2010/06/16 - 2010/06/16
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frau.himmelさん
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6月16日
ベルリン中央駅から一気にオーストリアのザルツブルクまで移動します。
いいえ飛行機ではありません、列車でなのです。
ミュンヘン乗換えで、8時間をかけて…。殆ど1日列車の中ですが、それは承知の上。
車窓の景色を楽しむ旅が好きな人でないとこんなことは出来ませんね。
それと、車中の人間模様を観察するのも楽しいんですよ。
今回もいろいろと…。
と言う事で今回は私が実践しているDBのパスの買い方、予約席の取り方など、車中での出来事、それとミュンヘン駅で気のふれた女性に絡まれたことなどを書き綴ってみたいと思います。
それからザルツブルクは宿泊するためだけの街なので、旅行記にするほどの材料はないと思っていました。
でも、ミラベル宮殿のバラの花が余りにも素晴らしかったのです。
これだけでも見てください。
惜しむらくは、カメラとカメラマンの腕がもっと良ければ…(泣)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
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ベルリン中央駅。
9時52分発、ICE(インター・シティー・エキスプレス)1609ミュンヘン行きの列車は2番線から出発します。 -
*ジャーマンレイルパスは現地購入がお得
ジャーマンレイルパスはここ何回かは、現地購入をするようにしています。そのほうがお得だから。
以前は、①日本の旅行会社にパスポートを持って行きパスを予約して、
②届いたと連絡を受けたら再び旅行会社まで取りに行って、
③パスだけしか購入しないことで嫌味を言われて(飛行機も、ホテルも全てネットで取ってしまいますから、美味しい客ではないんです)、
それに、④ドイツで最初に使う時には、時間を気にしながらインフォメーションに並んでバリデートしてもらって…、
と結構めんどうなことをやっておりました。 -
*現地購入ってすごく楽です。
パスポートを持って、ある程度大きな駅のインフォに行けばいいんです。
言葉が不安だったら、紙に書いて提示すればよいし、料金も手数料がかからないので、日本で買うより安くなります。
それにわざわざバリデートしなくてもいいし。
こんなイイことはありません。
だけど、日本で、ネットで列車の座席指定をしたいと思っても、手元にパスがないのでできません。
それだけが不便かなーって思っていたのです。
ところがそうじゃないことに気がつきました。
(写真)列車はベルリンを出発してドイツののどかな草原を走っています。 -
*ネットで座席指定をすると、席が選べない。
ネットで座席指定をすると、窓側か通路側の選択肢しかありませんね。
で、とれた座席に行ってみると、後ろ向きの席だったり、窓が狭くて景色が楽しめない最悪な席だったりすることってありませんか?
そんな時って泣きたくなりますよね。
(写真)列車は湖か運河の側を走っています。この辺りはまだ旧東ドイツ側でした。 -
*座席指定は駅窓口のほうが融通がきく(?)
