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出会い編は、①天正少年使節と支倉常長一行の足跡<br />       ②スペインの歴史変遷の痕跡<br />       ③美しい地中海・大西洋沿岸とラ・マンチャの風車<br />の分類でまとめます。<br />「天正少年使節」は、織田信長の時代の1582年、九州のキリシタン大名の使節として、13歳前後の4人の少年一行が2年半の船旅の末にポルトガルに到着し、スペインからローマに入ってローマ法王と謁見しました。<br />その30年後の徳川家康の時代に、今度は仙台藩伊達政宗の命で「支倉常長一行」が1年近くかかってスペインに到着し、ローマ法王と謁見しています。<br />大航海時代のポルトガル、スペインの精力的な布教活動もさることながら、日本の積極性というか冒険心には頭が下がりますが、その裏事情はともかくとして、どうやってローマまで辿り着いたのか興味を覚えます。<br />少年たちは、ポルトガルの「リスボン」に到着してから「エヴォラ」を経由してスペインに入り、「トレド」、「マドリッド」からローマに、支倉常長一行は、スペインの「セビーリャ」に到着して、「マドリッド」からローマに入っています。更に少年たちはリスボンから帰国する前に、「コインブラ」、「バターリャ」、「アルコバサ」にも立ち寄った記録があり、支倉常長一行の数名は日本へ帰らずにセビーリャ近郊の街に残り、その子孫がハポン(日本)という姓を名乗って今でも約600人いるといいますから驚きです。<br />「リスボン」観光<br />天正少年使節が目指した「リスボン」は、ポルトガルの首都で人口56万人。大航海時代には世界最大の都市でしたが、今は東京八王子市の人口と同じです。<br />1582年長崎を出航し、マカオ、インドを経て1584年リスボンに到着した後、「サン・ロケ教会」に宿泊し、「シントラ宮殿」でポルトガル副王に謁見しています。<br />少年たちも必ず目にしたと思われるのは、リスボンのシンボルである「サン・ジョルジェ城」です。<br />ローマ時代の要塞として建てられ、その後、十字軍の要塞やヴァスコダガマの歓待、スペイン軍の監獄、リスボン地震の避難所などリスボンの歴史が凝縮された建物です。<br />入場時間こ間に合わなかったので近くの展望台からの眺めになりましたがこれが正解。ここからの夕日に照らされた一大パノラマは素晴らしく、遠くに革命記念の橋「4月25日橋」と、ブラジルのリオデジャネイロを模して作った高さ110mの巨大キリスト像の「クリスト・レイ」も見えます。<br />この後、頑張ってロシオ広場近くから出ているケーブルカーに乗って「アルカンタラ展望台」から憂愁のポルトガル漂う、「サン・ジョルジェ城」を見てきました。<br />すぐ近くに「サン・ロケ教会」がありますが、夜遅くなってしまって残念ながら入ることができませんでした。<br />翌日は、電車でベレン地区に行き、大航海時代の栄華を反映させた華麗な「ジェロニモス修道院」と、1541年に大分県に漂着して日本を発見したと書いている「発見のモニュメント」、司馬遼太郎が「テージョ川の公女」と呼んだという「ベレンの塔」を散策、帰りにジェロニモス修道院から伝えられた作り方を守っているというエッグタルトの店に立寄って、今夜も遅い電車で帰りました。<br /><br />スペイン・ポルトガル再会と出会いと聖地巡礼の旅①(総合編)は、<br />こちら→http://4travel.jp/traveler/bach-/album/10480130/<br />

