リベラ・デル・ドゥエロ　ワイン浸りの週末　1

2010/11/20 - 2010/11/21

ラ・コルーニャ旅行の面々で、今度は
ワインの産地リベラ・デル・ドゥエロ週末旅行。

またまた、旅の計画は同僚で友人であるJ任せ。楽々♪
今回の運転はJなので、我夫も好きなだけ飲ませて頂きました。

美食・美飲・美泊（？）に徹した贅沢な週末の記録でございます。
ハッハッハッ


表紙の写真：ワイナリー見学後のお楽しみ試飲♪


因みに、過去のこの地域の旅行記はこちら　↓
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10276184/
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10279114/
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10280117/

エリア スペイン

• 旅行の満足度: 4.5
• グルメ: 5.0

今回の地図は「県」ではありません。

図の濃いピンクの部分
ここがワインの原産地呼称
リベラ・デル・ドゥエロ
RIBERA DEL DUERO


カステージャ・イ・レオン州の
バジャドリッド県とブルゴス県を股にかけた
DUERO（ドゥエロ）川沿いの地域です。

この週末旅行では上記２県間をウロウロします。

マドリードからは１時間半の距離

土曜日の朝、ゆっくりと首都を出て
お昼時間にVALLODOLID（バジャドリッド）県の
Quintanilla de Onesimoという村へやってきました

悠々と流れるDuero（ドゥエロ）川

川沿いにある昔の水車小屋を改装したホテル・レストランが目的です。

Posada Fuente de la Acen~a
http://www.berhoteles.com/fuenteacena/

ここでJとRの友人夫婦と合流する予定。

友人家族が到着するまで、バールでビールを飲む。

Rはこの週末は普段住んでいるラ・コルーニャからマドリードへやってきていました。

ビールは　MAHOU
スペイン語では「H」は発音しないので、魔王？！

マドリード産のビールです。

この瓶ちっちゃい！
200mlだって

ビールを持ってサロンへ移動

ドゥエロ川を見下ろす部屋

窓の前にはモダンなデザインの暖炉


（夫撮影）

暖炉用の薪と共に、ワインの木箱の板切れが・・・

それも、Alion ではありませんか！

Ribera del Duero 原産地呼称の中でも超高級ワインとして名高い Vega Sicilia の姉妹ワイナリーです。

ちょっと訳ありで、私にはお馴染の箱（笑）

さて、JとRの友人夫婦が４歳と１歳半の男の子同伴でやってきました。

早速レストランへ移動します。

石造りの建物の壁、天井は木の梁がそのまま剥き出し。
温かみのある空間です。

バルセロナ出身のご夫婦ですが、ご主人のトニーさんがエノロジスト（ワイン醸造専門家）のため、この地でお仕事なさってます。

ということで、ワイン選びは専門家にお任せ！

１本目は「まだ新しいワイナリーだけど」とコレ。

大人６人でグビグビ、すぐに空になったね。

パンは４種類あって各自好きなのを選ぶ。

お通しの１品はちょっと珍味。

アボガドにタカの爪かなんか入っていて、ちょっとピリ辛い。
アボガドはちょっとレモンでもかけてさっぱり食べたいかな。

皆に余り受けなかった。

これは美味しかった〜♪

Ensalada de codorniz escabechada con tomate seco

ウズラのマリネとドライトマトのサラダ


ウズラが美味、薄切り青りんごがサッパリ、ドライトマトが甘酸っぱい、見た目と同じく楽しい味のサラダでした。

Foie de Pato　フォアグラ

う〜　ワインがすすむ〜


奥に写っているミニトーストは、干し葡萄入りです。

野菜の使い方がお洒落♪

Lssan~a de Morcilla de Burgos
ブルゴス・モルシージャ（血のソーセージ）のラザニア

見た目はグロテスクですが、今まで食べたことないようなラザニアでした。
中身はモルシージャ（血のソーセージ）

パスタはイカ墨ででも色付けしたんでしょうね。
これはイタリアン・ラザニアよりずっとずっと良いぞ〜！

メインはこの地ならこれ！

Lechazo
子羊のロースト

