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ニュ−カレドニアへ<br /> <br />半時間遅れの夜9時半、降りしきる雨の成田を飛び立ったエ−ルフランス機は、一路南太平洋へと向かう。風雨の中の離陸とあって、いつものようにすんなりと上昇できず、何度か機体を揺さぶりながら苦しそうに上昇する。大丈夫かなと、一瞬ひやりとさせられる。現地の週間天気予報を見れば、ずっと雨ばかりになっている。これでは、さんさんと太陽が輝く南国の島のイメ−ジとはほど遠いではないか。これまでの数多い旅の経験では、いつも天候に恵まれて快適な旅ができたのだが、今度の旅はいったいどういうことになるのだろう。早くも、機内放送が現地付近の低気圧を避けるため、迂回航路をとるので30分遅れの到着になると伝えている。先が思いやられる。<br /> <br /><br />機内を見渡すと、日本人乗客は少なく、そのほとんどはフランス人である。遅い機内食を取ると、後は身体をシ−トに横たえて浅い睡眠を取り、静かに到着を待つのみ。時間が経って目的地が近づいてくると、機内にライトが点灯し、軽い朝食のサ−ビスが始まる。食後の一服をしていると、いつの間にか機は高度を下げ、着陸態勢に入っている。窓から覗いて見ると、カレドニアの海や島が見え始めている。この窓から見るかぎり、どこにも白砂のビ−チらしき所は見えず、ただ変哲もない海と海岸線が広がっているだけである。南国特有の空の青も紺碧の海の色も見られない。天候のせいなのだろうか?<br /> <br /><br />そんな感想を抱きながら眺めていると、いよいよ着陸である。今は現地時間の朝8時ごろ、9時間かかってカレドニアの首都ヌメアの国際空港に到着となる。国際空港とはいえ、低い山に囲まれたこぢんまりとした空港である。機内放送では現地は雨とのことだったが、予想に反して晴れている。これは幸先のよいスタ−トである。この調子で好天に恵まれればいいのだが……。<br /><br /><br />ニュ−カレドニアのこと<br />正式国名はフランス領ニュ−カレドニアで、首都はヌメア。国土面積は四国とほぼ同じ大きさで、人口は約20万5000人。メラネシア系が最も多く全体の43%、次いでフランス人をはじめとするヨ−ロッパ系が37%となっている。そのほとんどがキリスト教である。公用語はフランス語で、ホテルなどでは英語も通じる。<br /> <br /><br />先住民は文字を使用しなかったために、1774年にキャプテン・クックがやって来るそれ以前の記録は分からない。クックの後、フランスの探検家ラ・ペル−ズが訪れ、その後ヨ−ロッパ人貿易商、次いで宣教師たちがやって来る。1853年、ナポレオン3世の命を受けてやって来たフェヴリエ・デポワントは、抵抗する原住民を武力で抑えてグランドテ−ル島(カレドニアの本島)を占領し、周囲の島々を含むニュ−カレドニアをフランス領とした。こうしてフランスとイギリスの間で繰り広げられた植民地争奪戦争の結果はナポレオン3世の手に落ちた。ニュ−カレドニアの歴史は、こうしてフランスとともに歩むことになる。<br /> <br /><br />ニュ−カレドニアは、本島のグランドテ−ル島、南洋杉が生い茂るイル・デ・パン、それにウベア島、リフ−島、マレ島などの小島からなるロイヤリティ諸島で構成されている。気候は1年を通じてさわやかな夏の気候で、年間平均気温は20度〜25度。しかし、直射日光はかなり暑く、紫外線は日本の3倍も強いという。<br /> <br /><br />また、この島ではニッケルが産出され、その埋蔵量は無限とさえいわれるほどで、カナダ、ロシアに次いで世界3位のニッケル産出国となっている。思わぬ埋蔵量に、フランス本土やベトナム、中国、日本から多数のニッケル労働者がこの島に移住した。日本からの移住者は19世紀末ごろには5500人にも及んだという。ニッケルの輸出先は、戦前戦後を通じて日本がその第1位となっている。<br /><br /><br />ホテルへ<br />今度の旅は、ホテルと現地送迎付きのフリ−ツア−を利用することにした。そのほうが安上がりだし、必要な観光は現地旅行社を利用すれば十分である。入国手続きを済ませて到着ロビ−に出ると、若い日本人男性のスタッフが出迎えてくれる。上着は脱いでも冬の下着を着たままなので暑い。空港で早速両替をしておこう。ここでのレ−トは1CFP(フレンチ・バシフィック・フラン)=1.13円である。<br /> <br /><br />10名程度の日本人客ばかりを乗せた大型バスは、南太平洋有数のビ−チリゾ−ト・アンスバタを目指して走り出す。ここは首都ヌメアの南端にあり、ホテル、レストラン、ディスコ、バ−、ショッピングセンタ−、旅行代理店などが立ち並ぶ賑やかな場所である。宿泊するホテルは、この一角にある。ここまで車で50分の距離で、島国とはいえかなり広い。<br /><br />(この続きはこちらへ⇒ http://yasy7.web.fc2.com/ )<br /><br />

