「南水」梨狩り日帰りの旅

2010/10/10 - 2010/10/10

７月末の桃狩りに続きまして…
http://4travel.jp/traveler/flatsun/album/10486294/
今回は長野県は伊那地方へ「梨狩り」へ。
目的は「南水」という大変糖度の高いらしい、魅惑の梨を食べること。
http://www.iijan.or.jp/oishii/2005/09/post_164.php


今回は初めて「レール＆レンタカー」（トレン太くん）を使ってみました。
http://www.jreast.co.jp/torenta/

JTBの支店で「レール＆レンタカーでお願いします」と依頼すると発券してもらえました。
運賃が２割引、特急料金などが１割引になります。
なお、同行者は全て同じ行程でないとダメなようです。


今回の旅費は以下の通り。

八王子〜小淵沢(ホリデー快速ビューやまなし)
運賃：2,210円×(2割引)=1,760円
グリーン車指定席：1,620円×(1割引)=1,450円

上諏訪〜八王子(あずさ34号)
運賃：2,520円×(2割引き)=2,010円
特急料金：2,610円×(1割引)=2,340円

駅レンタカー(軽自動車)：6,400円
※免責保証料込

4人で向かいましたので、1人当たり9,160円でした。
11月からはネットで予約しておくとレンタカー代が500円割引になるそうです。
残念ながら10月出発分は割引対象外…。

エリア 高森・松川(長野)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: レンタカー JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

さて、09時45分に八王子を出発します。
山梨・長野方面への旅行に便利な「ホリデー快速ビューやまなし」をまたも使用しました。
今回はグリーン車指定席の２階席です。
乗車率は５割程度。

車窓からの眺めはなかなか良いのですが、荷物棚がなかったり天井が近くて圧迫感があったりで、やはり車端席の方が快適な気がします…。

山梨県に入った頃から晴れ間が見えてきました！
終日雨予報だったのが嘘のようです。

列車は終点小淵沢に向けて順調に走っていたのですが、もう間もなく到着！
…というところで急停車。

車内アナウンス「ただいま鹿と衝撃いたしましたので、安全確認を行っております…」

…鹿っすか！結局20分ほど停車しておりました。

小淵沢駅に何とか到着。

11時59分着予定でしたが、12時半になっていました。

駅レンタカーにてホンダのライフをお借りしました。

若干空腹であったため、目的地へ向かう前に腹ごしらえすべく、程近い道の駅へ。
天気はすっかり快晴です。
遠くの山々も綺麗。

10分ちょっとで到着です。
http://www.spatio.jp/index.html

ベーカリーでパンを買って外のベンチで食べました。
更に足湯にも使ってゆったり。

…ちょっとゆったりしすぎて14時になってしまいました。

今回は[南水]という銘柄の梨を求めての旅です。
http://www.iijan.or.jp/oishii/2005/09/post_164.php
幸水のような甘い梨が好きな自分としては何とも魅力的な品種です。

再出発前に、事前にチェックしておいた農園さんに電話してみたところ、
梨狩りはやっているものの、狩り対象に南水は含まれないとの事。
(別途食べることは出来るそうですが)
南水狙いの方は、当日電話で色々と聞いてみた方が良さそうです。

いくつか電話した中で
「南水はありますか？」
「今が旬ですよ！」
…とお答えいただいた農園さんに向かうことにしました。

小淵沢インターから高速に乗り込み、４人を乗せたライフ君はかっ飛ばします。
途中、明るいのにポツリポツリと雨、進行方向には晴れ間と暗雲がせめぎあう空が…。

松川インターで下車。
カーナビの指示に従い、車を進めていくと…

到着！
原りんご園さんです。
http://hara-ringo.net/

小淵沢インターからは1時間程でした。


りんご園と言いながらも、その他の果物も狩れます。
今回は時期的に
・南水(梨)
・秋月(梨)
・秋映(りんご)
・紅玉(りんご)
が狩りの対象、値段は600円。

ナイフと手洗い用のバケツを用意していただいて、休憩できるゴザも敷かれていました。

りんごもなしも意外と低いです。
中腰で前進しなくてはなりません。
しかしたわわに実った梨が目の前に。

それぞれどの品種がどの辺りにあるかを教えていただき、それではと真っ先に南水の樹へ。
梨も桃と同じく、枝の先から熟していくらしいです。
という事で先のほうの美味そうなヤツにターゲットを絞り、ちょっとひねり上げる感じで１つゲット。
大きいです。ちょっとごつごつしてます。
皮をぐるりとむいて、そのままガブリ。


これは甘い！ジューシー！美味しい！
こんなに素晴らしい梨があるとは…！(感動)

食感はやや緩めな感じでしゃきしゃきといった感じではないですが、ほとんど酸味がなく果汁もたっぷり。
大ぶりで食いでがあるんですが、ついつい３つ４つといただきました。

