2002/09/18 - 2002/09/18
33位(同エリア251件中)
エンリケさん
旅行4日目。
コートダジュールのアンティーブからフランス第二の都市マルセイユを経由してプロヴァンスのアルルへ。
“世界の車窓から”を観て憧れていた“地中海の海岸線を眺めながらの電車の旅”が実現し、移動しているだけで幸せな気分に包まれます。
到着したアルルは、旅行前はゴッホの跳ね橋くらいのイメージしかなかったのですが、人口5万人程度の小さな町に古代ローマの巨大な円形闘技場や中世ロマネスクの教会が当たり前のようにとけこんでおり、“過去と同居する町”としてフランスの中でも一風変わった魅力を感じました。
<旅程表>
2002年
9月15日(日) 成田→アムステルダム→ニース
9月16日(月) ニース→エズ
9月17日(火) エズ→アンティーブ
○9月18日(水) アンティーブ→マルセイユ→アルル
9月19日(木) アルル→アヴィニョン
9月20日(金) アヴィニョン→ポンデュガール→ニーム→モンペリエ
9月21日(土) モンペリエ→バルセロナ
9月22日(日) バルセロナ
9月23日(月) バルセロナ
9月24日(火) バルセロナ(メルセ祭)→フィゲラス→バルセロナ
9月25日(水) バルセロナ→アムステルダム→
9月26日(木) →成田
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
9月18日(水)
この日はまずアンティーブから電車でマルセイユへ。
憧れていた“地中海沿岸電車の旅”がついに実現。車窓から光り輝く地中海を眺め、移動中からハイな気分です。
マルセイユへは2時間半ほどで到着。
せっかくなのでアルル行きの電車の待ち時間を利用して港などを散策します。太陽がまぶしい。
フランス第二の都市ということもあり、アンティーブと違って街が広く、歩きすぎると迷子になりそうです。
どちらかというと観光の街というより生活者の街というイメージ。
限られた時間のせいかあまり見るべきものも見られず、先を急ぎ、電車でアルルへ向かいます。
マルセイユからアルルへは1時間ほどで到着。
アルルは鉄道駅から市の中心部へは少し離れており、タクシーで移動。
普通の街の中に円形闘技場が見えてきました。
古代ローマ時代の1世紀末頃に建てられたもので、世界遺産“アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群”の一部となっています。 -
円形闘技場の周りにはカフェや宿、駐車場まであり、なんでもない街の風景になっています。
まずそこにカルチャーショック。
ローマのコロッセオでもこんなに身近な感じはしなかったのに。
大きさもローマのものよりこじんまりとしていて、“おらが町の劇場”的な感じがします。
実際、今でも闘牛やコンサートなどの各種イベントに使われているそうです。
なんて実用的な世界遺産。
さて、円形闘技場の近くに宿をとり、荷物を置いて観光開始。
闘技場は上まで登ると市内が一望できます。付近には闘技場より高い建物はなく、オレンジ色の旧市街の屋根が見渡せいい眺めです。
すぐそばの古代劇場も散策。
本家ローマのコロッセオやフォロ・ロマーナに比べたらスケールは小さいですが、“つわものどもが夢のあと”といったものさびしい雰囲気を出しておりいい感じです。 -
古代劇場の次は街の中心レピュブリック広場に面するサン・トロフィーム教会へ。
11〜12世紀に建築されたロマネスクの教会で、15世紀にゴシックの内陣が加えられたこの町の世界遺産のひとつです。
入口の白亜の彫刻は最後の審判をイメージしたもので、キリストや聖人の像が神々しく精緻に彫られており信仰心の深さがうかがえます。
内部の回廊も柱にほどこされた人物や怪物の彫刻が精緻で見事、なはずなのですが、ところどころ修復のため白いテープのようなものが貼られています。
しかし回廊の雰囲気だけでも遠い信仰の時代の息吹が感じられ、十分に訪れた甲斐がありました。 -
回廊は光の差し込み具合によってもこんな違った表情を見せてくれます。
社会科見学でしょうか、回廊には年配の人ばかりでなく、女子学生の集団の姿も見られました。 -
中庭は瞑想できそうな落ち着いた空間です。
この後、レピュブリック広場(中央にオベリスクがあります。市庁舎らしき建物は修復中。)や地下回廊を見て回ります。
地下回廊はなんと紀元前1世紀の古代ローマ時代のもので、暗くひんやりしてちょっとした肝だめしの感じです。当時も避暑のための散歩道として使われたんだとか・・・。
なにかお化けが出てくるような雰囲気があり、なかなかおもしろかったです。
そして、まだ時間があるので、バスでローヌ川を渡り、郊外のアルル・古代プロヴァンス博物館へも足をのばします。プロヴァンス地方の石器時代の出土品などが展示されており、ちょっとマニアック。
市街に戻ってきて、ゴッホの“夜のカフェテラス”のモチーフになったという黄色のカフェ“カフェ・ファン・ゴッホ”(Cafe Van Gogh)で一息。
アルルは小都市ながら見どころが多く、かなり多くのスポットを観て回りました。
ただ、有名なゴッホの跳ね橋は他のスポットからポツンとひとつ離れたところにあり、結局行けませんでした。まあ観光目的に復元したものだからいいか・・・。 -
日も暮れてきて、宿の近くのレストランで夕食をとります。
フランスは煮込み系の料理が多い印象です。
食後、外に出ると少し離れたところに金色に光るものが。
近づいてみると、ライトアップされた円形闘技場でした。
暗闇の中に金色に浮かび上がる古代の遺跡・・・何とも幻想的な光景です。
古代遺跡がこんなふうにライトアップされるなんて、今となっては当たり前の観光サービスですが、当時は“古代遺跡は神聖なもので商売じゃないからライトアップの対象なんかにならない”などと勝手に考えていて、新鮮に感じたものでした。
(アヴィニョン観光に続く。)
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この旅行記へのコメント (2)
-
- さんしぇさん 2014/01/25 21:50:14
- フランスの中のローマ
- エンリケさん、ご無沙汰しております。
私は仏一辺倒で、イタリアなど未だですけれど、仏内にはパリは
もとよりリヨンや、ここアルルにも古のローマの流れを汲む場が
多々在って、劇場やら浴場や勿論円形闘技場などに腰を降ろすと
古の人々の声が聞こえてくるようで。^^
郊外の博物館も、石柱やら墓石やら遺跡(石)群がてんこもり、
かの映画“ベンハー”(古すぎ)などでローマの戦車競技の場が
あるのですが、まさにこの博物館がそうした跡地と言うので興味深く
うろうろして参りました。
このたびは、セーヴル答辞博物館へのご訪問、ご投票を御礼
申し上げます
さんしぇ
- エンリケさん からの返信 2014/01/26 21:15:39
- ご訪問ありがとうございます。
- さんしぇさん
こんばんは。こちらこそご無沙汰しています。
2002年の古い旅行記を見てくださって、ありがとうございます。
フランスはプロヴァンスやアルザス、ノルマンディーなど、それぞれに魅力的な地方がたくさんあって、奥が深いですよね。
ここしばらくはフランスに行く機会から遠ざかっているところですが、昨年のイタリア・ナポリ旅行で西欧の旅の良さを再認識したところで、また近々フランスの魅力的な地方に行ってみたいと考えているところです。
さんしぇさんの旅行記はそんなフランスの魅力的な街の様子が非常に詳しく表現されていて、とても参考になりますね。
次回の旅のプランを立てるのに研究させていただきたいと思いますので、さんしぇさんの旅行記にまたお邪魔させていただきますね!
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