サン=テグジュぺリ通り、ここに<br />彼が生まれたと言う、アパルトマンがあるとか、<br />探してみましょうか。

    作者サン=テグジュぺリに寄り添うような
    星の王子さま。

    このすぐ前が、サン=テグジュぺリ通り、ここに
    彼が生まれたと言う、アパルトマンがあるとか、
    探してみましょうか。

  • 地元の方に伺うもご存知無い。<br />まあ、えてしてそんなものでしょう。<br />幸い、探すと言うほどでなく、すぐに<br />見つかりました。<br /><br />ここに産まれた、と銘盤がありました。

    地元の方に伺うもご存知無い。
    まあ、えてしてそんなものでしょう。
    幸い、探すと言うほどでなく、すぐに
    見つかりました。

    ここに産まれた、と銘盤がありました。

  • 陽光映えるソーヌ河。<br /><br />昨日のスイスもそうでしたが、パリを出た途端<br />この青空、この光、サングラスを置いて出たの<br />後悔しました。

    陽光映えるソーヌ河。

    昨日のスイスもそうでしたが、パリを出た途端
    この青空、この光、サングラスを置いて出たの
    後悔しました。

  • さて、ベルクール広場からメトロ一駅分、<br />てくてく歩いてソーヌ河を跨ぎやって来たのは<br />ここ、フニクレール登り口。<br /><br />フニクレールとは、ケーブルカー。<br /><br />とざ〜ん電車ができたので〜<br />フニっクリっ・フニっクラっ♪〜<br />ですね。^^<br /><br />パリ・モンマルトルも、フニクレールが<br />麓とサクレクール寺院を結んでいます。

    さて、ベルクール広場からメトロ一駅分、
    てくてく歩いてソーヌ河を跨ぎやって来たのは
    ここ、フニクレール登り口。

    フニクレールとは、ケーブルカー。

    とざ〜ん電車ができたので〜
    フニっクリっ・フニっクラっ♪〜
    ですね。^^

    パリ・モンマルトルも、フニクレールが
    麓とサクレクール寺院を結んでいます。

  • 急勾配をするするとケーブルカーが<br />入って来ました。

    急勾配をするするとケーブルカーが
    入って来ました。

  • フルヴィエールの丘を登りきると、そこに聳えるは<br />ノートルダム・ドゥ・フルヴィエール・バジリカ聖堂。<br /><br />

    フルヴィエールの丘を登りきると、そこに聳えるは
    ノートルダム・ドゥ・フルヴィエール・バジリカ聖堂。

  • 1800年代後半に建てられたとは、また新しいこと。<br />ロマネスクあるいはゴシックの多い仏国内にあって<br />最も新しい部類でしょう。<br />ヨーロッパの優美、粋を集めたような装飾的な教会です。<br /><br />ファサード部分からして、他に類を見ないような。<br />リヨンのシンボルの獅子が守りを固めるかのように。

    1800年代後半に建てられたとは、また新しいこと。
    ロマネスクあるいはゴシックの多い仏国内にあって
    最も新しい部類でしょう。
    ヨーロッパの優美、粋を集めたような装飾的な教会です。

    ファサード部分からして、他に類を見ないような。
    リヨンのシンボルの獅子が守りを固めるかのように。

  • 上階礼拝堂。<br />壁の装飾が、金を上品にあしらって優雅です。

    上階礼拝堂。
    壁の装飾が、金を上品にあしらって優雅です。

  • ご本尊、ノートルダム(聖母マリアさま)と<br />お子様のイエスさま。

    ご本尊、ノートルダム(聖母マリアさま)と
    お子様のイエスさま。

  • 地下礼拝堂へ降ります。

    地下礼拝堂へ降ります。

  • ここは、たくさんの聖母子像やマリア様の像が<br />安置されているんですね。<br />寄進をされたものでしょうか。

    ここは、たくさんの聖母子像やマリア様の像が
    安置されているんですね。
    寄進をされたものでしょうか。

  • 陶器のお顔も珍しい聖母子像。

    陶器のお顔も珍しい聖母子像。

  • 異色の聖母子。

    異色の聖母子。

  • ロシアのイコンを思わせる絵画がありました。<br />ポーランドの作のようです。<br />

    ロシアのイコンを思わせる絵画がありました。
    ポーランドの作のようです。

  • 最後に愛らしくも小さな聖母子像。

    最後に愛らしくも小さな聖母子像。

  • 地階から上がり地上階の明るい礼拝堂。<br /><br />ここは内部にエレベーターを置くほどに高低差の<br />ある土地を利用して、三層さまざまな顔を見られる<br />面白い構造の教会でした。<br />

