2010/08/13 - 2010/08/13
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夢想人さん
チャオ! ボン・ジョルノ!
そんな挨拶が街中から聞こえてくる国、イタリア。
約10年ぶりにその言葉の響きが耳に入ってきました。
今回は夏の旅。
真夏の青空「イタリアンブルー?」の下で素晴らしい旅が堪能出来ると思って向かいましたが・・・。さて、その行方は。
夏休みを丸々使って旅行して来たので、タイトルの《夢》のとおり、あっという間に過ぎ去った《夢》の中で過ごした8日間だったように思います。
夢から覚めた翌日からまた仕事でした(笑)。
第4回目のこの旅行記は3日目、かつて「アドリア海の女王」とその名をはせたヴェネツィア観光をまとめたものです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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メストレからヴェネツィア本島へ向かう、バスの車窓からの風景です。
空は曇り空で今にも雨が降ってきそうです。
何とか午前中だけでも、降らないことを願うばかりです。 -
あぁ、雨が降ってきてしまいました。
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ヴェネツィア本島と本土を繋ぐリベルタ橋からの風景です。
車道と並走して鉄道が走っています。
これはユーロスターですね。 -
ヴェネツィア本島に到着し、すぐ港からサン・マルコ広場方面へ向かう船に乗り換えました。
船に乗るまで雨がどんどん強まりましたが、船に乗ってしばらく進むと、ご覧のように雨が上がり青空も見えてきました。 -
雨が上がったので、嬉しさのあまり、少々興奮気味にデッキに出て写真を沢山撮り始めました。
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しばらく走るとある船が並走しました。
そこには熱々のイタリア熟年?カップルがいて、こちらを見ながらニコニコと。
よりいっそうラブラブになっていきました。 -
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自動車もこのような船で運びます。
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ヴェネツィアらしい風景が見えてきました。
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サン・マルコ広場が見えてきました。
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この建物はサン・マルコ広場の対岸に位置するサン・ジョルジョ・マッジョーレ島に建つ、島同様の名前、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会です。
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16世紀に工事が始まり、17世紀に完成した建物です。
海側のファサードが古代ローマ建築のような造りで印象的です。 -
イチオシ
高くそびえる鐘楼の右手がドゥカーレ宮殿です。
ドゥカーレ宮殿の右側に空色のカバーがされているところがありますが、ちょうど「溜息の橋」周辺で、現在その周りは改修工事をしています。
溜息の橋に関しては後ほど・・・。 -
右手がサン・マルコ広場、左手奥に見えるのがサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会です。
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左手が先程のサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会、右手がサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会で、その間のジューデッカ運河を進んで来ました。
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通勤中のイタリア人を乗せたヴァポレットと呼ばれる水上バスです。
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サン・マルコ広場近くの船着き場に到着します。
日差しが出てきて、気分が高ぶってきました。 -
上陸しました。
サン・マルコ広場方面へ向かいます。 -
途中何気なく撮ったこの銅像。
実は10年前にも撮影していました。
イタリアから帰ってきて気が付きました。
それが下の写真。
http://4travel.jp/traveler/tk0506/pict/17015412/ -
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サン・マルコ寺院などの観光の前にゴンドラに乗ります。
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ゴンドラ乗り場はあちこちに沢山ありますが、私達が乗った場所はサン・マルコ広場近く、S.モイゼ教会の向かい側です。
この緑の看板が目印。 -
このゴンドラに乗り込みます。
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ご紹介します!
今回担当の、名前のわからないスキンヘッドのおじさんゴンドリエーレ(ゴンドラ漕ぎ)です。 -
このゴンドリエーレがまたおしゃべりで・・・。
ずーっと独り言や鼻歌やすれ違うゴンドリエーレと会話をし続けています。 -
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今回驚いたことに、中国人の観光客が多かったです。
中国の勢いを感じました。
このすれ違うゴンドラの乗客も中国人でしょう。 -
この時は真剣に船を漕いでいました(笑)。
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悩める御婦人発見!
