2010/09/02 - 2010/09/02
3889位(同エリア7256件中)
okuyanさん
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- クチコミ37件
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- 522,090アクセス
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さあさあ!いよいよ最終日でございます。
帰りのフライトは夕刻発。
半日使って那覇市内の観光スポットを堪能いたしましょう。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
みなさま、ウキミソーチー!
(⌒0⌒)/
ついに今回のシメの日がやってきました。
なにやら神々しい夜明けでございます。 -
さあ、最後もガッツリいただきましょう♪
(^▽^)v
しかし、ホテルでいただくフリカケごはんがなぜにこんなにおいしいのか・・・。
え?タダだからだろうって?
まぁ、それも無いとは申しませんがね。 -
ホテルをチェックアウトして、本日はゆいレールと私め自慢の“てびち”で那覇市内を巡ります。
もちろんゆいレールは一日券を購入。
短距離でも3回乗れば元を取れるから利用価値「大」と申せましょう。
さあ!かりゆしウェアと「がきデカ」みたいな制帽の運転士さんの背中を見ながらレッツゴー! -
というわけで、私めがまず降り立ったのは終点「首里駅」でございます。
ここからテコテコ歩いて『首里城』を目指します。
いやぁ・・・それにしても今日はアチィぜぃ。
(´д`A" -
首里城への道端にもちょこちょこ見どころがあるんです。
この石碑は『国王頌徳碑』と申しまして、那覇市内にある聖地のひとつ、「弁ヶ嶽」までの参道を整備した国王・尚清の徳をたたえて約470年前に建立されたものだそうです。
まぁ、残念なことに本物は沖縄戦で破壊されてしまい、今ある石碑は復元されたものなんだって。
(−へ−;
ホント、戦争なんてロクなもんじゃないわ。 -
ふぅ・・・。
ようやく首里城公園の端っこに着きましたよ。
なになに?ここからルートが二つになってんの?
「城壁沿いコース」と「県道沿いコース」だそうです。
私めが選んだのは、モチロン!県道の方でございますよ。
だって、楽チンそうだもん。 -
ムッ! (・へ・;
ムムム・・・こりゃ、なんじゃいっ?
どうも、何かの美術作品だそうです。
私め、「どこかの古墳の埴輪かな?」って思っちゃいました。
こういう類いのモノはよくわからんっちゅーの! -
ギャハハハッ!(≧▽≦)
これイイッ♪めっちゃ、おかシーサー! -
エエわぁ〜♪味あるわぁ〜。
こういうの、私め大好きデス! -
さてさて、次の見どころは「弁財天堂」と、そこに架かる石造りの橋「天女橋」でございます。
弁財天堂はもともとは朝鮮国から贈られた大蔵経を保管するための御堂だったそうですが、いにしえの戦乱で経典とともに焼失してしまい、以後弁財天像を祀ったのだとか。
そして、その御堂へ渡るために架けられた天女橋はなんと、現存する日本最古のアーチ式石橋なんだって。
ほへぇ〜・・・。(◎o◎; -
弁財天堂のお向かいさんは『円覚寺址』でございます。
琉球王家の菩提寺として七堂伽藍を備えた立派な本山だったそうです。
しかし、沖縄戦ですべて焼失してしまったんだとか。
もったいないよねぇ・・・。 -
現在、復元されているのは「総門」、「放生池」と「放生橋」のみ。
あとは発掘調査中のようです。
いつかすべてが復元されて公開されたらすばらしい見どころのひとつになるでしょうね。 -
お〜、キターッ!
( ̄0 ̄;
これぞ首里城でございます。 -
すごい城壁でございますなぁ・・・。
-
え〜と?(・ω・;
あ、入り口はこっちか。 -
じきに私めの目に入ってきたのは『園比屋武御嶽石門』でございます。
この門も世界遺産の認定を受けています。
でも“そのひゃんうたきいしもん”って、なんだか早口ことばみたいですね。 -
こちらがその石門でございますよ。
(⌒ー⌒)つ
初めてこの石門を観た方は、正直な話、
「・・・え?(・_・; この薄汚い門のどこが世界遺産なの?」
と感じる方も多いのではないかと・・・。
実は私めも、観光ツアーで初めてこの石門を観た時、これがそんな凄いモノだとはまったく気づかず、「どこにそんな素晴らしい門があるんだよぉ〜。」と思ってました。(苦笑)
そんなわけで、お疲れなオジサマ、オバサマたちが何も知らずにこの石門の前の石段に腰掛けてたりするんですよねぇ。
(^へ^; -
石門の価値(?)について理解するにはまず「“御嶽(うたき)”とは何か。」について知る必要があります。
簡単に言うと、“御嶽”は「琉球信仰における“神の降臨する聖域”である。」ということになるかと思います。
ですから、固く閉ざされた御嶽の門の奥にどんな凄い物が在るかと言えば、基本的に“何も無い”のです。
在るのは鬱蒼とした森であったり、川であったり、山であったり・・・。
神様が来られる「場所」なので、神の宿る「御神体」のようなものは元来ありえないのです。 -
そこで、「御嶽の門」にどのような意味があるのか?
