寿県を見た。

2009/04/08 - 2009/04/08

淮南からバスやタクシーなどで４０分くらい。寿県は六安市に属する。昔の名前は寿春といい、三国志など中国の歴史に度々登場する。謂わば古戦場である。
１９７年には曹操と袁術が、２５８年に司馬昭と諸葛誕が戦ったことが特に有名だ。
戦いが起きやすい原因としてどうも土地が肥沃だったことが挙げられる。そこに赴任するとなぜか反乱を起こす傾向が強かったことは確かだ。
肥沃な土地と水の美味しさが印象に残った。
かつて都があった河南の洛陽と違い、穀倉地帯で有名だった。
天下を分けるのはまさにこの寿春を抑えられるかどうかにかかっていたといっても過言ではないだろう。
だからこそ勝利した曹操や司馬昭が天下に号令することも可能になったわけだ。

251年に、司馬仲達と王某が争い、王が自決する事件も起きてる。
司馬昭の兄、司馬師も目の痛みをこらえて255年に出陣してるが、このときは単なる魏の内部争いのみならず、敵側の後ろには孫権が暗躍してた。これがもとで司馬師は死期を早める。
寿春という名前のほうが響きがいい感じだ。
通肥門がそこ一帯では有名だが、中を見れば昔の城下町だ。なぜか心が和む。
昔からきっと雰囲気がよく、民衆の心も大いに和んだのかもしれない。

エリア 中国

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 観光バス タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

横から見た風景。

城の中がこんな感じ。

城を真正面からみるとこのような風景だ。

少し城に近づいた様子。

城に行くまでの道、意外に人が多い。

横から見ると塀で囲まれている。

城に到るまでの一本道。

城の中を少し歩くと、城下町らしくなってきた。

城の中を入ったばかり、賑やかだなあ。

城に行くまでの道、橋が面白い。小さな河もいいなあ。

ユニークな建物だ。