2010/08/16 - 2010/08/16
174位(同エリア244件中)
Toshさん
デーン・サワンで1泊したあと、いよいよ国境越えだ。インターネットで、国境を越える際に賄賂が必要かも知れないとか、ベトナム側に行ってからミニバスに乗る際、値段交渉でえらく時間が取られるとか色々な情報が流れていた。とにかく実際に行ってみよう。
体調:前日と体調は変わらず。この日は国境を越えてミニバスに2時間乗り、ドンハーに着いたら宿を見つけるだけと言うこともあり、気分的にはいい感じだった。
宿:
「DMZ Cafe GuestHouse」(8月16日)
95,000D
出費: 265,000D
・宿泊費 95,000D
・交通費 45,000D
・飲食費他 125,000D
円換算は下記URLにてお願いします。
http://ja.exchange-rates.org/
旅する"ワケ"
http://4travel.jp/traveler/ichayaiouno/album/10448441/
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
この日は雨だった。
雨合羽を着てトボトボ歩いていると気分は鬱になって知ったが、
気を撮り直して、イミグレを抜けよう。
ある情報では賄賂を取られるとあったが、取られなかった。
パスポートを渡すとき、手をあわせて目を瞑り、
「お願いします!」と心の中でお願いしたからかも知れない。
もらう際にも同じようにして、
「ありがとう御座います」とお願いした。 -
ラオスも、ベトナムもコレで難なく通過した。
何だろう?仏教圏内だから?
そういえば、手をあわせて拝むのは、神様か仏様だものなあ。
どうやら、相手を一つ高い位置に置いたのが功を奏したらしい。 -
ベトナムのイミグレを抜けると、ベトナム娘がバックを下げて待ち構えていた。
横を通る際、手首をぐるぐるっとやると、
「もう終わったの?」と聞いてきた。
「はい」と答えると、意外にも素直に引き下がった。
…珍しい。
ゲートを通過すると、二手に分かれる広い道路を右に歩いて行くと、バイクが声を掛けてきた。手をぐるりと回すと、あっさり引き下がった。
今度は、ワゴン車が停った。
「ドンハー?」と聞くと、そうだと答える。
「バオニュー(いくら)?」と聞くと、答えがなかなか帰ってこない。
雨が降っているし、値切り交渉をするはめんどうだし、気力が湧かないので、
デーン・サワンの食堂のオバちゃんに、教えてもらった数字、
「40,000D(キップに治すと約20,000K)?」と言ってみた。
多分この数字は、実際の値段に5,000Dを足したものだと思う。
というのは、ロブが来た4年前は30,000Dだった。多分現在は35,000Dだろう。そして、この数字は更にそこに5,000Dを足したものだと思う。
運転手?は笑顔であっさりOKした。
あまりにもあっさりだったので拍子が抜けた。
なるほどねえ、ボーダーで交通手段を変えたほうが25,000K安く行けるんだねえ。
…これは自分の経験で、他の人は違うかもしれない。 -
ミニバスは途中あちこちに止まりながら進んだ。
こまめに、人を乗せては降ろし、物を乗せては降ろしたりしていた。
これはたまたま止まったときに見かけた外の様子。
なるほど、ここはブタの売買を路上でやるんだ。
日本だったら家畜市場だよな… -
雨は平地に行くにつれて止んできた。それと同時に気温が上がってきた。なんか、外の景色がとても気になる。こういった変化に富んでいる景色ってすきだなあ。
-
ドンハーで降ろされた場所はこの店の向かい側。
クルマの通りは激しいが、家が余り建っていない。
なんともまあ、僻地に降ろされたもんだなあ。
正直、中心街がどっちにあるか分からない。 -
ま、なんにも決まってないけど、まだお昼ぐらいだから大丈夫だろ。
「何が大丈夫なんだ?」と誰かがいいそうだけど、まあ、どうにかなるべ。
慌ててもしかたない。
飯でも食って、ちと考えよう。
久々に食べるベトめし。
カンボジア、ラオスと回ってきたせいか、すごく見栄えがいい。
味もよかった。ベトめしは俺に合うと思う。 -
店で、「Thang An Hotel」の情報を入手。
しかしながら、店員さんは、そのホテルが何処にあるか分からない。
方向は教えてもらったが不安。
仕方ないので、外に出て誰かに確かめてもらおうと思った。
誰に聞こうか…
と考えているうちに、バイタクがやって来た。
んんん?
…近づくものはイカサマヤロウ…
でも、他に聞く人もいない。
取り合えず、来たついでに彼に聞いてみよう。
彼にホテルの名前を見せる。
彼は、
「そこよりも安いところがあるよ。連れて行ってあげるよ。10,000D。」
「え?歩いていける距離なのに?シティ・センターはすぐそこでしょ?」と言って、指を立てて左方向を差した。ハッタリだ!