いにしえの琉球信仰では信仰の対象の神は“女神”であり、神に仕えることができるのは女性に限られておりました。
というわけで、御嶽は男子禁制の聖域であり、それがたとえ琉球王であっても立ち入ることが許されなかったのでございます。
琉球王が神に祈りを捧げる時、門の前に祭壇を設けて、王は閉ざされた門に向かって頭を垂れたというわけです。
さて、この写真ですが、園比屋武御嶽石門の内側の様子でございます。
今では園比屋武御嶽や斎場御嶽のように観光地化されたいくつかの御嶽では「男子禁制」の禁は緩まっているようです。
ですが、私め、やはりあまりズケズケと足を踏み入れるのはどうかと思われましたので、これ一枚だけ撮影させていただいて急いで退場いたしました。
「女神様、私めは男ではございますが、“女の腐ったような野郎だ”と言われておりますので、どうかお許しくださいませ・・・。」
なむなむ・・・(ー人ー) -
それじゃ城内へ・・・おおっとー!
その前にアソコに行かなきゃね♪
(・o・)b -
やっぱり首里城のスタート地点と言ったら、この『守礼門』でございましょう♪
(^▽^)つ -
守礼門といえば思い出すのは「2000円紙幣」。
結局みんなから邪魔者扱いされちゃって、市民権を得ませんでしたねぇ。
使いづらかったし、間違いの元だったからなぁ・・・。
私めとしては紙幣の図案をこれにすべきだと思います!
→http://4travel.jp/traveler/okuyan/pict/20064971/src.html -
城内へ入る第一の門『歓会門』でございます。
中国からの使者の一団は首里城を訪れると、この門から城内へと迎えられました。 -
歓会門を守るシーサー。
うん?なんつーか、この・・・メカ・ゴジラならぬ“メカ・シーサー”って感じじゃね?
(−−; -
うんしょ、こらしょ・・・
ひときわ高い高台にある正殿にたどり着くには階段をぼたぼた登るしかありません。
あらら、中国人の団体さんが道を塞いじゃってるよ。
仕方ないな・・・ちょっと待ちますか。 -
三つ目の門は『漏刻門』でございます。
“漏刻”とは水時計のことなんだって。
この楼門に設置されていた水時計とこの先にある日時計で時間を測り、時報を出していたんだそうです。 -
で、こちらがその日時計の『日影台』でございます。
でも、琉球王国の地方時間になっているので日本標準時とは30分ズレているんだそうです。 -
それにしても、ここからの風景はメッチャ気持ちイイッ!
