2010/06/16 - 2010/06/16
14位(同エリア16件中)
maiさん
今日は朝からすごい雨。
丘の上にあるノートルダム教会の中が見れなかったのと(教会は17時で閉まっていた><)、街並みが全然撮れなかったのが心残りで、今日はお休みの日にする事に。
別の宿を探さなきゃダメかなーと思いながら、ダメもとで聞いてみたら、もう一日ゆっくりしていいよって言ってもらえた!!
午前中は、まずはインターネットの出来る場所を探すことに。
インターネットカフェのような所を教えてもらえるかな〜と思いながら、オフィス・デ・ツリズモへ行くと、教えてもらえたのは、何と、図書館と(たぶん)市役所。
図書館は、カードがないと本当は使えないみたいだったけど、「旅行者?」と聞かれてうなずくと、「いいよ。」と言って使わせてもらえた!
市役所の方は、お昼休み後でないと、使わせてもらえないみたいだったので、昨日行けなかったノートルダム教会へ行くことに。
今日は余裕だろうと思って、ノートルダム教会へ行くと、人がぞろぞろと出てくる。
お昼休みにはまだ早いはずだけど・・・と思っていると、入ろうとする私を引き止める女性が。
話を聞いてみると、何と、今日は、お昼に少し早い時間で閉まり、お昼からはもう開かないらしい。
その理由は、今日が水曜日だからという。
土曜日、日曜日が、日本とは比べ物にならないくらい、平日と時間の流れ方が違うのは知っていたけれど、水曜日にもそんな事があったなんて!><
ここが見られなきゃ何の為に残ったんだかわからない。
迷惑そうな顔をする女性に必死に頼み込んで、10分だけ中を見せてもらいました。
教会を後にすると、街はそろそろお昼休み。
今日と明日のお昼ご飯を買い込んで、一度宿に戻った。
ホスピタリエのミシェリンは、小柄でウインクがとってもキュートなお母さん。
実はフランス語しか話せない。私はフランス語がわからない。
でも、彼女はいつもにこにこと私に話しかけてくれました。
と言うのも、彼女には、息子さんがいて、彼は京都出身の日本女性と結婚したらしい。
昨日、私が宿に着き、私が日本人とわかると否や、その事を教えてくれました。
もちろん、フランス語で。
何となく見当がついたというのもあったけれど、私はそれが理解できて、ミシェリンと通じ合うものが出来ました。
巡礼者が街に着くにはまだまだ早い時間なので、お昼ご飯は2人っきり。
身振り手振りを交えて、何とか理解できる程度。
それでも、彼女といる時間は心地よいものでした。
同時に、フランス語が出来れば、もっといろんな話が出来たんだろうなぁと悔しく思う気持ちにもなりましたが。
再度街に出て、夕方になると、ようやく晴れ間が。
22時頃に日が暮れ始める今のフランスでは、まだまだこれから、という時間。
素敵な街並みの写真がいっぱい撮れて大満足でした。
おまけに、もう会えないと思っていた巡礼仲間にも再会!
彼らは、フィジャックで終わりと言っていたので、もう帰ってしまったのかと思っていたら、今日フィジャックに到着したのでした。
晩ご飯を一緒に食べる約束をして、宿にその事を伝えに戻ると、大勢の巡礼者が。
昨日は5人だけだったのに、今日はその倍のようでした。
英語・フランス語の話せる巡礼者が、ミシェリンの言葉を訳してくれて、この宿は10時に閉まるから、それまでに帰ってこなきゃダメだよ、と教えてくれました。
しばらくして、約束の時間になったので、私が宿を出ようとすると、ミシェリンが見送ってくれました。
そして、いたずらっこのような目をして、「22:30」と書いた紙を私にこっそりくれました。
ちょっとくらいなら遅れても開けてあげるから、ゆっくり楽しんでおいで、とウィンクしてくれたのです。
フィジャックの夜は、本当に楽しく更けていきました。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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巡礼者を見送るミシェリン(と私。撮影中ですが^^;)
もう一晩泊めてもらうので、朝の仕事をちょっとだけですが、手伝わせてもらいました。
朝ごはんの片づけをして、部屋の掃除をして、ベッドメイクをして、私もいざ出発。 -
夕方になると、ようやく晴れたー!!
