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麗江から昆明に帰ってきました。<br /><br />途中、居心地のいい大理に1週間ほど沈みましたが、何とか脱出。<br /><br />ちょうど昆明では建国40周年の国慶節を迎え、街を歩く少数民族の華やかな姿に目を奪われました。<br /><br />初めて見る少数民族の姿も多く、雲南にますます魅了されました。<br />

雲南の旅 1989 (18) 昆明~春城で見た40周年国慶節

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1989/09/28 - 1989/10/01

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がおちん

がおちんさん

麗江から昆明に帰ってきました。

途中、居心地のいい大理に1週間ほど沈みましたが、何とか脱出。

ちょうど昆明では建国40周年の国慶節を迎え、街を歩く少数民族の華やかな姿に目を奪われました。

初めて見る少数民族の姿も多く、雲南にますます魅了されました。

同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス
旅行の手配内容
個別手配
  • 1989年9月28日(木)<br /><br />麗江から昆明に戻る途中、大理に寄ったのが失敗。<br /><br />あまりに居心地が良いので、あっという間に1週間が過ぎてしまった。<br /><br />さわやかな気候に風光明媚な立地。おいしい大理ビールにピザ、バナナミルクシェークにコーヒー。親子丼にカツ丼。日本語の小説や雑誌。大理石の銭湯にマッサージ。旅に疲れた者を離さない魔力が大理にはあった。<br /><br />「没有!」の嵐を乗り越え、やっとこの街にたどり着いた旅人なら、動けなくなって当然というもの。それほど中国はひどい国だった。

    1989年9月28日(木)

    麗江から昆明に戻る途中、大理に寄ったのが失敗。

    あまりに居心地が良いので、あっという間に1週間が過ぎてしまった。

    さわやかな気候に風光明媚な立地。おいしい大理ビールにピザ、バナナミルクシェークにコーヒー。親子丼にカツ丼。日本語の小説や雑誌。大理石の銭湯にマッサージ。旅に疲れた者を離さない魔力が大理にはあった。

    「没有!」の嵐を乗り越え、やっとこの街にたどり着いた旅人なら、動けなくなって当然というもの。それほど中国はひどい国だった。

  • とはいえ、いつまでもダラダラしていられない。<br /><br />最後はステーキを食べて、大理を去ることにする。

    とはいえ、いつまでもダラダラしていられない。

    最後はステーキを食べて、大理を去ることにする。

  • その仕草が欧米人から大人気だったハッピー・レストランのフニャ子さん。<br /><br />美味しい親子丼にみそラーメン、ご馳走様でした。<br /><br /><br /><br />

    その仕草が欧米人から大人気だったハッピー・レストランのフニャ子さん。

    美味しい親子丼にみそラーメン、ご馳走様でした。



  • 「うちのカツ丼は美味いだろう」と自信たっぷりに語った、太白楼の楊さん。<br /><br />これが不思議と本当に美味かった。競争相手が多いほど品質も向上するという事実。<br /><br />当時の大理は、メイヨメイヨの共産中国の中でピカッと輝いていた。

    「うちのカツ丼は美味いだろう」と自信たっぷりに語った、太白楼の楊さん。

    これが不思議と本当に美味かった。競争相手が多いほど品質も向上するという事実。

    当時の大理は、メイヨメイヨの共産中国の中でピカッと輝いていた。

  • 大理にいるとハードな旅が嫌になる。<br /><br />そこで、昆明へは乗り心地の良いハンガリー製高級バスの「イカルス」に乗って行くことにした。夜行で10時間で着くという。25元とかなり高額な料金だ。<br /><br />ところがしょーもないポンコツにあたり、夜中に何度も故障して停車。昆明まで12時間以上かかってしまった。<br /><br />これなら楊州号の寝台で行けば良かった。

    大理にいるとハードな旅が嫌になる。

    そこで、昆明へは乗り心地の良いハンガリー製高級バスの「イカルス」に乗って行くことにした。夜行で10時間で着くという。25元とかなり高額な料金だ。

    ところがしょーもないポンコツにあたり、夜中に何度も故障して停車。昆明まで12時間以上かかってしまった。

    これなら楊州号の寝台で行けば良かった。

  • 1989年9月29日(金)<br /><br />寝不足気味で昆明に到着。<br /><br />とりあえず茶花賓館のドミに荷物を置き、バーバを食べて街を歩く。

    1989年9月29日(金)

