2007/05/12 - 2007/05/13
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欧州旅行隊さん
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スペイン旅行を計画したときに、どうしてもここは外せない!と思ったところがバルセロナ。週末を利用しての駆け足旅行でしたが、得たものは大きかった・・・。
しかし直前に決まったバルセロナ旅行、いつもお世話になっているサイトで安ホテルでも予約をしようかな…と思いチェックしたら、なんと超高級ホテルしか空きがない!!
焦りました…本当に。
今までこんなことは一度も経験したことがなかったので、慌ててネットで探しまくったところ、や〜〜っとお若い韓国人ご夫妻がマンションで営んでいるドミトリーを発見!
男性部屋2人、女性部屋1人の空きしかなく(我が家は男が3人…) こうなったら次男を女性部屋で、しかも二段ベッドで添い寝というパターンでなんとかお願いできないかメールを送ったところ快くOKを下さいました♪
この日はF1と重なったこともあり、ほとんどのホテルが満室だったそうです。
宿泊先も確保でき、やっと安心して出発です!
鬼才ガウディの作品を訪れる旅、まずは1882年着工にも関わらず、未だ完成を迎えていない「サグラダ・ファミリア」から。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ブリュッセル・ザベンタム空港から6:30発の便でバルセロナ・プラット空港へ。
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空港から市内へはバルセロナ近郊鉄道を利用することにしました。
しかし予想以上に利用客が多く、座ることも出来ず立ったままサンツ駅までの移動となってしまいました。
サンツ駅のマックでドミトリーのオーナーと待ち合わせ。
その後地下鉄に乗り換えて、今日の宿泊先に連れて行ってもらいます♪
チェックインして荷物を置いて、いざサグラダ・ファミリアへ! -
ひゃぁ〜〜、でかい!!
ドイツのケルン大聖堂も聳え立つ山のように大きかったのですが(157m)、完成するとこちらはさらに上をいき170メートルにもなるそうです。
上を見すぎると首が痛くなるのでご注意を! -
教会内部へ入ります。
「樹木状の柱」
樹木のようにがっしりと美しい柱を作るため、垂直の形を避けて幹の成長を再現するように柱に傾斜をつけ、螺旋形に回転させてあります。
教会身廊の丸天井の重さをより的確に支えられるよう、一定の高さから枝分かれしています。 -
教会内部に生い茂る森の美しさと静けさを再現したかったそうです。
節目を起点に枝分かれしています。 -
「カタルーニャ風の丸天井」
中央身廊の全体に用いられているこの天井は、高さ45mで陶器のタイルで作られています。 -
丸天井のデザインは殉教のシンボルであるシュロの葉になっています。
葉と葉のつなぎ目の凹凸は採光の役割も果たしています。
さらに天井の隙間には、ガウディが考案した散光器がはめ込まれています。 -
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ステンドグラスはカタルーニャの芸術家ジュアン・ビラ・グラウのもの。
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「大窓」
ゴシックの大聖堂のバラ窓を思わせる大窓 -
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エレベーターで上に上がると・・・
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こんな素晴らしい眺望が待っています。
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バルセロナ市内を一望できます。
遠くに見えるあの建物は・・・ -
なんとバルセロナ水道局!!(アグバル・タワー)です。
クラシックな建築物が多いこの街でと〜〜っても目立ちます。
設計をされたのは現代建築の大御所ジャン・ヌーベル氏。
日本では汐留の電通本社ビルで有名ですね。 -
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「パンと葡萄酒」
聖体のシンボルとして、ピクナルの先端にはパンの小麦と葡萄酒の葡萄が表現されています。
この葡萄のうえにグラスが置かれると思います。 -
「鐘楼の内部」
鐘楼の窓のひさしの傾斜は、ガウディが鐘の音を市全体で聞こえるように計算してつけたもの。 -
「生誕のファサード」
イエス誕生の歓喜を表したもの。
聖母マリアの受胎告知やエジプトへの逃避、イエスと博士たちとの議論など、イエスの幼少期のできごとも表現されています。
全体が大きな優しさで包まれているような感覚を覚えます。 -
唯一ガウディの生前に誕生した「生誕の門」の塔。高さ約100m。
3つの門はそれぞれ4本の塔で構成され、それは12使徒を表します。 -
「生命の木」
丈夫な木材と常に緑の葉をもつことから永遠の命の象徴とされています。
生命の木にとまった21羽のハトは大理石でできており、神のもとに集まる信者を表します。
木の根元には、原始キリスト教のシンボルで聖体の秘跡を表すペリカンが、さらに自然の起源と盛りを表す卵があしらわれています。 -
糸杉にたてかけられた2本の梯子は、神に近づこうとする思いを表しています。