    地階から上がり地上階の明るい礼拝堂。

    ここは内部にエレベーターを置くほどに高低差の
    ある土地を利用して、三層さまざまな顔を見られる
    面白い構造の教会でした。

  • 坂をゆるゆる下ると、気が付けばそこはガロ=ロマン<br />(フランスの中のローマ)遺跡のただ中。<br /><br />いにしえの石畳、ローマの人々が行き来したのでしょうか。

    坂をゆるゆる下ると、気が付けばそこはガロ=ロマン
    (フランスの中のローマ)遺跡のただ中。

    いにしえの石畳、ローマの人々が行き来したのでしょうか。

  • こちら紀元前1世紀から紀元3世紀頃の劇場跡。<br />4000の席、11.000近くの人々を収容<br />できたとか。

    こちら紀元前1世紀から紀元3世紀頃の劇場跡。
    4000の席、11.000近くの人々を収容
    できたとか。

  • 遺跡越しにリヨンの街を俯瞰します。

    遺跡越しにリヨンの街を俯瞰します。

  • 今しがた歩いてきた高見を、今度はテアトルの<br />底から見上げます。

    今しがた歩いてきた高見を、今度はテアトルの
    底から見上げます。

  • 地図では、そのまま下れば別の路線のフニクレールに<br />乗れそうです。<br /><br />そちらに向かい歩き出すと、何やら足元に。

    地図では、そのまま下れば別の路線のフニクレールに
    乗れそうです。

    そちらに向かい歩き出すと、何やら足元に。

  • 保護色のようで見辛いのですが、何とねずみです。<br />つがいかどうか、2匹でうろうろ。<br />エサでも探していたかしら。<br /><br />丁度、向こうから小学生位の男の子が2人。<br />道を確かめようと尋ねた所、<br />「ご案内します。」<br />と、来た道を引き返してくれるのです。<br /><br />

    保護色のようで見辛いのですが、何とねずみです。
    つがいかどうか、2匹でうろうろ。
    エサでも探していたかしら。

    丁度、向こうから小学生位の男の子が2人。
    道を確かめようと尋ねた所、
    「ご案内します。」
    と、来た道を引き返してくれるのです。

  • 「こちらです。」と可愛いナイト2人に見送られ、<br />フニクレール“ミニム”駅へ。<br /><br />とびきり嬉しい厚意でした。<br />

    「こちらです。」と可愛いナイト2人に見送られ、
    フニクレール“ミニム”駅へ。

    とびきり嬉しい厚意でした。

  • リヨン旧市街行き。

    リヨン旧市街行き。

  • 一気に麓に降りサン・ジャン教会前、ところが<br />レストアの手が入り、およそ無粋な風情が残念です。<br /><br />ここサン・ジャン広場からバジリカ聖堂を見上げます。<br /><br />さて、これから向うのはトラブールと呼ばれる抜け道です。<br />上手く見つかるでしょうか。

    一気に麓に降りサン・ジャン教会前、ところが
    レストアの手が入り、およそ無粋な風情が残念です。

    ここサン・ジャン広場からバジリカ聖堂を見上げます。

    さて、これから向うのはトラブールと呼ばれる抜け道です。
    上手く見つかるでしょうか。

  • トラブールを解放するのは休日と、仄聞していたので<br />先ほどのランチの際、隣り合わせたマダムに、どこか<br />見られるところがないか伺ったところ、<br />「サン・ジャン界隈でpass(通る)事ができるわよ。」<br />と情報を頂きました。<br /><br />通りを行く事数分、こんな案内板がありました。<br />どうやら、ここにトラブール、しかも“長い”と<br />あるのです。<br />しかし、扉は固く閉ざされたまま。<br />

    トラブールを解放するのは休日と、仄聞していたので
    先ほどのランチの際、隣り合わせたマダムに、どこか
    見られるところがないか伺ったところ、
    「サン・ジャン界隈でpass(通る)事ができるわよ。」
    と情報を頂きました。

    通りを行く事数分、こんな案内板がありました。
    どうやら、ここにトラブール、しかも“長い”と
    あるのです。
    しかし、扉は固く閉ざされたまま。

