巡礼の道　２２日目　　ラスカバネ～Ｌａｕｚｅｒｔｅ

2010/06/22 - 2010/06/22

この間までの悪天候が嘘のように、今日も朝から良いお天気。
昼前に着いたモンクックの街は、すごく綺麗な街。オフィス・デ・ツリズモの人も、とても親切な人で、ここに一泊して、街をゆっくり見て回りたい気持ちになりましたが、今日は、約束のある日。
自分に言い聞かせて、Lauzerteに向って、歩き始めました。

順調、順調と思っていた今日。でも、歩けど歩けど、オフィス･デ･ツリズモのありそうな大きな街が見当たらない。
ちょっと焦りだした時、前方に見えていた丘の上に何か見える・・・。
近づいていくと、かなり大きそうな街、に見える。

今までは、一日の始まりは登りだけど、一日の終わりは下りという地形だったので、これは予想外。
でも、何でよりによってあんな所に街をつくるかなぁ。
丘の麓まできた所で、残り１ｋｍの表示・・・。
１ｋｍ、確かに１ｋｍかもしれないけどっ＞＜

詐欺みたいな１ｋｍだと思いながらも、何とか街に到着。
オフィス･デ･ツリズモで、携帯も無事に受け取れて一安心。
エリザベスさんに電話してみるも、やっぱり仕事中のようなので、とりあえず街を散策してみることに。
坂が多くて、移動が本当に大変な街だけど、それを差し引いても、思わず住みたいと思ってしまうくらいすごく素敵な街。

仕事を終えたエリザベスさんから連絡をもらって、カフェで再会。
ついつい話が盛り上がって、気がつけば、かなり遅い時間に。
「明日には出発するの？」と聞くエリザベスさんに、「今日は街に着いたのも遅かったので、もう一晩泊まろうと思う」と伝えると、何と、明日は合気道の練習がある日だとの事！
「道着は貸してあげるから来ない？」とのお言葉に甘えて、参加させてもらうことに（笑）

まさか道を歩きに来て、合気道をやることになるとは思いませんでした（笑）
明日はどんな一日になるんだろう。めちゃめちゃ楽しみ！

エリア フランス

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

モンクック（Montcuq）の街並み。

モンクックの街の象徴である、塔。

私の旅行記には、こういった標識がちょくちょく登場するので、いっぱい立てられているんだな〜とお思いかもしれませんが。
そんな何枚も標識の写真ばかりいらないんじゃ、とお思いかもしれませんが。

逆です。ほとんど立ってません。
だから、見つけると嬉しくなって思わず撮ってしまうのです。
写真を見返すと、その気持ちが蘇ってきて、ついついアップしてしまうのです。

ただただ、自分の足元だけ見つめて歩いてゆければいいのですが、そこまでストイックにもなりきれません。
ついつい後どれだけかと、先の事が気になってしまいます。

ここから、まだあの丘の上まで登らなくてはなりません。

なのに、近くには、「残り１ｋｍ」の表示。
１ｋｍは１ｋｍかもしれないけどさ〜＞＜！！

でも、さすが頑張って登っただけの事はある、素晴らしい眺め。

オフィス･デ･ツリズモ。
携帯にも無事再会出来ました＾＾

仕事が終わったエリザベスさんと、カフェで再会。
こないだは、あっと言う間でしたが、今日はゆっくりとお話をさせてもらうことができました。

もともとは、パリに住み、先生をしていたという、エリザベスさん。
今は、この街に移り住んで、巡礼者を送り迎えする仕事などをしているそうです。
私達と出会ったのも、その仕事の帰りの事だったそう。
いろんな人に会えるから楽しい、とにっこり笑っていました。

そして、私を合気道教室に連れていってもいいか聞いてくれているエリザベスさん。
結果はＯＫ！
明日が楽しみ〜＾＾

帰り際、宿まで送ってくれたエリザベスさん。
持っている袋の中身は、いっぱいのチェリー。
ここ３ヶ月ほどだけ収穫の仕事に行ってるそうです。
そして、売り物にならないキズモノのチェリーを手土産に持ってきてくれたのです。

到底私一人では食べきれないので、宿の皆におすそ分けすると、皆大喜び＾＾

エリザベスさんと会った時に、飲ませてもらったジュース。
この辺りの特産品らしいです。

ちょっと甘ったるいけど、美味しかった☆
飲みきれなかったので、瓶ごともらってきちゃいました。

今日の宿。
ちょっと、街の中心から離れた、辺鄙なとこにありますが、とっても居心地の良い宿でした。