2010/11/20 - 2010/11/22
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kazuuzooさん
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2010年11月20日:ブリュッセル‐アテネ
2010年11月21日:アテネ‐スニオン岬‐アテネ
2010年11月22日:アテネ‐ピレウス‐アテネ‐ブリュッセル
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
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1日目、アテネに到着したのがちょっと遅くなってしまったので、実質2日間のアテネ旅行。でもかなり充実の2日間でした。
早くも2日目日曜日の朝です。日曜日の朝は、国会議事堂の前にある1830年ギリシャが独立するまでのオスマントルコとの独立戦争、その後の第1次、第2次世界大戦での戦死者などを祀った無名戦士の墓で衛兵の交代式が大規模に行われるということで早速訪れることに。 -
午前10:45頃、衛兵の行進が入ってきました。じょじょに周りの人も増えてきてこれから交代式が始まるっていう何とも言えない緊張感が出てきました。
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衛兵の準備が整いいざ、交代式が始まります。
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3人が集団から離れて現在の衛兵と交代します。
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現在の衛兵の警備所まで進んでいきます。
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現在の衛兵も出てきて交代します。
3人のうち1人はそのまま交代した衛兵を隊列へと導きます。 -
今まで業務についていた2人を連れて全部で3人で隊列へと戻ります。
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戻ってきました。
この後、再び衛兵の一団は行進を開始。国会議事堂をあとにしていきました。
ちなみにこの衛兵、特に夏場はかなりキツイそうです。なぜなら全く動けないから…なので衛兵にお世話係がつき、お世話が係は自由に動けない衛兵の汗などをぬぐうそうです。
今回訪れた11月は気候も過ごしやすく衛兵も働きやすいんでしょうね!? -
無名戦士の墓の前にあるシンタグマ広場、プラカ地区を通って古代アゴラへと向かいます。
シンタグマ広場は1844年にギリシャの憲法が発布された場所、シンタグマはギリシャ語で”法律”意味だそうです。
そして、気がついたこの建物。ビルの下にポツンと建っているのですが、実は教会のよう…アテネの正教会の教会にはこのような小さな教会がぽつぽつと存在するのだそうです。 -
小さな教会の後は大きな大聖堂、ミトロポレオス大聖堂です。
1855年に完成した教会で、現在も大統領の宣誓式、その他の国家の行事をここで行っているそうです。
残念ながら工事中で建物は骨組みが組まれてました… -
またまた教会です。ちょっとさっきの2つの教会とは趣が違うカプニカレア教会です。
日曜日と言うことでミサが行われていたのでしょうか!?多くの人で賑わっています。そしてパンが配られて人々がそのパンを食べてました。 -
この後、古代アゴラへ向かうことにしました。
というのもこの天気の良さ、今日は夕日を見にスニオン岬に行くことに。
スニオン岬はアテネからバスで約2時間の場所。11月のこの時期、日入りが17:00位なので、14:00〜15:00には出発しないとなりません。
このバスの時間を考えると、古代アゴラがちょうどいい見学時間かなと勝手に決め付けて古代アゴラに行くことに。
その途中、アドリアノスの図書館から見たアクロポリスです。
アテネの街の中心は街中に遺跡があります。すごい街です… -
古代アゴラに到着です。
アゴラとはもともとアレイロという人が集まるという意味の単語から派生しているそうです。このアゴラは店などの市場のほかに政治的にも経済的にも国の中心を表す場所だったそうです。
ここではソクラテスなどの哲学者が活躍、ソクラテスの弟子プラトンなどもここを活動の場にしていたと言うことです。
教科書に出てくる、世界中に知られた人がここで活躍したと聞くと何とも言えない気持ちになります。 -
早速散策開始!!
