ニューカレドニア一人旅1989

1989/09/05 - 1989/09/13

先日写真の整理をしていた所、ニューカレドニアの懐かしい写真が出てきたのでスキャンし公開しました。と言っても、25年も前の事ですので、これから行こうと考えている方には参考にならないかもしれませんが、行きたいけど迷っていると言う方の参考になればと思います。
当時は原田知世さんの「天国に一番近い島」と言う映画が流行った後、新婚旅行で良く行かれる場所でもありましたが、私は森村桂さんの原作を読み感動を覚え、直ぐさま一人で旅立ったのです。後で知った事ですが、1989年は独立闘争が続いている最中で暗殺者が出る程だったそうです。森村桂さんのメイン舞台である「ウベア島」に行けなかったのもこれらの為だったかもしれません。ともあれ9日間の旅は、観光と言うよりも、人とのふれあいの連続で、私にとって一生の忘れられない想い出となりました。

エリア ヌメア(ニューカレドニア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 高速・路線バス 自転車 徒歩 飛行機
• 航空会社: エールフランス JAL カンタス航空
• 旅行の手配内容: その他

成田からニューカレドニアへの直行便であるUTAはあったのですが、
旅行会社のオーバーブッキングに引っかかりシドニー経由となりました。
シドニー迄はJAL、そしてカンタス航空でニューカレドニアへ。。。
JAL機内ではアルコールが無料だったせいか飲み過ぎて二日酔い状態だった(笑)
※写真はトントゥータ国際空港

宿泊先の「HOTEL Le LAGON」
一人だけどダブルベット。
実はホテルでの記憶が殆ど無いのです。と言うのも毎日何処かへ出かけてましてホテルへは寝に帰るだけの毎日でした。

ホテル レ ラゴン ホテル

２日目に「ウァントロの丘」(Ouen Toro)へ登りました。とても美しい景色で最高。

F.O.Lの丘 散歩・街歩き

「ウァントロの丘」(Ouen Toro)は広大な範囲を見渡す事ができる為か、
戦争当時の大砲が温存されています。
ニューカレドニアは戦争当時、米軍の拠点地だったと聞き、これによって日本軍が撃たれたのかと思うと心が痛みます。。。
この時はそんな事何も考えていなかった自分を恥ずかしく思う。

高台から港を望みます。
手前左には「セント・ジョセフ大聖堂」が見えます。

F.O.Lの丘 散歩・街歩き

これがその「セント・ジョセフ大聖堂」

サン ジョセフ大聖堂 寺院・教会

ココティエ広場で出会った地元の方です。
気さくな方で毎日ここでのんびりしているそうな…

ココティエ広場 広場・公園

ココティエ広場にて

ココティエ広場で出会った日系人の方達。
鉄の塊のボールで、いわゆるゲートボールみたいなゲームをやっています。

ココティエ広場 広場・公園

熱帯地方らしく迫力がありますね

アンスバタビーチ ビーチ

これは私が撮った中でベストショットの一つです。
帰国して現像に出してから気づきました。
何気なくシャッターを押した瞬間に、目の前を鳥が横切ったのだと。

アンスバタビーチ ビーチ

ホテル近くのアンスバタ・ビーチ沿いの道

アンスバタビーチ ビーチ

バスを待っていたら突然スコールが来まして、木陰で止むのを一緒に待っていたんだけど、お互い言葉が通じない事が分かっているせいか、もうすぐ雨が止むよ、とゼスチャーで言われた事を思い出した。
そういえば、南国では傘は必要ありませんね。