    寝不足気味で昆明に到着。

    とりあえず茶花賓館のドミに荷物を置き、バーバを食べて街を歩く。

  • あっ、街中をリス族が歩いているぞ。<br /><br />昆明の市民に混ざると目立つなー。

    あっ、街中をリス族が歩いているぞ。

    昆明の市民に混ざると目立つなー。

  • こっちは思茅のハニ族だ。<br /><br />集団で歩くと迫力がある。

    こっちは思茅のハニ族だ。

    集団で歩くと迫力がある。

  • 急いで追い抜かして前から撮った。<br /><br />姉さん、余裕の大あくび。

    急いで追い抜かして前から撮った。

    姉さん、余裕の大あくび。

  • 今度はラフ族が。<br /><br />一体どーなっているんだ。

    今度はラフ族が。

    一体どーなっているんだ。

  • こちらは涼山彝族の男性。<br /><br />黒マント姿で昆明を行く。<br /><br /><br /><br />

    こちらは涼山彝族の男性。

    黒マント姿で昆明を行く。



  • この日、東風東路を歩けば少数民族に当たった。<br /><br />少数民族ファンになった私としては、ただ「嬉しい」の一言。

    この日、東風東路を歩けば少数民族に当たった。

    少数民族ファンになった私としては、ただ「嬉しい」の一言。

  • とりあえず、米線でも食べて高まった気分を落ち着かせよう。<br /><br />これだけ街中に少数民族を見かけるということは、国慶節があるからだろうか。それとも他の催しがあるのかな?<br /><br />それにしても、回族食堂の米線は牛臭いのだ。(5角)

    とりあえず、米線でも食べて高まった気分を落ち着かせよう。

    これだけ街中に少数民族を見かけるということは、国慶節があるからだろうか。それとも他の催しがあるのかな?

    それにしても、回族食堂の米線は牛臭いのだ。(5角)

  • 再び少数民族ウォッチングを続ける。<br /><br />写真集でも見たことの無い民族服も見かけた。

    再び少数民族ウォッチングを続ける。

    写真集でも見たことの無い民族服も見かけた。

  • こちらは、おなじみの納西族。

    こちらは、おなじみの納西族。

  • 颯爽と歩く美男子は寧浪(+草冠)の普米族だ。

    颯爽と歩く美男子は寧浪(+草冠)の普米族だ。

  • 茶花賓館のフロント嬢に尋ねてみると、10月2日に「雲南省少数民族運動会」が行われるそうで、全省から少数民族の代表が集って来ているということだ。<br /><br />それで納得が行った。このような街の看板も運動会のためだったんだな。<br /><br /><br />今晩リハーサルをやるそうだ。一緒に見に行こうと誘ってくれた。<br /><br />

    茶花賓館のフロント嬢に尋ねてみると、10月2日に「雲南省少数民族運動会」が行われるそうで、全省から少数民族の代表が集って来ているということだ。

    それで納得が行った。このような街の看板も運動会のためだったんだな。


    今晩リハーサルをやるそうだ。一緒に見に行こうと誘ってくれた。

  • 夜の7時過ぎ、茶花のフロント嬢2人と一緒に体育館へ行ってみた。<br /><br />大勢の少数民族が集まって予行練習をしている。<br /><br />日本より大きな雲南省各地から少数民族が集まっていると思うと、凄い光景を見ているのだなと感動する。

    夜の7時過ぎ、茶花のフロント嬢2人と一緒に体育館へ行ってみた。

    大勢の少数民族が集まって予行練習をしている。

    日本より大きな雲南省各地から少数民族が集まっていると思うと、凄い光景を見ているのだなと感動する。

  • 次々と入場してくる少数民族たち。<br /><br />こりゃ、3日後の本番が楽しみだぞ。

    次々と入場してくる少数民族たち。

    こりゃ、3日後の本番が楽しみだぞ。

  • よく目を凝らして観察すると、私が西双版納で村めぐりをしたようなリアルな少数民族ではなく、現地の歌舞団の人達のようだ。<br /><br />それは当然だろうが、中にはどう見ても怪しい少数民族もいた。要するに漢族らが変装しているような人も混ざっているのである。<br /><br />

    よく目を凝らして観察すると、私が西双版納で村めぐりをしたようなリアルな少数民族ではなく、現地の歌舞団の人達のようだ。

    それは当然だろうが、中にはどう見ても怪しい少数民族もいた。要するに漢族らが変装しているような人も混ざっているのである。

  • 前列のワ族は偽者である。民族服も安っぽいし、ワ族はこんな配色はしない。何のことはない、実は雲南民族学院の学生だった。<br /><br />翌年、そこに留学して判明したのだが、彼らもまた彝族や壮族などの少数民族であった。<br /><br />悲しいけれど、これが中国のやり方なんだろうな。<br /><br />

