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明後日はいよいよ、巡礼路の中でも重要な場所、コンク。<br />その18kmくらい手前の、エスペハックという街を今日は目指すつもりだったが、予約をしながら歩いている人たちによると、エスペハックのジットはもう満員らしい><<br />うーん、困った。<br />コンクまで今日歩くのは到底無理だろうし、エスペハックの次といっても、結構距離がありそう。<br />と、色々悩んでいると、<br />前にサンタルバンのドネーション宿で一緒だったおじさん2人が助け舟を出してくれた。<br /><br />彼ら、アランとポールも、エスペハックに行きたかったみたいだけど、無理だったみたい。<br />そこで、ホスピタリテ・サン・ジャックの人に、尋ねてみると、エスペハックから少し行った、ラ・スーリエという所にまたドネーション宿がある、という。<br />もし、そこに行くなら、電話しといてあげるよ、とのこと!<br />ありがたい!!><<br /><br />エスタンから、エスペハックまでは、GR65(シュマン・ド・サンジャック)とGR6の2通りの道に分かれている。<br />アランに見せてもらった地図によると、またもやGR65はキツそうなので^^;GR6を選んでいざ出発!

巡礼の道  12日目 エスタン~ラ・スーリエ

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2010/06/12 - 2010/06/12

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mai

maiさん

明後日はいよいよ、巡礼路の中でも重要な場所、コンク。
その18kmくらい手前の、エスペハックという街を今日は目指すつもりだったが、予約をしながら歩いている人たちによると、エスペハックのジットはもう満員らしい><
うーん、困った。
コンクまで今日歩くのは到底無理だろうし、エスペハックの次といっても、結構距離がありそう。
と、色々悩んでいると、
前にサンタルバンのドネーション宿で一緒だったおじさん2人が助け舟を出してくれた。

彼ら、アランとポールも、エスペハックに行きたかったみたいだけど、無理だったみたい。
そこで、ホスピタリテ・サン・ジャックの人に、尋ねてみると、エスペハックから少し行った、ラ・スーリエという所にまたドネーション宿がある、という。
もし、そこに行くなら、電話しといてあげるよ、とのこと!
ありがたい!!><

エスタンから、エスペハックまでは、GR65(シュマン・ド・サンジャック)とGR6の2通りの道に分かれている。
アランに見せてもらった地図によると、またもやGR65はキツそうなので^^;GR6を選んでいざ出発!

同行者
一人旅
一人あたり費用
25万円 - 30万円
旅行の手配内容
個別手配

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  • やっぱり青空はいいなぁ。<br />それだけで絵になる(笑)

    やっぱり青空はいいなぁ。
    それだけで絵になる(笑)

  • こっちの犬は、とっても職務に忠実です。<br />まだ、こんな遠くから吠えてくる分にはカワイイもんですが、巡礼中、冗談抜きで命の危険を感じる場面に二回、出くわしました^^;<br />

    こっちの犬は、とっても職務に忠実です。
    まだ、こんな遠くから吠えてくる分にはカワイイもんですが、巡礼中、冗談抜きで命の危険を感じる場面に二回、出くわしました^^;

  • てっぺんのマリア様がとっても印象的だった教会。<br />ちょっと巡礼路からは外れますが、思わず近くまで見にいっちゃいました。

    てっぺんのマリア様がとっても印象的だった教会。
    ちょっと巡礼路からは外れますが、思わず近くまで見にいっちゃいました。

  • 不思議な十字架。<br />この巻きついてるものは何だろう・・・?

    不思議な十字架。
    この巻きついてるものは何だろう・・・?