  • 考えあぐねてあたりをきょろきょろ、すると<br />すぐお隣のそこは、ぽっかりと口を開け奥に道が<br />窺えます。<br /><br />ここにもトラブールかしらと、怖々進めばこんな中庭。<br />すると、そこには店舗があって、おりしもマダムが<br />出て来られながら、施錠を始めました。<br /><br />今回、店仕舞いによく出っくわすなあと思いつつ<br />ここもトラブールなのか、お尋ねをしました。<br /><br />すると、「ここは違うのよ、お隣よ。」と先ほどの<br />方向を指しながら仰います。

    考えあぐねてあたりをきょろきょろ、すると
    すぐお隣のそこは、ぽっかりと口を開け奥に道が
    窺えます。

    ここにもトラブールかしらと、怖々進めばこんな中庭。
    すると、そこには店舗があって、おりしもマダムが
    出て来られながら、施錠を始めました。

    今回、店仕舞いによく出っくわすなあと思いつつ
    ここもトラブールなのか、お尋ねをしました。

    すると、「ここは違うのよ、お隣よ。」と先ほどの
    方向を指しながら仰います。

  • そうこうする内に当のマダム、こちらへと言いながら、<br />扉脇のテンキーにある鍵穴にキーを差込めば扉は開き、<br />どうぞと招じ入れてくれました。<br /><br />「(向こうに)出るにはこの赤いボタンを押してね。」<br />と、扉内側にあるボタンを指し、どこまでもご親切。<br /><br />(後に、どなたかのブログで、ボタンの0を押して<br />入るのだとありましたが、ここでは鍵で開錠。)<br />

    そうこうする内に当のマダム、こちらへと言いながら、
    扉脇のテンキーにある鍵穴にキーを差込めば扉は開き、
    どうぞと招じ入れてくれました。

    「(向こうに)出るにはこの赤いボタンを押してね。」
    と、扉内側にあるボタンを指し、どこまでもご親切。

    (後に、どなたかのブログで、ボタンの0を押して
    入るのだとありましたが、ここでは鍵で開錠。)

  • 途中、住人のポストなども通りすがり、数え上げれば、<br />20数件がこの建物に住まう計算です。<br /><br />通路には、<br />“住人がいるので静かにお通りを”<br />と、但し書きがありました。

    途中、住人のポストなども通りすがり、数え上げれば、
    20数件がこの建物に住まう計算です。

    通路には、
    “住人がいるので静かにお通りを”
    と、但し書きがありました。

  • 住居への階段。<br />住人の名前の横には呼び出しブザー。

    住居への階段。
    住人の名前の横には呼び出しブザー。

  • 薄暗い中を黙々、探検気分半分、でもどこか<br />心細くなった頃、ほっと一息癒しの中庭。<br />

    薄暗い中を黙々、探検気分半分、でもどこか
    心細くなった頃、ほっと一息癒しの中庭。

  • まだまだ続くのは、秘密めいた通路。<br /><br />名産の絹織物を濡らす事無く運ぶ為、あるいは<br />デザインを盗用されないよう人目を忍ぶ為の<br />工夫とか。<br /><br />後に、第二次大戦中のレジスタンスに寄与した<br />事でも知られています。

    まだまだ続くのは、秘密めいた通路。

    名産の絹織物を濡らす事無く運ぶ為、あるいは
    デザインを盗用されないよう人目を忍ぶ為の
    工夫とか。

    後に、第二次大戦中のレジスタンスに寄与した
    事でも知られています。

  • パリのアパルトマンもそうですが、壁にスイッチを<br />設けて、時限式に照明が灯るようになっていました。

    パリのアパルトマンもそうですが、壁にスイッチを
    設けて、時限式に照明が灯るようになっていました。

  • 別の住居口。<br />一体何十件が住まうのやら。

    別の住居口。
    一体何十件が住まうのやら。

  • そして遂に、まったく違う通りに出て参りました。<br />(実際はワンブロックを東から西に通り抜けました。)<br /><br />いや、面白空間満喫させて頂きました。

    そして遂に、まったく違う通りに出て参りました。
    (実際はワンブロックを東から西に通り抜けました。)

    いや、面白空間満喫させて頂きました。

  • 17h前、見るともなく通りをひやかします。<br /><br />この地の名士、星の王子様。

    17h前、見るともなく通りをひやかします。

    この地の名士、星の王子様。

  • 海賊船な店内、何かと思えば<br />グミや飴玉などの駄菓子屋さん。<br /><br />しかも見繕っているのは、学生さんと<br />思しきそれなりにオトナばかり。<br /><br />大人になっても男の子でも甘いものが好き、<br />それが仏人?^^<br /><br />

