2010/10/23 - 2010/10/27
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世界攻略者さん
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中国南部の大観光地、桂林。その水墨画のような風景が人々を引き寄せます。桂林から、漓江を約70キロに下った先にあるのが陽朔の町。今では、「桂林よりこっちがメインでしょ」と言えるくらいの盛り上がりを見せています。観光客が溢れ、語りつくされた感のあるこの町を訪れ、今もなお素朴な旅ができるのか、検証してみました。
**情報は2010年10月のもの。1人民元=12.2元で計算。
==中国旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/?view_mode=list&dmos=os&wide=AS&middle=CN&sort=when
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[目次]
陽朔
川下り
電動スクーターの旅 (月亮山、遇龍橋)
トレッキングと20元札 (揚堤、興坪)
印象 劉三姐
まとめ -
[陽朔]
かつては漓江クルージングの終点でしかなかった陽朔ですが、今ではホテルだらけの町になっています。バスターミナルのある大通り沿いには中級、高級ホテルが並び、西街の周辺にはげストハウス的な宿が集中しています。古くはバックパッカーが好んで滞在したこともあり、相場は安め。一部屋60元(730円)くらいからホットシャワー、WiFi付き)。西街はごちゃごちゃしているため、眺めがいい部屋はあまり多くありません。
写真: 部屋のバルコニーからの風景。 -
西街(写真)は、みやげもの屋などが並ぶ陽朔で一番にぎやかな場所。夜はさらに観光客が増え、通りは人で溢れます。
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西街の宿を出て、町を見下ろせそうな場所を探してみました。近くで登れそうな山は2つ。一つは川岸の碧蓮峰(30元)。すこし上の廟に行けるだけで、眺めも川が見える程度。もう一つは陽朔公園となりの西郎山?(無料、写真)。西街から少し離れていますが、町全体を見下ろせます。
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西郎山から桂林方向の眺めはこんな感じ。陽朔は周りを奇峰で囲まれているため、町自体はあまり広くありません。これらのボコボコ生えているかのような奇峰こそが、桂林・陽朔の魅力なのですが、あまりに沢山ありすぎてありがたみが薄れます。要は、形が大事ということでしょう。
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町を囲む奇峰は夜10時半くらいまでライトアップされます。
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[川下り]
桂林・陽朔といえば、奇峰に囲まれた景色を眺めながらの川下り。川をクルーズする船は主に3種類あります。一つは桂林から5時間かけて陽朔まで漓江を下る大型船(写真)。最も利用者の多いクルーズですが、桂林まで行く必要があり、料金も安くありません。また、同じような景色が続くためすぐ飽きてしまいます。時間帯によっては船が数珠つなぎになって運行し、あまり雰囲気があるクルーズとはいえません。 -
小型のボート(写真)もあります。イカダ風のモーターボートで、1-6人ほど乗せて近場をクルージングします。出発ポイントは陽朔や揚堤、興坪など。陽朔発の場合、漓江を下り、書童山、印象・劉三姐の会場を越えた辺りまで行き戻ってくるのが一般的なコース。約30-40分の船旅で一人60元(730円、子供は半額)。コースは自由に設定できます。
このボート、大型船と比べプライベート感とコースの自由度があります。それでも、エンジン音がうるさく、そこそこスピードも出すので、「水墨画のような風景の中、水面を静かにクルージング」というイメージとは異なります。 -
そこでオススメなのが本物の筏(写真)でのクルージング。陽朔近郊を流れる遇龍河に、何箇所かイカダ乗り場があります。こちらの船は屋根もなく開放感があります。2人乗りのイカダを、船頭が竹竿で川底を押しながら進んでいきます。
写真: 筏ボート。自分でも漕でみましたが、意外と難しい。季節によっては日除けパラソルが付きます。 -
私が乗ったのは、遇龍河のかなり北のほう(詳しい場所は後述)から上流を往復するコース。1.5時間で一人120元(1500円)。2時間だと180元(2200円)。チケットを見ると、一応傷害保険に入っている様子です。このルートは、川の途中に水位差があるため、上りは一旦筏から降りて、そこに待機しているオジサンに筏を上げてもらいます(写真)。
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帰りは遊園地のアトラクションのように水しぶきを上げながら一気に段差を下ります。
写真: 後方に見えるのは筏を川に固定した売店。この段差の手前に沢山写真小屋があり、勝手に転落場面の写真(15元=180円)を撮って販売しています。 -
段差を越えた後、もう一つの段差まで行って折り返します。この近くに古い橋(仙桂橋、写真)があるというので、筏を降り、田んぼのあぜ道を歩いて見に行きました。この後、船着場まで戻りクルージング終了。静かで雰囲気のある船旅でした。
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[電動スクーターの旅(月亮山、遇龍橋)]