  • スペインの道しるべは黄色い矢印、「イエローアロー」だから、すごくわかりやすい。<br />でも、フランスの道しるべは赤と白のラインだけ。<br />たまに矢印にしてあることもあるけど、基本的にはラインだけ。<br />そして、時たま、こうやって分かれ道のど真ん中にあったりする。<br />ここの場合は、向って左に、コンクを示す矢印があるけど、そんなに大きなサインではない。<br />こういう時に、誰かと話しながら歩いていると、とても危険。<br />誰かと一緒に歩くと、時間が飛ぶように感じるけど、話に夢中になって、道を間違える可能性も増える。<br /><br />私?<br />間違えませんでしたよ。<br />・・・ここでは(笑)

    スペインの道しるべは黄色い矢印、「イエローアロー」だから、すごくわかりやすい。
    でも、フランスの道しるべは赤と白のラインだけ。
    たまに矢印にしてあることもあるけど、基本的にはラインだけ。
    そして、時たま、こうやって分かれ道のど真ん中にあったりする。
    ここの場合は、向って左に、コンクを示す矢印があるけど、そんなに大きなサインではない。
    こういう時に、誰かと話しながら歩いていると、とても危険。
    誰かと一緒に歩くと、時間が飛ぶように感じるけど、話に夢中になって、道を間違える可能性も増える。

    私?
    間違えませんでしたよ。
    ・・・ここでは(笑)

  • 久々に、白黒の牛発見!<br />ずーっと茶色の牛ばかりだったから、「あれ?小さい頃、塗り絵で牛の色って茶色に塗ってたっけ・・・?」なんて事まで考えてました(笑)<br />茶色の牛に疑問を持ってるのは私だけかな〜と思っていたら、巡礼仲間のカナダ人もおんなじことを考えていたそうで。<br />彼と、「普通の牛は白黒だから、茶色の牛は普通じゃないよね。普通の牛のミルクはもちろん普通のミルクだけど、この牛は普通じゃないんだから、ミルクも普通じゃないと思わない?きっとキャラメルミルクだよ」なんて、冗談を言いながら歩いてました(笑)

    久々に、白黒の牛発見!
    ずーっと茶色の牛ばかりだったから、「あれ?小さい頃、塗り絵で牛の色って茶色に塗ってたっけ・・・?」なんて事まで考えてました(笑)
    茶色の牛に疑問を持ってるのは私だけかな〜と思っていたら、巡礼仲間のカナダ人もおんなじことを考えていたそうで。
    彼と、「普通の牛は白黒だから、茶色の牛は普通じゃないよね。普通の牛のミルクはもちろん普通のミルクだけど、この牛は普通じゃないんだから、ミルクも普通じゃないと思わない?きっとキャラメルミルクだよ」なんて、冗談を言いながら歩いてました(笑)

  • ただ道を歩く。<br />すごく単純な行為だけど、それは文字通り、自分の足跡を残す行為。<br /><br />ただ歩くだけの人の足あとも、こうして作られたサインも<br />後に続く人にとっては、重要な道しるべ。<br />大きなエール。<br />

    イチオシ

    ただ道を歩く。
    すごく単純な行為だけど、それは文字通り、自分の足跡を残す行為。

    ただ歩くだけの人の足あとも、こうして作られたサインも
    後に続く人にとっては、重要な道しるべ。
    大きなエール。

  • Campuacの街に到着。

    Campuacの街に到着。

  • 今日のお昼も教会を眺めながら。<br />出発は別々だったけど、アラン、ポールとこの街で再会したので、一緒にお昼ご飯。<br />誰かと一緒に食べるお昼ご飯って本当に美味しい〜^^<br /><br />で、ここまで色々と親切にしてもらっておきながら、実は私はこの時まで、2人の名前を知らなかったのです・・・><<br />だって、一度にめっちゃ大勢の西洋人に会うし、皆同じに見えるし、難しい名前が多いし〜><<br />それに引き換え、私は珍しい東洋人、名前も単純なmai・・・、何だか不公平だ><<br />(いや、すぐに名前を覚えてもらえるのは、ちょっと、いや、かなり嬉しいんですが)<br /><br />「ごめんなさい、もう一度教えてもらえる?」<br />と素直に聞くと、2人はとっても快く答えてくれました。<br />向こうの文化では、挨拶の際、名前を呼ぶのが当たり前なので、自分がするとなるとちょっと慣れないものもありましたが、呼んでもらえるのは嬉しいので、自分も呼び返せるようになって嬉しかったです^^

    今日のお昼も教会を眺めながら。
    出発は別々だったけど、アラン、ポールとこの街で再会したので、一緒にお昼ご飯。
    誰かと一緒に食べるお昼ご飯って本当に美味しい〜^^