この地図を時計と反対周りに見学します。 -
ちなみに今日は日曜日、日曜日はタダで見学できるようです。
まず、最初は音楽堂。15年、ローマ支配の時代にアウグストす帝の娘婿、アグリッパによって建てられた音楽堂で建物の高さは25mあったそうです。
こちらは入口があった方で、柱として巨人と海獣トリトンの像がの彫刻が使われたそうです。267年にヘルロイ人によって破壊されてしまったそうです。 -
音楽堂は破壊されてしまいましたが、現在もトリトンの像が頭部が無い形で残っています。
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音楽堂のそばにあるアレスの神殿跡です。
この後、奥に見えるヘファイストス神殿に向かいます。 -
ヘファイストス神殿に到着です。
この神殿は紀元前450年頃のものだそうです。
ヘファイストスはオリンポス12の神のうちの1人で、鍛冶の神様。
元々はアテネの街を治めていたテセウスを祀った神殿だと思われていましたが、発掘が進むにつれて周りから鍛冶絡みの品物がたくさん発掘されたことからヘファイストスを祀った神殿ではないか?との議論が生まれてきたそうです。 -
ヘファイストス神殿はちょっとした高台にあります。
この神殿の前からアクロポリス方面をパチリ。 -
さっきの写真よりちょっと左側、手前には古代アゴラ、左下が先ほど訪れた音楽堂、そしてその右側の柱学さん見える部分が中央柱廊。
そして左奥には標高273m、リカヴィトスの丘が見えます。
このリカヴィトスの丘はケーブルカーで頂上まで簡単に行け、アクロポリスなどの景色も最高なのだそうですが、今回は時間が無くてリカヴィトスの丘には行けませんでした… -
ヘファイストス神殿の高台から柱廊の跡へやってきました。その先にはアテネの街が一望できます。
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アギィ・アポストリ教会です。
11世紀に建てられた教会。1954‐57年に復元されたそうです。 -
アギィ・アポストリ教会の内部です。
ところどころにフレスコ画がありますが、このフレスコ画は17世紀に描かれたもの。 -
アギィ・アポストリ教会のそばにあった穴。
井戸??みたいです。 -
古代アゴラで最後に訪れたアタロスの柱廊博物館です。
アタロスの柱廊を再建した建物には古代アゴラで発掘された品々がたくさん展示されています。 -
博物館の中に入る前に外に展示されている彫刻を見学です。
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イオニア式の柱の柱頭です。
このような装飾のある柱をイオニア式柱と言うのだそうです。
この柱頭には一部色が着いているところがありますが、これは元々の塗料の色だそうで、当初の柱には柱に塗装がされていたものも多くあったそうです。 -
トリトンの頭部です。トリトンはギリシャ神話の神様。
海神ポセイドンの息子で上半身人間、下半身は魚と人魚のような姿です。
音楽堂のトリトンの像は顔がありませんでしたが、その顔がここに展示されています。 -
博物館の中にやってきました。ちょっと興味深いものを2つほど。
まずは、アテネのコインの展示です。
アテネではなんと紀元前からコインがお金として流通していたのだそうです。今から2000年以上前からコインを使って買い物をしていたと思うと…とても高い文明だったことが分かります。 -
続いて、土器の出土を古さと深さの関係で表した表です。
1世紀の土器は大体35mの深さから出てくるということでしょうか!?
2000年の間に堆積した土の量、とてつもない量ですね -
古代アゴラの散策を終えて外に出てきました。
ちょうど、地下鉄が遺跡の間をすりぬけていきました。
遺跡の合間をこんな風に抜けていく地下鉄、さすがアテネです!!
この後一路、スニオン岬を目指します! -
アテネから67kmにあるアッティカ半島の先端、スニオン岬へはアレオス公園のそばのバス停から1時間に1本の割合でバスが出てました。
海側の道を通るバスはアポロコースト沿いのきれいな風景の中を進みます。 -
アテネを出て約2時間、スニオン岬が見えてきました。
先端にある神殿もはっきり見えます。 -
バスを降りてまず、先端の神殿、そして夕日をパチリ。
日の入りまではまだ少し時間がありそう。
ということで、神殿のすぐそばまで行ってみることに。 -
スニオン岬の神殿そばまでやってきました。
この神殿は海の紙ポセイドンを祀ったもので、紀元前444年に建てられてものだそうです。 -
この神殿はスニオン岬のそばのアグリレザで採石された大理石を使って建てられたそうです。このアグリレザの大理石は強度が若干弱いうえ、海風に浸食されやすい立地条件から、柱に通常20本あるはずの筋を16本にしたり、溝を通常より浅目に彫ったりと色々な工夫がなされているそうです。
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段々と日の入りの時間が迫ってきました。
岬の先端にはたくさんの人が夕日を見ていました。 -
神殿からちょっと離れたところから夕日が沈むところを見たいと思い、最初に写真を撮ったところに戻ります。
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若干水平線のそばに雲が…でも評判通りのとてもきれいな夕日、そしてポセイドン神殿でした。
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日が沈み段々と人がいなくなっていきます。
でもまだもう1つ、楽しみが残っています。それは… -
神殿のライトアップ!!
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ライトアップした神殿をパチリ。ちょっと遠くから撮った方がやっぱりいいかも…
ぼ〜っと周りが真っ暗になるまで岬を堪能して、いざアテネに帰ります。疲れていたのか帰りのバスでは結構ぐっすり。
そして、無事アテネに8時半頃到着です。
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