八尾：太子堂と空港と

2010/09/09 - 2010/09/09

「河内三太子」といわれる聖徳太子ゆかりの三つの寺院があります。

それぞれ上之太子（かみのたいし：叡福寺（えいふくじ））、中之太子（なかのたいし：野中寺（やちゅうじ））、下之太子（しものたいし：大聖勝軍寺（だいせいしょうぐんじ））と呼ばれています。

叡福寺と野中寺は既に行ったことがあるので、残る大聖勝軍寺に行きます。

（叡福寺については、‘聖徳太子ゆかりの大阪府太子町へ　http://4travel.jp/traveler/geru0201/album/10493408/’を、野中寺については‘羽曳野の野中寺（中之太子）へ　http://4travel.jp/traveler/geru0201/album/10474952/’をご覧ください。

用明天皇の代に聖徳太子（１６才）が物部守屋を討つために出陣され、信貴山毘沙門天の加護をうけて戦勝したので、ここ八尾の地に建立した寺院が大聖勝軍寺（だいせいしょうぐんじ）です。

「下の太子(下之太子)」と呼ばれ、地元では単に「太子堂」とも呼ばれているようです。

そのあと、近くにある八尾空港へ行ってみました。

【写真は、大聖勝軍寺の山門です。】

エリア 八尾・藤井寺・柏原(大阪)

• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

国道２５号線を奈良方向にちょっと通り過ぎ、左折すると東門があります。
東門の参道に、車を停めさせていただきました。

東門から入って境内を抜け、国道２５号線に出ました。
そこからの眺めです。

門前にある、守屋池です。
秦河勝が物部守屋の首を洗ったといわれている池です。

これも門前にある聖徳太子像と４天王像です。
排仏派の反乱軍に、聖徳太子率いる仏教軍は、三度大敗しました。
十六歳の太子は部下四将軍に四天王を刻ましめ、請願（いまもし我をして敵に勝たしめば、かならずまさに護世四天王の、おんために寺塔を建つべし）をたてて排仏派を平定しました。
乱後難波に四天王寺を、そしてこの地に勝軍寺を建立しました。
四天王寺については‘大阪・天王寺の神仏と新世界界隈と　http://4travel.jp/traveler/geru0201/album/10480495/’をご覧ください。

境内に入って左側にある、毘沙門堂です。
物部守屋は八尾に「稲城」を築いて戦い、太子軍は戦況が悪くなり信貴山に難を逃れ、戦勝祈願をして下山すると、毘沙門天の化身が現れ神技の働きをしたので、戦後太子は毘沙門天を刻み毘沙門堂に祀ったといわれています。

水掛不動さんがあります。
上から水をかけているのは、かわいい龍でした。

鐘楼です。

神妙椋樹（しんみょうりょうじゅ）です。
太子軍は、守屋軍に三度敗退し、太子が守屋の大軍に囲まれ絶体絶命の時、椋の大木が二つに割れ太子を包み九死に一生を得たとのことです。
木の中に、太子像があります。
神妙椋樹山が、このお寺の山号になっています。

激戦の跡をとどめる、太子の馬の蹄痕といわれています。
神妙椋樹の根元にあります。

本堂「太子殿」です。

太子殿の内部です。
正面は、１６歳の太子像なのでしょうね。

太子殿の内部には天女の額が。

左側にも掛かっています。

地蔵堂です。

樟本神社（くすもとじんじゃ）の鳥居です。
守屋の首を洗った池というのが、樟本神社にもあるというので、車に乗って探しました。
社名・祭神を同じくする神社（樟本神社）が、このあたりに三座ありちょっとうろうろしました。

樟本神社（北木の本）の境内には、守屋首洗池があります。
ちょっと消えかかった石碑に、守屋首洗池と刻まれています。

樟本神社（北木の本）の拝殿です。

樟本神社（北木の本）の本殿です。

八尾空港にやってきました。
ヘリコプターが着陸しようとしています。

たくさんの飛行機が駐機されています。

別のヘリコプターが着陸中です。

着陸したと思ったら、すぐに離陸していきました。
飛行訓練中なのでしょうか。

一方、駐機場では、離陸の準備をしているようです。

別のヘリコプターが着をしようとしています。

こちらに向かってきます。

着陸完了。

もう一機着陸してきました。

二機並んで所定の位置に。

大型のヘリコプターは、着陸場所がちょっと違うようです。

先ほどのヘリコプターが、牽引されていきます。

飛行機のほうも離陸の準備が完了し、滑走路までタクシーイングを始めました。

もう一機のヘリコプターが牽引準備中です。

牽引され始めました。

先ほどの飛行機が離陸しました。

どんどん高度を上げていきます。

さすが飛行機、あっという間に飛び去っていってしまいました。

（おしまい）