2010/10/25 - 2010/10/25
272位(同エリア809件中)
エムさん
バルセロナから乗船したクイーン・ヴィクトリア号(QV)、
7日目の寄港地はヴァレッタです。
去年ロードス島を訪ねた時からマルタ島には興味がありました。
ヴァレッタはロードス島でオスマントルコに敗れた聖ヨハネ騎士団が流れ着いて築いた城砦都市。
16世紀、宿敵オスマントルコとの「血塗られた戦い」と呼ばれたマルタ包囲戦に勝利しました。
その後、マルタ騎士団として知られる聖ヨハネ騎士団は1798年ナポレオンに侵攻されるまで、230年以上に亘りマルタの黄金時代を築きました。
1800年にはネルソン提督率いるイギリス艦隊にフランスが敗れ、今度はイギリス統治時代が続きます。
イギリスから独立してマルタ共和国となったのは1964年で、まだ日は浅いです。
ここでは旧市街をツアーの方達と一緒に自由散策をしたかったのですが、
腰痛の母に合わせて景色を楽しむ英語ツアー『マルタ・パノラマツアー』
4時間コースに参加($46/一人)
ツアーを終えて、午後から一人で旧市街に出掛け、ゆっくりと時間を掛けて聖ヨハネ大聖堂を見学しました。
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8:00
QVはしずしずと、ゆっくりマルタ共和国ヴァレッタに入港します。
バルコニーから朝日に照らされた世界遺産の街を眺める。 -
ヴァレッタはオスマントルコに敗れ、ギリシャ・ロードス島からマルタ島に流れ着いた聖ヨハネ騎士団が築いた城砦都市。
写真はマルタ騎士団(聖ヨハネ騎士団)とオスマン帝国の激戦の舞台となった聖エルモ砦
※1565年マルタ騎士団は4万の大軍を率いたオスマントルコに包囲され陥落。
続いて聖ミカエル砦や他の砦を攻撃されるも必死に守りぬき、シチリアの援軍を得てオスマントルコに勝利した。 -
城壁はロードス島よりはるかに高い。
オスマントルコの襲撃を恐れ、このような高い砦を築いたのでしょう。
目の前には中世の街が迫り、クルーズならではの迫力があります。
写真はアッパー・バラッカ・ガーデン付近 -
8:22
予定より30分遅れていよいよ接岸です。
遅れたおかげで、ヴァレッタの入港が楽しめました。 -
9:42 観光バスでパノラマツアーへ
「クイーン・ヴィクトリアをお迎えするまで大雨でした。」
とガイドさん
道路は冠水し、渋滞に巻き込まれてしまった。
予定では古風な漁村を訪ね、地元漁師の漁の風景を見学するはずだったのに、車窓から浜辺を見ただけで通過( -"-)
漁の風景や、マルタ名物の漁船も見たかったのに・・・
大ショック! -
10:25
マルタの中央に位置し、高台にある古代都市イムディーナに到着。
(イムディーナは城の中という意味)
イムディーナは歴史が古く、紀元前700年頃、フェニキア人によって築かれた城砦都市。
ヨハネ騎士団がヴァレッタに城砦を築くまで、ここが首都として繁栄していた。
フェニキア人といえば、昨日、チュニスのカルタゴ遺跡で登場したばかり・・・
地中海を渡ってやって来たのですね。 -
丘の上から泥水が流れてますが、決して川ではありません。
それほど大量に雨が降っていたとは・・・
よくぞ晴れてくれました。 -
モスタ村にあるモスタ・ドーム(Mosta Dome )
ヨーロッパで3番目に大きい支柱のないドーム教会として有名。
第二次世界大戦の時、礼拝の最中にドイツ軍の爆撃に遭い、爆弾はドームを突き抜けたが、奇跡的に爆発せず、奇跡伝説となって語り継がれています。
渋滞のため、ここも車窓観光となった。
「写真を撮りたいから下車したい。」という人がいたので便乗して降りてみたけど、近過ぎて画面にはとても納まりません。 -
10:50
アリゴ村にあるティールームで休憩です。
オレンジジュースとサンドイッチのサービスがありました。
休憩時間を長く取る位なら、モスタ・ドームの中に入りたかったですね。 -
どうやら暇を持て余しているのは私だけではなさそう。
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再びバスに乗車し、マルタのガラス工房へ向かう。
車窓から奇跡伝説のモスタ・ドーム見えます。
周辺は大きい建物がないので、ドームがよく目立ちます。 -
