2010/10/29 - 2010/10/29
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captainfutureさん
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【【【 2015年1月現在、現地情報によると、独立派テロ頻発の為、カシュガル郊外、ホータン郊外、ヤルカンド・グマ・ケリヤ等の全域において、外国人は厳しく立ち入りが禁じられています。 もし入った場合は公安にその協力者とみなされ拘束の上、カメラ・ビデオ等は有無を言わさず没収されますのでご注意下さい。 】】】
2010年10月29日(金)
カシュガル16時発クチャ翌6時着の夜行バスに乗る。
バスの時間まで、日曜バザール会場の中西亜国際貿易市場やエイティガール寺院周辺を散策して過ごす。
カシュガルは特に今年に入ってから、旧市街の破壊が非常にすさまじくなっていると先月行って来た知人に話を聞き、その見納めに今回カシュガルを再訪した。実際その通りだった。
4日間、旧市街を散策してみて、2、3年後には一部の風景区を除き、昔ながらの土レンガの家々は新しいレンガやコンクリート造りに取って代わり、迷路のように入り組んだ路地も碁盤の目のように区画整理されてしまっているかもしれないと思った。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー バイク
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今回訪れた街
ヤルカンド、カシュガル、クチャ、ウルムチ
(中国新疆ウイグル自治区)
カシュガル:漢代(紀元前200から紀元後200年)にはオアシス都市国家である疏勒国の都であった。疏勒はタリム盆地南部を通るシルクロード南路の要所であり、唐の玄奘(602 - 664年)も訪れた。明代(1368 - 1644年)にはヤルカンド・ハン国に属した。人口の80%は土着のウイグル族。カシュガル大都市圏人口は120万人。古くからイスラムの拠点都市としても発展した。 -
まず、午前中にクチャ行夜行バスチケット購入のため、9番バスでに国際バスターミナルへ。
その後、斜め向かいの第一人民医院の干部病棟食堂で朝食。
モウモウセイ(野菜炒め+具のない饅頭のセット)3元、ウマッチ(とうもろこしスープ)1元、どんぶりに入った牛乳1.5元を頼む(計5.5元≒66円)。相変わらず美味しい。
昨秋、今回と世話になった食堂の皆にお別れをする。 -
宿に戻り、12時にチェックアウト後、フロントに荷物を預かってもらう。
旧市街を南下し、人民西路へ。
写真はその途中にあった白菜の露店。 -
人民西路沿い繁華街では中国車の試乗会が行われていた。
この路より南は新市街。 -
その後は一気にバスで日曜にはバザールが行われる中西亜国際貿易市場へ。
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バザール横の川沿いはすっかり整備され、活気のあった露店街が無くなり、広い綺麗な公園になっていた。
昔のガイドブックにはこの川の陸地部分は、日曜バザールに来る人のロバ車や馬車、ラクダ車等の駐車場となり、びっしりと埋まるとあったが、もう川にも自由に下りて行けない様になっていた。
旅行者にとっては寂しくなってしまった。 -
対岸の旧市街の後方には、対照的な高層アパートが出来ていた。
どんどんカシュガルが変わっていくのを感じる。 -
中西亜国際貿易市場の通りを挟んだ向かい側は取り壊され、高層アパートが出来るとのこと。
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中国では元住人にはそこに新しくできた建物の賃料が高すぎて入居できず、わずかな立ち退き料で泣き寝入りしている人が多いと聞くが、ここはそうでないことを願う。
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市バス
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中西亜国際貿易市場の通りを旧市街に向かって、突き当たったところにあるモスクに行ってみる。
写真ではちょうど木の影になって見えずらい。 -
坂道を上がって到着。
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モスク内は誰もいなかった。
なぜか白いドッパ(民族帽)が床に散らばっていた。 -
ここにもサウジアラビアの聖地メッカでの巡礼の様子の絵が掲げられていた。
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その様子を描いた絵は、多くの民家や商店にも飾られていた。
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上のモスクに15分位休憩させてもらう。
バス発車までのあと2時間位を旧市街のチャイハナか、エイティガール寺院のどちらで過ごそうか迷ったが、後者にすることに。
