アラカン夫婦の無鉄砲イタリア40日⑤(ボローニャ編)

2010/10/20 - 2010/10/23

ラヴェンナを見たくてボローニャを選択。
ボローニャ市街１日、ラヴェンナ１日の３泊４日の行程。

ボローニャ：
BC１ガリア系ボジャール人がエトルリア人を滅ぼしボジャール人の街としてボローニャに。
又ローマに追われたボジャール人がチェコに逃げ、ボヘミアンの語源になったとか・・・

ラヴェンナ：
ローマ帝国の東西分裂（３９５）後、４０２～４５５年まで西ローマ帝国の首都（ミラノから遷都）、４７６年西ローマ帝国滅亡後、５５３年東ローマ帝国の総督府に

エリア ボローニャ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

20日　晴れ　ヴェローナからボローニャへ
11:31発IC621の電車。ところがいつまでたっても発車しない。
結局90分遅れの１３：００になって発車、他の乗客は全く意に介さずペチャクチャペチャクチャ。
この列車行き先はLECCE、調べてみたらイタリア半島の長靴のかかとの先端。
途中で降りずに終点まで行って見たい・・

母親と2人旅の坊や。
母親はジプシーなのか、ヒッピーなのか、とても逞しい美人。
ヒッピーのような格好で、大きなリュックを背負い、大きなナップサック等を両手に抱えてこの子を引きつれ・・

ボローニャの駅
ボローニャはイタリア7番目に大きな都市（ﾛｰﾏ､ﾐﾗﾉ､ﾅﾎﾟﾘ､ﾄﾘﾉ､ﾊﾟﾚﾙﾓ､ｼﾞｪﾉﾊﾞ）

中央駅からマッジョーレ広場までまっすぐ伸びるインディペンデンツァ通り。約１Km

ネプチューンの噴水

サン･ペトロニオ聖堂
ここも肝心のファサードは工事中。
ここのファサードの特徴は下半分が大理石で仕上がり、上半分はレンガのままの未完成。
全くの工事用幕で隠されるより、親切と言えば親切。

マッジョーレ広場の市庁舎

市立考古学博物館
古代エジプトの遺跡美術品などは色々なところで見かけます。
それだけ古代エジプト文明の偉大さを再認識すると同時に、やはりエジプトの地で見てこそ価値あるもの。

一種のユーモアなのでしょうか・・・

旧ボローニャ大学入り口。
なかなか見つけにくい、斜塔で会った日本人に探しても分からなかった、と聞かれたので、塔の上から指差しで教えてあげました

有名な　解剖学大階段教室

天井と壁には教授と卒業生の紋章がぎっしり。紋章の上に刻まれた文字は出身地を表し、イタリアに限らずヨーロッパ各地から学生や優秀な学者がここに集まってきたことを物語っています。

斜塔
左はガリセンダ（４８ｍ）、右がアシネッリの塔（９７ｍ）
ガリセンダは、もともと60ｍありましたが崩壊の恐れがあり14世紀に削らざるを得ず、競争はアジネッリ家の勝利に終わったとか

アッシネリの塔　４９８段
階段のステップ、手すりは木製で相当ネンキ物。ピカピカツルツルマルマル

定番の眺め

１２・３世紀の頃は１００本程の塔があったそうです

サント・ステーファノの教会群

「七つの教会」とも呼ばれ、七つの建物が一緒になった教会群。
内部はローマ時代、ビザンチン時代、ランゴバルド時代の痕跡が入り混じり、独特な空間を作り出しています。

中庭

２１日の歩数：１３０００歩

２２日ラヴェンナ　曇り

ラヴェンナ駅すぐ横の　ブランカレオーネ城塞
1457年、ヴェネツィア共和国が建てた物。

ブランカレオーネ城塞の全容
今は公園となっている

テオドリック王の廟
西ローマ帝国の滅亡後、東ローマ皇帝の命を受け、東ゴート王テオドリックが東ゴート帝国を立てた人

サン･ヴィターレ教会
ラヴェンナはモザイク美術の宝庫

外観は素朴な感じですが、中に入ると黄金色のタイルが反射してまばゆい感じに圧倒されます

ひげのない若々しいキリストと殉教者たち

首が疲れます

サン･ヴィターレを出てすぐ傍の　ガッラ・プラチーディアの廟
ローマ皇帝テオドシウス1世の皇女であるガッラ・プラキディアの霊廟

水を飲む鹿。

ドゥオモとネオニアーノ洗礼堂

ネオニアーノ洗礼堂
天井には、キリストの洗礼の場面と使徒たちのモザイクがあります

大司教博物館にあるマクシミアヌスの象牙の司教座

ダンテの墓

ダンテの墓
ﾌｨﾚﾝﾁｪを追放されてから、「神曲」を書き亡くなるまで住んでいたのがラヴェンナ。

フィレンチェはダンテを追放したことの償いとして、油を永久的に送ってるとか

サン・フランチェスコ聖堂。
ダンテの墓の隣にあり、ダンテの死後ここで葬儀が行なわれたそうです。

サンタマリア・イン・ポルト教会　　OR　サンタポッリナーレ・ヌオーヴォ教会・・・？
教会ばかり見てるとちょっと整理がつかなくなってくる･･･

これはサンタポッリナーレ・ヌオーヴォ教会内部。

イエス・キリストの物語や聖書に書かれている場面等がモザイクで描かれています。22人の聖女の行列やら、26人の殉教者やらが四週に並んでいますが、もうお疲れ。

ラヴェンナともこれでお別れ

この日の歩数：１９２００歩