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平成22年11月20日(土)<br /> 8時半にホテルを出てヴェネツィア観光である。<br /> この土地は二回目の訪問であるが前回2001年の訪問時はサン・マルコ寺院とアカデミア美術館とヴェネツィアングラス工房の見学だけで町中の散策はしていない。<br /><br />ウエブ上からウイキペディア等を参考にしてヴェネツィアの歴史を調べてみると以下のように要約できる。<br />・ヴェネツィアの土地は、大陸からの川の流れに乗ってくる土砂、そしてアドリア海の波と風の力によって作られた湿地帯である。<br />・ヴェネツィアは、5世紀頃、原住民のウェネティ人がゲルマン族の進入から逃れるために、当時湿地帯であった場所(現在のトルッチェロ島)に街を作ったのが始まりといわれている。<br />・その後、海洋貿易での立国を目指した。9世紀始め、フランク王国がヴェネツィアを支配下に置こうとして軍を派遣、そのため、トルチェッロ島にいた人々は更なる避難を余儀なくされ、現在のヴェネツィア本島へと移り住むことになった。このときにたどり着いたのが、現在のヴェネツィア本島「リアルト地区」である。<br />・十字軍の遠征による権益の拡大、ジェノヴァ共和国との戦争で繁栄は最高潮を迎えた。<br />また、ルネッサンス時代には、ヴェネツィア派と呼ばれる画家を輩出した。<br />・アドリア海の女王とうたわれたヴェネツィアも他のヨーロッパ諸国が地中海貿易に進出するに至った上に、大航海時代が始まり、アメリカ大陸や日本の発見などによって貿易の中心が大西洋や太平洋といった外海に移った事によって衰退に向かう。<br />・18世紀には一年の半分をカーニバルで過ごす歓楽の都と化してしまった。<br />・ヴェネツィアの街は100以上の島々が、およそ400の橋と150をこえる大小の運河で結ばれている。潟の上になるヴェネツィアは、常に治水対策が重要課題であった。近年は、丸太の杭を潟に打ち付けてそれを建物の土台にする工法の最大の欠点(時間が経つにつれ沈下する事を免れない)と、地下水の汲み上げによる地盤沈下が大問題となっている。更にそれに追い討ちを掛けるように地球温暖化による海面上昇により、水没の危機にさらされている。<br /><br /> バスでローマ広場の船着場まで行き水上タクシー(ヴァポレット)に乗ってジュデッカ運河を30分ほど航行した後ヴェネツィア本島のスキアボーニ河岸の船付き場で下船。<br /> ヴァポレットで航行中、巨大な豪華客船が何艘も停泊しているのを目撃し流石世界に冠たる観光地だなとの思いを強くした。<br /> ヴェネツィアの市街の建物は海の側を正面にして建てられているので街並みの素晴らしさを十分堪能することが出来た。<br /><br /> 船着き場には乗船場同様屋台がでていて仮面舞踏会用の仮面を沢山並べていた。<br /> 最初サン・マルコ寺院へ入場し見学した。この日も水が溢れサン・マルコ広場は水浸しであった。通行用の足場が組まれていてサン・マルコ寺院へは迷路を通り抜けるような感覚で歩いた。観光客で大賑わいであった。長靴を履いて広場の水の中を闊歩する若い観光客もいた。<br /><br /> サン・マルコ寺院見学後は自由時間となり昼食も自由にということであったが、言葉が不自由な上に12時以降の開店という店が多いと聞いたので添乗員の後について廻ることにした。リアルト橋までを人込みに揉まれながら散策した。橋の上から眺めた景色も素晴らしい。運河を行き交うゴンドラも旅情に花を添えてくれる。<br /><br /> 街の散策の途中マルコ・ポーロの寓居の跡を目撃した。そこには「イル・ミリオーネ」と表示されている。その意味をウイキペディアでは次のように説明している。<br />以下引用<br />マルコには『イル・ミリオーネIl Milione(百万男)』というあだ名がついていた[34]。『東方見聞録』でルスティケロは「それらはすべて賢明にして尊敬すべきヴェニスの市民、《ミリオーネ》と称せられたマルコ・ポーロ氏が親しく自ら目睹したところを、彼の語るがままに記述したものである。」と述べている。<br />このあだ名の由来には諸説あるがはっきりしたことは分からない。中国の人口や富の規模について百万単位で物語ったことからきたという説、またそれを大風呂敷だとして当時の人がからかい、そのように呼んだという説、またアジアから持ち帰った商品によって「百万長者」になったことを表すという説などがある[34]。引用終わり。<br /><br /> ヴェネツィア名物の「烏賊墨スパゲッテイ」を昼食に摂った後、再びヴァポレットで水上の人となりローマ広場で待機していたバスに乗り換え、次の訪問地であるベルガモへ向かった。<br /><br /> 途中「イタリアンマーケット」と看板のでている店へ立ち寄りカマンベールチーズ等を求めた。この店には日本語の話せる店員がいて使い勝手が良かった。黒人の売り子の日本語はとても流暢で目をつぶって声だけ聞けば日本人が喋っていると勘違いしそうな程の巧みさであった。<br /><br />