モスク前の乗合オート三輪車の荷台(0.5元)に乗る。 -
荷台から恰薩巷や欧尓達希克路に最後の別れをしながら、エイティガール寺院に到着。
寺院横の本屋前にクッション付きの椅子があったので、お爺さん達が木陰で寛いでいる中、日記を書いて過ごす。 -
15時過ぎの、特に今日は金曜礼拝のため、続々と礼拝用絨毯を持った人達が寺院に入って行く。
警備員も10人位広場に散らばって見ていた(特に警察や公安ではないようだった)。 -
バス発車一時間前の15時になったため、今度こそエイティガール寺院とはお別れとこの広場の空気を深呼吸する。
タクシー(市内5元)で宿に戻り、荷物を受け取り、9番バス(1元)で国際バスターミナルへ。
写真は9番バス車内。 -
国際バスターミナル。
ここからは隣国キルギスのオシュ行き国際バスもあるとのことだ。 -
今朝ここで購入したカシュガル16時発クチャ翌6時着の夜行バス(下段ベッド)のチケット150元(1,800円、写真上)。
ちなみに上段ベッドは140元(1,680円)。
高一(豪華車)は無く中級車しかないとのことだ。
「一番前の席をお願いできますか」のウイグル語訳を見せると、受付女性が奥の人と話しをしに行き、OKとのことだった。
いろいろと親切な女性で、メモに「15:30来」と書き、乗車30分前の15時半に来た方がいいと教えてくれた。 -
荷物のX線検査装置はあるが、されなかった。
検査員のおばさん達がヤポンだヤポンだとニコニコ、手を振ってくれる。
この黄色のバスに乗車。
車内は土足禁止。
靴はビニール袋に入れ、車内へ。 -
交代も含め運転手はウイグル人3人。
7人3列上下のベッドで42人乗り。
チケットには1番目と印字されていたので一番前のベッドだと思ったが、0番目がありその3つは運転手用とのこと。
私は2番目窓側のようだ。
乗客はほとんどがウイグル人。 -
確かに昨秋乗った豪華車(ウルムチ発クチャ行夜行バス)と比べると設備は古いが、175cmの私でも足は全部伸ばせて横になれるので楽。
不自由は感じなかった。豪華車よりベッドが長いのかもしれない。
左の深緑色の空気枕があるところが、私のベッド。
前のベッドの背もたれの下に、後ろのベッドが続き、足が入れられるようになっている。
掛け布団はあるが枕は無く、持参したものを使った。
定刻の16:00出発。 -
16:30、料金所を通過。
-
左の標識に「国道314号 1457km」とある。
ウルムチからの距離。
<国道314号:>(Wikipediaより抜粋)ウルムチ市からタシュクルガン・タジク自治県紅其拉甫口岸を結ぶ全長1948kmの中国の国道。終点の紅其拉甫口岸でパキスタンのカシミール地方と接続しており、カシュガル市から終点までは中巴公路(ちゅうはこうろ)の別名を持ち、カラコルム・ハイウェイの一部である。 -
16:35
アトシュに入った。
標識後ろには、漢族用とみられる墓地。
更に後ろにはカシュガル市内からも見えていた岩山の山脈。 -
16:50
アトシュ市内
小さな街らしく、直ぐに抜けてしまった。 -
アトシュ市内。
ウイグルでは頻繁に見られる「民族団結万歳」のスローガン。 -
アトシュの小さな停留所では、待ち受けていた6、7人の葡萄、サモサ(薄く伸ばした小麦粉生地で玉ねぎと羊肉ミンチを包んだパイ)、茹で卵等の売り子さん達が乗り込んで来た。
ウイグルでバスに売り子さんが乗って来た経験は初めて。
小さなビニールに沢山詰まったマスカット(1元≒12円)を買う。
結構売れていた。
どうやら運転手の知っている人達のようだ。
ウイグル人は職に付けない人も多いとのこと。
運転手の配慮もあるのだろう。
食べきれないので運転手にも摘まんでもらう。
写真はその時のもの。
摘まんだ後のもので、買った時はもっと沢山入っていた。 -
長距離バスの運転手は平気で車内で煙草を吸う。
今回は3人とも吸うので、結構臭いがキツイ。
マスクを持って来て正解だった。 -
車内ではSONE製(他に中国ではKONKA製TVも良く見る)TVでウイグル語吹き替えのアメリカ映画DVD。
運転手の趣味らしく、空手、ムエタイ、キックボクシングものと延々と続いた。 -
今は干上がっているが、川筋の付いた川跡に掛る大きな橋を何度か渡る。
雨が降ると、これ位の川幅にはなるということなのだろう。
ラクダ5、60頭位の放牧を見る。 -
国道314号線は線路沿いにあるようだ。
カシュガル行きの列車。
道路標識に「ここを右折すると列車駅(火車駅)」とあり見てみると、線路沿いに物置の様なものがポツンと置いてあるだけだった。
こんな一面荒野で何もないところで降りる人がいるのだろうか、と思ってしまう。 -
18:00、格○良という料金所を通る。
-
18:30、荒野にポツンとあったハミウリ屋周辺でトイレ休憩。
男性はバスから50m位離れたところで、女性は更に離れたところにちょうど窪んだ土地があり、そこで済ます。
運転手はここのことを知っているのだろう。
ハミウリ屋を覗くと、家奥から子猫がニャーと鳴いて出て来た。
撮ろうと構えると直ぐに奥に引っ込んでしまった。
奥にはバイク一台と簡易ベッド2つが見える。