(…ら、後で腹痛になりました…。食べ過ぎには注意！)

秋月の方は南水に比べるとちょっぴり酸味。豊水と幸水の間のような味わいでした。
果肉が繊細な感じで食感が爽やか、これはこれで美味しいです！

たらふく食いまくって満足。
実家には梨とりんごの詰め合わせを送付しました。

とても真面目に果物作りに取り込んでいる感じがひしひしと伝わってくる、とても印象の良い農園さんでした。
帰りがけにはなんと規格外の南水を１つずつプレゼントしていただきました。ありがとうございました！
夏場は桃狩り、これからは「ふじ」などのりんご狩りも出来るそうです。
是非もう一度訪れてみたいですね。

さて、予定ではこの辺りの産直所などに行こうと思っていたのですが、
残念ながら時間がなくなってきてしまいました。

次なる目的地、諏訪にある「毒沢鉱泉」に素早く移動することにします。
梨の重みが加わって更に重量アップしたにも関わらず、ライフ君は軽快に飛ばしていきます。


岡谷インターで高速を降り、ナビに従って「湖北トンネル」という立派なトンネルへ突入。
…したところ、トンネルの途中で

「目的地付近に到着しました。ナビゲーションを終了します。」

…。
あらためて地図を見てみると、確かにトンネルの真上が目的地でしたが…。
トンネルを抜けたところで毒沢鉱泉への案内看板があったので事なきを得ましたが、いや、びっくりしました。

さてその目的地「毒沢鉱泉」。何とも素敵な名前です。
http://domestic.travel.yahoo.co.jp/tif/onsen/tifodetail/noSP400470
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%92%E6%B2%A2%E6%B8%A9%E6%B3%89

温泉の雑誌に「飲むとレモンのような味がする不思議な温泉」と紹介されていたのを読んだ事があって是非一度足を運んでみたいと思っていたのです。
写真のような細い坂道を登っていきます。


・神乃湯
・宮乃湯
・沢乃湯

という３つの温泉施設があり、最も綺麗そうな「神乃湯」さんにお邪魔しようとしたんですが…
道路の途中で看板。
「日帰りの利用は土日祝前日は午前十時〜午後三時、午後六時〜午後九時までの受付」
とのこと。
現在午後五時…。

「神乃湯」はすっぱり諦めて、「宮乃湯」さんに行くことにしました。
http://www2.ocn.ne.jp/~miyanoyu/
料金は750円。100円返却式のロッカーもありました。

湯船はそれほど広くはありませんが、カランや窓など割と綺麗。
タイミングが良かったのか貸切状態でした。

酸性泉なんですがキシキシはせず、引き締まる感じの泉質。
飲泉は確かにレモンのような、なんだか「アクエリアスレモン」みたいな味がしました。
これまでに飲んだことのない不思議な味。
自分は結構飲めましたが、ダメな人はやっぱりダメみたいです。
湯上りもぽかぽかです。

段々と時間が押し迫ってきてしまいましたが、うなぎを食べに行きます。
諏訪湖湖畔にある「小林」という店へ。
http://unagi-kobayashi.com/

ちょっと夕飯には早い時間かと思いましたが、賑わっていました。

同行の先輩がオーダーした得々重2,625円。
うなぎ、デカイ！

上重は1,575円。

うなぎ丼1,575円。
全く泥臭さがなく美味しくいただきました。
白米もいい具合に炊き上がっていてうなぎとタレにばっちりマッチしていたのも好印象です。

さて旅も終わりに近付きました。
今回大いに頑張ってくれたライフ君を返却します。
レール＆レンタカーの場合、「営業所間の距離が50キロ以内なら乗り捨て料金無料」という制度があります。
今回もそれを利用して、返却は上諏訪駅の営業所にしています。

ちょっと時間があったので、お土産でも買おうと思っていたのですが…
残念ながら19時過ぎの段階でほとんどの店は閉まっておりました…。
駅前で買えるはずだったチーズケーキも残念ながら買えずじまい。
http://www.suwa-tanakaya.co.jp/

唯一やっていたキオスクで帰りの車内用酒ツマミを買い込みます。
待合室でダラダラとした後、列車の時間が近付いてきたので駅構内へ…
そうだった、上諏訪駅には足湯が併設されていたのでした…！
とっとと中に入って浸かっていれば良かったです…。

乗り込んだ19時46分上諏訪発のあずさ34号は９割程度の乗車率。
「真澄」をいただきながらまったりと帰京いたしました。
(梨の食べ過ぎによる腹痛との格闘を繰り広げつつ…)

定刻通り、21時35分に八王子に到着です。
感激するほどの梨と待望の温泉、美味しいうなぎを食べて大満足の日帰り旅行でした！
…腹はその翌日まで痛かったですが…（苦笑）