SUMMER BREEZE OPENAIR 2010への旅（5日目　イランへ移動編）

2010/08/21 - 2010/08/21

ドイツで開催されるラウド系音楽の野外フェスSUMME BREEZE OPENAIRを観にドイツへ

本来はWACKEN OPEN AIRを観にいくつもりでチケットを買ってましたが、
所用で行けなくなり、今年はSUMMER BREEZEを選択しました

ついでにテヘランへ行ったり、航空券の都合でイスタンブールに寄ったりと
忙しい日程でしたが、SUMMER BREEZEのステージも楽しめたし満喫できた夏休みでした！

【フライト】
2010年8月17日（火）ANA NH207便 成田→ミュンヘン
2010年8月21日（土）イラン航空 IR720便 フランクフルト→テヘラン
2010年8月23日（月）イラン航空 IR719便 テヘラン→イスタンブール
2010年8月23日（月）トルコ航空 TK1635便 イスタンブール→ミュンヘン
2010年8月23日（月）ANA NH208便 ミュンヘン→成田

エリア テヘラン(イラン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 飛行機
• 航空会社: イラン航空 ANA ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

ドイツ・ディンケルスビュールで予定外に宿泊したホテル『ゴールデンローズ』での目覚めは快適でした。

テントと異なり、寒くて起きることもなく、腰が痛くなることもなく、ぐっすり眠れて満足です。

昨夜、フロントで朝食の時間を聞くと
『朝7時から』
とのこと。

バスが7時38分なので食べる時間がない、と言うと、、

『それはもったいない。6時45分に来れば食べれるようにしておくから、食べて行きなさい。』
とうれしい、お言葉を頂戴しました。

ヨーロッパのホテルらしい普通の朝食でしたが、
その配慮がうれしかったのか、とても豪華に感じられました。

といっても、たくさん食べたわけでもなく、

クロワッサン
チーズ
ハム
オレンジジュース
紅茶

のみでしたが、満足です。

またここに泊りたいなと、思いました。

余裕をもって、7時過ぎにホテルを出発。

朝のディンケルスビュールは、日中以上に静かでおすすめです。

バス停の手前で、ロマンティック街道の看板を発見！

日本語の標記が、ちょっと残念ですが、
この田舎街が、ドイツ最大の観光ルート上にあることを思い出させます。

7時20分。
ディンケルスビュール駅のバス停に到着。

すでに数人のお客さんが待ってました。
あきらかに、フェス帰りの人もいたので、朝移動してきたのかを聞くと・・

『朝4時30分に会場を出て、歩いて来たよ』

とのこと。

すると、今度はタクシーが到着。
『5分で30ユーロ。世界一高いタクシーだ。』と言って、
笑いながらメタラーが出降りてきました。

定刻にバスは出発。

来たとき同様ジャーマンレイルパスが利用できるアンスバッハまでの乗車。

途中の町や村で、乗客をどんどん乗せると、いつのまにかバスは満席に・・

自分の荷物が多かったので、ちょっと申し訳なかったです。

ディンケルビュールを出て、ちょうど1時間。

定刻の8時37分にアンスバッハ駅に到着！

アンスバッハ駅からは鉄道。

まずは特急が走る幹線の駅ヴュルツブルグを目指します。
9時10分発のRB34808列車をホームで待ちます。

車内はこんな感じ。

同じバスに乗ってきた、フェス客と一緒に座り
フェスの話で盛り上がりながらの移動で、ヴュルツブルグまではあっという間でしたよ。

彼らはアルゼンチンからフェスを観に来たようで、
今日の便でスペインへ飛び、スペイン観光を楽しんでから、アルゼンチンに戻るそうです。
同じスペイン語だから、スペインは楽なんだそうです。