右の道は314号線から砂漠内側に通じる道のようだ。
写真はここの店主。
道路があるだけで、周囲には見渡す限り人家らしきものは何もなかった。 -
夜行バスに備え、朝からジャンバーの下は冬用パジャマでいたのでそのまま横になる。
布団はかなり臭いと聞いていたので顔元をカバーするタオルを持参したが、そんなことはなかった。
車内は夜でも乗客の熱気でそんなに寒くなく、ジャンバーを上から掛けるだけで十分だった。 -
19時頃見えたドライブインの様な食堂。
-
同じ村。
国道沿いの車相手の商売しかないような寂しい村にも、立派なモスクが見えた。 -
19:30、玉代克勒克(YUDAIKELEKE)伽帰県人民政府の標識のところで、またトイレ休憩。
-
そこから見た乗って来たバス。
こうやって見るとシースルーだなあ〜。
私のベッドは前から2番目の下。 -
左側はゴツゴツした岩の山脈がずっと続く。
ところどころ何か白く吹き出ている感じだ。
ウルムチ・カシュガル間の飛行機から下を見た光景と同じものだ。 -
20:30頃、マラルウィシ(巴楚)にあるドライブインのような食堂で夕食。
地図ではカシュガルから250km位のところにある街のようだ。
何軒かあるが運転手とはぐれないように同じ食堂に入る。
すると食堂の奥に同じバスの男性がいて、ラグ麺は止めて自分と同じものがいい、同じテーブルで食べようとジェスチャーしてくる。 -
隣りの席に座らせてもらい、同じものを注文。
コイギョシ(羊の水煮)だった。大鍋にぶつ切りの羊肉の塊が煮込まれていて、軽い塩味。汁もたっぷり入っている。
後で調べると、この汁が消化を助けるらしい。この男性も、ラグ麺は消化に良くないが、このコイギョシは良いと腹をさすりながらジェスチャーで教えてくれる。26日にヤルカンドからカシュガルに行く途中の停留所で、バスの運転手や乗客達が朝食に食べていたのと同じものだ。
しばらくすると、奥さんと子供も同席。持ち込みのナンを分けてもらい、私も汁に浸してナンを軟らかくして食べた。
この後3人はそろって、イスラム式ご馳走様の挨拶をする。
12元(144円)。少し高いような。この家族も同じ金額を払っていた。やはりドライブイン価格なのだろう。
この後も、炒ったひまわりの種を分けてくれたりと、いろいろと親切にしてくれた。
星が驚くほど良く見える。多すぎて、オリオン座がどこにあるか探せなかった。ほぼ360度、視界を遮るものがなく、正に天然のプラネタリウム。カシュガルや後のクチャでは、いつも霞がかかったようでほとんど見えなかった。 -
ぐっすり眠ってしまい翌朝6時頃、交代の運転手がもうすぐクチャだと教えてくれる。
しばらくして見覚えのあるクチャ・バスターミナル横の交通賓館前に停まった。
まだ外は真っ暗。運転手にバスのトランクにある荷物を降ろしてもらい、挨拶して別れた。
どうやらここで降りたのは私一人のようだった。このバスはウルムチ近くまで行くのだろうか。
慌てて降りたので、食堂でお世話になった家族や、赤ちゃん連れの若いお母さんに別れの挨拶をし損なったことが心残り。
写真は昼間に撮った交通賓館。 -
そのまま交通賓館へ。
ツイン(バス・トイレ付)120元(1440円)。
昨秋の60元(720円)が倍になっている。
フロントもおばさんから若い男性になり、値下げには応じてくれない。
フロントは全て漢人で丁寧な対応だが、かなり強気。 -
遠く離れた所には外国人可のホテルもあるようだが、仕方なくここにする。
シーツは綺麗だったが、部屋はあまり掃除されていない。
カシュガルでは147元で快適なところに泊まったため、割高に感じてしまう。
後で知るが、昨秋よりずっと客が多くどのフロアも賑やかだった。 -
気を取り直し、外が明るくなる9時頃までまた寝ることに。
11時頃フロントに行くと、この旅で初めての日本人に会う。
彼は共用トイレ・バスもそれほど悪くなかったので、トイレ・バス無しのシングル(60元)にしたとのこと。
20代男性で、これからホータン行き夜行バスに乗り、その後パキスタン入国を考えているとのこと。
何と、地図もガイドブックも持たず下調べほとんどゼロだそうだ。思わず、そんなもったいない、と言ってしまった。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ひがしさん 2010/11/21 20:48:45
- こんにちは
写真拝見しました。
今回も素晴らしい旅行をされましたね。結婚式や民家訪問したりと、その行動力には敬服致します。
- captainfutureさん からの返信 2010/11/22 11:00:24
- RE: こんにちは
- ひがしさん、こんにちは。
投票、コメントまで頂き、ありがとうございます。
また懲りずに行ってきました。
今回は特に今年に入ってからカシュガル旧市街が物凄い勢いで破壊されていると聞き、その見納めも兼ねて行ってきました。
人の心の温かいところはまだ残っていて、ほっとしてきたところです。
ウイグル旅行記、もう少し続きますのでまた宜しければご覧になってください。
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