花のリビエラ海岸と北イタリアの小さな町めぐり No9 ヴェネツィア

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2010/11/20 - 2010/11/20

3135位(同エリア4111件中)

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43

早島 潮

早島 潮さん

平成22年11月20日(土)
 8時半にホテルを出てヴェネツィア観光である。
 この土地は二回目の訪問であるが前回2001年の訪問時はサン・マルコ寺院とアカデミア美術館とヴェネツィアングラス工房の見学だけで町中の散策はしていない。

ウエブ上からウイキペディア等を参考にしてヴェネツィアの歴史を調べてみると以下のように要約できる。
・ヴェネツィアの土地は、大陸からの川の流れに乗ってくる土砂、そしてアドリア海の波と風の力によって作られた湿地帯である。
・ヴェネツィアは、5世紀頃、原住民のウェネティ人がゲルマン族の進入から逃れるために、当時湿地帯であった場所(現在のトルッチェロ島)に街を作ったのが始まりといわれている。
・その後、海洋貿易での立国を目指した。9世紀始め、フランク王国がヴェネツィアを支配下に置こうとして軍を派遣、そのため、トルチェッロ島にいた人々は更なる避難を余儀なくされ、現在のヴェネツィア本島へと移り住むことになった。このときにたどり着いたのが、現在のヴェネツィア本島「リアルト地区」である。
・十字軍の遠征による権益の拡大、ジェノヴァ共和国との戦争で繁栄は最高潮を迎えた。
また、ルネッサンス時代には、ヴェネツィア派と呼ばれる画家を輩出した。
・アドリア海の女王とうたわれたヴェネツィアも他のヨーロッパ諸国が地中海貿易に進出するに至った上に、大航海時代が始まり、アメリカ大陸や日本の発見などによって貿易の中心が大西洋や太平洋といった外海に移った事によって衰退に向かう。
・18世紀には一年の半分をカーニバルで過ごす歓楽の都と化してしまった。
・ヴェネツィアの街は100以上の島々が、およそ400の橋と150をこえる大小の運河で結ばれている。潟の上になるヴェネツィアは、常に治水対策が重要課題であった。近年は、丸太の杭を潟に打ち付けてそれを建物の土台にする工法の最大の欠点(時間が経つにつれ沈下する事を免れない)と、地下水の汲み上げによる地盤沈下が大問題となっている。更にそれに追い討ちを掛けるように地球温暖化による海面上昇により、水没の危機にさらされている。

 バスでローマ広場の船着場まで行き水上タクシー(ヴァポレット)に乗ってジュデッカ運河を30分ほど航行した後ヴェネツィア本島のスキアボーニ河岸の船付き場で下船。
 ヴァポレットで航行中、巨大な豪華客船が何艘も停泊しているのを目撃し流石世界に冠たる観光地だなとの思いを強くした。
 ヴェネツィアの市街の建物は海の側を正面にして建てられているので街並みの素晴らしさを十分堪能することが出来た。

 船着き場には乗船場同様屋台がでていて仮面舞踏会用の仮面を沢山並べていた。
 最初サン・マルコ寺院へ入場し見学した。この日も水が溢れサン・マルコ広場は水浸しであった。通行用の足場が組まれていてサン・マルコ寺院へは迷路を通り抜けるような感覚で歩いた。観光客で大賑わいであった。長靴を履いて広場の水の中を闊歩する若い観光客もいた。

 サン・マルコ寺院見学後は自由時間となり昼食も自由にということであったが、言葉が不自由な上に12時以降の開店という店が多いと聞いたので添乗員の後について廻ることにした。リアルト橋までを人込みに揉まれながら散策した。橋の上から眺めた景色も素晴らしい。運河を行き交うゴンドラも旅情に花を添えてくれる。