スペイン・ポルトガルの旅⑤ 「天正少年使節と支倉常長一行の足跡」-1 リスボン

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2010/07/10 - 2010/07/11

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Bach

Bachさん

出会い編は、①天正少年使節と支倉常長一行の足跡
       ②スペインの歴史変遷の痕跡
       ③美しい地中海・大西洋沿岸とラ・マンチャの風車
の分類でまとめます。
「天正少年使節」は、織田信長の時代の1582年、九州のキリシタン大名の使節として、13歳前後の4人の少年一行が2年半の船旅の末にポルトガルに到着し、スペインからローマに入ってローマ法王と謁見しました。
その30年後の徳川家康の時代に、今度は仙台藩伊達政宗の命で「支倉常長一行」が1年近くかかってスペインに到着し、ローマ法王と謁見しています。
大航海時代のポルトガル、スペインの精力的な布教活動もさることながら、日本の積極性というか冒険心には頭が下がりますが、その裏事情はともかくとして、どうやってローマまで辿り着いたのか興味を覚えます。
少年たちは、ポルトガルの「リスボン」に到着してから「エヴォラ」を経由してスペインに入り、「トレド」、「マドリッド」からローマに、支倉常長一行は、スペインの「セビーリャ」に到着して、「マドリッド」からローマに入っています。更に少年たちはリスボンから帰国する前に、「コインブラ」、「バターリャ」、「アルコバサ」にも立ち寄った記録があり、支倉常長一行の数名は日本へ帰らずにセビーリャ近郊の街に残り、その子孫がハポン(日本)という姓を名乗って今でも約600人いるといいますから驚きです。
「リスボン」観光
天正少年使節が目指した「リスボン」は、ポルトガルの首都で人口56万人。大航海時代には世界最大の都市でしたが、今は東京八王子市の人口と同じです。
1582年長崎を出航し、マカオ、インドを経て1584年リスボンに到着した後、「サン・ロケ教会」に宿泊し、「シントラ宮殿」でポルトガル副王に謁見しています。
少年たちも必ず目にしたと思われるのは、リスボンのシンボルである「サン・ジョルジェ城」です。
ローマ時代の要塞として建てられ、その後、十字軍の要塞やヴァスコダガマの歓待、スペイン軍の監獄、リスボン地震の避難所などリスボンの歴史が凝縮された建物です。
入場時間こ間に合わなかったので近くの展望台からの眺めになりましたがこれが正解。ここからの夕日に照らされた一大パノラマは素晴らしく、遠くに革命記念の橋「4月25日橋」と、ブラジルのリオデジャネイロを模して作った高さ110mの巨大キリスト像の「クリスト・レイ」も見えます。
この後、頑張ってロシオ広場近くから出ているケーブルカーに乗って「アルカンタラ展望台」から憂愁のポルトガル漂う、「サン・ジョルジェ城」を見てきました。
すぐ近くに「サン・ロケ教会」がありますが、夜遅くなってしまって残念ながら入ることができませんでした。
翌日は、電車でベレン地区に行き、大航海時代の栄華を反映させた華麗な「ジェロニモス修道院」と、1541年に大分県に漂着して日本を発見したと書いている「発見のモニュメント」、司馬遼太郎が「テージョ川の公女」と呼んだという「ベレンの塔」を散策、帰りにジェロニモス修道院から伝えられた作り方を守っているというエッグタルトの店に立寄って、今夜も遅い電車で帰りました。

スペイン・ポルトガル再会と出会いと聖地巡礼の旅①(総合編)は、
こちら→http://4travel.jp/traveler/bach-/album/10480130/

