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ヴェテランのガイドさん<br />七時半に朝食を取り、一服してから九時に出発。この地のガイドさんはエネルギッシュな中年女性で、英語を上手に操る。話を聞くと、この道二十五年のヴェテランで、チ−フガイドを勤めているという。息子二人、娘一人の子持ちだそうで、夫は電気技師とか。彼の月給は八〇〇ドルだそうだが、ここの一般的な平均月給は四〇〇ドルぐらいという。これだと、共稼ぎなので結構な生活ができるのではなかろうか。<br /> <br /><br />ブルーが美しいメドレセ<br />最初のメドレセで下車。どの地のメドレセも造形はよく似たものであるが、その大門のブル−のタイルが描くモザイク模様がそれぞれ違っていて美しい。ブハラの町も、その昔チンギス汗の侵入でほとんどが破壊されたが、その後チム−ルによって復興される。現存する遺跡の数々は、この時代に造られたものがほとんどである。その当時、メドレセ、モスクが盛んに建立され、ブハラは中央アジアのメッカとなった。<br /> <br /><br />メドレセとモスクのこと<br />ここで、メドレセとモスクのことについて少し説明を加えておこう。メドレセはイスラム神学校、モスクは寺院と訳す。どちらもイスラム教徒にとっては大切な場所。ブハラには八世紀初頭にアラブの侵入があり、最初のモスクはその十年後に建っている。モスクはイスラム教徒が一日五回、メッカに向かって拝む所。本堂の最奥をキブラ(祭壇)と呼び、最も神聖な域とされる。偶像崇拝を否定することから、そこには本像のようなものはなく、ただ西のメッカに向いた空間があるだけ。<br /> <br /><br />一方、メドレセは、イスラム教を学ぶ学徒の勉強と生活の場である。学生はアラビア語を学び、コ−ランについて勉強する。卒業した学生のほとんどは、イスラム世界ないしはアラビア語に関する仕事につくという。<br /> <br /><br />チャイハナ<br />通りの片隅では、作業台を置いて真鍮細工を彫っている。職人芸とはいえ、見事な模様が真鍮の器に彫り込まれていく。これらは土産品用のものであるが、値段は結構高い。<br /><br /><br />少し歩くと、大きな池に出る。ここがリャビ・ハウズ(池の意味)で、周りには楡の木が植えられ、傍にはチャイハナ(お茶を飲みながらひと休みする喫茶店のようなところ。)がある。ここは大切な命の貯水池なのだ。人々は、この池の水で農耕、牧畜を営みながら生活しているのである。しかし、今では旧ソ連の巨大灌漑プロジェクトによって、次第にその存在価値が薄れている。この池のほとりにも、二つのメドレセが建っている。これをバックに記念撮影を一枚。 <br /> <br /><br />こうしたハウズは、人々の話し合い、出会いの大切な場となる。池のほとりには楡の木が植えられ、チャイハナが建つ。さらにそれを目当てに、商人が品物を持ち込み、小さなバザ−ルが開かれた。今ではかっての様子は見られず、ただ木陰に広がるチャイハナのテ−ブルに座って、チャイ(お茶のことで、緑茶と紅茶があるらしい。)をすすりながら、のんびりと語り合う老人たちの姿が目に付くばかりである。しかし老人たちが、この簡素なカフェテラス(洋風にいえば)にたむろしながら、ゆっくりと時の流れるのを楽しんでいる様子は、いまの日本では見られない、いかにものどかな風景である。<br /> <br />(この続きはこちらへ⇒ http://yasy7.web.fc2.com/ )<br /><br />

ウズベキスタン:ブハラの旅

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1998/04/10 - 1998/04/11

450位(同エリア482件中)

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yasyas

yasyasさん

ヴェテランのガイドさん
七時半に朝食を取り、一服してから九時に出発。この地のガイドさんはエネルギッシュな中年女性で、英語を上手に操る。話を聞くと、この道二十五年のヴェテランで、チ−フガイドを勤めているという。息子二人、娘一人の子持ちだそうで、夫は電気技師とか。彼の月給は八〇〇ドルだそうだが、ここの一般的な平均月給は四〇〇ドルぐらいという。これだと、共稼ぎなので結構な生活ができるのではなかろうか。
 

ブルーが美しいメドレセ
最初のメドレセで下車。どの地のメドレセも造形はよく似たものであるが、その大門のブル−のタイルが描くモザイク模様がそれぞれ違っていて美しい。ブハラの町も、その昔チンギス汗の侵入でほとんどが破壊されたが、その後チム−ルによって復興される。現存する遺跡の数々は、この時代に造られたものがほとんどである。その当時、メドレセ、モスクが盛んに建立され、ブハラは中央アジアのメッカとなった。
 

メドレセとモスクのこと
ここで、メドレセとモスクのことについて少し説明を加えておこう。メドレセはイスラム神学校、モスクは寺院と訳す。どちらもイスラム教徒にとっては大切な場所。ブハラには八世紀初頭にアラブの侵入があり、最初のモスクはその十年後に建っている。モスクはイスラム教徒が一日五回、メッカに向かって拝む所。本堂の最奥をキブラ(祭壇)と呼び、最も神聖な域とされる。偶像崇拝を否定することから、そこには本像のようなものはなく、ただ西のメッカに向いた空間があるだけ。
 

一方、メドレセは、イスラム教を学ぶ学徒の勉強と生活の場である。学生はアラビア語を学び、コ−ランについて勉強する。卒業した学生のほとんどは、イスラム世界ないしはアラビア語に関する仕事につくという。
 

チャイハナ
通りの片隅では、作業台を置いて真鍮細工を彫っている。職人芸とはいえ、見事な模様が真鍮の器に彫り込まれていく。これらは土産品用のものであるが、値段は結構高い。