ニューカレドニア:ヌメアの旅

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2003/01/27 - 2003/02/03

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yasyas

yasyasさん

ニュ−カレドニアへ
 
半時間遅れの夜9時半、降りしきる雨の成田を飛び立ったエ−ルフランス機は、一路南太平洋へと向かう。風雨の中の離陸とあって、いつものようにすんなりと上昇できず、何度か機体を揺さぶりながら苦しそうに上昇する。大丈夫かなと、一瞬ひやりとさせられる。現地の週間天気予報を見れば、ずっと雨ばかりになっている。これでは、さんさんと太陽が輝く南国の島のイメ−ジとはほど遠いではないか。これまでの数多い旅の経験では、いつも天候に恵まれて快適な旅ができたのだが、今度の旅はいったいどういうことになるのだろう。早くも、機内放送が現地付近の低気圧を避けるため、迂回航路をとるので30分遅れの到着になると伝えている。先が思いやられる。
 

機内を見渡すと、日本人乗客は少なく、そのほとんどはフランス人である。遅い機内食を取ると、後は身体をシ−トに横たえて浅い睡眠を取り、静かに到着を待つのみ。時間が経って目的地が近づいてくると、機内にライトが点灯し、軽い朝食のサ−ビスが始まる。食後の一服をしていると、いつの間にか機は高度を下げ、着陸態勢に入っている。窓から覗いて見ると、カレドニアの海や島が見え始めている。この窓から見るかぎり、どこにも白砂のビ−チらしき所は見えず、ただ変哲もない海と海岸線が広がっているだけである。南国特有の空の青も紺碧の海の色も見られない。天候のせいなのだろうか?
 

そんな感想を抱きながら眺めていると、いよいよ着陸である。今は現地時間の朝8時ごろ、9時間かかってカレドニアの首都ヌメアの国際空港に到着となる。国際空港とはいえ、低い山に囲まれたこぢんまりとした空港である。機内放送では現地は雨とのことだったが、予想に反して晴れている。これは幸先のよいスタ−トである。この調子で好天に恵まれればいいのだが……。


ニュ−カレドニアのこと
正式国名はフランス領ニュ−カレドニアで、首都はヌメア。国土面積は四国とほぼ同じ大きさで、人口は約20万5000人。メラネシア系が最も多く全体の43%、次いでフランス人をはじめとするヨ−ロッパ系が37%となっている。そのほとんどがキリスト教である。公用語はフランス語で、ホテルなどでは英語も通じる。
 

先住民は文字を使用しなかったために、1774年にキャプテン・クックがやって来るそれ以前の記録は分からない。クックの後、フランスの探検家ラ・ペル−ズが訪れ、その後ヨ−ロッパ人貿易商、次いで宣教師たちがやって来る。1853年、ナポレオン3世の命を受けてやって来たフェヴリエ・デポワントは、抵抗する原住民を武力で抑えてグランドテ−ル島(カレドニアの本島)を占領し、周囲の島々を含むニュ−カレドニアをフランス領とした。こうしてフランスとイギリスの間で繰り広げられた植民地争奪戦争の結果はナポレオン3世の手に落ちた。ニュ−カレドニアの歴史は、こうしてフランスとともに歩むことになる。
 

ニュ−カレドニアは、本島のグランドテ−ル島、南洋杉が生い茂るイル・デ・パン、それにウベア島、リフ−島、マレ島などの小島からなるロイヤリティ諸島で構成されている。気候は1年を通じてさわやかな夏の気候で、年間平均気温は20度〜25度。しかし、直射日光はかなり暑く、紫外線は日本の3倍も強いという。
 

