2010/06/12 - 2010/06/12
210位(同エリア453件中)
maiさん
明後日はいよいよ、巡礼路の中でも重要な場所、コンク。
その18kmくらい手前の、エスペハックという街を今日は目指すつもりだったが、予約をしながら歩いている人たちによると、エスペハックのジットはもう満員らしい><
うーん、困った。
コンクまで今日歩くのは到底無理だろうし、エスペハックの次といっても、結構距離がありそう。
と、色々悩んでいると、
前にサンタルバンのドネーション宿で一緒だったおじさん2人が助け舟を出してくれた。
彼ら、アランとポールも、エスペハックに行きたかったみたいだけど、無理だったみたい。
そこで、ホスピタリテ・サン・ジャックの人に、尋ねてみると、エスペハックから少し行った、ラ・スーリエという所にまたドネーション宿がある、という。
もし、そこに行くなら、電話しといてあげるよ、とのこと!
ありがたい!!><
エスタンから、エスペハックまでは、GR65(シュマン・ド・サンジャック)とGR6の2通りの道に分かれている。
アランに見せてもらった地図によると、またもやGR65はキツそうなので^^;GR6を選んでいざ出発!
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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やっぱり青空はいいなぁ。
それだけで絵になる(笑) -
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こっちの犬は、とっても職務に忠実です。
まだ、こんな遠くから吠えてくる分にはカワイイもんですが、巡礼中、冗談抜きで命の危険を感じる場面に二回、出くわしました^^; -
てっぺんのマリア様がとっても印象的だった教会。
ちょっと巡礼路からは外れますが、思わず近くまで見にいっちゃいました。 -
不思議な十字架。
この巻きついてるものは何だろう・・・? -
スペインの道しるべは黄色い矢印、「イエローアロー」だから、すごくわかりやすい。
でも、フランスの道しるべは赤と白のラインだけ。
たまに矢印にしてあることもあるけど、基本的にはラインだけ。
そして、時たま、こうやって分かれ道のど真ん中にあったりする。
ここの場合は、向って左に、コンクを示す矢印があるけど、そんなに大きなサインではない。
こういう時に、誰かと話しながら歩いていると、とても危険。
誰かと一緒に歩くと、時間が飛ぶように感じるけど、話に夢中になって、道を間違える可能性も増える。
私?
間違えませんでしたよ。
・・・ここでは(笑) -
久々に、白黒の牛発見!
ずーっと茶色の牛ばかりだったから、「あれ?小さい頃、塗り絵で牛の色って茶色に塗ってたっけ・・・?」なんて事まで考えてました(笑)
茶色の牛に疑問を持ってるのは私だけかな〜と思っていたら、巡礼仲間のカナダ人もおんなじことを考えていたそうで。
彼と、「普通の牛は白黒だから、茶色の牛は普通じゃないよね。普通の牛のミルクはもちろん普通のミルクだけど、この牛は普通じゃないんだから、ミルクも普通じゃないと思わない?きっとキャラメルミルクだよ」なんて、冗談を言いながら歩いてました(笑) -
イチオシ
ただ道を歩く。
すごく単純な行為だけど、それは文字通り、自分の足跡を残す行為。
ただ歩くだけの人の足あとも、こうして作られたサインも
後に続く人にとっては、重要な道しるべ。
大きなエール。 -
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Campuacの街に到着。
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今日のお昼も教会を眺めながら。
出発は別々だったけど、アラン、ポールとこの街で再会したので、一緒にお昼ご飯。
誰かと一緒に食べるお昼ご飯って本当に美味しい〜^^
で、ここまで色々と親切にしてもらっておきながら、実は私はこの時まで、2人の名前を知らなかったのです・・・><
だって、一度にめっちゃ大勢の西洋人に会うし、皆同じに見えるし、難しい名前が多いし〜><
それに引き換え、私は珍しい東洋人、名前も単純なmai・・・、何だか不公平だ><
