巡礼の道　　１０日目　サンシェリー・ドゥ・オーブラック～サン・コモ・ドォルト

2010/06/10 - 2010/06/10

１６ｋｍ　曇り･小雨～晴れ

今日も朝からどんよりとしたお天気。
せっかく日本の梅雨から逃れてきたと思ったのに、ここ何日も青空を見ていません。
私の父親は自他共に認める雨男なのですが、これじゃうかうか父親のことを笑っていられない・・・こんなはずじゃ・・・＞＜

しかーし、日本にてるてる坊主があるように、フランスにも雨が降らないようにというおまじないがあるそうなのです。
それは、木、もしくは木で出来たものに触って、「雨が降りませんように」とお願いするというもの。
たまたま休憩が一緒になったフランス人のおっちゃんに教えてもらいました。
さっそく教えてもらったおまじないを２人でして、歩き出すと、空に晴れ間が・・・！！
サン･コモ･ドォルトに着く頃にはすっかり晴れていました。

そして、サン･コモ･ドォルトの街は、すごく綺麗！！カワイイ！！
昨日聞いたばかりなのですが、このサン･コモ･ドォルトはフランスの美しい街１００選に選ばれているような街らしいです。
当初の予定では今日はエスパリオン（サンシェリーから２４ｋｍ）まで行って、翌日にはゴリンハック（エスパリオンから２７．５ｋｍ）まで行くつもりでしたが、エスパリオンとゴリンハックの間にあるエスタングという街もこれまたいいらしいのです。
サン･コモ･ドォルト、エスパリオン、エスタング、人によって、どこよりどこの方がいいという情報は様々でしたが、どうも足早に過ぎてしまうにはもったいない所のようです。
サン･コモ･ドォルトで泊まってしまうと、エスパリオンには泊まれませんが、エスタングに行くにはちょうどいい距離です。
何より、サン･コモ･ドォルトの街の雰囲気がすっかり気に入ってしまったので、今晩はここに決定。

さっそくジットへ行くと、ここも昨日と同じく人がいません。
ただ、先客のドイツ人のグループがいて、このジットは、少し離れた場所にあるホテルが経営してるのだと教えてくれました。
６時になると、集金に来るということも。

街を散策して、６時ちょっと前に宿の食堂へ向うと、ドイツ人のグループの人たちも全員揃っていました。
さすがドイツ人（笑）と思っていると、６時を１０分過ぎても、誰も来ません。
リーダーらしき人が、「これだからフランス時間は」と言って立ち上がると、「自分達は今からホテルへ払いに行くけど、どうする？」と声をかけてくれました。
待っていてもいつになるかわからないので、私も一緒に向うことに。
歩きながら、「ドイツ人は時間にきっちりしてるんだ。日本人もだろ？」と、言われました。
ホテルへ着いて、事情をホテルの主人に話すと、「あれ？７時と言わなかったっけ？」
時間については、私自身が聞いたわけではないので、何ともいえませんが、思わず、目くばせをしてしまいました。

エリア フランス

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日は橋を渡って出発。

サンシェリーの街並み。

これは巡礼路で亡くなった人の十字架。
こうした十字架を道ではちょくちょく見かける。

後に会った日本人の方は、
「自分は同情しない。むしろ、ここまで来られて満足だろうね、と思う。」
と話していた。
私もそう思う。
自分の選んだ道の上でゆけるのは、本望だと思う。
その上、ここでずーっと後に続く人たちにとっての道しるべにまでなれているのだから。

とおせんぼ。

昨日転んだ場所もこんな感じのところ。
・・・昨日は写真を撮れるような余裕はなかった。

おっちゃんに教えてもらった通りに、おまじないをしたら、本当に晴れ間が！！

サン･コモ･ドォルトに到着。
サン･コモ･ドォルトがフランスの美しい街に選ばれていることを説明している看板。
看板の中にある緑色の教会のシルエットと赤い３つの花が、フランス美しい街のシンボルマークらしい。

真ン中の一人ベッドが、私。
後は全員ドイツ人グループのおっちゃんたち。

こっちでは男女同室が当たり前で、慣れたとはいえ、やっぱり気まずかった（笑）
気のいいおっちゃんばかりだったから、すぐに仲良くなって、特に気を遣うことなく過ごしてしまったけど。

それにしても、着いてすぐ撮った写真だからとはいえ、私のベッドが一番散らかってるのが、何よりの問題な気はする・・・。

シャワーと洗濯を済ませたら、何はともあれ、まずは散策散策。

ここはＭａｉｒｉｅ。
日本で言う市役所。
ここの市役所は外観も素敵だけど

中はもっと素敵☆

この街には教会が２つ。
これは街の端っこにある教会。
中は、教会というより、半分以上もう一つの教会の説明スペースになっていた。

街の中心にある教会。