    で、ここまで色々と親切にしてもらっておきながら、実は私はこの時まで、2人の名前を知らなかったのです・・・><
    だって、一度にめっちゃ大勢の西洋人に会うし、皆同じに見えるし、難しい名前が多いし〜><
    それに引き換え、私は珍しい東洋人、名前も単純なmai・・・、何だか不公平だ><
    (いや、すぐに名前を覚えてもらえるのは、ちょっと、いや、かなり嬉しいんですが)

    「ごめんなさい、もう一度教えてもらえる?」
    と素直に聞くと、2人はとっても快く答えてくれました。
    向こうの文化では、挨拶の際、名前を呼ぶのが当たり前なので、自分がするとなるとちょっと慣れないものもありましたが、呼んでもらえるのは嬉しいので、自分も呼び返せるようになって嬉しかったです^^

  • アランとポールは食後のコーヒーを飲んでから出発すると言うので、私は一足先に出発。

    アランとポールは食後のコーヒーを飲んでから出発すると言うので、私は一足先に出発。

  • ラ・スーリエまで、アランたちより先に着いてしまうかな〜と思っていたのもつかの間。<br /><br />この十字架の所に、「LE SOULIE→」と書かれた看板が2つ。<br />しかも、正反対の方向を指している・・・。<br /><br />おとなしくアランたちを待つことに。<br />

    ラ・スーリエまで、アランたちより先に着いてしまうかな〜と思っていたのもつかの間。

    この十字架の所に、「LE SOULIE→」と書かれた看板が2つ。
    しかも、正反対の方向を指している・・・。

    おとなしくアランたちを待つことに。

  • 追いついたアランたちもこの標識には、ちょっと困惑気味。<br />たまたま通りがかった車(←この道ではこういう事がよく起こる)に尋ねてみると、どっちからでも行けるそう。<br />でも、こっちの道の方が眺めがいいよ、と教えられた方の道を選択して、行くことに。<br /><br />ポールもアランもすごく面白い人。<br />冗談が好きで、歌が好きで、私は2人といると、笑いっぱなしだった。<br />そして、すごく目がいい。<br />道端にあるいろんなものを見つけては、私に教えてくれた。<br />野いちごを食べたのも初めて。<br />甘酸っぱくて美味しかった。<br /><br />

    追いついたアランたちもこの標識には、ちょっと困惑気味。
    たまたま通りがかった車(←この道ではこういう事がよく起こる)に尋ねてみると、どっちからでも行けるそう。
    でも、こっちの道の方が眺めがいいよ、と教えられた方の道を選択して、行くことに。

    ポールもアランもすごく面白い人。
    冗談が好きで、歌が好きで、私は2人といると、笑いっぱなしだった。
    そして、すごく目がいい。
    道端にあるいろんなものを見つけては、私に教えてくれた。
    野いちごを食べたのも初めて。
    甘酸っぱくて美味しかった。

  • 何もない道の途中に、突然現れたティーセット。<br />すごく嬉しい心遣いだなぁと思っていると、ここがラ・スーリエらしい。

    何もない道の途中に、突然現れたティーセット。
    すごく嬉しい心遣いだなぁと思っていると、ここがラ・スーリエらしい。

  • 私達を迎えてくれたのは、クリスティアンとフランセス親子。<br />クリスティアンは、私の顔を見るなり、ニコニコして、「サヨナラ!」<br />突然の日本語にびっくりしつつも、冗談かなぁと思っていたら、「こんにちは」と「さよなら」を逆に覚えていたらしい(笑)<br /><br />クリスティアンもフランセスもとっても親切で、私は一気に2人が好きになった。<br />特に、クリスティアンは、お母さんって感じで、皆からとても慕われていた。

    私達を迎えてくれたのは、クリスティアンとフランセス親子。
    クリスティアンは、私の顔を見るなり、ニコニコして、「サヨナラ!」
    突然の日本語にびっくりしつつも、冗談かなぁと思っていたら、「こんにちは」と「さよなら」を逆に覚えていたらしい(笑)

