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・<br />         「月の桂の庭」を訪ねて・・・・・<br /><br /> 山口県防府市にある「月の桂の庭」が公開されたので何年ぶりかで行ってきた。<br /><br /> 「月の桂の庭」は防府市右田というところにある枯山水の石庭である。2001年に公開は一時中断されたが08年に再公開され以後年に一回だけ、しかも今年は11月13、14日の二日間の限定公開だからこれを逃すわけにはいかない。<br /><br /> 枯山水の石庭といえば、京都の竜安寺が有名だが規模こそ小さいものの「月の桂の庭」は、知る人ぞ知る根強い人気がある石庭である。<br /><br /> この石庭は“右田毛利家”の家老であった桂家四代目当主、桂運平忠晴が1712年に造ったものだと言われている。<br /><br /> 私は13日土曜日の朝一番乗りで、「月の桂の庭」を拝見させて頂いたが、ん十年前と少しも変わることのない石庭を眺めながら心安らぐひと時を過ごすことができたのは喜ばしい限りだった・・<br /><br /> この日は、十四代目当主、桂良彦氏から直々に説明を拝聴できたことも良かった。<br /><br /> ご当主の説明によれば、「月の桂の庭」は、「白」「黄」「緑」に特色があるのだという。<br /><br /> つまり、白い砂・黄色の土塀・植栽の緑に特徴があるとか・・<br /><br /> さらに石庭の石組に“独創性”があるという。石の上に石を乗せているような石庭は他に例がないのだとか、もう一点は“隠し味”があるのだと言われた。例えば濡れ縁にしても遠近法を取り入れており、目の錯覚を計算して板を張っているし、柱も上は細く遠くも細くしてあるとか・・・、<br /><br /> いやはや一つずつ事細かに説明されたらなるほどと納得してしまう。<br /><br /> 座敷に「切腹の間」というのがあるが、その間取りや置物にしてもそれぞれ意味があることを懇切丁寧に解説して頂いた。<br /><br /> ここ「月の桂の庭」は、毎年旧暦の11月23日に「月待ちの行事」を行っていたそうだ。兔型をした石の真上にあがる月を眺めながら一家が栄える祈願をしたと言われている。この石庭は、禅思想の象徴でもあり同時に信仰の庭でもあったという。<br /><br /> 大小17個の石組から成る「月の桂の庭」の石庭は、規模こそ小さいが京都竜安寺の石庭より複雑で奥深さを感じさせるものがあり、私はこちらにより惹かれるのである。<br /><br /> <br /> <br />       ほうふWEB歴史観HP<br /><br />  http://www.bunkazai.city.hofu.yamaguchi.jp/6kinsei/06-46/6-46.html<br /><br />  <br />       防府市HP<br />  http://www.city.hofu.yamaguchi.jp/hofucity/kankou/katsura.html<br />

「月の桂の庭」・・今年も公開される!

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2010/11/13 - 2010/11/13

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Elliott-7

Elliott-7さん


         「月の桂の庭」を訪ねて・・・・・

 山口県防府市にある「月の桂の庭」が公開されたので何年ぶりかで行ってきた。

 「月の桂の庭」は防府市右田というところにある枯山水の石庭である。2001年に公開は一時中断されたが08年に再公開され以後年に一回だけ、しかも今年は11月13、14日の二日間の限定公開だからこれを逃すわけにはいかない。

 枯山水の石庭といえば、京都の竜安寺が有名だが規模こそ小さいものの「月の桂の庭」は、知る人ぞ知る根強い人気がある石庭である。

 この石庭は“右田毛利家”の家老であった桂家四代目当主、桂運平忠晴が1712年に造ったものだと言われている。

 私は13日土曜日の朝一番乗りで、「月の桂の庭」を拝見させて頂いたが、ん十年前と少しも変わることのない石庭を眺めながら心安らぐひと時を過ごすことができたのは喜ばしい限りだった・・

 この日は、十四代目当主、桂良彦氏から直々に説明を拝聴できたことも良かった。

 ご当主の説明によれば、「月の桂の庭」は、「白」「黄」「緑」に特色があるのだという。

 つまり、白い砂・黄色の土塀・植栽の緑に特徴があるとか・・

 さらに石庭の石組に“独創性”があるという。石の上に石を乗せているような石庭は他に例がないのだとか、もう一点は“隠し味”があるのだと言われた。例えば濡れ縁にしても遠近法を取り入れており、目の錯覚を計算して板を張っているし、柱も上は細く遠くも細くしてあるとか・・・、

 いやはや一つずつ事細かに説明されたらなるほどと納得してしまう。

 座敷に「切腹の間」というのがあるが、その間取りや置物にしてもそれぞれ意味があることを懇切丁寧に解説して頂いた。

 ここ「月の桂の庭」は、毎年旧暦の11月23日に「月待ちの行事」を行っていたそうだ。兔型をした石の真上にあがる月を眺めながら一家が栄える祈願をしたと言われている。この石庭は、禅思想の象徴でもあり同時に信仰の庭でもあったという。

 大小17個の石組から成る「月の桂の庭」の石庭は、規模こそ小さいが京都竜安寺の石庭より複雑で奥深さを感じさせるものがあり、私はこちらにより惹かれるのである。

 
 
       ほうふWEB歴史観HP

  http://www.bunkazai.city.hofu.yamaguchi.jp/6kinsei/06-46/6-46.html

  
       防府市HP
  http://www.city.hofu.yamaguchi.jp/hofucity/kankou/katsura.html

同行者
一人旅
交通手段
自家用車
  • ・<br />   こじんまりとした、桂家正面上がり間口・・<br /><br />   


       こじんまりとした、桂家正面上がり間口・・

       

  • ・<br />  「桂家」表札・・・


      「桂家」表札・・・

  • ・<br />   「田の牛」・・<br /><br />   たのうし??<br /><br />   牛はモーとなくので・・・<br /><br /><br />   「たのもー」のようだ! <br />


       「田の牛」・・

       たのうし??