ウーン・・・♪ \(⌒ー⌒)/ -
日時計の近くに梵鐘が吊るされております。
私め、この鐘で時報をしたのかと思ったんですが、解説板ではそうじゃないみたいです。
この鐘は『万国津梁の鐘』というんだって。
琉球王国は中国、朝鮮、日本を結ぶ架け橋だという意味だとか。 -
さて、次に進みましょう。
-
さて、そこは『下之御庭』(しちゃぬうなー)という広場。
ここに喫煙コーナーがあったので一服。
ぷはー・・・(^ε^)y-・°
いやぁ、世界遺産の中で吸うタバコはひと味ちがうなー♪ -
下之御庭の中ほどに突然ある箱庭みたいなのが『首里森御嶽』(すいむいうたき)でございます。
しかし、この狭い範囲にこんなに“もっさー”と木々が茂ってたら女神様も降りづらいだろうなぁ。
(´ω`;
首里城の中には大小あわせて10箇所の御嶽があり、「十嶽」(とたけ)と呼ばれていたんだとか。
でも、沖縄戦や開発などでその多くが失われてしまったんだそうです。 -
さてさて、正殿への最後の門『奉神門』をくぐって
国王への謁見の広場『御庭』(うなー)へと参りましょう。
あ。そうそう、ここから先は有料区域でございますのでご注意を。
ゆいレールの一日券を持ってたら割引になりますから、ちょっぴり節約しましょうね♪
(⌒ω⌒)v -
さて、奉神門でチケットをもぎってもらって御庭に入ってきました。
テレビの特集番組などで“首里城の不思議”としてよく紹介されているように、
正殿に正対した位置に立つと、このように奉神門から正殿につながる『浮道』が斜めになってしまいます。
その理由について、いろいろ推察されているのですが、真相はわかっていないそうです。
これは私めの勝手な想像ですが・・・位置的に正殿から浮道の方を見ると奉神門を通して首里森御嶽が見えます。
もし正殿が門にまっすぐ建てられていると、政事で王が正殿から御庭に並ぶ臣下を睨下するとき、結果として御嶽の神までも見下ろす形になってしまうからではないかと思うのです。 -
それにしても、この正殿の唐破風の装飾は見事ですねぇ・・・。
( ̄へ ̄)
うーむ。すばらしいっ! -
ちなみに門からまっすぐ正殿を見るとこんな感じになります。
それじゃ、右手の『南殿』より宮殿内部を見学いたしましょう。 -
ところが南殿内には琉球王の肖像画や、美術工芸品、資料が展示されており、撮影禁止区域になっておりました。
とほほ・・・。(´・へ・`;
残念に思いつつ、先へと進むと・・・ -
わっ!きゃ、きゃわゆいっ♪
Σ(◎▽◎;
今回、前回首里城を訪れたときにはまだ無かった『書院・鎖之間』が再建されていました。
そして有料の喫茶室として公開されていました。
私め、一度は通り過ぎようとしましたが、チラッとお嬢さんを見て“クルリッ”と方向が変わってしまいましたわん♪
(*^ω^*A"
「お、お嬢さん。おいくらですか?」 -
喫茶料金は300円でございました。
沖縄の伝統菓子4種と温かいさんぴん茶のセットが提供されます。 -
沖縄伝統菓子について解説したリーフレットももらえます。
へぇ〜、いろいろ種類があるんですねぇ。
ふむふむ。(・ω・)
ちんこ・・・いや、ちんすこうだけじゃなかったんだ。 -
ご希望の方には給仕をしてくださった係りの人が、この鎖之間と書院について、そして伝統菓子などについて丁寧に案内をしてくださいます。
可愛いお嬢さんの申し出を私めが断るわけがございません♪
(*⌒ω⌒*)
あー、やっぱり「さんぴん茶」って、ジャスミンティーのことだったのねん。
私め、ずっとそうじゃないかと思ってましたぁ〜。(爆)
実はジャスミンティーを意味する中国語「香片茶」の読み「シァンピェンツァー」が訛って「さんぴんちゃ」になったんですって!
ほえ〜!(◎o◎; -
おいしいお茶とお菓子をのんびりいただいて、なんか気分がほっこりしたなぁ・・・。
(´ー`)
私め的に300円の価値は十分にありました。
ちなみにこの鎖之間(さすのま)は王子の控え室として使われたり、役人たちの懇談会が行われたりした部屋だそうです。
2007年に公開されたばかりですので“真新しさ”に少し違和感がありましたが、しっとりと落ち着いた空気を感じる建物でした。 -
純和室な茶室もございますよ。
片隅に見えてるコンセントは“ご愛嬌”っつーことで・・・。
(⌒o⌒A" -
窓の外の庭園がとてもイイ感じ♪
沖縄戦でめちゃくちゃになってしまったんですが、戦前に撮影された写真と発掘調査で再現したんだそうです。 -
ん〜♪(^ー^)
松の緑が美しいですなぁ。
なんでも中国から来た使者もこの庭の松の木を「わだかまった松」と呼んで褒めていたのだとか。 -
渡り廊下を歩いて書院のほうに来ました。
こちらでは王様が日々の執務をしていたのだそうでございます。
ふーん。やっぱり王様もいつも正殿のキンキラキンの中では落ち着くことができなかったのかもしれませんねぇ。
( ̄ω ̄) -
あら?ここにも茶室が。
(・o・)
琉球王国の王様って、かなり「和テイスト」がお好みだったのかも〜♪ -
『鎖之間と書院』、「みっちり観光スケジュールで疲れたけど、喫茶店やファミレスに寄ってる暇はないよぉ〜。」(´;へ;`)
って方にオススメです。 -
正殿のほうにやってきました。
おお〜、こちらはさすがに煌びやかですなー!