坂道から「セント・ジョセフ大聖堂」を望む

サン ジョセフ大聖堂 寺院・教会

若者の溜まり場的な所だったと思う。
恐い感じだが、ピンボールゲームを２、３回ゲームをしてみると、一生懸命に応援してくれた。

どこの港か覚えてないが、岸壁近くの倉庫。

どこかの岸壁。

岸壁すぐにBARがあったので入ってみました。
歴史を感じる風情のある建物です。

BARに入ってみると、日本の人形や藁草履などを飾っていました。
どうも、日本人の船乗りさん達が置いていくそうです。

当時、日本ではバブル絶頂期でビリヤードが流行っていましたが、
まさかニューカレドニアにもビリヤード場が有ったとは…
驚きました。

確か、馬の面倒をみている兄弟の少年たちだったかな。

奇麗な花を持った方が歩いて来たので思わず撮らせて頂きました。
素敵な女性です。

この旅では、手前にあるレンタサイクルで移動していました。
観光には自転車は便利です。

どこまでも続く木々

自宅の前で音楽を聴きながらノリノリだった方。
気さくに声をかけて下さいました。

かわいい少年だったので撮らせて頂いた。

門番の警察官でしょうか・・・

交差点の角に、十字架のイエスキリスト像がありました。
キリスト教への信仰が深い街を感じます。

交差点の信号が可愛いんですよ。

こんな所で散歩できるなんて素晴らしい。

気さくに声をかけて来た地元の方々。
笑顔が素晴らしい。

彼女たちと一緒に。

ロカールなバスの車内は写真の様な感じで、少々窮屈に感じます。

そのバスになります。

宗教的な側面から日曜日は商店全てお休みなんです。
今はどうなんでしょうか…？

ロードレースをやっていました。
さすがフランスですね。
※ホテル(Le Lagon)の前にて

夜のBARに行ってみました。
かなり酔っぱらってしまったのですが、私が日本人だと分かると何と、、、
坂本九さんの「上を向いて歩こう」を日本語で演奏してくれました。
嬉しくて嬉しくて一緒に大声で歌ったのを覚えています。

※この時は坂本九さんが亡くなられてから、４年経っていました。

BARにて

今回の旅の目的は「ウベア島」に行き現地の方々と交流を持つ事でしたが、
独立闘争の影響でウベアに渡ることができませんでした。
（地元の方の話では武装されているとのこと）
その為、帰国前にオプショナルツアーに参加してみました。
行先はよく覚えていないのですが、推測では「クーマック(Koumac)」って言う、
ニューカレドニア本島の左上の方ではないかと思っています。
→→その後MAPで調べた所、イヤンゲーヌ(Hienghene)かもしれません。
　　（皆さんはヤンゲンと呼んでいる）
※写真は「マジャンタ空港」

ヌーメア マジェンタ空港 (GEA) 空港

小型機のコックピット

頼もしい木の下で。

この半島らしきところは、
大男が仰向けに寝そべっている様に見えるんです。

これは、ニワトリさんに見えるでしょ？！
「チキンロック」って言うんですね…
ヤンゲンにて

オプショナルツアーの目的地は、写真の様な原始的な所でした。
私はこういうの大好きですよ。

村の民家にて。
とにかくお洒落で笑顔が素敵な方々です。

ニューカレドニア伝統料理「ブーニャ」です。
この後、蒸焼きにするのですが、味は淡白だった様な記憶があります。
聞くところによると「ブーニャ」は女性しか料理をしてはならぬものらしいです。

ここの村の教会です。
次の写真で紹介する森村桂さんが建てた「アリスの丘」ティールームで、
ご自身が描かれたニューカレドニアの風景と一致することに後で気づき感動しました。

軽井沢にある、森村桂さんが建てた「アリスの丘」ティールーム内の壁画です。
ここに描かれている教会が、私が見たものとそっくり。
三宅さんお元気ですか。
その節はお世話になりありがとうございました。
※写真は2013年9月撮影

アリスの丘 グルメ・レストラン

村の若者たち。
此方から話しかけると安心したかの様に、打ち解けていきました。
私が持っていたウォークマンで音楽を聞かせてあげると、非常に驚いていました。

気温が高い所では、この様に高くそびえるらしいです。

村にあった、洞窟入り口のマリア様像。

このオプショナルツアーに参加した仲間達。
皆さん、お元気でいらっしゃいますか？
※写真はトゥーホー空港かな

ニューカレドニアで永らく日本料理屋「さつまラーメン」を営業されているご夫婦です。

いよいよ帰国の時です。
本当は帰りたくなく寂しい気持ちになっていた事を思い出します。
行きは、オーバーブッキングにあったり、荷物経由トラブルに有ったりで、大変でしたが、帰りは旅行会社の計らいなのか、エグゼクティブクラスになっていました。（私はコックピットの一番前列）

そして離陸後、、、疲れがどっと出たのでしょうか…
気づいたら成田空港到着３０分前でした。

ヌーメア=ラ トントゥータ国際空港 (NOU) 空港

ニューカレドニアは、フランス領のままでいるか、独立するか、、、
今後決まっていくそうです。
ニッケルが豊富に存在するとは言え、原住民にしてみれば迷惑な話だと思います。
昔、この美しい島を、そっとしてあげれていれば良かったのに。

と思う今日この頃でした。

1989年のメモリーになりますが、何かの参考になれば幸いです。
ありがとうございました。

この旅行記へのコメント （1）

• arriettyさん 2021/01/30 18:32:05

  現地の人達との触れ合い

  コメントや「いいね！」頂き、ありがとうございます。私はヌメアではホテル周辺以外、ほとんど観光していないので、森のクマさんの旅行記でいろいろ観ることが出来てよかったです。先住民の人達との触れ合いが素敵ですね。歴史的なことや文化についても知ることが出来ました。やはり若い頃に行ければ、レンタサイクルであちこち行けたかなと羨ましく思いました。Le LAGONホテルも当時からあったのですね。貴重なお写真や思い出のお話を楽しく拝見させて頂き、ありがとうございました。