    海賊船な店内、何かと思えば
    グミや飴玉などの駄菓子屋さん。

    しかも見繕っているのは、学生さんと
    思しきそれなりにオトナばかり。

    大人になっても男の子でも甘いものが好き、
    それが仏人?^^

  • ソーヌ河畔の夕映え。<br />渡仏して1週間、随分日がのびたのを実感します。

    ソーヌ河畔の夕映え。
    渡仏して1週間、随分日がのびたのを実感します。

  • 17h30には駅到着。<br />待合の向かいには、おあつらえに黒いポール。<br /><br />でも特に欲しいものも見当たらず、道中の<br />おやつは街中で買ったお菓子に決定。

    17h30には駅到着。
    待合の向かいには、おあつらえに黒いポール。

    でも特に欲しいものも見当たらず、道中の
    おやつは街中で買ったお菓子に決定。

  • 暖かい待合いから見下ろせるのはいいですね。

    暖かい待合いから見下ろせるのはいいですね。

  • 待つ内にみるみる暮れて、やがて19h前<br />TGV到着。<br /><br />

    待つ内にみるみる暮れて、やがて19h前
    TGV到着。

  • リヨンからパリ、しっかと確認。<br />後は眠りながら運んで頂きましょう。<br /><br />初めての地を行くのは、興味もありながらどこか<br />心細さも付き纏い、そう言った気持を寛がせて<br />下さったのが、リヨンの方々。<br /><br />老若男女いずれの方も怪しげな(^^)一介の旅人に<br />優しい笑顔を向けて下さいました。<br />連日の遠出にもよらず、お陰さまで元気に<br />歩き回れ、感謝一杯の小旅行でした。<br /><br />

    リヨンからパリ、しっかと確認。
    後は眠りながら運んで頂きましょう。

    初めての地を行くのは、興味もありながらどこか
    心細さも付き纏い、そう言った気持を寛がせて
    下さったのが、リヨンの方々。

    老若男女いずれの方も怪しげな(^^)一介の旅人に
    優しい笑顔を向けて下さいました。
    連日の遠出にもよらず、お陰さまで元気に
    歩き回れ、感謝一杯の小旅行でした。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • HandTさん 2011/04/23 23:05:03
    こんばんわ♪
    お久しぶりです。
    バジリカ聖堂すごい手の込んだ建物ですね(゚o゚;)
    以前北欧フィンランドへ行ったとき教会があったのですが、
    どうも重々しくて敷居が高くて・・・(/ω\)入りにくかったです><
    勇気を出して入ってみると写真のような世界があるのですね!
    勉強になりました!
    また、紀元前の劇場等至る所に遺跡があるのには感動です!
    ♂は遺跡が大好きなもので^^
    さんしぇさんの旅行記で楽しく散歩させて頂きました(笑)

    お邪魔しました♪

    HandT♂

    さんしぇ

    さんしぇさん からの返信 2011/04/24 09:25:48
    門外漢には・・。^^;
    HandT♂さま。
    つどつどお気に留めて頂いてありがとうございます。(^o^)丿

    > バジリカ聖堂すごい手の込んだ建物ですね(゚o゚;)
    > 以前北欧フィンランドへ行ったとき教会があったのですが
    フィンランドは未踏地で、どんな宗教なのかも知らぬありさま
    ですが、私ごとき無宗教の門外漢には殊に海外での祈りの場は
    踏み込んでいいものか臆するものがあり、お気持ちよく判ります。^^

    実は、このバジリカ聖堂はもともとあった小教会の上に、後世
    更に教会を乗せた二重構造だと言う成立ちも後日知るに至り
    まして、予習の至らなかった点、汗顔なのです。

    > また、紀元前の劇場等至る所に遺跡があるのには感動です!
    > ♂は遺跡が大好きなもので^^
    > さんしぇさんの旅行記で楽しく散歩させて頂きました(笑)
    ありがとうございます!石の座席に座りながら、他国にまで
    遊興施設を造ってしまうローマ帝国の大きさや古代人の懐の
    深さなど思いを馳せて参りました。
    物言わぬ遺跡は、実は多弁なんですよね♪〜

さんしぇさんのトラベラーページ

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