おや?ここは何かな? -
ふむふむ。『御差床』っていうのか。
なるほどねぇ〜。
(・_・) -
ほむ。なんだ?ここわ。
もしかして座敷牢とか?
解説板見たら『おせんみこちゃ』っていうんだと。
王様と女官が毎朝東方に向かって祈りを捧げた部屋なんだって。 -
ジャジャ〜ン♪
出ましたー!『玉座』でございまーす!
(⌒0⌒)つ
いやー、こいつぁー凄いっすねー。
思わず今まで見てきた中国や韓国の玉座と見比べちゃいました。
んむぅ・・・たしかに紫禁城や景福宮のに比べるとスケールは小さめだが、美しさでは負けてないんじゃないかな? -
玉座の前にもうひとつ王様の座る椅子が用意されていました。
-
ふんふん。なるほど、そうか。
御庭で行事があるときはこの椅子に王様が出て、臣下がよく見えるようにしたんだな。
( ̄ー ̄)
王様が臣下や民を大切にしていたことの一端だったような気がします。 -
正面からではありませんが、正殿から御庭を眺めるとこういう感じでございます。
-
脇の部屋に王冠が展示されていました。
まぁ、レプリカでしょうけど、それでも素晴らしいものだと判ります。 -
これは王様の金印かな?
んっと、材質はよくわかんないや。
それにしてもデカイわぁ・・・。
書類にひとつひとつ捺してたらひどい肩コリになるんじゃないかなぁ。
(−_−; -
3階へ通じる急な階段がありました。
3階は通風のための空きスペースなんだそうで、沖縄の暑い気候を考えたエコ住宅だったんですね〜。
わははは♪(⌒▽⌒; -
さて。
正殿の見学も終わり、一旦表に出たら『北殿』へと参りましょう。 -
北殿は宮中催事の様子を現したジオラマとおみやげ物屋さんでした。
-
これは琉球国王の即位式の様子なんだって。
スゴッ! Σ(◎o◎) -
こっちのは中国から使者が訪問したときのお迎えの儀式でございます。
-
おみやげ屋さんもちょっと覗いて行こうかな。
ワオッ♪(◎▽◎)
このシーサー、楽しい〜♪
でも、買わな〜い。だって、高いシーサー!
・・・ちょっとキツかった? -
さてさて。それじゃそろそろ次に行きましょうか。
北殿を出ると少し脇に真新しい『淑順門』がございます。
この門は王様の一家が暮らす区域への出入り口だったんだって。
残念ながら立ち入り禁止でございます。 -
門についての解説板。
ひょえ〜!門がズタボロやんっ! (`Д´;
この写真、昭和6年当時の様子だそう。
琉球王国が滅亡し、荒れ果ててしまったんですねぇ。 -
出口へ向かう石段を下りていくと片隅に湧き水を溜める井戸がありました。
『寒水川樋川』(すんがーひーじゃー)という首里城で貴重な水源なんだそうです。
ここから溢れた水が弁財天堂のあった池へと流れ込み、その後『龍潭池』という大きな池を満たしています。
ちょっと怪しいけど・・・。 -
首里城を退場しました。最後の門は『久慶門』。
あら?( ̄o ̄;
これ、私めが首里城に到着したときに初めに見た門じゃん。
城に仕える女官たちが出入りした門だったんですって。
ふー、さすがに暑くなってきたなぁ・・・。
もうひと頑張りして次を見学しに行きますよぉ! -
汗をふきふき、私めがやってきたのは『玉陵』(たまうどぅん)。
歴代琉球王の墓所でございます。 -
ほむほむ。(・ω・;
-
まずは管理事務所の地下にある資料展示館で事前学習いたしましょ。
さてこちらは玉陵の断面模型でございます。
ほほう・・・こんな形なんですかぁ。
(・o・) -
平面図でございます。
さきほどの解説板にあったように「東室」には王様と御妃様、「西室」にはそれ以外の家族の柩が納められています。
そしてその間にある「中室」は葬儀の後、“洗骨”までの間、遺体を置いておく部屋だったんですな。 -
東室の内部の記録写真。
-
同じく東室内部の記録写真。
なんか、意外と雑然としてるように思いました。