 街の散策の途中マルコ・ポーロの寓居の跡を目撃した。そこには「イル・ミリオーネ」と表示されている。その意味をウイキペディアでは次のように説明している。
以下引用
マルコには『イル・ミリオーネIl Milione(百万男)』というあだ名がついていた[34]。『東方見聞録』でルスティケロは「それらはすべて賢明にして尊敬すべきヴェニスの市民、《ミリオーネ》と称せられたマルコ・ポーロ氏が親しく自ら目睹したところを、彼の語るがままに記述したものである。」と述べている。
このあだ名の由来には諸説あるがはっきりしたことは分からない。中国の人口や富の規模について百万単位で物語ったことからきたという説、またそれを大風呂敷だとして当時の人がからかい、そのように呼んだという説、またアジアから持ち帰った商品によって「百万長者」になったことを表すという説などがある[34]。引用終わり。

 ヴェネツィア名物の「烏賊墨スパゲッテイ」を昼食に摂った後、再びヴァポレットで水上の人となりローマ広場で待機していたバスに乗り換え、次の訪問地であるベルガモへ向かった。

 途中「イタリアンマーケット」と看板のでている店へ立ち寄りカマンベールチーズ等を求めた。この店には日本語の話せる店員がいて使い勝手が良かった。黒人の売り子の日本語はとても流暢で目をつぶって声だけ聞けば日本人が喋っていると勘違いしそうな程の巧みさであった。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
グルメ
5.0
ショッピング
3.0
交通
3.5
同行者
社員・団体旅行
一人あたり費用
25万円 - 30万円
交通手段
観光バス
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
利用旅行会社
クラブツーリズム
  • ローマ広場の水上バス乗船場

    ローマ広場の水上バス乗船場

  • 水上バスに乗り込む同行者

    水上バスに乗り込む同行者

  • 停泊中の客船

    停泊中の客船

  • 停泊中の客船

    停泊中の客船

  • 航行中の水上バス

    航行中の水上バス

  • 水上から眺めた街並み

    水上から眺めた街並み

  • 豪華客船

    豪華客船

  • 水上から眺めた街並み

    水上から眺めた街並み

  • 水上から眺めた街並み

    水上から眺めた街並み

  • 水上から眺めた街並み

    水上から眺めた街並み

  • 水上から眺めた街並み

    水上から眺めた街並み

  • 水上から眺めた街並み

    水上から眺めた街並み

  • 水上から眺めた街並み<br /><br />サン・マルコ広場への入り口の二本の門柱

    水上から眺めた街並み

    サン・マルコ広場への入り口の二本の門柱

  • サン・マルコ寺院の屋根

    サン・マルコ寺院の屋根

  • 水浸しのサン・マルコ広場

    水浸しのサン・マルコ広場

  • サン・マルコ広場の鐘楼

    サン・マルコ広場の鐘楼

  • サン・マルコ寺院

    サン・マルコ寺院

  • サン・マルコ寺院

    サン・マルコ寺院

  • サン・マルコ寺院

    サン・マルコ寺院

  • 一点景

    一点景

  • ドウカーレ宮殿

    ドウカーレ宮殿

  • 仮面売り場

    仮面売り場

  • 仮面売り場

    仮面売り場

  • 仮面売り場

    仮面売り場

  • リアルテ橋

    リアルテ橋

  • リアルテ橋からの眺め

    リアルテ橋からの眺め

  • リアルテ橋からの眺め

    リアルテ橋からの眺め

  • リアルテ橋からの眺め

    リアルテ橋からの眺め

  • リアルテ橋からの眺め

    リアルテ橋からの眺め

  • 溜め息橋

    溜め息橋

  • ゴンドラ

    ゴンドラ

  • マルコポーロゆかりの建物

    マルコポーロゆかりの建物

  • マルコポーロゆかりの建物

    マルコポーロゆかりの建物

  • マルコポーロゆかりの建物

    マルコポーロゆかりの建物

  • レストランのショウーウインドウ

    レストランのショウーウインドウ

  • 昼食のシロワイン<br /><br />ベネツィアの物価は高い。観光客相場があり要注意<br />1グラスで6ユーロ

    昼食のシロワイン

    ベネツィアの物価は高い。観光客相場があり要注意
    1グラスで6ユーロ

  • 烏賊墨スパゲッテイ

    烏賊墨スパゲッテイ

  • ショウウインドー

    ショウウインドー

  • 昼食を摂ったレストラン

    昼食を摂ったレストラン

  • 昼食を摂ったレストラン

    昼食を摂ったレストラン

  • 広場に設置されていた雨水を貯める水槽

    広場に設置されていた雨水を貯める水槽

  • イタリアンマーケット

    イタリアンマーケット

  • イタリアンマーケット<br /><br />巧みな日本語の話せる店員がいた。

    イタリアンマーケット

    巧みな日本語の話せる店員がいた。

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