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この辺りを通った頃、外部の騒々しい音が聞こえず静かでした。
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自分の世界から一旦離れ、このあたりからゴンドリエーレが話しかけてきました。
しかし早口のイタリア語だけで、何を言っているかさっぱりわかりません。
また携帯に電話がかかってきた際は、もちろん電話に出て、「愛している」らしき言葉を連発していました(笑)
そして電話を切ったあと、ニコニコしながら「ワイフ、ワイフ」とこの時は英語で弁明していました。 -
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時間があれば、このような水辺のレストランで食事をしたかったです。
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また通行人に話しかけています。
ちなみに10年前のゴンドリエーレは、スティーブン・セガール似でした(笑)
http://4travel.jp/traveler/tk0506/pict/17015347/ -
狭いところにこのようなボートも入ってきます。
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今度は後ろからボートがやって来ました。
ゴンドリエーレの知り合いなのか、またいろいろおしゃべりしながら端により道を譲りました。 -
まもなくカナル・グランデ(運河)に出ます。
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ちょうどサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会の前に出ました。
するとそこに見たことのある人達が・・・。 -
先程道を譲って先に行って貰ったボートの2人組みです。
どうやらボートのエンジンが故障してしまったようです。
参ったなぁと苦笑い。 -
運河沿いのホテルです。
今度またヴェネツィアに来るときには、このようなヴェネツィア本島のホテルに泊まりたいですね。 -
突然ゴンドリエーレが、指差して「マルコポーロ!」と言いました。
ゴンドラに乗っている全員が、その指差している方向の建物を写真に撮り、マルコポーロの家かと思いました。
それがこの建物です。 -
その後もしかしたらその隣の建物かもしれないと思い、隣も含めて広角で写真を撮ることとなりました。
ゴンドラに乗っている人一同、日本に帰ってから確認しようという話になったのですが、どうやらどの建物もマルコポーロに関係ない建物のような気がします。
そうなると、あの時ゴンドリエーレが「マルコポーロ!」と言ったのは何だったのでしょう。 -
ツアー客が4グループに別れて4槽のゴンドラに乗り、私が乗ったゴンドラが1番最初に出発しました。
途中まで後ろのゴンドラが全く見えなくなるまで進んだのですが、カナル・グランデに出た頃には追い付かれて、しかもその後はご覧のように並走しました。
もちろん並走中はずーっとおしゃべりです。 -
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会が近づいてきました。
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イチオシ
この教会は八角形の形をしていて、白の綺麗な大理石で建てられています。
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また中世に大流行したペストの終焉を感謝して、聖母マリアへ捧げた教会としても有名です。
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観光客、そして地元の人々を運ぶヴァポレットが教会の前を通ります。
本当に地元の足ですね。 -
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遠くに、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会が見えます。
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この2人はまだおしゃべりしています。
まもなく終点に近づいた頃、突然の雨が。
急いで終点へ向けて漕ぎ進みます。 -
本降りとなる前にゴンドラを降りることが出来ました。
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雨の中、サン・マルコ広場へ向かいます。
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サン・マルコ広場に到着しました。
西側のコッレール博物館側から見た風景です。
正面にサン・マルコ寺院と鐘楼。
左手が旧政庁。右手が新政庁です。 -
かつてこのサン・マルコ広場は行政の中心でした。
またナポレオンが世界で最も美しい広場と言ったとも言われています。
雨が強くなり、レンズにも雨粒が。 -
サン・マルコ寺院に近づいてきました。
建物の一部改修工事中です。
これから寺院内部見学をするのですが、行列が出来ていました。
サン・マルコ小広場がある海側へ繋がっているので、そちら方面へ向かいます。 -
入口上部にある4頭の青銅馬像(複製)は、13世紀ヴェネツィアの十字軍がコンスタンティノープルより持ち帰ったもので、紀元前400〜200年頃の作品を言われています。後にナポレオンが一時戦利品をしてパリへ持ち帰ったようですが、またヴェネツィアへ戻され、本物は内部に展示されています。