王様と御妃様の遺骨なんだからもっと厳重に扱われても良さそうなものだけどなぁ。
(−ω−; -
玉陵に収容されている王様と王妃の「石厨子」の写真一覧です。
-
御骨を入れる厨子や甕の実物もいろいろな物が展示されていました。
私めもいままでの人生の中でじぃちゃん、ばぁちゃんを始め、いくつも骨壷って見たけれど、なんかアッサリし過ぎというか、つまんない物だなって感じていました。
最近は自分のお墓のデザインにこだわる人もいらっしゃるようですので、貧しい私めはせめて骨壷ぐらいはこだわりたいなぁ・・・。
なんて思ってしまいました。(苦笑) -
さてさて、簡単にお勉強もいたしましたので、リアル玉陵を拝観しに参りましょう。
それにしても静かだなぁ・・・。( ̄o ̄;
やっぱりちょっと空気が違う気がする・・・。 -
琉球石灰岩の石壁に囲まれた“聖域”でございます。
世が世なら私めのようなシモジモの民はこの門をくぐるなど畏れ多くてできません!
(^へ^A"
とか言いつつ、ズケズケと進入する私めであった。 -
一つ目の門の先はガランとした広場でした。
きっとこの場所で御霊を敬う儀式が催されたのでしょう。 -
広場の隅に小さめの石碑がありました。
『玉陵の碑文』(たまうどぅんのひのもん)といって、この玉陵を造った尚真王が建てた石碑で“この陵墓に葬られるべき王族”を列挙してあります。
つまり裏返せば“葬ってはならない者”を規定しているわけで、権力争いに敗れて廃嫡された尚真王の長男の名が碑文に無いのだそうです。
しかし、次の王が即位するとすぐに兄にあたる長男をこちらに改葬したんだとか。
・・・まぁ、世の中そういうもんス。( ̄ー ̄; -
それじゃ中門をくぐって陵墓の前へと進みましょう。
-
おおお〜! Σ(◎0◎;
スッゲー!カッチョエエー♪ -
これが東室の入り口。
王様と御妃様はこちらでお眠りになっております。
(−人−) -
そして中室。
本来、この部屋は遺体を安置しておくだけの部屋なので柩は無いはずなのですが、一体誰のものなのかわからない石厨子がひとつだけポツンと置いてあるんだって。
ウ〜ン・・・なんかミステリーのニオイがするなぁ。
(−へ−; -
そしてこちらが西室の入り口でございます。
ふむふむ。
東室と比べると二重庇にもなっていないし、壁の材質も違うみたい。
御骨になっても差別されちゃうのねん・・・。
カワウソだわん。(TへT; -
あと見どころといえば上にちょこんといる三体のシーサー。
中央にいるのはどっしりと構えて威風堂々という感じなんですが、両側のシーサーは玉紐にジャレついている、ちょっとコミカルなシーサーなんですよ♪
(⌒▽⌒)b -
脇にこんな場所がありました。
なんでしょね?
もしかして、洗骨するときに使った井戸かな? -
さーてと。
そろそろおいとまいたしましょうかね。
どうもお邪魔いたしましたぁ♪
(*^o^*)/
スピリチュアルなものにご興味のおありの皆様は訪れてみてはいかがでしょうか? -
玉陵を後にして、ボタボタと『龍潭池』のほとりの道を歩いて首里駅へと向かいます。
この池は王様が作らせた人工池なんだって。
中国から使者が来訪したときにこの池で舟遊びをして接待したんだとか。
優雅だにょぉ〜。(´ω`A" -
ゆいレールを県庁前駅まで乗って私めが来たのは、またもや国際通りでございます。
-
私めの目的地は一日目にもご紹介いたしました「御菓子御殿」さん。
実はこちらの二階はレストランになっていました。
こちらで私めが食べ損ねた「海ぶどう丼」が食べられると知ったので本日の昼ごはんはここにしようと決めていたのです。 -
むふふ・・・楽しみだなぁ。(⌒ー⌒)
-
おっ!キタキタァ〜♪
私めがオーダーしたのは「沖縄三色丼」でございます。
なんだかメニュー見てたら、いろいろ食べたくなっちゃって・・・。
何はともあれ、いただきまーす!