さらにその下にはイエス・キリストを表す「JHS」の文字が十字架の上にあしらわれています。
イエスがすべての始まりであり、終わりであることを示しています。 -
「聖三位一体」
裏側からの画像ですが、ピクナルの頂上はギリシャ語の「神」の頭文字であるT、イエスのシンボルである十字架、そして聖霊を表すハトで、聖三位一体を表しています。 -
手の込んだ装飾があちらこちらに施されているのですが、裸眼ではと遠すぎて見えません…。
細部までしっかりとご覧になりたい方は双眼鏡があると便利かな。
あと望遠レンズは必須です。 -
中央の星は「ベツレヘムの星」
中央の群像から尾を引く流れ星で、幼子イエスに向かって光を放つ。
周りには子供の天使たちの合唱隊、さらにその周りには音楽を奏でる天使たちが配置されています。
「生誕の門」のこれらの天使像は、日本人彫刻家の外尾悦郎氏の作。 -
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「シメオンに抱かれるイエス」
ヘブライの法に従い、ヨセフとマリアは息子を神殿に連れて行き、司祭シメオンの祝福を受けます。 -
「聖母マリアと聖ヨセフの婚姻」
マリアとヨセフが司祭によって結ばれる場面。 -
「聖母マリアの戴冠」
聖母マリアが神への献身的な愛への報いとして戴冠される瞬間
左側は聖ヨセフ -
裏にまわります。
「鞭打ちの刑に処されるイエス」
福音の扉の前にあるこの像は、ペテロの否定とユダの裏切りの間に置かれています。
足元のリアルな結び目は、イエスが受けた肉体的な拷問を象徴しています。 -
「福音の扉」
この扉には、福音書の中でイエスの生涯の最後の二日間について記した部分が刻まれています。 -
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「受難のファサード」
生誕のファサードとは対照的に、受難のファサードはキリストの死の冷厳な表現になっています。日が沈む西の方向を向いたこの受難のファサードは、イエスの生涯の最後の日々を一連の彫刻を通して語っています。
斜めに伸びる柱は樹木を模して造られたもの。
鐘楼下部に取り付けられている使徒像は右から「ピリポ」→「トマス」 -
同じく左から「大ヤコブ」→「バルトロマイ」
よく見えない、ですよね・・・。 -
中段の右側はゴルゴダの丘に登る途中、イエスが2度目に倒れた場面。
ゴルゴダの丘への道で出会った少女の像もあります。
左側は一連の彫刻の制作者であるスビラックスがガウディへのオマージュとして作ったものです。
左端がガウディ本人、右側はラ・ペドレラの煙突を模した兜をローマ兵たちにかぶらせたもの。
下段の左が「ユダの接吻」右が「ペテロの否定」 -
「十字架磔刑」
十字架の右上に見える丸いものは月を表し、イエスの足元の頭蓋骨は死を象徴しています。 -
イエスの左にはマグダラのマリアがひざまずき、聖母マリアがヨハネに慰められています。
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「ユダの接吻」
こうすることによって兵士たちに誰が師イエスであるかを伝えた場面。 -
「3人のマリアとキレネの人シモン」
倒れてるイエスの傍らで、キレネの人シモンが十字架を担ぎあげようとしている場面。
泣いているの女性たちは、聖母・クレオファスのマリア・マグダラのマリア。 -
「埋葬」
布に包まれたイエスの体を、アリマテアのヨセフとニコデモが埋葬しています。
ひざまずいているのは聖母マリア。
マリアの頭上に小さく見えているのが、神聖さと復活を象徴する「卵」。 -
「キリストの昇天」
重さ2000?のブロンズ像。 -
受難のファサードは1882年に着工し、1982年に完成しました。
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「後陣の外観」
後陣の外観を見るとガウディがとても自然を愛していたことが分かります。
ピクナルの先端には麦の穂や花が配されています。
背の高い塔の一番右のピクナルの下にはキリストのアナグラムが施されています。
右から2つ目のクレーンの真下にある比較的新しい塔の外壁側面には螺旋階段があるいことを示唆するカタツムリと巻貝が取り付けられています・・・が、う〜ん、分かりづらい・・・。 -
「使徒の塔」 高さは100〜118m。
ピクナルの先端の紋章は司教冠を表し、表の面に黄金の十字架、裏面にそれぞれが象徴する使徒の頭文字が書かれています。
丸い空洞のある部分は牧杖を表し、牧杖の曲線に似せるためやや傾いています。
その下の黄色で丸く隆起しているのは、権威を象徴する指輪を表しています。 -
「祈祷文」
鐘楼に書かれた6行の文字は「ホサンナ」と「エクセルシス」の語を交互に並べたもの。
文字はすべて六角形の紋に書かれています。 -
ピクナルの装飾に使われているのは上質なベネツィアガラス。ガラス工芸で有名なムラノ島のものです。
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「外壁の果実たち」
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外壁の頂点には、イチジクやリンゴ、サクランボなど様々な果実を盛った籠が取り付けられています。
これは聖霊が地上に撒く果実を象徴しているのだそう。 -
成長し続けている教会。
我が家の子供たちが大人になった頃、どちらもどう変わっているか楽しみです♪
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