途中、古代都市ラバトでは石灰石の採石場が見えた。
(ラバトとは城の外を意味する)
要塞を築くのに欠かせなかったマルタストーンと呼ばれる石灰石の切り出しは現在も行われている。 -
11:36
ガラス工房到着
ガラス細工の製作を見学 -
色鮮やかなマルタガラス
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記念に購入したマルタガラス
ミニグラス:8ユーロ/1個
マルタカラーのキャンドルホルダー:12ユーロ -
ガラス工房のショッピングを終え、バスは海岸沿いの村を走りながら港へ戻ります。
泥水が流れ込み、地中海ブルーが黄土色に染まっていました。 -
沖は美しいコバルトブルーの海が広がっています。
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車窓から見えた民家のバルコニー
プロパンガスの色がマルタカラーで可愛い。
お国柄が出ますね。 -
車窓から見えた『ツル』と呼ばれるカラフルな漁船。
そして、港へ到着。
未消化のままマルタパノラマツアーを終えました。
マルタガラスを買っても心が満たされない私。(~_~;) -
14:00
昼食を終えて、午前中の不満を解消すべく、一人下船しました。
青空に映えた美しいQVを写して、これから旧市街を目指します。 -
ビュッフェで出会った方に「5ユーロだから行きはタクシーに乗るといい。」
と聞いたので、日差しの強いターミナルをタクシー乗り場へと向かっています。 -
マルタ名物、カラフルな漁船がありました。
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タクシーで大聖堂までいくらか値段を聞くと、10ユーロだと言う。
5ユーロじゃないの? 私っていつもぼられる・・・
と思うと気分が悪くなってタクシーを降りた。
バス停に向かおうと思ったら、親切なマダムが「バスは40分までない。」という。
マダムに大聖堂まで歩ける距離か聞くと、坂道を右へ左へとハードらしい。
どうしようかと思案に暮れていたら突然バスがやって来た。
マダム達と急いで道路を渡りバスに乗り込んだ。
イギリス統治時代が長かったので、バスの乗車口が左側にあります。
結局1ユーロですんだ。 -
これはどうも普通の路線バスではないようだ。
乗船客を相手に臨時に出したみたいで、しかも往復で1ユーロだという。
おまけに観光案内までしてくれるし・・・ -
14:25
10分弱でバスのロータリーに到着
「ミニ・ツアーだったわね。」とマダム。
タイミング良く来たバスは5時に迎えに来ると言って、リターンチケットを貰う。
QVの最終乗船は5時、帰りは下りだし歩いて戻った方が安心です。 -
マルタを走るバス
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近くで見ると城壁の高さが凄い!
よく積み上げたものです。 -
シティ・ゲート(ヴァレッタの表玄関である市門)
この門をくぐるとメインストリートの共和国通りで、真っ直ぐ行くと大聖堂に出ます。 -
ここまで、御一緒した御夫妻はミュージアムに行かれるとの事。
「あなたはこの道を右へ行けば大聖堂があるわよ。」と教えて貰って別れる。 -
聖ヨハネ大聖堂
言われたとおりに歩くとすぐに大聖堂が見えた。
写真を撮って中へ入ろうと思ったら、さっきの御夫婦が出て来た。
ここは出口で、角を右に曲がると入口があるとのこと。
何かご縁を感じる御夫婦でした。 -
リパブリック通りに面した立派な建物は最高裁判所
大聖堂の入り口はこの向かい側にあった。 -
聖ヨハネス大聖堂は騎士団の守護聖人ヨハネに捧げる聖堂として建てられました。
入場券(6ユーロ)を買って中へ入るとビックリ!
その外観からはとても想像できない豪華絢爛な造り。
騎士になる条件は貴族や名家の二男以下だとか・・・
財力には事欠かなかったようです。 -
中央祭壇
マルタ騎士団の財力を見せつけられたような煌びやかな内装です。
オスマントルコを破ったマルタ騎士団には膨大な寄付が寄せられたという。
本来、聖ヨハネ騎士団は聖地巡礼に訪れたキリスト教徒の保護が目的であったが、イスラム教徒の迫害を受け、ついには宗教戦争に至る。
「血塗られた戦い」とまで云われた悲惨な戦争の原因は何だったのか?