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昨日の教会の外観。
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イチオシ
教会の周りには車がいっぱい。
みんなお祈りに来てるのはわかるんだけど、もう少し整備して欲しい><
どっから撮っても、車が入ってしまう!
というわけで、バンパーに建物が綺麗に映り込んでいたので、逆にこっちを撮らせてもらうことにしました(笑) -
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坂の上にある、ノートルダム教会。
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イチオシ
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街中をうろうろして、この写真を撮っている時に、巡礼仲間のアランとポールに再会!
もう二度と会えないだろうと思っていたから、むちゃくちゃ嬉しかった!
2人といろんな話をしているうちに、ふと思いついたように、2人が提案してくれた。
「上から街をみたくない?」と。 -
「もちろん、できることなら見てみたいけど、どういうこと?」
と思っていると、2人は建物の間の、こういう入り口を探しては、ずんずん入っていく。
えぇ〜、勝手に入っていいの!? -
びくびくしながらも、ちゃっかり2人に付いて行くと、奥にはこんな光景が。
通りを歩いているだけでは、絶対に見られない場所。
それだけでも、私には十分満足だったんだけど、2人が私に見せたかったのは、どうやら違うみたい。
またもや新たな入り口を探す2人。 -
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イチオシ
次の入り口から入ると、今度は女性が出てきて、2人と話しあ始めた。
これは怒られるんじゃあ、と思っていると、2人の交渉のおかげで、上へ上がっていいよ、ということになったみたい。
そして、私の目の前に広がったのは、この景色!!
夢中でシャッターを切る私に、2人も満足そうに笑ってくれた。 -
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私達が今いる場所は、「ソレユ」と呼ばれる場所らしい。
いわゆる屋根裏部屋で、その語源は「ソレイユ(太陽)」からきているとのこと。
昔は、収穫したとうもろこしなどの穀物を乾燥させるのに使っていた場所らしい。
お向かいに見えるのも、「ソレユ」。
今は、お向かいのように、ガラスを入れている所がほとんどらしい。 -
と、私が2人に、「ソレユ」について教えてもらっていると、先ほどの女性のご主人と思われる方が来た。
彼は、ここの「ソレユ」は、随分昔に、火災にあい、そのままになっている、と教えてくれた。
ここには、昔に使われていた道具も、焦げて、がらくたのように散乱していた。
それらの道具についても、少しばかり説明してくれた。 -
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私達に「ソレユ」を見せてくれたのは、お肉屋さんのご夫婦だった。
感謝の気持ちをこめて、パチリ。 -
大慌てで宿に戻って、お隣の修道院へ。
教えてもらった話によると、今日はシスターが歌う日らしい。
ミサは、毎日6時からやっているようだけれど、今日は特別みたい。
これも水曜日だからだろうか。 -
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シスターたちの歌声は、本当に素晴らしかった。
仏教で言う読経が、キリスト教では賛美歌で、キリスト教徒達は、小さい頃から、祈りを捧げるたびに歌ってきたんだろう。
だから、ル・ピュイの教会で、初めてミサに参加した時も、普通の人たちが歌う賛美歌が凄くて、圧倒されると同時に、とても贅沢な気分になった。
ちょっとしたコンサートを聞いているような気持ちになったから。 -
ミサが終わると、硬く閉ざされる扉。
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イチオシ
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この旅行記へのコメント (1)
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- KIKIさん 2012/01/18 21:46:17
- 素敵な体験
- 旅行記、興味深く読ませていただきました。
私もこのルピュイルートを歩いてみたいと思っています。
このフィジャックでの宿の居心地がとても良さそうだったので、
場所と名前がおわかりになれば、ぜひ教えていただきたいのですが…
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