今回は2日前に、ベルリン・アレキサンダー・プラッツ駅の窓口で指定席を取りました。
駅のインフォで対面で購入すると、ある程度の希望を述べることも出来ますし、窓口も人を見て席を選んでくれることもあります。
今回はきっと、窓口の人が融通を利かせてくれた…(?)。
日本のシニアにいい旅をさせてあげたい、と思ったかどうかは知りませんが、何と4人ボックス席の窓側向かい合わせでした。
今までの予約席では2人並びの席しか割り当てられなかったのでビックリです。
しかも、ミュンヘンからザルツブルクも同じくボックス席の向かい合わせだったのです。
(写真)列車はライプティヒ駅に着きました。 -
*指定料金は窓口が少し高い
次回も指定席は駅のインフォで購入しよう、と思いました。
ただ、ネットで予約すると窓口で直接買うより、1人に付き1ユーロか2ユーロ安いです。
でもね、駅窓口で予約しても2人で9ユーロ。
これで8時間の旅が快適になるのなら、2ユーロや3ユーロの差は比べ物になりません。
なお、この値段は接続する列車にも有効です。
(写真)ライプティヒ近郊の工業地帯(発電所?)を走っています。 -
立派な円形の高層ビルが見えてきました。
イエナに近づいたのです。
私は窓の外をぼーっと見ているのも好きですが、車内の人間観察も面白いです。 -
Jena Paradies です。
さっきの円形のビルはショッピングセンターのようです。
駅前も立派ですね。
そういえば、有名な光学器械メーカーがあるのはここじゃなかったかしら? -
*車内観察その1
ベルリンから乗ってきた中年の一人のおば様、4人席が空いていたのでそこに座りました。
だがそこは急遽指定席になった席らしく、途中の駅で若いカップルが乗り込んできて、ここは私達の席だけど…、って。
その中年女性「私が先にとったのよ!」って言ったか、「指定席になっていないじゃない」って言ったか知りませんが席を動かない。
若いカップル、仕方なく座席指定券を見せて席には座ったものの、女性が居座っているので、居心地悪そうだったなー…。
中年女性、他にも2人席は空いていたのだから移ればいいのにね、意地悪したのかな?。
(写真)Lichtenfelsという駅を過ぎたあたりで、丘の上にお城のようなものが見えました。 -
エアランゲンに停車します。
懐かしいー!一般にはなじみのない街なのですが、私達にとっては思い出深い街。
私の先輩がこの町にご家族で赴任されていたことがありお話を良く伺っておりました。
一度行ってみたいなー!と思っていたらチャンス到来!
2006年サッカー・ワールドカップの日本対クロアチア戦が隣の街ニュルンベルクであり、観戦ついでに寄りました。 -
ドイツの大企業、シーメンスが拠点を構えている町でもあり、その恩恵もあったのかとてもきれいな街並みでした。
通りにはモーツアルトやベートベン、ワーグナー(あったかな?)などの名前がついており、大きな公園にはリスが走り回っていたり、素晴らしい大学があったり…。
試合までのひと時をのんびり過ごすことができました。
駅にあったポスターです。いろんな駅で見ました。
アルコールはあなたが考えている以上に身体を壊します。
自分の限度を知っていますか?というアルコール依存症のためのキャンペーンらしいです。
日本で言う「あなたは人間を止めますか?」と同じ?
ビール大国ドイツでもこういうのってやるんですね。 -
*車内観察2
日本でもイクメン(男性が育児に参加すること)が叫ばれて久しいですが、ドイツの男性も育児に協力的です。
ベルリンを過ぎてから乗り込んできた小さな子供二人(1歳くらいの男の子、3歳くらいの女の子)を連れたパパ。
とても周りに気遣っていました。
下の子がぐずり出したら、抱っこしてあやしに行ったきりずっと帰ってきません。
残された女の子、まだ小さいのに最初じっと我慢していましたが、さすがにしばらくして「パパ〜」って蚊の泣くような声で呼んでいました。
心細いだろうに、決して大きな声は出さないのです。
躾が出来ているのですね。もっと大きな声で泣いてもいいのに、って抱きしめてあげたくなりました。 -
*車内観察3
もう一人のパパは、元気のいい2,3歳の男の子連れ。
この子がやんちゃな子で、通路を走り回ったり、這いずり回ったり…。
パパも、子供と同じ格好で後から追っかけまわしていました。
そういえば、2例とも母親の姿は見えなかったのですが、もしかしてシングルパパ?