(≧Q≦)
左は「もずく丼」、真ん中は「海ぶどう丼」、右が「ソーキ丼」でございます。
なかでも、もずくっていうと「もずく酢」しか頭になかった私めには、このもずくの食べ方って、まさに“目からウロコ”でした。 -
ウプゥ〜・・・んまかったぁ〜♪
(⌒ε⌒;y-・°
ミニ丼3杯じゃ、ちょっと足りないかなって思ったけど、沖縄そばもあわせてちょうどよかったです。 -
さてと。
おなかも満足したところで、いよいよ最後の観光スポットへ参りましょう! -
昼下がりの暑い那覇の街をのてのて歩いていると・・・。
おやおや?(・ω・;
長く続く白い漆くい塀が現れましたよ。
なんだかどこかで見たような景色だな〜。 -
やー、ようやく到着したぞい。
私めが来たのは『福州園』でございます。
那覇市が中国・福州市との友好関係を結び、10周年を迎えた1992年を記念して造られた庭園です。 -
なんと、この庭園は無料で入園できるんです。
“タダ”って、なんて魅力的な言葉なんでしょ♪
(*^m^*;
入り口の窓口で記名することになっていますが、ナゼか私めはおばちゃんに「いいよ。」って、フリーパスでした。手荷物は窓口で預かってくれました。
門を抜けると正面に素晴らしい照壁がありました。 -
それじゃ順路に沿って拝見いたしましょ♪
(^▽^) -
ほむほむ。(・_・)
なるほど、二つの池を取り囲むように楼や塔が配置されているのですな。 -
それにしても空いてるねぇ。
タダなんだし、地元のひと達ももっと遊びに来てもいいと思うんだけど。 -
いいね〜♪(^ー^)
「東冶堂」という建物なんだって。
ちょっと入ってみましょうか。 -
ややっ!(◎o◎;
こんなスゴイ飾り彫りの柱って、ちょっと本場中国でもなかなかお目にかかれないと思うよ。 -
東冶堂の中はちょっとガッカリ。
もっと中の展示物も工夫して欲しかったな・・・。
(´д`; -
東冶堂の向かいの壁にあるのは「松竹如醉亭」。
こういう、なんだか利用価値が有るのか無いのかわからない建物が、ある種の趣きを醸し出してるんですよね。 -
東冶堂の両サイドには七重の石塔が建っています。
まず東冶堂に向かって右手の塔が「保聖塔」でございます。 -
中はがらんどう・・・。
ギャランドゥではありません。(?) -
えー・・・、ごほん。
気を取り直して・・・。
(*ーmー*;
左手の塔は「宝光塔」と申します。 -
福州園の一番奥にある池を「桃花渓」といいます。
中国の福州あたりの春の風景をリスペクトして造られたんだって。 -
池のほとりをぼたぼた歩いていくと、池の鯉やら亀やらがずっとついてくるんですよ♪
(^0^)b
なぜかというと・・・ -
エサがもらえると知ってるんですねー!
(≧▽≦)
うわー!!
もう亀も鯉もゴッチャゴチャで大騒ぎでございます。おもしろーい♪
エサはこの池のほとりの「凌波廊」にある自販機で買えます。 -
こちらが凌波廊の入り口。
ほんと、スゲーよくできてるよ、この庭園。 -
さて、桃花渓に架かる「万寿橋」を渡って入り口方向にUターン。
橋の先にある建物は「知春亭」でございます。 -
橋から覗き込むと・・・やっぱり魚や亀が集まってきます。
ん?・・・君、亀じゃないね、スッポンだよね!
あんまり目立つとお鍋にされちゃうよっ! -
知春亭より凌波廊を望む。( ̄ー ̄)
いい気分だな♪ -
建物もさることながら、木々の緑が綺麗でございます。
( ̄ω ̄; -
あら?
李白さん、今日もまっ昼間から酒盛りですかぁ?
今年、1309歳でしたっけ?