少し歩くと、大きな池に出る。ここがリャビ・ハウズ(池の意味)で、周りには楡の木が植えられ、傍にはチャイハナ(お茶を飲みながらひと休みする喫茶店のようなところ。)がある。ここは大切な命の貯水池なのだ。人々は、この池の水で農耕、牧畜を営みながら生活しているのである。しかし、今では旧ソ連の巨大灌漑プロジェクトによって、次第にその存在価値が薄れている。この池のほとりにも、二つのメドレセが建っている。これをバックに記念撮影を一枚。 
 

こうしたハウズは、人々の話し合い、出会いの大切な場となる。池のほとりには楡の木が植えられ、チャイハナが建つ。さらにそれを目当てに、商人が品物を持ち込み、小さなバザ−ルが開かれた。今ではかっての様子は見られず、ただ木陰に広がるチャイハナのテ−ブルに座って、チャイ(お茶のことで、緑茶と紅茶があるらしい。)をすすりながら、のんびりと語り合う老人たちの姿が目に付くばかりである。しかし老人たちが、この簡素なカフェテラス(洋風にいえば)にたむろしながら、ゆっくりと時の流れるのを楽しんでいる様子は、いまの日本では見られない、いかにものどかな風景である。
 
(この続きはこちらへ⇒ http://yasy7.web.fc2.com/ )

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
社員・団体旅行
交通手段
観光バス
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
  • ブルーのタイルのモザイク模様が美しいメドレセ<br /><br />

    ブルーのタイルのモザイク模様が美しいメドレセ

  • ウルゲンチ郊外に広がる農地

    ウルゲンチ郊外に広がる農地

  • 郊外に広がる住宅<br />

    郊外に広がる住宅

  • ウルゲンチ郊外の風景<br />

    ウルゲンチ郊外の風景

  • アムダリア川から引き込んだ灌漑のための用水路<br /><br />

    アムダリア川から引き込んだ灌漑のための用水路

  • カマボコ型のコンクリート製墓碑が並ぶ集団墓地<br /><br />

    カマボコ型のコンクリート製墓碑が並ぶ集団墓地

  • これらのナマズは唐揚げにして売られる<br />

    これらのナマズは唐揚げにして売られる

  • 川を生け簀代わりに大ナマズを泳がせている<br />

    川を生け簀代わりに大ナマズを泳がせている

  • キジル・クム砂漠とアムダリア川の大景観

    キジル・クム砂漠とアムダリア川の大景観

  • 砂漠の中にポツンとラクダが・・・<br /><br />

    砂漠の中にポツンとラクダが・・・

  • 砂漠の中の瀟洒な?ドライブイン<br />

    砂漠の中の瀟洒な?ドライブイン

  • 1週間を共に過ごしたわれらがバス<br />左側のバスは欧米人の団体観光客<br /><br />

    1週間を共に過ごしたわれらがバス
    左側のバスは欧米人の団体観光客

  • 大人が背中に乗っても大丈夫<br /><br />

    大人が背中に乗っても大丈夫

  • 砂漠の中で見つけた2匹のカメ<br /><br />

    砂漠の中で見つけた2匹のカメ

  • 宿泊したブハラのホテル<br /><br />

    宿泊したブハラのホテル

  • 砂漠の向こうに朝日が昇る<br /><br />

    砂漠の向こうに朝日が昇る

  • 見事な真鍮細工を彫りあげていく<br /><br />

    見事な真鍮細工を彫りあげていく

  • リャビ・ハウズ(池)<br />

    リャビ・ハウズ(池)

  • チャイハナ(喫茶店)

    チャイハナ(喫茶店)

  • 千年も砂に埋もれていたマゴギ・アタリモスク<br />

    千年も砂に埋もれていたマゴギ・アタリモスク

  • ドームの建物がタキ<br />

    ドームの建物がタキ

  • ブルーのドームが青空に映える<br />

    ブルーのドームが青空に映える

  • こうした手作りの刺繍をみやげに売っている<br /><br />

    こうした手作りの刺繍をみやげに売っている

  • 珍しい鍛冶屋さん<br />

    珍しい鍛冶屋さん

  • 機織り作業<br />

    機織り作業

  • 美しい壁面の装飾模様<br />

    美しい壁面の装飾模様

  • ブハラの美少女たち<br />

    ブハラの美少女たち

  • ウズベキスタンの民族楽器<br /><br />

    ウズベキスタンの民族楽器

  • 高さ46mのカリャン・ミナレット<br /><br />

    高さ46mのカリャン・ミナレット

  • カリャンモスクの青いドーム<br />

    カリャンモスクの青いドーム

  • 老人たちにチャイをご馳走になる<br /><br />

    老人たちにチャイをご馳走になる

  • シックなレストラン<br />(もうもうと煙が立ち込めている)<br />

    シックなレストラン
    (もうもうと煙が立ち込めている)

  • チャル・ミナルの可愛いミナレット<br /><br />

    チャル・ミナルの可愛いミナレット

  • 樹齢500年の大木<br /> 前に立つのはガイド君<br /><br />

    樹齢500年の大木
     前に立つのはガイド君

  • 高い城壁で囲まれたアルクの城門<br /><br />

    高い城壁で囲まれたアルクの城門

  • 美しい彫刻で飾られたチークの柱が並ぶバラ・ハウズ・モスク<br /><br />

    美しい彫刻で飾られたチークの柱が並ぶバラ・ハウズ・モスク

  • 日干しレンガのモザイク模様が美しいイスマイル・サマニ廟<br /><br />

    日干しレンガのモザイク模様が美しいイスマイル・サマニ廟

  • 華やかな民族舞踊<br /><br />(以下同じ)<br /><br />

    華やかな民族舞踊

    (以下同じ)

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