       牛はモーとなくので・・・


       「たのもー」のようだ! 

  •  履物を脱いで、<br /><br /><br /> お邪魔します・・・

     履物を脱いで、


     お邪魔します・・・

  • ・<br /><br />  天井には数本の槍が・・・



      天井には数本の槍が・・・

  • ・<br /><br />    家紋入りの陣笠も・・



        家紋入りの陣笠も・・

  • ・<br />  石庭見学開始・・<br /><br />   南庭から・・


      石庭見学開始・・

       南庭から・・

  • ・<br />    ・・・須弥山・・・<br /><br /> 高い石が須弥山(しゅみせん:仏教の世界観の中で中心にそびえる山)を象徴しているのだとか。<br /><br />


        ・・・須弥山・・・

     高い石が須弥山(しゅみせん:仏教の世界観の中で中心にそびえる山)を象徴しているのだとか。

  • ・<br />  石庭の出入り門・・・<br /><br />  柱を傾けて遠近を際立たせている・・<br /><br />  黄色の土塀と白い石がよく調和がとれている・・<br /><br />  僅かに婉曲した屋根も計算されている


      石庭の出入り門・・・

      柱を傾けて遠近を際立たせている・・

      黄色の土塀と白い石がよく調和がとれている・・

      僅かに婉曲した屋根も計算されている

  • ・<br />     ・・・ 般若の船 ・・・<br /><br />  イカダ型の舟石。<br /><br />  般若船(はんにゃぶね)とは、仏がその智恵で人間を助けることを例えた船のことだそうだ・・・ <br /><br />  石の高さが微妙に違う・・・<br /><br />  遠近法を考えて高さを変えている由 <br />


         ・・・ 般若の船 ・・・

      イカダ型の舟石。

      般若船(はんにゃぶね)とは、仏がその智恵で人間を助けることを例えた船のことだそうだ・・・

      石の高さが微妙に違う・・・

      遠近法を考えて高さを変えている由 

  • ・<br />  南庭を眺める・・・


      南庭を眺める・・・

  • ・<br />  東庭へ・・・<br /><br />  南庭から東庭へは、L字形の縁側で続く・・・


      東庭へ・・・

      南庭から東庭へは、L字形の縁側で続く・・・

  • ・<br /><br />  東庭の一番奥の方・・<br /><br />  奥に見えるのは、<br /><br />  ・・・ 陰陽石 ・・・<br /><br /> 東庭左手奥の二個の石は陰と陽を表す石組です。<br />



      東庭の一番奥の方・・

      奥に見えるのは、

      ・・・ 陰陽石 ・・・

     東庭左手奥の二個の石は陰と陽を表す石組です。

  • ・<br />   ・・・ 臥石 ・・・<br /><br /> 蚌(ほう)をかたどった石。<br /><br /> 蚌とは蛤(はまぐり)の一種、真珠を産する貝のこととか・・<br />


       ・・・ 臥石 ・・・

     蚌(ほう)をかたどった石。

     蚌とは蛤(はまぐり)の一種、真珠を産する貝のこととか・・

  • ・<br />      ・・・ 兎石 ・・・<br /><br /> L型の二段に積み上げられたこの石組みは「兎子懐胎(としかいたい)」を表しています。<br /><br /> 兔が子を宿している様子・・<br /><br /> この石の真上に月が昇るという・・・


          ・・・ 兎石 ・・・

     L型の二段に積み上げられたこの石組みは「兎子懐胎(としかいたい)」を表しています。

     兔が子を宿している様子・・

     この石の真上に月が昇るという・・・

  • ・<br />  見事な「石の紋様」・・・


      見事な「石の紋様」・・・

  • ・<br /><br />  南庭を望む・・・



      南庭を望む・・・

  • ・<br />  座敷の中から南庭を・・・


      座敷の中から南庭を・・・

  • ・<br /><br />  東庭から・・・



      東庭から・・・

  • ・<br />   南庭を・・・


       南庭を・・・

  • ・<br />   手水鉢も・・・


       手水鉢も・・・

  • ・<br /><br />  石庭を鑑賞する人たち・・・



      石庭を鑑賞する人たち・・・

  • ・<br />  次の入場を待つ人たち・・・


      次の入場を待つ人たち・・・

  • ・<br />  ご当主、桂良彦氏・・<br /><br />  どことなく風格がある・・<br /><br /><br />    [参考]<br /><br /> ふぐ処・佐じかのHPを参考にさせて頂きました。<br />   <br />     http://sajika.jp/index.html


      ご当主、桂良彦氏・・

      どことなく風格がある・・


        [参考]

     ふぐ処・佐じかのHPを参考にさせて頂きました。
       
         http://sajika.jp/index.html

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