子羊でもまだ乳飲み子なので、肉がすっごく軟らかく臭みがありません。
1/4体を２人分としてサーブします。

そして、子羊の付け合わせはポテトよりも絶対にサラダ！

サッパリするんです。

美味しいよ〜
カスティージャ・イ・レオン
これだから、好きよ

ワインがすすむの分かるでしょう？

２本目もトニーさんが選んでくれました。

Pago de los Capellanes
これは聞いたことあるぞ〜

リベラ・デル・ドゥエロのワインは、リオハのワインよりもずっと重みがあります。
濃いっていうか・・・味が深いっていうか・・・

値段もね、倍くらいしちゃう。


大人６人と子供２人ですっごく楽しい昼食は、なんと５時半まで延々と伸び、大急ぎで夕方の次の予定、ワイナリー見学へ移動しました。

予約を入れておいてくれたワイナリー見学。

訪問したのは【Cepa 21】
http://www.cepa21.com/

やはりバジャドリッド県内
Castrillo de Duero という場所

見学開始は18時からだったのだけど、15分ばかり待たされる。

母体は Ribera del Dueroの地で名声ある Emilio Moroワイナリー。
そこのニュー・ブランド。
有名人なんかも出資したことで知られているらしい。

ロゴは至ってシンプル


「CEPA」とは葡萄の株のこと

「21」は21世紀のこと

ワイン製造過程の説明を受けます。

案内のお姉さんが端折って、早口の説明で、余り面白くなかった。
そのくせ、見学料高いのよー　（1人12ユーロ）

日本の工場見学のように無料でやればいいのにね。

これ　なーんだ？

発酵槽の中です。

ラボ♪

ワイン製造過程も科学的に検証・・・って？

ワイナリーの見所はやはりこれでしょう。

ズラズラズラっと並んだ樽は壮観です。

オークの香り

ほのかなワインの香り

樽はフレンチオークとアメリカンオーク

メーカーも色々と混ざってます

パッケージ・ライン

広いスペースです。

いつかラインが動いているところを見てみたい。

ボトルの裏ラベルだ〜

そして、原産地呼称の認定ラベル

おっと
企業秘密みっけ！

（そんな大したもんじゃないかも知れないけど）

USAの輸入業者リスト
良いのかな、こんな所に出しといて

ここは箱詰めラインね

ワイナリーのこの光景も好き

ラベルやカプスなどで着飾る前のボトル（ボトル熟成中）が並んでいる。

眠れ〜　眠れ〜
美味しいワインになーれ♪

見学後に見学料お支払い

ここで製造されるワインの見本が並んだ小部屋

同じ部屋に、色々なイベントでの写真も飾られていました。

この二人の写真が目立ってた。

ベッカムのレアル・マドリードでの最後の1年はトム・クルーズが何度か試合見に来てたな。

最後に試飲室へ案内された


部屋からガラス越しに、ボデガ（ワイナリー）を見下ろす。

この整然とした美しさが好きです。

2種類試飲させてくれました。


こんなにグラス並んで・・・
キラキラ綺麗だわ

グラスもロゴ入り

色見て、香り嗅いで・・・
一応簡単にだけど、テイスティング入門みたいな説明してくれる。


で、お味は・・・
不味くないけど、買おうと思うほどには美味しくない。

この週末を共に過ごしてくれたトニー・マリア夫妻の長男マルク君4歳

さすがに、パパ（エノロジスト）の血を継いでいると見えて、ワインの嗅ぎ方もイッチョマエ
「カリフラワーの香りがする」って、食事のときも我々を驚かせてくれた。

ワインもチロッと舐めてたよ　（笑）

将来が楽しみな子だ〜

でもね、ワイン飲みながらおしゃべりが尽きない大人たちの中で、ちょっと退屈しちゃって、最後は試飲で空けたワインのコルクを見つけて積み木して遊んだの。

説明も値段もワインの味も満足とは言えなかったワイナリー見学だったため、この後トニー・マリア夫妻が「家に来て」とアランダ・デ・ドゥエロにあるご自宅へ呼んで下さいました。まだ市場に出ていないトニーさんの勤め先ワイナリーのレベルも何も張られていないボトルを空けてテイスティング。

美味しい〜♪♪
「ん？　なんかクッキーの香りがする」って言ったら、「そうだよー　バニラの風味がするんだ」って、トニーさんに言われた。

子供たちの遊んで遊んで攻撃にも遇い、楽しい夜は更けて行くのでした。。。

この後、我々4人はホテルへ
そして、ホテルのレストランでディナー
それは、次の旅行記で。

Ribera del Duero 旅行記　1/3　完