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その途中、まさにこの広場で結婚式を挙げるカップルとすれ違いました。
こんなところで挙げられるなんて羨ましいですね。 -
鐘楼の下へ来ました。
赤いレンガ造りでその上部にアーチ型の鐘架があり、中に5つの鐘があります。 -
鐘架の上にはヴェネツィアを象徴する歩行中のライオンと女性の形が描かれているレンガ造りの壁があります。
さらにその上にピラミッド型の尖塔があり、尖塔の頂上には金色の大天使ガブリエルの像があります。 -
ちなみにこの鐘楼は高さが96.8mもあります。
1514年にほぼ今の形と変わらない鐘楼が完成していますが、1902年に崩壊したため、1912年に再建されたものが現鐘楼です。 -
行列はドゥカーレ宮殿まで続いていました。
この建物がドゥカーレ宮殿です。
ヴェネツィア共和国総督の政庁として9世紀に建てられたものですが、何度かの火災に遭い、現在の建物は15世紀のものです。 -
サン・マルコ寺院の側面を撮った写真です。
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サン・マルコ寺院とは、9世紀にエジプト・アレキサンドリアから運ばれてきた聖マルコの遺体を納めるために建てられたのものです。
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大理石とモザイク画によって外壁が綺麗で見事です。
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後程ローマの旅行記でも出てきますが、サン・ピエトロ大聖堂でもこのサン・マルコ寺院でもこれらの絵が壁画ではなくモザイク画であることに驚きです。
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サン・マルコ寺院へ入場する際、手荷物検査と服装チェックがあります。
リュックなどの大きな荷物は持って入れませんのでご注意を。
「宗教施設」ということを非常に重んじており、男性であれば短パン、女性であればミニスカートやノースリーブなどはNGです。 -
また内部の写真、ビデオ撮影は禁止です。
ですので残念ながら内部の写真はありません。 -
黄金に輝く壁や天井、宝石類が散りばめられた黄金の衝立「パラ・ドーロ」やモザイク画が大変見事ですので、ヴェネツィアへ行かれる際は是非立ち寄って見学されて下さい。
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そしてサン・マルコ広場の北側には、1499年に建てられ、500年ヴェネツィアを見守ってきた時計塔があります。
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てっぺんには2人のムーア人の人形が2体あり、正午に鐘を打ち鳴らすそうです。
正午まであと少し待てれば良かったのですが、次の予定があったため、5分ごとに変わる下の数字の変化だけ確認しました。 -
数字が変わりましたがわかりますか。
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次に「溜息の橋」へ向かいます。
昼近くになると、広場が混み合ってきました。 -
海へ繋がるこのあたりが「サン・マルコ小広場」です。
正面に2本の柱が建っていて、それぞれの頂上にサン・マルコの獅子の彫像と聖テオドーロの彫像があります。
またその2本の柱の真ん中には中世の頃死刑執行台があったようで、今日でも霊がいるとかいないとか・・・。 -
こちらが獅子の彫像で、
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こちらが聖テオドーロの彫像です。
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溜息の橋に到着しました。
ご覧の通りの改修工事をしています。
今しか見ることの出来ない風景と解釈することも出来ます(苦笑)
ちなみに10年前はゴンドラでこの下を潜っていました。
全く記憶にありませんが。
http://4travel.jp/traveler/tk0506/pict/17015344/ -
ところで、この溜息の橋。
ドゥカーレ宮殿と隣の牢獄とを結ぶ橋ですが、溜息の橋からの眺めは囚人が投獄される前に見るヴェネツィアの最後の景色でした。溜息の橋という名前は、独房に入れられる前に窓の外からヴェネツィアの美しい景色を見られるのは最後であるというので囚人がため息をつくというところから、19世紀に名づけられたそうです。 -
続いて、ヴェネツィアングラス工房へ向かいます。
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サン・マルコ寺院の裏手にある工房です。
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日本語を話すことの出来る販売員に説明をして貰いながら、実演見学です。
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まずグラスを作って貰いました。
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続いてもう1作品。
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さあ、何でしょう。
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形が何となく見えてきました。