運転手はニヤリと笑った。
これで、繁華街とホテルがどの方向にあるのか分かり、歩いても行ける至近距離にあることもわかった。
情報を引き出したので、そのまま歩き去ろうと思ったが、いちおう、半額の値段を言ってバイクに乗せてくれるか聞いてみた。
すると、彼はニヤリと笑いあっさりOK。
ミニバンの交渉に続き、なんだかこれまた拍子抜けだった。 -
はじめに彼は、ここのゲストハウスに連れてきた。
左側の3分の1くらいの所だ。
入り口を入ると、中高年のヤクザ風の親父が椅子にふんぞり返り、大きな声を出して電話しながら座椅子に座っていた。挨拶をしても、一瞥しただけで知らんぷり。その右隣には、彼の妻らしき人、左隣には、彼の子分らしき人がいた。
…印象悪い…出ていこうかな…
と思ったが、壁の料金表を見てチョット話を聞いてからにしようと思った。そこには1泊の宿泊料金が80,000Dと書いてあった。
彼は電話をかけ終わり、ギロリとこちらを睨んだ。
壁のところに行き、
「この部屋に1泊したい!」と言うと、
「それは、ベトナム人の価格だ、お前の価格はこれだ!」と言って、130,000Dと書いた。
その後、無言で手を右手をぐるりと回し、速攻で宿を飛び出した。
この写真は、宿が決まってから散歩に出た時に撮ったもの。写真をよーく見ると、隣に「Thang An Hotel」と書いてある。バイクの運ちゃん。このホテルより安いところって言ってたのに、ここに連れてきた。なぜだ? -
「Thang An Hotel」を出ると、乗ったバイタクがなぜか外で待機していた。
…こいつ、ふざけた宿を紹介しやがって…
腹が立って、無言で通りすぎると、後ろに付いて来た。
…なんだこいつ?ふざけやがって。まだ変なところ紹介するつもりか?…
と思いながら下を向いて歩いていると、運転手が、
「これだ!」と言って指差した。
そこにはゲスト・ハウスの看板が出ていた。
早速、中に入って値段を確認。
1泊95,000Dとのこと。
部屋を見て決定。 -
道路際の部屋を確保。
でも、正直言って汚かったなあ。寝ようとして、灯りを消すとベッドでじっとしていると、体中がかゆくなった。たぶん、ベッド・バグが出てきたんだとおもう。彼らは夜行性だからね。腕をみると、皮膚がボコボコボコって腫れてた。仕方ないのでその日は灯りを点けてねた。
この近くには、コーヒーショップがあって、そこのコーヒーを良く飲んだ。ベトナムコーヒーはウマイ。1杯6,000Dだった。本当は5,000Dだったようだが、宿の主人に連れられていったのでこの人の言いなりにお金を出してしまった、 -
ここのゲストハウスでは、DMSツアーを催していた。
-
ドンハーの次はフエへに行くことは決まっていたが、何で行くかは決まってなかった。いろいろ考えて列車で行くことにした。
ということで、駅を下見に行く。
このとき、2人のドイツ人兄妹と一緒だった。
彼らは街の地図を求めて行った。 -
駅の手前でアオザイを着ている少女を発見。
いいねえ、アオザイ。 -
駅に到着。
-
何よりも先に列車の時刻を確認。
フエ行きは8時26分発。
座席を予約し、キップを購入。約26,000D -
ドイツ人とは別れ、彼らのために、そして自分の為に地図を求めて街を探しまわる。
2つ前の写真右端に映る、バイクに乗り、マスクをしたベトナム女性。
彼女は、俺が駅で地図を探していたとき、駅員に地図があるか通訳してくれた。
無いと分かると、今度はバス・ターミナルにあると教えてくれた。
場所を教わり、駅前を歩いていると、憐れに思ったのか、バイクに乗せてここまで連れてきてくれた。
礼を言い、彼女とは別れたが、
「おーっ」と、何処にもバスが停まってねーじゃねーか!!