母親ヌキで遠出の旅行をすることって普通考えられませんものね。
(余計なお世話か…) -
*車内観察4
車内にこのようなピクトがあります。
この近くでは静かに!というものですが、気にしている人は少ないです。
ある時、メーキャップも服装も派手な女性が2人、賑やかにお喋りしていました。
私にとってはそんなに騒がしいというほどではなかったのですが…。
その後乗ってきたおとなしそうな女性がその2人の後ろの席に座りました。本を読み始めて、声が気になったのか、顔をしかめたり、溜息をついたりしていました。
そして賑やかな女性の一人が携帯電話でスペイン語で通話を始めたら、おとなしそうな女性が前の席につかつかと近寄り、このピクトを指差しました。
そしたら何とこのスペイン語の女性、おとなしく謝って、静かな声でしゃべり始めたのです。
成り行きを見守っていた周りの人もほっと一安心。
だってどう見ても素直に言うことを聞くような人には見えなかったのです。 -
ICやICEの車両には座席にこのような時刻表が置かれています。
私はこれを見ながら、あと何分でどこどこに到着するとか、降車駅まであと何駅だとか、えー、ここで乗り換えればあそこに行けるのー、とか、結構楽しんでいるのです。
時々、先にそこに座った人が持って降りたりするんですね。これがないと楽しみが奪われたようで、車掌さんにわざわざ「タイムテーブルをください」ってお願いしています。 -
なんて、車内ウオッチングをしていたら、ミュンヘンに着きました。
ここでザルツブルク行きに乗り換えますが、待ち時間が1時間くらいあります。
実はここミュンヘン駅構内でショッキングなことがあったのです。 -
ミュンヘンの駅前です。雨が降っていますね(泣)
この右手を降りると下の階にトイレがあります。
荷物があるので交替でトイレに行くことにして、まず夫が先にトイレに行き、この写真の手前、階段の上で私を待っていました。
私がトイレを出て階段を上がろうとすると、少し足の悪そうな女性が階段の途中で何か怒鳴っています。
私に向けているようなので近くに寄ると、
「あそこにいるのはお前の夫か!?」と…。
「ヤー!」って答えると怒り出して
「?*△○◇??*△○◇・!!」と…。
何度聞いても聞き取れないので、「じゃ、彼(夫)に言ってくれ!」って答えました。夫の方がドイツ語はわかりますから…。
夫も詳しくは理解できなかったようですが、どうも「なんで私をそんなところで睨んでいるんだ!」って言っていたようなのです…。
その怒りようと言ったら…、周りの人がジロジロ見て通るくらいでした。
「分からない、分からない!」でその場を離れましたが、ちょっと恐かったですね。
どこの国にも気がオカシイ人はいますから、気をつけなければいけません。
それとも外国人(日本人)だから難癖をつけたのかな? -
気を落ち着かせるために、駅のカフェでビールを飲みました。
テレビではスイス対スペイン戦を放映していて、皆さん応援していました。
何しろヨーロッパ同士の対戦ですから応援にも熱が入ります。 -
ザルツブルク行き列車に乗り込みます。
今度はEC(ヨーロッパ・エキスプレス)です。
タイムテーブル(ライゼプラン)も置いてあります。
なお、右横に少し見えるのはゴミバコです。
こちらの列車にはこのように近くにゴミバコがありますので、大変重宝します。 -
ECの車内です。2等ですが、きれいで快適です。
嬉しいことに、ミュンヘンからザルツブルク行きも、指定券はボックス席の窓側向かい合わせになっています。
ベルリンのインフォの女性係員、どうも有難う! -
ミュンヘン中央駅はまだ座席に余裕があったけど、ミュンヘンオスト駅から満員になりました。
ミュンヘン空港からだとここが近いので、ここから乗る人が多いのです。
昨年の秋1週間ほど滞在したプリーン・アム・キムゼーの駅を通過します。 -
ザルツブルクに6時ごろ着き、荷物をホテルに置いて、夕食に出かけます。
ザルツブルクは宿泊だけの予定でしたが、せっかく来たので、旧市街に出ましょう。
ミラベル宮殿を抜けて…。 -
宮殿の中はバラがまっ盛りで、とてもきれいでした。
この季節に来れてよかったー。
もう少し写真がきれいだったらいいのですが…。 -
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ミラベル宮殿と、庭園の先に見えるのはホーエンザルツブルク城
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同じところばかりアップしていますね。
でも、この宮殿はザルツブルクの大司教が、愛人の町娘のために建ててやった建物だというから驚きです。 -
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フランツ・ヨーゼフ2世のお庭の階段の下にはユニコーンの彫像が…。
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ペガサスの泉
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宮殿から人が出てきました。
中でコンサートでもあったのでしょうか?