フランクフルト空港まで一緒かと思ったら、
彼らはミュンヘン空港へ向かうとのこと・・・残念。

途中の駅。
乗客がたくさん降りたので、駅名を見るとシュタイナッハ駅。

ロマンティック街道の人気観光地ローテンブルグへの乗換え駅です。
どうりでたくさん降りたわけですね。

定刻の10時16分にヴュルツブルグ駅到着。

ここからフランクフルト空港までは1本の列車でいけますが・・
乗ろうとしていた10時38分発の特急IC 2024列車は、遅れの表示。

駅員によると、10時56分発のICE 724列車は定刻で運行されており、
フランクフルト空港にもそっちが早く着くとのこと。

と、話していたら次の列車の表示が
ICE 724列車に切り替わりました。

ICEのほうが快適そうだから、いいのですが、、
ホームに人がたくさんいるのが気になります・・。

30分ほど時間があるので、ホームでぼーっとしてると、
駅の裏側はぶどう畑でした！

ここヴュルツブルグは、フランケンワインの産地だと、
何かで見たことがあるのを思い出しました。

もう少し時間があれば、街を歩けたのだけど・・それは次回ですね。

定刻に来たICE 724列車は想像通りの大混雑でした。

同じ路線で前を走る列車が遅れてるので、
その乗客が乗り込んだら、こうなるのは当然ですよね・・。

大都市を結ぶ路線でもあり、空港にも行く路線なので
乗客の荷物も多いし、デカい。

2等は乗り込むのも大変そう、、
1等のジャーマンレイルパスを買っておいて良かったです。

1席空席を見つけたので、座ってたのですが、
近くに子供連れの親子が立ってたので、
『食堂車に行くから、その間座ってください』
と言って、ビールを飲みに行った。

でも食堂車まで満席。

すぐに席に戻るのも格好悪いので・・
仕方なくカフェスペースで立ってビール飲みました〜(3.5ユーロ）。

12時22分。
フランクフルト空港駅に到着！

ヨーロッパのように、都市間を結ぶ特急が空港駅に乗入れてるのは本当に便利。

フランクフルト空港はとにかく大きい。

ターミナル1とターミナル2があり、イラン航空はターミナル1なのですが・・・
ターミナル1がこれまたでかい！

案内ボードでチェックインカウンターを探すのですが・・
フライト数も多いので、、なかなか見つからない

あ、あった！

カウンターに行くと長蛇の列。

しかも進まない。

どうやら、受託手荷物の検査する機械が調子悪いようです。

ドイツには多くのイラン人が住んでるので、イランとのフライトが豊富。
乗客の多くがイラン人です。

半袖やら、へそ出しやら、ミニスカートなどイラン国内では見られない格好をしてます。

昼は、りんご酒を飲みながらソーセ−ジを食べたかったのですが、

チェックインに時間がかかったこと
セキュリティチェックに時間がかかったこと

で、またもやマクドに。
6.39ユーロ。

何も言わなかったら、ケチャップが出てきた。

機内食もあるだろうから、かなり残しました。
すみません。

時間になったので、搭乗券に表示されたゲートへ行くと・・

人が誰もいない。


モニターで確認すると、いつのまにかゲートが変ってたので、慌てて移動。

しかも遠い。

やはり、こまめにゲートは確認しないとダメですね。

バスに乗って搭乗。

ボーディングブリッジから乗るのは楽ですけど、
晴れた昼間なら、バスで機体の下から乗り込むのが好きです。

飛行機の大きさを実感できますしね。

搭乗開始。

天気がいいので、一番最後に乗り込むことに。

チェックインカウンターでは、Tシャツ、へそだし、ミニスカートだった乗客は、スカーフを被りすっかり変身してます。

IR820便。
テヘランまでの機材はエアバス300-600。

座席は通路側。
トイレに行けるよう、3時間以上のフライトは通路側を希望しております。

さて、ここからは禁酒の旅です。
といっても2泊だけなので、あっという間ですけどね。

ラマダン中だったので、機内食はどうなるのかな？
と、思ってましたが、ほとんどの人が食べてました。

数人断ってる人もいましたが、理由がラマダンかどうかは不明です。

機内食、これはビーフです。
チェロウ・ケバブですね。

ご飯の下に、牛ヒレ肉のBBQが隠れてるんですけど、
知らない人は、フタ開けた瞬間にびっくりするでしょうね。

食後、イラン人クルーとギャレーで話して時間をつぶしてました。
イラン人は本当にフレンドリーで話好きです。

約5時間のフライトですが、到着前にスナックが出てきます。

イランのVISAは、事前に在日本大使館にて取得。

①イラン外務省のHPからe-VISA申請
　http://evisa.mfa.gov.ir:7780/mfa/
　申請場所を日本・東京のイラン大使館を選択

②申請から7日程度で、許可番号がeメールで通知送される。

③許可番号の通知を印刷し、必要書類と共にイラン大使館に申請

④数日後ビザ発給

非常に簡単に取得できたので、びっくりしましたが、
e-VISA申請画面の入力に時間をかけると、タイムアウトになるので、必要事項をまとめておいたほうがいいです。

イラン時間の22時35分。
定刻より早くテヘラン・イマーム・ホメイニ空港に到着。

隣のゲートにあのエアアジアXが停まってます。
テヘランにも就航してたとは・・びっくりです。

昨年12月以来のテヘラン。
イラン航空で来ると、乗客の多くがイラン人なので、
入国審査の列がいつも空いてます。

両替所が空いてるうちに、US$100を両替。
イランは大人の事情でクレジットカードが使えません。
ペルシア商人ながらの現金主義です。

手荷物も出てくるのが早かった。

税関を抜けたら、エアポートタクシーのブースへ。

近づくと携帯電話で会話中のカウンターお姉ちゃんがこちらを見て一言
『タクシーは外に停まってるから、そっちに行け！』

『はぁ。テヘラン市内までいくら？』

『25』

25とは250,000リアル（約2,100円）のことです。

そとにいた運転手にホテル名を言うと、わからない様子。
これはよくあることなので通り名を告げて、値段を確認すると
『40』ときた（笑）

笑いながら『20って中のお姉ちゃんが言ってたよ』と言うと。

『いや、25のはずだ』とのこと（笑）

握手をしてテヘランへ出発！！
空港からの交通がタクシーしかないとこれだから面倒ですな。

空港からテヘラン市内までは高速道路で約40分。
夜だと、途中のホメイニさんの墓がライトアップされてキレイです。
あとテヘランは坂が多い街なので、市内が近づくと光の絨毯に見えて素敵です。