仕方無しに、近くのオフィスに入り、地図が何処にあるか聞いた。
すると、近くのお店に売っていると言った。 -
何が何だか分からずにうろうろしていた。
すると、心配でやってきた。
そして、アッチだと指さした。
暑い中わざわざアリガトー。 -
まず、地図がないので、ランドマークを見つけた。
-
さて、ランドマークを起点に歩き出す。
-
交差点からすぐそばに店があった。
中に入ると、文房具屋だった。
結局は地図は売ってなかった。
店のご主人は、地図の代わりに色々な物を見せてくれた。
ベトナム全土の地図や、ドンハーからベトナム各都市への距離が書いてある表を見せてくれベトナム語で説明してくれたりした。
帰りがけに、その表をくれた。
お話、アリガトーございました。 -
文房具屋に着くまでに色々な人に、道を聞いたなあ。
ここはその一人、カフェのオーナー。
来たついでにコーヒーを注文。 -
1杯10,000D成り。
コーヒーはおいしゅうございました。
だけど、この金額は正規じゃなかった。
何千ドンかボラれた。 -
ここで、これから必要になるお金を引き出した。
一応、5日分の生活に必要なお金1,000,000Dを下ろした。
手数料が2万ドンちょっと取られた。これは朝食2回分と同等の金額。チョット痛かった。
自分の使う「新生銀行」カード側でも4%取られるので痛かった。
手数料が掛からないATMを探さなきゃ。 -
道路に沿って歩く。確か、こっちの方が駅だった。
あのフェンス?で左の方向に行けば線路が見えてくるはず。 -
さっき渡ってきた、線路にかかる陸橋?が遠くに見えてきた。
-
見覚えがあるぞ!ここ!
-
陸橋を越え、宿には戻らず右折した。
駅まで反対側から行ってみよう。 -
遮断機があるここが入り口。
-
反対側は貨物車が停まっている。
本通りに近い方を荷物の積み下ろしに使っているのか。
なるほど、ベトナムの駅は人でなく物が中心なワケね。 -
人夫さんが仕事をしていた。
挨拶をし、写真を撮らせてもらうと、一人が近づいてきた。
…なんだ?…
と思っていると、
「こっちへ来い」
とのこと。 -
連れていってくれたところはここ。
いきなり、人の頭をつかんだ。 -
そして、頭巾を取った。
あらら、若い女性だった。
どうやら彼女は職場のアイドルらしい。
彼女を撮れってことだったのかい。 -
宿への帰りがけ、店の中を覗くと、「コイコイ」をする人がいた。(写真右手前にしゃがみこんでいる人)ここはタイル屋さん。今の俺には無縁。
…なんだ?何か変なものでも売りつけるのか?…
そう思いながら、中に入ると、どうやら違うらしい。
写真左側にいる男性が英語が話せるので、彼の話し相手になれと言う事らしかった。
時間がある俺は、暫く彼の相手をした。
彼はアメリカ軍基地で働いていたらしく、そこで英語を勉強したらしい。
ドンハーでは、彼のような人を何人か見かけた。 -
話を終えて、店の中を見せてもらった。
結構キレイなタイルだった。
ベトナムは小手先が聞くなあ。 -
宿に戻り、しばし休憩後、今度は本通りを駅と反対方向へ進む。
-
10分ほど歩くと、広場(公園)があった。
-
その先にはマーケットがあった。
-
中に入り、2階へ上がって、街の景色を眺めてみた。
余り高い建物が無い為か、けっこういい感じの景色が広がっていた。 -
コレが本通り。
-
隣には川、その奥には山が控えている。
ドンハーは公害とはまだ無縁らしい。 -
下に降りて、フォーと書いてある建物の中に入る。
-
歩いていると、写真左に写っているチッチャな女性に声をかけられた。
奥に引っ張っていき、どれか飲まないかとのことだった。
雀の巣入りのジュースを注文。7,000Dしかないので、それで注文すると、8,000Dだと言う。
二人がやりとりをしていると、周りの人達がニコニコ笑ってチャチを入れてきた。
なぜか、こちらが値切っているのに、向こうでは笑っている。
ベトナムの値切りは人間関係を築く一つの手段なのかも知れない。
結局、7,000Dで決着。
ジュースを飲みながら、パソコンを開き、写真を編集していると、沢山人が集まってきた。
その人達の写真を撮ってみせると、ゲラゲラ笑いながら何か叫んで喜んでいた。
終いには、カメラを取り上げて、
「撮ってやるから」と、
写真右の女性が俺のポーズを決めてくれた。
そのポーズがコレ。
…いくら何でも、やかんをもたせることはなかんべよ!… -
外に出ると、陽が陰りはじめていた。
広場の池の周りでは何やらプラスティック製のテーブルと椅子を並べていた。
これは公園全域に並べられていた。そこに、知らず知らずのうちに人が座っていく。
どうやら、椅子を広げている人達は、街の職員?らしい。
この公園は市民のやすらぎの場なんだろう。 -
池の周りでは、ナマズを釣り上げて喜んでいる人もいたしなあ。
なまず釣りは、初めて見た。
大きな針に蛙を付けて、それを長い竿でビュンと投げ、右手に竿を持ち、左手にガムテームの筒のようなものを持ち、それに糸をグルグル巻いていくだけ。
蓮の葉があろうとなかろうと、グルグルグルグルと巻いていく。その速さは、「それで魚が食いつくの?」と思うくらい半端でなかった。
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