    前列のワ族は偽者である。民族服も安っぽいし、ワ族はこんな配色はしない。何のことはない、実は雲南民族学院の学生だった。

    翌年、そこに留学して判明したのだが、彼らもまた彝族や壮族などの少数民族であった。

    悲しいけれど、これが中国のやり方なんだろうな。

  • 本物と偽者が混ざっているからややこしいのだが、所詮、中国は漢族が全ての中心であり、見た目がよければ本物より偽者を選ぶのである。<br /><br />それはそのまま19年後の北京オリンピックでも全く同じだった。なぜ口パクや嘘の花火を全世界に配信するのか。答えは「だってそのほうが好看だろ?」である。<br /><br />とどのつまり、本末転倒になることを中国人はわからない。<br /><br />まあ、そういう国だから仕方がないが。<br />

    本物と偽者が混ざっているからややこしいのだが、所詮、中国は漢族が全ての中心であり、見た目がよければ本物より偽者を選ぶのである。

    それはそのまま19年後の北京オリンピックでも全く同じだった。なぜ口パクや嘘の花火を全世界に配信するのか。答えは「だってそのほうが好看だろ?」である。

    とどのつまり、本末転倒になることを中国人はわからない。

    まあ、そういう国だから仕方がないが。

  • まあ、何はともあれ、雲南全土の少数民族を同時に見れたのはうれしい。<br /><br />こんな機会、めったに無いことだ。

    まあ、何はともあれ、雲南全土の少数民族を同時に見れたのはうれしい。

    こんな機会、めったに無いことだ。

  • 1989年9月30日(土)<br /><br />「エーイ、チェンジイカガデスカ、ダカンケンハ、ヒャクゴジューナナ、ホントウデス」とサニ族のお姉さん。ウイグル族と違い、彼らは決して騙したりしない。(ウイグルマジックに注意しろとも教えてくれた)<br /><br />彼女によると動物園か翠湖公園で少数民族の踊りがあるとのこと。あわててタクシーに乗って行ってみるが、何も無し。<br /><br />何だよ、やってないじゃんか。

    1989年9月30日(土)

    「エーイ、チェンジイカガデスカ、ダカンケンハ、ヒャクゴジューナナ、ホントウデス」とサニ族のお姉さん。ウイグル族と違い、彼らは決して騙したりしない。(ウイグルマジックに注意しろとも教えてくれた)

    彼女によると動物園か翠湖公園で少数民族の踊りがあるとのこと。あわててタクシーに乗って行ってみるが、何も無し。

    何だよ、やってないじゃんか。

  • 気を取り直して散歩する。<br /><br />翠湖の前で見世物をする男性がいた。チャルメラを吹きながら、足にかけた紐を操作して太鼓と金物を鳴らす。<br /><br />大陸的パフォーマンスをしばし見物した。

    気を取り直して散歩する。

    翠湖の前で見世物をする男性がいた。チャルメラを吹きながら、足にかけた紐を操作して太鼓と金物を鳴らす。

    大陸的パフォーマンスをしばし見物した。

  • こっちは射的。<br /><br />的は風船だが、いくら命中させても何ももらえない。<br /><br />やるだけ損する、社会主義的ゲーム。

    こっちは射的。

    的は風船だが、いくら命中させても何ももらえない。

    やるだけ損する、社会主義的ゲーム。

  • 翠湖南路では国慶節を祝い、屋台が出ていた。<br /><br />昆明にいながらにして石屏豆腐などが食べれるという趣向である。<br /><br />以後、年に2回ほど、この場所で食品街が開かれていた。

    翠湖南路では国慶節を祝い、屋台が出ていた。

    昆明にいながらにして石屏豆腐などが食べれるという趣向である。

    以後、年に2回ほど、この場所で食品街が開かれていた。

  • 1989年10月1日(日)<br /><br />今日は中国40周年の国慶節。<br /><br />いつもと変わらぬ、ガラーンとした東風東路。<br /><br />写真は5路のバスが東駅に向かうの図。<br /><br />

    1989年10月1日(日)

    今日は中国40周年の国慶節。

    いつもと変わらぬ、ガラーンとした東風東路。

    写真は5路のバスが東駅に向かうの図。

  • 爽やかな昆明は散歩するのが楽しい。<br /><br />今日は青年路の並木道を歩いて圓通寺へと歩く。

    爽やかな昆明は散歩するのが楽しい。

    今日は青年路の並木道を歩いて圓通寺へと歩く。

  • 圓通寺は緑が多く貫禄のある寺だが、参拝者はごく僅かでヒッソリとしている。<br /><br />翌年に留学してからは、散歩コースや抜け道として使うことになる。

