2010/08/28 - 2010/08/28
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ランドネットさん
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福山競馬場に行ってきました。
かつてはアラブ専門の競馬場として有名でしたが、アングロアラブ種の生産が激減したため、2005年からサラブレッドを導入し、現在に至っています。
数ある日本の競馬場の中で、最も狭くてコーナーがキツいコース形態になっているため、馬のスピード能力よりも器用さが求められる面もあり、所属馬の実力は日本で一番低いのが実情です。
ダートグレード競走が組まれていないせいか知名度が低く、またコースが狭くてフルゲートが10頭立てと少ないことから高額配当も見込めないため、近年は経営不振が続き、毎年のように競馬場の存廃が議論されています。
とはいえ、こぢんまりとしていてローカル色が濃く、他の競馬場では味わえないのんびりと競馬が楽しめる雰囲気が魅力です。
【所在地】広島県福山市千代田町1-1-1
【最寄駅】JR福山駅より無料送迎バスで10分
【開設日】1949年9月18日
【主催者】福山市
【駐車場】無料駐車場1300台(確実に駐車可能)
【コース】1周1000m、直線200m
【グルメ】尾道ラーメン、焼きそば
※この旅行記の写真は、開催本部の許可を得て撮影しています
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福山競馬場にやってまいりました。
駐車場は競馬場の周囲に点在していて、いつ行ってもほぼ確実に駐車可能です。福山駅からは無料送迎バスが出ていますが、本数が少ないのでタクシーを利用すると便利です(所要7分で1000円ちょっと)。 -
4コーナー側から見たスタンド。
2階・3階は全て無料席になっていて、4階にはウイニングルームクレストがあります(フリードリンク・入場料込みで1500円)。 -
1コーナー側から見たスタンド。
2階には「わくわくルーム」という特別観覧席があります(入場料別で500円)。 -
パドック側から見たスタンド。かなりの年期を感じさせます。階段を上がったところに福山競馬場名物のラーメン屋があります。
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スタンド1階の投票所です。この福山競馬場では有人窓口と自動発券機がだいだい半分ずつになっています。地方競馬場で有人窓口が数多く残っているのは珍しいですが、おそらく地元の雇用対策になっているんでしょうね。
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場内のあちこちに椅子があり、くつろげる場所には苦労しません。
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福山競馬への応援メッセージが多数寄せられています。
どこの競馬場でも収支は厳しい状況にありますが、この福山競馬は特に存亡が危ぶまれています。 -
福山競馬場で売られている競馬新聞は「福山特報」「キンキ」「福山エース」の3紙で、いずれも550円です。全て横組みの馬柱になっていて、データ内容にはほとんど差はありません。
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福山競馬場の食堂街。入場門を入ってすぐ左手にあります。
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食堂街のいちばん左にある「山本ショウテン」の焼きそばが有名です(300円)。正直、まぁどうってことない味で、川崎競馬のスパイシー焼きそばの方が数段上という印象。
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スタンド2階にある、福山市観光協会が運営している「ホースショップ」のラーメン(500円)がオススメです。
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煮卵を入れると550円です。いかにも尾道ラーメンっぽい濃いめの醤油スープで抜群に旨いです。全国の地方競馬場グルメの中で、確実に3本指の中に入る旨さです。
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スタンド裏にパドックがあります。フェンスが二重になっていてちょっと見づらいのが難点です。
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騎乗命令がかかる前に、騎手が整列します。
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騎手が騎乗馬にまたがって、これから本馬場へと入場していきます。
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今なお少数ながらアングロアラブ種の馬が福山競馬に在籍しています。アラブ限定のレースは2009年に終了し、現在はサラブレッドと混じってレースに出走しています。
アングロアラブ種はサラブレッドに比べて小柄ですが、脚が太めで頑丈なのが特徴です。一目見ただけでは全く区別がつきません。
写真はアラブの7歳牡馬オブリジューン号で、この日は3着に好走しました。 -
パドックの奥には馬頭観音があります。
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福山競馬場の顔出し看板です。2年前に来たときはなかったので、最近作られたのだと思われます。
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スタンド4階に上がると向正面の様子もハッキリと見え、レース観戦にはいちばん良い場所です。
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スタンド4階には昭和の香りがただよう発売窓口が並んでいますが、残念ながら全て閉鎖されて単なる荷物置き場になっています。
実はこのスタンド、耐震性に問題があって補強もしくは改築する必要があるのですが、施設改善基金を取り崩してしまったため、そのまま手つかずの状態にあります。 -
わくわくルームの中に入りました。ソファもあってくつろげます。
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わくわくルームは500円の特別観覧席です。テーブルの奥行きは狭いですけど、コースからあまり離れていないため、臨場感あふれるレース観戦ができるのが特徴です。
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スタンドから1コーナー方向を眺めたところ。こちら側に厩舎地区があります。
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ゴール板です。奥には角馬場があります。残念ながら内馬場には入れません。
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残り50mのハロン棒付近に大型ビジョンがあります。こちらも実は耐用年数を過ぎていて改修の必要があるのですが、そのまま使用されています。
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スタンドから3コーナー方向を眺めたところ。向正面側が川になっていて、そのせいで競馬場の奥行きが狭く、コーナーがキツくなっています。
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スタンドから4コーナー方向を眺めたところ。一番奥に1250mのスタート地点があり、1日に組まれているレースの大半が1250m戦になっています。
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この日はムツミマーベラスという、13戦12勝(2着1回)の福山競馬を代表する名馬が出走していましたので、レースを見てみましょう。
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1250mの「開設記念 広島県馬主会会長賞」です。4コーナー奥のポケット地点から発走します。
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スタートしました。まずは各馬の先行争いです。
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スタンド前を通過していきます。福山競馬場はスタンドとコースが非常に近く、晴れていて馬場が乾燥している日は、馬が蹴り上げた砂煙でもうもうとします。
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隊列が決まって1コーナーを回っていきます。単勝1.0倍のムツミマーベラスは、ちょうど中団の外に位置しています。
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2コーナーから向正面に出て行きます。後方待機の馬はこのあたりから徐々に仕掛け始めます。
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向正面を進みます。ムツミマーベラスがジワッと外からちょうど真ん中あたりまで押し上げています。
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3コーナーに入りました。緑の帽子のムツミマーベラスは、手綱を持ったままで4番手まで上がってきています。これは早くも楽勝ムードが漂っています。
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3〜4コーナーの中間点では早くも2番手に上がりました。他馬とは手応えが違いすぎます。
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4コーナーから直線に向きます。コースの内側は砂が深く、しかもコーナーがキツいため、各馬とも内ラチから2〜3頭分くらい外を回ります。
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直線に入り、ムツミマーベラスが抜け出しました。これは2着争いになりそうです。
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ジョッキーも余裕の表情で大型ビジョンを確認しています。
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このムツミマーベラスは3歳牝馬で、福山では向かうところ敵なしです。
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ムツミマーベラスが13勝目を挙げました。福山競馬場はゴール板がスタンドの奥にあるため、どうしても斜めの位置からゴールシーンを見ることになってしまいます。
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ムツミマーベラスの表彰式が行われています。これからどこまで勝ち星を量産していくのか楽しみです。
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福山競馬場を後にします。
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