もう、若くないんですから、ほどほどにしないと・・・。
(´・ω・`; -
イチオシ
おーっ!(◎▽◎;
こりゃまた、私めごのみな望楼じゃないっすか♪
「冶亭」というそうですよ。
ちょいと登ってみましょうか! -
やぁ〜、これは気持ちいい景色でございますなぁ・・・。
(´ω`)
こちらの池は「欧冶池」、池のほとりに建っているのは「叢桂亭」でございます。
私め、半日ぐらいならここで“ぼ〜っ”としていられそうですわん。
あ!おじさん、お掃除ご苦労様ですぅ。 -
ウーン・・・。
この滝がまた清々しくてイイんだよねぇ♪
もちろん人工の滝なんですけどね。
(⌒o⌒) -
端っこに、本当にちっちゃなアーチ橋が架かっています。
この橋は「魚楽橋」。このあたりはゆらゆらと泳ぐ魚たちの姿を眺めて楽しむ場所なんだそう。
橋の先にはもうひとつ、小さな滝がございます。 -
ちょっと小高い築山があり、その上に建っている望楼が「清晏亭」。
さすがに私めも疲れてきて、そこまで登るのも億劫になってしまった。 -
そろそろ退散いたしますかね。
タバコも一本吸いたくなって来たし。
(^ー^)
沖縄を観光して、ついでに中国の庭園も見学できるなんて・・・おトクかも〜? -
さあ、今回最後のゆいレール乗車でございます。
よろしくねっ!(・ー<)v -
あ〜・・・那覇空港に到着しちゃいました。
搭乗手続きもつつがなく完了して、しばらく“ぼ〜・・・”っと滑走路を眺めていました。
「あ・・・、また一機着陸したなぁ。いいなー、あの飛行機に乗ってる人たちは今日から沖縄で遊ぶのか・・・。うらやましいのぉ。」
(;へ;)
まぁ、“遊び”で来る人ばかりじゃないとは思いますけどね。 -
空港内にある無数のおみやげ屋を覗いて見るも、いまいちパッとせず。
「これのどこがシーサーやねーんっ!」と突っ込む気力も無いっす。 -
もちろん機内食は無いので、小腹を満たしておこうと、私めの近所では見かけない「A&W」というハンバーガーショップでテイクアウト。
搭乗ゲート前でモソモソといただきました。
うーむ・・・おいしいけど私めはどちらかと言えばバーキンのほうがイイかもしんない。
( ̄〜 ̄) -
そろそろ搭乗時間でございます。
あーあ、夏の沖縄へ来て海にもプールにも指一本触れずに帰ることになろうとは・・・。
使わず仕舞いの水着やシュノーケルの重さが口惜しい・・・。
でもまぁ、空港でイライラとキャンセル待ちすることもなく帰れるのだから贅沢言っちゃバチがあたりますかね。 -
台風のせいでいろいろ思い通りにならないこともありましたが、そんなハプニングも旅の醍醐味でしょう。
また沖縄に遊びに来る楽しみが増えたというものですよね!
「うむさたん♪沖縄へまたちゃーびら!」
(⌒▽⌒)/~~
☆☆☆ おしまい ☆☆☆
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この旅行記へのコメント (5)
-
- 権天使さん 2010/09/25 14:30:15
- サラダの盛り付けが素敵です〜♪
- その、、、芸術は爆発です!
そろそろ国内の東横の朝食を食べてみたくなりました。
- okuyanさん からの返信 2010/09/26 09:35:41
- RE: サラダの盛り付けが素敵です〜♪
- 朝ごはんは戦いじゃっ!(爆)
-
- きっちーさん 2010/09/17 12:39:11
- いいなあ〜vv
- okuyanさん、おいっす☆
御嶽の門って初めて知りました。
たしかに・・どこがスゴイのか見ただけでは分からない・・??
いいなあ、沖縄〜。
一度は、行ってみたいなあ〜。
風景が、ユーラシア大陸の南方とダブりますね!
石の建築物が美しい♪
南は機会がなくてあまり行けてないのですが、素敵ですね。
楽しかったですv
また来まっす!
- okuyanさん からの返信 2010/09/17 16:11:54
- また、あとで遊びにいきますね。
- どもども〜、きっちーさん、いつもありがとう♪
(^▽^)
ごめんねぇ、なかなか完成しなくて・・・。
なかなかこっちが手一杯で、きっちーさんのイタリア旅行記を見にいけなくてすいません。
もう少しで完成できると思いますので、それからじっくり訪問させていただきま〜す。
- きっちーさん からの返信 2010/09/17 17:28:16
- すんません。こちらも・・
- 来年完成予定です。←マンションか
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