2010/09/01 - 2010/09/01
975位(同エリア1852件中)
かなーるさん
タイトルの通り。
旧岡山藩の農業水利遺産群の訪問記。時期は複数にまたがる。(2005年から2010年)
・祇園用水
・合同用水
・西川
・鏡の洲用水
・田原用水
・沖新田等の干拓地
・旧建部町の用水路
など
(まず制作途上だが公開、西川等は後日追加予定)
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JALグループ
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倉安川樋門。
江戸時代のたたずまいのまま。
倉安川とは江戸時代初期から中期に灌漑用水と舟運のために吉井川と旭川をつなぐために開削された人工水路。
現在も灌漑用水に利用される。
樋門と船溜まりの景観が見事。 -
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灌漑用の揚水水車が現役で利用される。
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以上は2005年の冬、これは2010年の夏。
日本の農村は夏は何か、躍動感すら感じる。 -
樋門近くの倉安川
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水路の壁面こそコンクリだが、水路床は土。水草が生えて、生き物の存在を予見させる。
水草は分水工にひっかかったりして、農家にとっては厄介者になることが多いのだが、親水性はこちらの方が良い気がする。
農業者の高齢化が進展する中、このような維持管理に手間がかかる水路をどのように管理するか、我が国が抱える多くの問題の一つである。 -
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倉安川から分水して干拓地方向へ向かう水路の一つ。
常夜灯がある。 -
水路へのアプローチもある。
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旭川近くになると水路の流れも滞り気味。
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津田永忠によって開削された倉安川は、沖新田での営農を可能にし、岡山藩繁栄に寄与した。
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続いてこちらは、旧建部町の農業用水路である。
旭川に設置された頭首工を臨む。
岡山大学の教授によれば、石積み堰で最も規模の大きい頭首工の一つだそうだ。 -
建部町を流れる用水路。岩を水路が貫通する。
江戸時代、岡山藩は河内の石工を招待して水路工事をしたような記録もあるようだが、旧岡山藩領の用水路に石の構造物は多いと思う。 -
こちらは玉柏地区を流れる幹線用水路。
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比較的大きめの分水工。
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ここでも灌漑用の揚水水車が利用される。
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このようなポンプと比較して、揚水水車はどれほどのメリットがあるのだろうか。
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吉永駅。鏡の洲用水へ向かう。
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30分ほど歩いて、和気町に入ったあたり。
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到着。
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水は明らかに湧水。
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ここは、もともと水の便が悪く、浅層地下水を粘土等で作られた地下堰堤で地表まで押し上げ、農業用水として利用したのである。
地下堰堤は、この場所以外に、愛知県春日井市と台湾の二峰[土州]しか存在を知らない。(地下ダムは近年沖縄や離島を中心に整備されているが) -
お次は祇園用水。旭川左岸を潤す農業用水路。
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昔の樋門も保存されている。
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ここにも揚水水車がある。
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カバタやカワトといわれる、水路へのアプローチ施設。昔は、野菜を洗ったりするためにも用水路が利用された。
その名残。 -
高島地区は古い家屋も良く現存し、良好な水路景観を構成していると思う。
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こちらは干拓地。
このような古い石橋が結構残っている。
景観も良いと思う。 -
干拓地の排水樋門。こちらは明治時代の藤田干拓の際にできたもののように記憶する。
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少し東に移動して、百川河口近くにある、古い排水樋門の後。
このような施設を現役で利用できれば、素晴らしいと思うのだが、なかなか難しいのだろう。 -
吉井川の新田原堰。
昔の石積み斜め堰の田原堰を改修して、安定した用水確保と防災能力が向上した。
しかし、同時に失ったものもあるのではないだろうか。 -
頭首工等の農業水利施設は農業用水を引き込むための施設。これらの多くは、農業者という受益者の負担で設置されている。
農業者は漏水などが発生せず、維持管理が容易な農業水利施設を求める傾向がある。一方で、非農業者は景観や生態系保全といった機能(いわゆる多面的機能といわれるもの)を重視する傾向がある。
当たり前だが、今までは農業者の利便性を第一に農業水利施設を整備、更新してきたのだと思う。これらの整備等には農業者の負担のほか、国や都道府県、市町村も負担する形態が一般的である。つまり、国民の税金も活用されているわけである。
土地改良事業に関しても今まで以上に国民との社会的合意形成の元に、計画、整備されないといけないのかもしれない。 -
これは、田原用水にかつて架かっていた水路橋。
江戸時代にできたもの、当時の石工の技術の高さがうかがえる。 -
これが現役で利用されていたら、さぞ素晴らしかろうに。
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これは、井田跡。
中国の地割法らしい。
詳細な説明は次の写真に。 -
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変わって、旭川右岸を潤す合同用水。これが西川になる。
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ここの水利システム、なんか面白い。
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水路が縦横無尽に
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このあたりは住宅街。農のイメージではないが、水路は立派に農業目的の農業用水。
このあたりの住民は水路にどのようなイメージを持っているのだろうか。 -
岡山大学内にも、合同用水の支線用水が流れている。
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