(いや、すぐに名前を覚えてもらえるのは、ちょっと、いや、かなり嬉しいんですが)
「ごめんなさい、もう一度教えてもらえる?」
と素直に聞くと、2人はとっても快く答えてくれました。
向こうの文化では、挨拶の際、名前を呼ぶのが当たり前なので、自分がするとなるとちょっと慣れないものもありましたが、呼んでもらえるのは嬉しいので、自分も呼び返せるようになって嬉しかったです^^ -
アランとポールは食後のコーヒーを飲んでから出発すると言うので、私は一足先に出発。
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ラ・スーリエまで、アランたちより先に着いてしまうかな〜と思っていたのもつかの間。
この十字架の所に、「LE SOULIE→」と書かれた看板が2つ。
しかも、正反対の方向を指している・・・。
おとなしくアランたちを待つことに。 -
追いついたアランたちもこの標識には、ちょっと困惑気味。
たまたま通りがかった車(←この道ではこういう事がよく起こる)に尋ねてみると、どっちからでも行けるそう。
でも、こっちの道の方が眺めがいいよ、と教えられた方の道を選択して、行くことに。
ポールもアランもすごく面白い人。
冗談が好きで、歌が好きで、私は2人といると、笑いっぱなしだった。
そして、すごく目がいい。
道端にあるいろんなものを見つけては、私に教えてくれた。
野いちごを食べたのも初めて。
甘酸っぱくて美味しかった。 -
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何もない道の途中に、突然現れたティーセット。
すごく嬉しい心遣いだなぁと思っていると、ここがラ・スーリエらしい。 -
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私達を迎えてくれたのは、クリスティアンとフランセス親子。
クリスティアンは、私の顔を見るなり、ニコニコして、「サヨナラ!」
突然の日本語にびっくりしつつも、冗談かなぁと思っていたら、「こんにちは」と「さよなら」を逆に覚えていたらしい(笑)
クリスティアンもフランセスもとっても親切で、私は一気に2人が好きになった。
特に、クリスティアンは、お母さんって感じで、皆からとても慕われていた。 -
そんな2人が、今日私にくれたのは、カーテンで仕切られた一人部屋。
ドミトリーにも慣れたけれど、やっぱり一人になれる空間がたまにもらえるとすごく嬉しい。 -
夜は皆で、晩ご飯。
今日の泊り客は、私達とフランス人の女性、そして、なんと、サン・コモ・ドォルトで一緒だったドイツ人のグループだった。
思わぬ再会にお互いびっくり。 -
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晩ご飯の後は、皆で隣の教会へ。
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小さな教会だけど、素敵な教会。
ドイツ人の人たちは、普段から教会で歌を歌ったりしてるみたいで、今回の巡礼も宗教的な理由からだと言っていた。
親切にしてくれたクリスティアンの為にと言って、皆が歌った歌はすごく綺麗な曲で、クリスティアンも感激していた。
後で、それぞれフランスの歌と日本の歌も歌わされたけど(笑)
皆で、ハレルヤを輪唱したのもすごく良い経験だった。 -
私達が教会を出た後も、ドイツ人のグループは、歌い祈っていた。
皆それぞれ色んな理由からこの道を歩いている。
熱心なキリスト教徒もいれば、私のような全く違うのまで。
すぐに部屋に戻る気持ちにはなれなくて、外に出たら、ポールたちもいた。
一緒に夕陽を眺めながら、ポールは、
自分は神様は信じていない、と言った。
信じるのはワインだけ、と言って悪戯っぽく笑った。
アランも同調して、でも、いい体験をしたね、と言った。
あぁ、ほんとうに、ほんとうに私はこの人たちが大好きだ。
ただ、このひととき出会っただけ。
今までのお互いのことなど何一つ知らない。
でも、私もこんな風にいたい。
こんな風になりたい、と思える人に出会えることは本当に幸せなこと。
今、この道を歩きに来て本当に良かった。
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