コンサートといえば…(遠い目…)。
6,7年前、私がプリーンの語学学校でドイツ語を勉強していた時、学校のエクスカーションでザルツブルクに連れて来てもらいました。
ザルツブルク市内観光とミラベル宮殿でのコンサート鑑賞です。
ミラベル宮殿でのコンサート?ワアー嬉しいな!って。みんな学生(?)ですから普段着です。代金も14,5ユーロくらいの室内楽のコンサートですものドレスコードなんか必要ないでしょうってことで。
宮殿に入って大理石の階段を登って…、やっぱり中は素晴らしいです。
コンサート会場は、大広間に椅子が50席くらいあったでしょうか。
そこの後ろの方に私達は固まって座りました。客もばらばらと来ていましたが、前の方は空いています。 -
暫くして、素晴らしいフォーマルドレスに身を包んだ日本人のご一行様がどやどやと華やかに入ってこられ、前の方に座りました。
えー、何…?。
だって私達だけでなく他のお客様も皆さん普段着ですよ。
かなーり浮いていましたね。
きっとツアーのオプションで別料金1万5千円か2万円で有名なコンサートに連れて行ってあげますよ、ってあれかな…?、だから皆さん盛装で…。
それにしても盛装過ぎます。
そこまではまだ良かった。 -
ところが…、
次にウェディングドレスとタキシードの花嫁花婿のカップルが登場したのには、もう現地の人も目をパチクリ!
そして、次の瞬間には現地の人の間から拍手が起こり、花嫁花婿も後ろを向いてのご挨拶。
最初、同じ日本人と言うことで穴に入りたいくらい恥ずかしかった私ともう一人の日本人Kさんでしたが、「おめでとう!」って日本語で声をかけました。
そこに参列していた日本人の来賓者の方たち、ビックリしてましたね。
まさか現地人に混じって日本人がいるとは思わなかったようでしたから。 -
そんなことを考えながらミラベル宮殿を歩きます。
-
さてそろそろ、旧市街に食事に出ましょう。
-
ザルツァッハ川にかかる橋を渡って…。
空模様があまり良くないですね。明日が心配です…。 -
レジデンツ広場にやって来ました。
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モーツアルト像です。
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モーツアルト像のチョット先にあるレストランが感じが良さそうなので入ることにしました。
何と言うお店だか、字が読めません(泣)。 -
お決まりの、夫はビールと私はオーストリア産の白ワイン。
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部屋の片隅もさりげなくセンス良く飾ってあります。
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奥の方では誕生パーティーか何かをやっていました。
地元の方に人気のあるお店のようです。 -
私はシュパーゲル、夫はシュニッツェルをいただきました。
美味しかった! -
2002年にザルツブルクを訪れた時宿泊したホテル、ヴァイセ・タウベ(白いはと)。
懐かしいなー。 -
暗くなってパパゲーノの像もライトアップされました。
ライトの関係でパパゲーノの目がキラリ!と光っています。 -
さあ、このモーツアルト橋を渡って…。
ほろ酔い気分でホテルに帰りましょう。
明日の天気はどうなるのかな?
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この旅行記へのコメント (2)
-
- *JY*さん 2011/01/06 01:48:47
- 花より団子
- 明けましておめでとうございます。
バラも美しいですが、シュパーゲルがとってもおいしそうですね。
今年もよろしくお願いします。 *JY*
- frau.himmelさん からの返信 2011/01/07 16:07:57
- 謹賀新年
- 明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
*JY*さんはお正月はロンドンだったのですね。
やはりスケールが違います。
母の病気のため、しばらくヨーロッパに行けそうもありませんので、
せめて、*JY*さんの美しい現地風景で旅をした気分を味わいます。
ロンドン冬の風景続編をお待ちしてます♪
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