この夜景には、12月に来た時同様感激してしまいました。

ピンクや黄緑の趣味の悪い外灯が増えたら、
そこがテヘラン市内。

目的地のESCAN HOTELはすぐに見つかりました。

このホテル初めて泊まります！
知らないホテルだったのですが、ヨーロッパの海外旅行情報サイトで
『テヘランで一番機能的なホテル』
『3星だが、テヘランでは5星以上の機能と設備』
と絶賛されてるのを見て、E-MAILを送り予約しました。

http://www.escanhotel.com/global/index.php?lang=fa

大人の事情でイランへのメールは届かない事もあるのですが、
ホテルからの回答は素早く、
予約後に支払いはUS$か？イランリアルか？などの件で質問したメールもすぐに返信があり感心しました。

テヘランには、イスラム革命前まで、
インターコンチネンタル、シェラトン、ヒルトンなど
米系外資チェーンで経営してたホテルが、名前を変えて今も5星として営業してます。
自分も過去にいくつかに泊ったことがあるのですが、
5星という先入観と値段には不釣合いな気はしてました。
決して不快ではないのですが。

で、3星『ESCAN HOTEL』ですが
口コミどおりの素晴らしいホテルです。

広くはないけど、明るいインテリアで、空調の調整が自由自在な部屋。
高速Wifiは滞在中無料（フロントでパスワードを教えてくれます）。

3星ホテルですが、価格はしっかり5星級でした（笑）
1泊=1,000,000リアル（約8,000円）
税金、サービス料、朝食込み

立地もフェルドウスィー広場の近くなので便利なので
テヘランでの滞在は、今後はここに決まりです。

この旅行記へのコメント （2）

• TAKEさん 2011/01/03 19:52:24

  ＨＥＬＬＯ　ＨＥＡＤＢＡＮＧＥＲ！

  oil kingさん、こんにちは。
  
  私はメタルとドイツをこよなく愛するＴＡＫＥと申します。
  
  SUMMER BREEZE 参戦記拝見しました。
  しかし、ディンケルスビュールでのこのフェスに参戦する日本人は
  きっとほとんどいないでしょうね。
  臨場感が伝わり楽しめました。
  また、フェスでのキャンプをする際の参考にもなりました。
  
  私は、夏フェスは２００９年、
  ＭＡＧＩＣ　ＣＩＲＣＬＥ　ＦＥＳＴＩＶＡＬに参戦しました。
  参戦記もＵＰしてます。
  
  今年は初ＷＡＣＫＥＮ予定で、先日妻の許可をもらいました。
  
  というわけで、今年もメタルな一年となります。
  まずはメイデン参戦です。
  
  　　　　　　　　　　　　　ＴＡＫＥ
  
  
  
  

  oil kingさん からの返信 2011/01/05 09:03:51

  RE: ＨＥＬＬＯ　ＨＥＡＤＢＡＮＧＥＲ！

  TAKEさん
  
  メッセージありがとうございます。
  SUMMER BREEZEは、アジア人がおらず、やはりWACKENにはかないませんが、
  通好みのバンドが揃っていて良かったです。
  今年は、WACKENまたはMETAL CAMP、HELL FEST あたりを考えております。
  個人的にBLACK METAL好きなので、INFERNO FESTには一度は行きたいとも思っております。
  
  旅行記後日拝見させていただきます。
  WACKEN楽しんできてください！
  
  
  
  
  > oil kingさん、こんにちは。
  >
  > 私はメタルとドイツをこよなく愛するＴＡＫＥと申します。
  >
  > SUMMER BREEZE 参戦記拝見しました。
  > しかし、ディンケルスビュールでのこのフェスに参戦する日本人は
  > きっとほとんどいないでしょうね。
  > 臨場感が伝わり楽しめました。
  > また、フェスでのキャンプをする際の参考にもなりました。
  >
  > 私は、夏フェスは２００９年、
  > ＭＡＧＩＣ　ＣＩＲＣＬＥ　ＦＥＳＴＩＶＡＬに参戦しました。
  > 参戦記もＵＰしてます。
  >
  > 今年は初ＷＡＣＫＥＮ予定で、先日妻の許可をもらいました。
  >
  > というわけで、今年もメタルな一年となります。
  > まずはメイデン参戦です。
  >
  > 　　　　　　　　　　　　　ＴＡＫＥ
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