イスラム教といえば「アラーのほかに神はない」という言葉が浮かぶほど、キリスト教とは天敵。
キリスト教もエジプトのイシス神殿ではイシス神の顔をえぐり取っているし・・・
http://4travel.jp/traveler/emuemu/pict/13418715/src.html
信仰の違いで悲惨な戦争に発展するとは、何て恐ろしい。
本末転倒では? -
中央祭壇の他に両側には騎士の出身地別に8つの言語の礼拝堂があり、それぞれデザインが異なります。
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白い十字架はマルタ騎士団の紋章
この紋章を見ると、イシス神殿の至る所に彫られた十字架を思い出します。
http://4travel.jp/traveler/emuemu/pict/13418649/
それにしても立派な祭壇
大きな絵画はルーベンスでしょうか? -
天井は聖ヨハネの生涯が描かれている。
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床には色大理石で造られた400の墓標が一面に並ぶ。
マルタは大理石が採れないので、イタリアなどから取り寄せたものを使用。
墓標の上に椅子が並び、人がその上を歩く・・・
何だか抵抗がありますね。
写真は主祭壇を背に撮ったもの。
突き当たりは正面玄関と間違えた出口です。 -
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こちらは騎士団長のお墓
大聖堂に隣接して美術館があり、カラヴァッジョの「聖ヨハネの斬首」や、
ルーベンスなどの作品を基に織られた大きなタペストリーがありました。
でも、美術館は撮影禁止。 -
あっという間に1時間が過ぎた大聖堂、
最後に煌びやかな天井のマルタ十字を写して出ました。 -
聖ヨハネ大聖堂を後にして、商人通りを歩きます。
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通りから海が見えたので、長い階段を下りてみます。
途中、半分下りた処に交差する道路は片側にズラリと車が並ぶ。
ヴァレッタの街並みはバロック様式で、可愛い出窓がある建物が多い。 -
対岸に見える聖アンジェロ砦。
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グランドハーバー Grand Harbour
このまま海岸まで降りて、右側を目指せば本船が停泊するターミナルに出るはず・・・
でも、どれ位歩くのだろうか?
西日の当る道を延々歩くのと、長い石段を上るのとどっちか大変か?
確実な方を選んで来た道を戻ることにした。 -
目が眩むような長い階段を見上げ、やっぱり海岸沿いを歩こうか?
との思いがよぎる。
下りはすいすい足取りも軽かったけど、上りはきつい!
オスマントルコから守るために築いた城砦は凄いです。 -
息を切らしながら長い石段を上がって、バスターミナルに向かいます。
ターミナルは凄い混雑で「港へ行くバスはどれか?」
と尋ねても「Over there」と指をさすだけでらちが明かない。
乗りたい人は山のようにいるし、生存競争に勝てないと思い、タクシーで戻ることにした。
クイーン・ヴィクトリア号までいくらか聞くと「12ユーロ」という。(~_~;)
疲れた足には変えられないので乗ることにした。 -
タクシーはQVの乗船口まで着けてくれたので、長いターミナルを歩く手間が省け、余裕で戻ることが出来た。
後日、御一緒したご夫婦に偶然出会って声を掛けられた。
私が帰りのバスにいなかったので心配してくれたらしい。
ご夫妻は5時のバスで間に合うのか気になっていたし、再会できて嬉しかった。 -
今日は色々と疲れたので、ディナーをサボって出港シーンを見ることにしました。
そういえば、バルセロナから乗船して、まだ一度もQVの汽笛を聴いてないことに気付いたのです。
ブリタニア・レストランで食事をしていると聞えません。 -
「ヴォッーーーー」
正面のラッパから凄い音を響かせて・・・
あまりの大きさに、鳴り終わるまでビデオが撮れませんでした。
あのラッパの後ろ側に行かないといけませんね。 -
予定より30分遅れて離岸し、ゆっくり回転を始めたQV。
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最上階のデッキから出港シーンを見るのは感動です。
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17:44
本日のサンセットは6時13分です。 -
デッキから砦を見られるのもクルーズの醍醐味。
マルタ大包囲戦で頑張った騎士団に思いを馳せながら、マルタ島を後にしました。
ヴァレッタを出港したQVはピレウス(アテネ)を目指します。 -
本日の夕食はビュッフェで!
クルーズも半ばになるとフルコースに飽きてしまって・・・
本船は一度も寿司バーが出なくて残念でした。
明日の未明にかけて時差調整があり、寝る前に1時間進めます。
明日は最初で最後の終日航海日です。
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