    圓通寺は緑が多く貫禄のある寺だが、参拝者はごく僅かでヒッソリとしている。

    翌年に留学してからは、散歩コースや抜け道として使うことになる。

  • 昆明のジューススタンドは、氷の上に乗ったビンをクルクル回して冷やす。<br /><br />ゲッとなるほどまずいジュースもあるが、写真中央のオリンパス(8角)はコーラのようなグレープのような味の美味しい炭酸系ジュースだった。<br /><br />ペプシやコークが侵入する以前の、昆明市民に愛されたソフトドリンクだ。<br />

    昆明のジューススタンドは、氷の上に乗ったビンをクルクル回して冷やす。

    ゲッとなるほどまずいジュースもあるが、写真中央のオリンパス(8角)はコーラのようなグレープのような味の美味しい炭酸系ジュースだった。

    ペプシやコークが侵入する以前の、昆明市民に愛されたソフトドリンクだ。

  • 夜、昆明の暗い街にネオンが灯った。<br /><br />街灯のオレンジ色と赤いネオンが怪しい雰囲気を醸しだしている。<br /><br />でも、実は至って健全だ。<br /><br />国慶節でにぎわう昆明の夜を歩いてみた。<br />

    夜、昆明の暗い街にネオンが灯った。

    街灯のオレンジ色と赤いネオンが怪しい雰囲気を醸しだしている。

    でも、実は至って健全だ。

    国慶節でにぎわう昆明の夜を歩いてみた。

  • 昆明市人民政府の門はネオンで飾られ、多くの市民が集っていた。<br /><br />正面のネオンには1949−1989と示されている。

    昆明市人民政府の門はネオンで飾られ、多くの市民が集っていた。

    正面のネオンには1949−1989と示されている。

  • 街路樹までデコレーションされ、クリスマスツリーのようになっている。

    街路樹までデコレーションされ、クリスマスツリーのようになっている。

  • ネオンを見に来た市民を相手に商売する写真屋まで現れた。<br /><br />これが結構な人気。<br /><br />ポーズの指示まで写真屋がしてくれるのだ。

    ネオンを見に来た市民を相手に商売する写真屋まで現れた。

    これが結構な人気。

    ポーズの指示まで写真屋がしてくれるのだ。

  • 電飾された郵電大楼。<br /><br />本当の見た目はもっともっと暗い。

    電飾された郵電大楼。

    本当の見た目はもっともっと暗い。

  • 広場にあるアイス屋は大人気。<br /><br />パンダアイスを求める人民で混雑していた。

    広場にあるアイス屋は大人気。

    パンダアイスを求める人民で混雑していた。

  • 広場から北京路方面へ。<br /><br />涼しい夜を散歩する昆明市民が多い。<br /><br /><br />このときの音声をテープに録音してあったのだが、後に紛失してしまった。<br /><br />とても残念。

    広場から北京路方面へ。

    涼しい夜を散歩する昆明市民が多い。


    このときの音声をテープに録音してあったのだが、後に紛失してしまった。

    とても残念。

  • こちらはリンゴ飴を売る女性。<br /><br />夜でも商魂たくましい。<br /><br />公安が来たら慌てて逃げるのだが、夜なら大丈夫。

    こちらはリンゴ飴を売る女性。

    夜でも商魂たくましい。

    公安が来たら慌てて逃げるのだが、夜なら大丈夫。

  • ストロボをたかないと写らないほど、昆明の夜は暗い。

    ストロボをたかないと写らないほど、昆明の夜は暗い。

  • 人民大団結万歳!と光るモニュメントの前にも人だかりが出来ていた。<br /><br />その奥は、エリザベス女王も泊まった迎賓館がある。

    人民大団結万歳!と光るモニュメントの前にも人だかりが出来ていた。

    その奥は、エリザベス女王も泊まった迎賓館がある。

  • モニュメントの前で写真を撮る、昆明市民。

    モニュメントの前で写真を撮る、昆明市民。

  • オレンジ色に染まった昆明の夜。<br /><br />広々とした東風東路には、次々に人民が集ってくる。<br /><br />人々のお喋りと自転車のベルが鳴る中で、静かに国慶節の夜は更けていった。<br /><br /><br /><br />雲南の旅 1989 (19) 昆明〜ツボにはまった少数民族運動会 に続く<br />http://4travel.jp/travelogue/10507042

    オレンジ色に染まった昆明の夜。

    広々とした東風東路には、次々に人民が集ってくる。

    人々のお喋りと自転車のベルが鳴る中で、静かに国慶節の夜は更けていった。



    雲南の旅 1989 (19) 昆明〜ツボにはまった少数民族運動会 に続く
    http://4travel.jp/travelogue/10507042

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