また、この島ではニッケルが産出され、その埋蔵量は無限とさえいわれるほどで、カナダ、ロシアに次いで世界3位のニッケル産出国となっている。思わぬ埋蔵量に、フランス本土やベトナム、中国、日本から多数のニッケル労働者がこの島に移住した。日本からの移住者は19世紀末ごろには5500人にも及んだという。ニッケルの輸出先は、戦前戦後を通じて日本がその第1位となっている。


ホテルへ
今度の旅は、ホテルと現地送迎付きのフリ−ツア−を利用することにした。そのほうが安上がりだし、必要な観光は現地旅行社を利用すれば十分である。入国手続きを済ませて到着ロビ−に出ると、若い日本人男性のスタッフが出迎えてくれる。上着は脱いでも冬の下着を着たままなので暑い。空港で早速両替をしておこう。ここでのレ−トは1CFP(フレンチ・バシフィック・フラン)=1.13円である。
 

10名程度の日本人客ばかりを乗せた大型バスは、南太平洋有数のビ−チリゾ−ト・アンスバタを目指して走り出す。ここは首都ヌメアの南端にあり、ホテル、レストラン、ディスコ、バ−、ショッピングセンタ−、旅行代理店などが立ち並ぶ賑やかな場所である。宿泊するホテルは、この一角にある。ここまで車で50分の距離で、島国とはいえかなり広い。

(この続きはこちらへ⇒ http://yasy7.web.fc2.com/ )

旅行の満足度
5.0
観光
3.5
同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス
旅行の手配内容
個別手配
  • 本島いちばんのアンスバタビーチ。左端に突き出たとんがり屋根の建物は工事中の海上レストラン。中央沖合いに小さく見える島はカナール島。

    本島いちばんのアンスバタビーチ。左端に突き出たとんがり屋根の建物は工事中の海上レストラン。中央沖合いに小さく見える島はカナール島。

  • カレドニアの上空写真<br />

    カレドニアの上空写真

  • 首都ヌメアの国際空港<br /><br />

    首都ヌメアの国際空港

  • バスは緑の山間をかけ抜けてヌメア市内へ向かう。<br /><br />

    バスは緑の山間をかけ抜けてヌメア市内へ向かう。

  • 南国ムードたっぷりのプール<br />

    南国ムードたっぷりのプール

  • アンスバタのショッピングセンター。道路の左側がアンスバタビーチ。<br /><br />

    アンスバタのショッピングセンター。道路の左側がアンスバタビーチ。

  • 市内の要所をめぐるプチトレイン<br />

    市内の要所をめぐるプチトレイン

  • ペタンクを楽しむのどかな風景<br /><br />

    ペタンクを楽しむのどかな風景

  • ココティエ広場の外郭<br />

    ココティエ広場の外郭

  • 雨のココティエ広場<br /><br />

    雨のココティエ広場

  • ヌメア博物館<br />白亜の建物が美しい。<br /><br />

    ヌメア博物館
    白亜の建物が美しい。

  • メラネシア人のカーズ(伝統的住居)

    メラネシア人のカーズ(伝統的住居)

  • カーズの木彫り

    カーズの木彫り

  • 繊細な竹彫刻<br /><br />

    繊細な竹彫刻

  • 装飾品<br />

    装飾品

  • 儀式用品

    儀式用品

  • 屋根付きのバス停<br />

    屋根付きのバス停

  • ヌメアセンターの内部<br /><br />

    ヌメアセンターの内部

  • エフ・オ−・エルの丘より眺めたヌメアの中心街。左手の2つの塔がセント・ジョセフ大聖堂、右手前方下の四角の森がココティエ広場。

    エフ・オ−・エルの丘より眺めたヌメアの中心街。左手の2つの塔がセント・ジョセフ大聖堂、右手前方下の四角の森がココティエ広場。

  • 森林公園のゲート<br />

    森林公園のゲート

  • 航海の用具<br />

    航海の用具

  • 珍しい変わった花が・・・<br /><br />

    珍しい変わった花が・・・

  • フランボワイヤ(火焔樹)<br />赤色の花が少ない。<br /><br />

    フランボワイヤ(火焔樹)
    赤色の花が少ない。

  • 植物園らしい風景<br />

    植物園らしい風景

  • 台風で時化た海<br />

    台風で時化た海

  • ヌメア水族館<br />

    ヌメア水族館

  • カラフルな魚<br />

    カラフルな魚

  • おでこの魚<br />

    おでこの魚

  • 南太平洋に沈む夕日<br />アンスバタ・ビーチにて<br />

    南太平洋に沈む夕日
    アンスバタ・ビーチにて

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