    クリスティアンもフランセスもとっても親切で、私は一気に2人が好きになった。
    特に、クリスティアンは、お母さんって感じで、皆からとても慕われていた。

  • そんな2人が、今日私にくれたのは、カーテンで仕切られた一人部屋。<br /><br />ドミトリーにも慣れたけれど、やっぱり一人になれる空間がたまにもらえるとすごく嬉しい。

    そんな2人が、今日私にくれたのは、カーテンで仕切られた一人部屋。

    ドミトリーにも慣れたけれど、やっぱり一人になれる空間がたまにもらえるとすごく嬉しい。

  • 夜は皆で、晩ご飯。<br />今日の泊り客は、私達とフランス人の女性、そして、なんと、サン・コモ・ドォルトで一緒だったドイツ人のグループだった。<br />思わぬ再会にお互いびっくり。

    夜は皆で、晩ご飯。
    今日の泊り客は、私達とフランス人の女性、そして、なんと、サン・コモ・ドォルトで一緒だったドイツ人のグループだった。
    思わぬ再会にお互いびっくり。

  • 晩ご飯の後は、皆で隣の教会へ。

    晩ご飯の後は、皆で隣の教会へ。

  • 小さな教会だけど、素敵な教会。<br />ドイツ人の人たちは、普段から教会で歌を歌ったりしてるみたいで、今回の巡礼も宗教的な理由からだと言っていた。<br /><br />親切にしてくれたクリスティアンの為にと言って、皆が歌った歌はすごく綺麗な曲で、クリスティアンも感激していた。<br />後で、それぞれフランスの歌と日本の歌も歌わされたけど(笑)<br />皆で、ハレルヤを輪唱したのもすごく良い経験だった。

    小さな教会だけど、素敵な教会。
    ドイツ人の人たちは、普段から教会で歌を歌ったりしてるみたいで、今回の巡礼も宗教的な理由からだと言っていた。

    親切にしてくれたクリスティアンの為にと言って、皆が歌った歌はすごく綺麗な曲で、クリスティアンも感激していた。
    後で、それぞれフランスの歌と日本の歌も歌わされたけど(笑)
    皆で、ハレルヤを輪唱したのもすごく良い経験だった。

  • 私達が教会を出た後も、ドイツ人のグループは、歌い祈っていた。<br /><br />皆それぞれ色んな理由からこの道を歩いている。<br />熱心なキリスト教徒もいれば、私のような全く違うのまで。<br /><br />すぐに部屋に戻る気持ちにはなれなくて、外に出たら、ポールたちもいた。<br /><br />一緒に夕陽を眺めながら、ポールは、<br />自分は神様は信じていない、と言った。<br />信じるのはワインだけ、と言って悪戯っぽく笑った。<br />アランも同調して、でも、いい体験をしたね、と言った。<br /><br />あぁ、ほんとうに、ほんとうに私はこの人たちが大好きだ。<br /><br />ただ、このひととき出会っただけ。<br />今までのお互いのことなど何一つ知らない。<br />でも、私もこんな風にいたい。<br />こんな風になりたい、と思える人に出会えることは本当に幸せなこと。<br /><br />今、この道を歩きに来て本当に良かった。

    私達が教会を出た後も、ドイツ人のグループは、歌い祈っていた。

    皆それぞれ色んな理由からこの道を歩いている。
    熱心なキリスト教徒もいれば、私のような全く違うのまで。

    すぐに部屋に戻る気持ちにはなれなくて、外に出たら、ポールたちもいた。

    一緒に夕陽を眺めながら、ポールは、
    自分は神様は信じていない、と言った。
    信じるのはワインだけ、と言って悪戯っぽく笑った。
    アランも同調して、でも、いい体験をしたね、と言った。

    あぁ、ほんとうに、ほんとうに私はこの人たちが大好きだ。

    ただ、このひととき出会っただけ。
    今までのお互いのことなど何一つ知らない。
    でも、私もこんな風にいたい。
    こんな風になりたい、と思える人に出会えることは本当に幸せなこと。

    今、この道を歩きに来て本当に良かった。

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