陽朔では、郊外へのサイクリングが旅行者の定番になっています。市街地にいると、交通量が多くとにかく暑い。環境的にあまりサイクリング向きとは思えませんでした。そこで思いついたのが、同じくレンタル可能なスクーター(写真)を利用するというアイデア。料金もたいして変わりません。
レンタル自転車: 一日20-50元(250-600円)。デポジット代200-400元(2500-5000円)。
電動スクーター: 一日60元(730円)。
普通のスクーター: 一日120元。 -
レンタル屋の人に聞いてみると、免許もヘルメットも不要。ただひとつだけ条件があり、同行者をつけなくてはなりません。同行者へのチップは50元(610円)。デポジット600元(7300円)でもOKでしたが、チップがあまりにも安いので、見張り役の女性(写真)と仲良く月亮山方面へ行くことにしました。
電動バイク「電動車」は中国で大変普及しています。原付型とスクーター型のものがありますが、陽朔で見かけるのは主にスクーター型のもの。電動も何も、スクーター自体初めて乗りますが、何事も経験です。初体験の電動スクーターは、簡単・快適。ブレーキは自転車と同じ。ノロノロ走ってもエンストの心配もありません。 -
市街地を出て、十里画廊と呼ばれる道を南に進んでいきます。遇龍河に架かる工農橋でちょっと休憩。この先、この道路沿いには、大溶樹, 月亮山, 黒仏洞、水岩と見所が続きます。
写真: 工農橋からの眺め。ここからも筏クルーズができます。 -
目的の月亮山(写真)が見えてきました。山頂付近にぽっかり月のような穴が空いた山です。月亮山の駐車場に到着すると、自転車が沢山並んでいます。スクーターで来ているのはさすがに私達だけのようです。
入り口でチケット(15元=180円)を買い、ここから穴のある場所まで登ります。歩き方によると所要時間は一時間半。ある旅行記によると20-30分程度かかるとのこと。さて、どちらが正しいのでしょうか。久しぶりの山登り、飛ばし気味に歩いてみると、約11分。どうも歩き方の方が間違っているようです。 -
穴の位置から登ってきた方向を見下ろします(写真)。穴の下にいては、穴の写真は取れません。ここからさらに1分ほど奥に進むと、裏から穴の写真がとれる場所があります。
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月亮山に登った後、遇龍河の橋まで戻り、ほとんど車の通らない道を川沿いに進みます。30分ほどで筏乗り場(写真、場所は後述の地図参照)に到着。彼女を待たせてクルージングに出かけます。
私が出かけている間、筏乗り場でスクーターの充電をしてもらいました。電動車の最大の問題は、走行距離。このスクーターの場合、一度に20キロまでしか走れません。希望目的地すべて回るには、少々足りません。普通のスクーターを借りればよかったのですが、そうすると料金が倍になります。
街中に充電スタンドのようはないので、普通は家で充電(4-5時間)します。コンセントが借りれる場所があれば、そこでも充電できます。 -
クルーズ後、川をさらに北上して、遇龍橋(写真)まで行きます。地図では近く見えたこの場所、予想以上に遠かった。最後は有料道路(バイク、自転車は無料)を通って陽朔市内に戻りました。
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結局、計4時間ほど遊んでバイクを返却。それにしてもチップ50元(610円)は安すぎます。彼女は普通のスクーター(1日レンタル120元=1500円)に乗って先導してくれただけでなく、ガイドのような役割も果たしてくれました。お徳感たっぷりの電動スクーターの旅、でひお試し下さい。
写真: ピンクの線: 今回走った道。青い点:上から、遇龍橋、仙桂橋、イカダ乗り場、レンタル屋、工農橋、月亮山。地図をよく見ると、道路とは別の自転車用ルートもたくさんあります。 -
[トレッキングと20元札]
同じ景色の中、サイクリングではなく、トレッキングするというのはどうでしょう。ロンプラを見ると、モデルコースが一つ紹介されています。ルートは揚堤から興坪まで漓江沿いに歩くコース。陽朔から揚堤の船着場まではバスで1時間(9.5元=115円)ほど。ここからトレッキングのスタートです。
船着場(写真)ではイカダボートに誘われますが、コース通り、まずは川を渡り向こう岸に行くことにします。渡し舟に表示価格通り16元(200円)支払うと、「揚堤陽朔徒歩遊景区」のチケットを渡されました。これは、本当に対岸への入場チケットなのか、それとも割高な乗船料に箔をつけてるのか..よくわかりません。裏面の地図が役に立ちそうなのでよしとしましょう。
対岸に渡った後、畑に囲まれた土の道路を25分ほど歩き、次の村へ。ここまでこれといった特徴のないたいくつな道。
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ここで再び対岸に渡ります。渡し舟が見つからないので、その辺のイカダボート(10元=120円)を利用します。川を渡ると草原があり、なぜか人もたくさんいます。どうも、揚堤からここまでイカダボートで来た人が多いようです。私はひょっとして26元(320円)も払って無駄に歩いたのかもしれません。
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草原を過ぎると、堤防のような場所を歩きます。今日は団体がいるので、道に迷わずに済みます。基本的には、川沿いの歩けそうなところを歩くだけ。途中、トレッカーを当てにした立派なレストランが2軒ほどあります。
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それにしても暑い。そして、予想以上に長い。ロンプラに乗っているトレッキングには当たり外れがありますが、これはかなり微妙。そのルートをがんばって歩いている中国人ツアー客は、どう考えているのでしょう。確かに、奇峰の景色の中を歩いていますが、雪山のような心ときめく美しさはありません。