  • 「天正少年使節」のルート<br />長崎県・大村市資料より

    「天正少年使節」のルート
    長崎県・大村市資料より

  • ヴァスコダガマ橋を渡りリスボン到着

    ヴァスコダガマ橋を渡りリスボン到着

  • 遠くに「4月25日橋」と巨大なキリスト像

    遠くに「4月25日橋」と巨大なキリスト像

  • アラブ風建物の闘牛場

    アラブ風建物の闘牛場

  • リスボン大地震から復興を果たした<br />「ボンバル公爵広場」

    リスボン大地震から復興を果たした
    「ボンバル公爵広場」

  • ロシオ広場の初代ブラジル国王<br />「ドン・ペドロ4世像」

    ロシオ広場の初代ブラジル国王
    「ドン・ペドロ4世像」

  • ロシオ広場の<br />「ドナ・マリア2世国立劇場」

    ロシオ広場の
    「ドナ・マリア2世国立劇場」

  • フィゲラ広場のポルトガル独立の王<br />「ドン・ジョアン1世像」

    フィゲラ広場のポルトガル独立の王
    「ドン・ジョアン1世像」

  • コメルシオ広場の<br />ボンバル公爵に国政を委ねた国王<br />「ドン・ジョゼ1世像」

    コメルシオ広場の
    ボンバル公爵に国政を委ねた国王
    「ドン・ジョゼ1世像」

  • コメルシオ広場

    コメルシオ広場

  • フィゲラ広場から見る<br />「サン・ジョルジェ城」

    フィゲラ広場から見る
    「サン・ジョルジェ城」

  • フィゲラ広場から見る<br />「サン・ジョルジェ城」

    フィゲラ広場から見る
    「サン・ジョルジェ城」

  • フィゲラ広場から見る<br />「サン・ジョルジェ城」

    フィゲラ広場から見る
    「サン・ジョルジェ城」

  • 坂道を登って<br />「サン・ジョルジェ城」へ

    坂道を登って
    「サン・ジョルジェ城」へ

  • 上に見えるは<br />「グラサ教会」

    上に見えるは
    「グラサ教会」

  • サンジョルジェ城に入れなかったので、<br />「グラサ展望台」を目指す<br />ただ今、21時。

    サンジョルジェ城に入れなかったので、
    「グラサ展望台」を目指す
    ただ今、21時。

  • 上に見えるは、<br />「グラサ教会」<br />

    上に見えるは、
    「グラサ教会」

  • 「グラサ展望台」から<br />「サンジョルジェ城」

    「グラサ展望台」から
    「サンジョルジェ城」

  • 「グラサ展望台」から<br />リスボン市内

    「グラサ展望台」から
    リスボン市内

  • 「グラサ展望台」から<br />リスボン市内

    「グラサ展望台」から
    リスボン市内

  • 「グラサ展望台」から<br />「サンジョルジェ城」

    「グラサ展望台」から
    「サンジョルジェ城」

  • 「グラサ展望台」から<br />リスボン市内

    「グラサ展望台」から
    リスボン市内

  • 「グラサ展望台」から<br />リスボン市内

    「グラサ展望台」から
    リスボン市内

  • 「グラサ展望台」から<br />リスボン市内

    「グラサ展望台」から
    リスボン市内

  • 「グラサ教会」

    「グラサ教会」

  • 「グラサ教会」

    「グラサ教会」

  • ロシオ広場へ

    ロシオ広場へ

  • ロシオ広場へ

    ロシオ広場へ

  • ロシオ広場

    ロシオ広場

  • 「ロシオ広場」

    「ロシオ広場」

  • 「ロシオ広場」

    「ロシオ広場」

  • 「バカリャウ」という干しダラ料理

    「バカリャウ」という干しダラ料理

  • ケーブルカーで<br />「アルカンタラ展望台」へ

    ケーブルカーで
    「アルカンタラ展望台」へ

  • ケーブルカーで<br />「アルカンタラ展望台」へ

    ケーブルカーで
    「アルカンタラ展望台」へ

  • ケーブルカーで<br />「アルカンタラ展望台」へ

    ケーブルカーで
    「アルカンタラ展望台」へ

  • ケーブルカー内

    ケーブルカー内

  • 「アルカンタラ展望台」から<br />リスボン市内と「サンジョルジェ城」

    「アルカンタラ展望台」から
    リスボン市内と「サンジョルジェ城」

  • 「サン・ロケ教会」

    「サン・ロケ教会」

  • 地下鉄でホテルへ

    地下鉄でホテルへ

  • 翌日、ベレン地区へ<br />「ジェロニモス修道院」

    翌日、ベレン地区へ
    「ジェロニモス修道院」

  • 「ジェロニモス修道院」

    「ジェロニモス修道院」

  • 「ジェロニモス修道院」

    「ジェロニモス修道院」

  • 「ジェロニモス修道院」

    「ジェロニモス修道院」

  • 「ジェロニモス修道院」

    「ジェロニモス修道院」

  • 「ジェロニモス修道院」

    「ジェロニモス修道院」

  • 「ジェロニモス修道院」

    「ジェロニモス修道院」

  • 「ジェロニモス修道院」

    「ジェロニモス修道院」

  • 「ジェロニモス修道院」

    「ジェロニモス修道院」

  • 「ジェロニモス修道院」

    「ジェロニモス修道院」

  • 「ジェロニモス修道院」

    「ジェロニモス修道院」

  • 「発見のモニュメント」

    「発見のモニュメント」

  • 「発見のモニュメント」

    「発見のモニュメント」

  • 「発見のモニュメント」

    「発見のモニュメント」

  • 「発見のモニュメント」

    「発見のモニュメント」

  • 「発見のモニュメント」

    「発見のモニュメント」

  • 「発見のモニュメント」

    「発見のモニュメント」

  • 「発見のモニュメント」

    「発見のモニュメント」

  • 「発見のモニュメント」

    「発見のモニュメント」

  • 「発見のモニュメント」

    「発見のモニュメント」

  • 「ベレンの塔」

    「ベレンの塔」

  • 「ベレンの塔」

    「ベレンの塔」

  • 「ベレンの塔」

    「ベレンの塔」

  • 「ベレンの塔」

    「ベレンの塔」

  • 「ベレンの塔」

    「ベレンの塔」

  • 「ベレンの塔」

    「ベレンの塔」

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