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馬の置物でした。
それにしても職人技に拍手です。 -
今回お土産として購入したヴェネツィアングラスは、このペアグラスです。
今年の新作のようで、これまでののヴェネツィアングラスのイメージとは異なる、どこか東洋の雰囲気も醸し出されている珍しいグラスでしたので購入しました。 -
ヴェネツィアングラス工房を後にし、ようやく昼食です。
この日はイカスミパスタと、 -
場所がヴェネツィアということもあり、魚介類でした。
美味しかったです。 -
デザートはプリンの2種類・・・。
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本当は1種類だったのですが、店の間違いで3種類出てきました。
写真はそのうちの2種類です。
釣銭の間違いなどもありましたが、イタリア人はそんなときも笑いながら、片言の日本語で「ごめんなさーい。」で、愛嬌があるせいか、ついつい許してしまう気持ちにさせられます。 -
食事を終えて店を出た頃は、また本降りでした。
船に乗るため船着き場へ向かう途中は雨に濡れて大変でした。
船に乗り込み、本島を離れた写真です。 -
水位も上がってきていて、海水が街に流れてきそうでした。
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ヴェネツィアはまた晴れた日に、半日ではなく1日歩いて回りたい街ですね。
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ヴェネツィアを後にし、フィレンツェ方面へ向けて走ります。
しばらく走るとご覧のように晴れ間が・・・(怒) -
この3日間で思ったこと。それはイタリアの天気は午後になるにつれて天気回復するのかなぁということです。単純な発想ですが。
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イタリアの高速道路にも日本同様ETCがあるのですが、実は日本よりも歴史が長く、世界で初めてETCを設置した国はイタリアだそうです。(添乗員談)
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ホテルに着く前に、フィレンツェ近くの街プラトーで夕食です。
いつものようにワインを注文しました。
トスカーナ州に入りましたので、赤ワインです。 -
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この日のメインはカットステーキです。
ちなみにトスカーナは牛肉が有名です。 -
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ホテルに着いた頃には、このような青空が。
ようやく明日以降晴れそうです。 -
この日はホテル近くのスーパーへ行きました。
買い物の仕方は日本と全く同じです。
驚いたのは物価が安いこと。
特にフルボトルのワインが日本円にして200円台で売っていることを知ったときはたまげました。
明日はいよいよピサ、フィレンツェへ行きます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- koikeiさん 2010/09/15 21:43:31
- はじめまして!
- 夢想人さま
はじめまして、koikeiと申します。
私の拙い旅行記をご覧くださいましてありがとうございます。
どうもニアミスというか、イタリアのどこかでお会いしているのではないかと思いました。もしかすると、同じようなコースをご一緒だったツアーがいくつかありましたので、その中においでだったのではないかと思います。
私の旅行記でも雨に悩まされたことは書きましたが、その点では残念でしたね。
私のツアーでは行っていないところもご見学されていて、うらやましく拝見しました。また、私はすべて忘れてしまった広場や通りの名前も、ちゃんと書いていらして、すばらしいと思いました。
これからの旅行記も見せていただきたいと思います。
もし、よろしければ私の旅行記にもお立ち寄りください。
いつになるかは分かりませんが、番外編も出したいと思っています。
koikei
- 夢想人さん からの返信 2010/09/18 00:53:40
- RE: はじめまして!
- koikei様
こんにちは!
掲示板への書き込み有難うございます。
koikeiさんも同じ期間にイタリアへ旅行されていたのですね。
koikeiさんの旅行記少し拝見しましたが、ミラノのガッレリアの写真では、私のほうのツアー客の何人かが写っていたので、koikeiさんと私もガッレリア内ですれ違っていたかもしれませんね。
そう考えると不思議です。
ミラノの朝はそれにしてもどしゃぶり雨でしたね。
昨年か一昨年、日本で経験したゲリラ雷雨に近いものがありました。
ちなみに私の旅行記ですが、広場や通りの名前など実はそれほど覚えていません。
書き込みをしている旅行記の半分ぐらいの情報(添乗員さんや現地ガイドさんから聞いた情報)しか覚えていません。
私の場合いつもそうですが、帰ってきて旅行を振り返り、特にここで旅行記を作成するときは、間違った情報を書き込むわけにいかないので、しっかりガイドブックやインターネットで確認、調べてから作成していくので、時間がかかり、なかなか旅行記が仕上がらないことが悩みの種です。
全て完成するまであと1か月ほどかかると思いますが、引き続き見てやってください。
私も改めてkoikeiさんの旅行記を見させて頂きます。
番外編も楽しみにしています。
それでは、また。
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