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1時間40分ほど歩いて次の船着場に到着。対岸にある山が九馬画山。団体にまぎれてタダで船に乗り込みます。
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川を渡ったら、再び歩きます。この区間は乗り合いカートのような物も走っています。45分ほど歩き興坪近くの船着場に到着。ここは恐ろしくにぎやかです。
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なぜならば、ここから見える風景が20元札に描かれてものだからです。もちろん、桂林からの大型船もここを通過します。この場所が、今回のトレッキングのゴール地点と考えていいでしょう。
写真: 20元札の景色。朝来てればこんな感じ。夕方はもろに逆光でした。 -
帰りは、少し歩いた先に待機している車(3元)に乗って興坪のバス・ターミナルへ。そこからバス(40分、7元=85円)に乗って陽朔に戻ります。合計3時間強の歩き、半日がかりのトレッキング。フラットな道を長時間歩くのは面白みがないことがよくわかりました。
写真: 緑の点線:トレッキングルート。黄色い点:上から揚堤船乗り場、船乗り場2、船乗り場3、興坪。 -
この興坪と陽朔の途中に福利という村があります。後日訪問してみました。市場近くの道から、村を抜けて渡口の方まで歩きます。ここの名物は扇子のようで、渡口近くのみやげ物店で販売していました。
渡口近くの廟に入らなければ、入村料はいりません。自転車で来ていれば、川を渡って対岸の村から陽朔を目指すことも可能です。この村も、やはり、やや微妙な感じです。
写真: 製作中の扇子 -
[印象 劉三姐]
陽朔での夜のメイン・アトラクションと言えるのが、チャン・イーモウ演出の水上ショー「印象 劉三姐」。ツアー客はほぼ間違いなくここを訪れます。漓江に面した観客席(写真)はは5段階に分かれており、一番安い普通席で198元(2400円)。一番高いVIP席で680元(8290円)。地元民は安く買えるので、宿の人に予約してもらうと150元(1800円)で済みます。どちらもホテルへの送迎付き。 -
実はさらに安い席もあります。日が暮れると、西街でこのショーの写真を持って客引きをしているおばさんが2,3人います。彼女等が売っているのは50元(610円)の席。なぜそんなに安いかというと、これは川の対岸の民家の庭先の席だから(こちらも送迎付き)。例えるなら、野球場の隣のマンションの部屋を有料で開放しているような感じです。
ショーを見ていると、時々対岸にフラッシュの光が見えますが、そこが「私設」観客席。ショーは正面から見ることを前提に演出されているので、横から見るのはちょっと厳しい。やはり150元出してスタンドから観覧したほうがいいでしょう。 -
開演時間は7:45PM - 8:50PMの一時間強。送迎のミニバンはホテルを回りながら10-13人ほど拾って会場に向かいます。運悪く一組でもズボラなのがいると、開演時間に間に合いません。私の場合もギリギリでした。
会場に入ると、軽く千人は収容できそうなスタンド席が川面に向かって設置されています。席は前から3列目で比較的真ん中に近い席。普通席なのに悪くない場所です。値段の高い席のほうが、スタンドの後方にあるようです。
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ショーの内容ですが、周りの山がライトアップされたり、火や光を有効に使った出し物が続きます。かなり水面を広く使うので、双眼鏡があれば便利でしょう。150元はちと高いけど、十分満足できるショーでした。
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このショーの出演者は600人ほど。若い女性、子供に混じって中年の男性も数多く出演します。私はてっきり、地方の若者が住み込みで働いているものと思っていたのですが、そうとは限らないようです。ショーの最後にはカーテンコールのような演出があり、地元の町の名前が書かれた旗を持ちながら、おじさん達が数グループ、ステージを行進していきます(写真)。
彼らは筏を使った演目に参加していたはずです。だとすると、昼は本職の筏こぎ、夜はショーでアルバイト、と実に効率のいい働き方をしていることになります。 -
公式ホームページを見ると、私の予想は半分正解。出演者は沿岸5つの村に住む漁民の人たちでした。さらに、客席の目の前で独特の民謡を歌っていた少女達(写真)は、山奥のトン族の村出身とのことです。
[まとめ]
という訳で、中国の大観光地 桂林・陽朔。観光客は沢山いますが、まだまだマイペースでのんびり楽しめそうです。
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[リンク集]
==中国旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&level1=1&level2=2&level3=&sort=when
==海外旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&sort=when&view_mode=list
==国内旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/?dmos=dm&sort=when&view_mode=list
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