ボンマスの正月、町と原野

2010/12/30 - 2011/01/01

ボンマスの年末と正月。

12/30は歳末バーゲンで賑わうボンマス中心部へ買物。12/31は家でＴＶを見ながらカウントダウン。1/1は原野の散策。特筆する事も無いような平凡な正月となりました。

ドーセットの面積は神奈川県とほぼ同じ広さで、人口はその1/10以下、農地と原野の多い、自然豊かな土地ですが、海岸地帯は英国有数のリゾートの一つでもある。ボンマスの人口は16万程で、隣接の２つの町を合わせた都市圏人口は40万、かなり都市化していますが、『市』ではありません。

英国では日本の様に、簡単に市には昇格出来なくて、請願し、数十年たっても町のままなんて言う例もあります。人口ではなく、町の品格が大事な様で、小さな『市』は人口２千人です。大聖堂（カセドラル）が有って、王室からの委任があり、市に昇格出来る。だから、王室にお祝い事のある年は市に昇格するチャンス、それは今年で、昇格実現は来年。さて、どの町が市に昇格出来るのか？

大晦日、その歴史は1960年12月から、実に50年と言う世界一の長寿ソープドラマ、『Coronation Street』の今年最後の放送を見る。放送開始当初の俳優は学生役で出ていた男優一人だけで、彼も70歳＋、俳優そのものがもうドラマみたいです。その後は、ロンドンパラディウム劇場100年と言うドキュメンタリィ。英国版行く年来る年を見て、それから年越蕎麦でした。

1/1、朝はシリアルとトースト。原野の散策後、お雑煮。三つ葉はセロリの葉を代用。

エリア ボーンマス(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.0

年末のボンマス中心部へ買物

高級銀器／宝飾店前の典型的英国紳士、でも、こんな人は少なくなりました。英国人はかつては、貧乏人でも外出時はジャケットとタイでしたそうですが

ウィンドウショッピングのカップル

中心部商店街の一つの通り

年末セール

パセージ口と買い物客

この古めかしい建物は銀行支店

人混みの中の居候先の主人とその友人（要介護）

30日の夕食は簡単にハムと温野菜＋ポテト、サラダ

大晦日のスタータはパルマハムとメロン。メインはローストビーフ、ワインはロゼ発泡酒

ロンドンアイとビッグベン（ＴＶ）

日付が変わって花火で新年を祝う

日本は神社仏閣の初詣があるから花火は駄目なんでしょうね、根性の悪い坊主や神主に商売の邪魔したと呪いを掛けられるのかも？だから、英国のＴＶではオークランド、シドニー、香港、台北の新年カウントダウンを紹介したけど、東京は無視

これを見る為、寒さの中、数時間も場所取りした人の数、数万人。

花火が終わると、数万人の観客による『蛍の光』の大合唱。これは自然発生的に歌い始め、それに他の人が加わる形での大合唱。日本では年末の歌ですが、こちらでは新年の歌

ＴＶを見入ってしまい、年越蕎麦が遅れました。蕎麦は新潟産、鶏がらの出し。薬味は英国産リークの刻み

元日の昼、原野に散策。なめこみたいですが？

年末の穏やかな気候で雪もすっかり溶けてしまった原野

原野の一角にある高級ゴルフ倶楽部。年金暮しの大家は裏にあるこの倶楽部ではなく、10キロ以上離れた倶楽部の会員。このグループはここで暫く待機

追いついた後続チーム。のろいチームは後続に譲るのがマナーだそうです

新春を乗馬トレッキングで楽しむグループ

原野は犬散歩の人が多い。原野ではリード無なので、犬嫌いにはちょっと面食らう事も暫しです。勿論、東南アジア程の危険はありませんが、最近も子供が犬に噛み殺され、犬は殺処分、飼い主は刑務所行きになったそうです。

ＢＢＣの人気コメディの新シリーズは格安航空会社を皮肉ったこのドラマ。元日夜に初笑いです

ダブリンのパブで恋に落ちるキャンビンアテンダント同士。ＢＢＣドラマ、Little　Britenより。NHKにもこんな機智があったなら、政府や皇室、軍にBBC並みの正義感があったならＴＶも見るし、視聴料も払うけど。