福山城公園散策

2008/10/30 - 2008/10/30

尾道旅行の帰り、福山駅正面にある福山城公園を散策してきました。


■福山城

所在地：広島県福山市
城郭様式：平山城
築城年：１６２２年（元和８年）
別称：久松城、葦陽
築城者：水野勝成
遺構：伏見櫓、筋鉄御門、鐘櫓

エリア 福山(広島)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 新幹線 徒歩

山陽新幹線福山駅のホームから真正面に見える福山城。
福山駅北口を出ると道路ひとつ挟んだ正面に石垣が現れます。
この石垣は二の丸南端の東側約半分にあたるそうです。

福山城は１６２２年(元和８年)水野勝成が備後１０万石の領主となって築城しました。
西国の外様大名(毛利氏、浅野氏、池田氏)に睨みをきかす、重要なお城だったそうです。
伏見櫓、筋鉄御門は国の重要文化財。
天守閣内部は、歴代藩主の遺跡や資料などを展示する博物館として公開されています。

石垣の向こうにどーんと天守閣が見えます。

毎日夜の１０時までライトアップされているそうです。

駅のホームが見えます。
近いなー！

重要文化財、筋鉄御門。
二の丸から本丸への正門にあたります。
伏見城から移築されたもので、福山城で現存している貴重な建物です。

この日は公園内で菊花展が開催されていました。

大菊・小菊、懸崖(けんがい)、創作花壇など、約１５００鉢を展示するそうで、期間中は演奏会やお茶会、盆栽展などのイベントも開催されるそうです。

創作花壇の菊。
菊花展は京都の寺社でもよく開かれていますが、こういった展示は見たことがなかったので面白かったです。

丹精に育てられた品評会用の菊。

福山城天守閣。
１９４５年(昭和２０年)８月の空襲により天守閣と御湯殿は焼失してしまいましたが、１９６６年(昭和４１年)の秋に市制５０周年事業として復原されたそうです。

福山のシンボルですねー。

福山城博物館入り口。

菊の鉢植えがきれい。

天守閣にのぼりました。

福山城からの景色。

右手に見える教会は結婚式場だそうです。

不思議な空。

駅のホームの向こうに天満屋さんが見えます。

さすが広島第二の都市、福山。
都会ですねー。


京都から来ると背の高い建物があるだけで都会に見える不思議。

福山駅前に福山城遺構の石垣を活かした水辺公園実現プロジェクトが進んでいるらしいので、次に来た時にはだいぶ景色が変わっているかもしれませんね。

家紋。

夕日に輝く福山城。

裏御門跡。

福山城公園内に鎮座している備後護国神社に向かいます。

南参道入口から神社境内へ。

備後護国神社は明治元年、福山藩主・阿部正桓が、石見益田の役と函館戦争での戦死者の霊を祀るために招魂社を創立したのに始まります。

御祭神として、阿部正弘公をはじめとする歴代備後福山藩主、備後国出身の護国の英霊、大彦命、武沼河別命、豊幹別命を祀っています。

南参道にある、宮本武蔵腰掛石。
大阪夏の陣の際、福山城を訪れた武蔵が腰掛けた石だそうです。

備後護国神社本殿と拝殿。

可愛らしい安産祈願の像。

阿部正弘像。

表参道の石段。

表参道入り口と神門。

続いて福山福寿会館へ。

福寿会館は昭和１０〜１２年(１９３５〜１９３７)頃、個人の別荘として建てられた木造平屋の建物で、一部は洋館２階建てになっています。
福山城の北東、旧二の丸下段北側に位置し、兵糧米を収蔵する城米蔵があった場所に建てられています。

洋館は福山市の迎賓館として使用されているそうです。

福山福寿会館の庭園から見た福山城。

福山福寿会館の庭園。
庭は回遊林池式庭園で、京都の作庭家西村氏の指導により１０年の歳月を用し造られたとそうです。

福山福寿会館本館。

きれいに整備された福山城公園は、散策にピッタリでした。