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2009年に登ったトゥール・ダイ(Tour d’Ai)は、私のスイスの山ベスト5に入りそうな印象深い岩峰です。<br />http://4travel.jp/traveler/iburesu/album/10379577/<br />ですが、トゥール・ダイの足元にあって25,000分の1の地図でないと名前の出てこないこの山は、トゥール・ダイを目指すよりもずっと前から行きたいと思っていた山なのです。<br />事実、2007年にレザン(Leysin)の上にある展望台ベルヌーズ(Berneuse)を訪れた際も、この山を目指していました。<br /><br />ヴァリスの山を紹介するPanorama 360という今は閉鎖されてしまったサイトでレマン湖や周囲の山々を見渡す全山花に覆われたこの山からの眺望がトゥール・ダイと大差なさそうに見えたのと、草原の中の300Mの高度差を登るだけで頂上へ達することのできる手軽さのせいです。<br /><br />曇天続きで、まともな足慣らしさえ終えていないこの日、僅かな晴れ間を期待して、懸案であった花とレマン湖展望のこの山へ出かけることにしました。<br />

59 ショ・ドゥ・モン Chaux de Mont 2,205M

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2010/06/15 - 2010/06/15

104位(同エリア522件中)

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いぶれす

いぶれすさん

2009年に登ったトゥール・ダイ(Tour d’Ai)は、私のスイスの山ベスト5に入りそうな印象深い岩峰です。
http://4travel.jp/traveler/iburesu/album/10379577/
ですが、トゥール・ダイの足元にあって25,000分の1の地図でないと名前の出てこないこの山は、トゥール・ダイを目指すよりもずっと前から行きたいと思っていた山なのです。
事実、2007年にレザン(Leysin)の上にある展望台ベルヌーズ(Berneuse)を訪れた際も、この山を目指していました。

ヴァリスの山を紹介するPanorama 360という今は閉鎖されてしまったサイトでレマン湖や周囲の山々を見渡す全山花に覆われたこの山からの眺望がトゥール・ダイと大差なさそうに見えたのと、草原の中の300Mの高度差を登るだけで頂上へ達することのできる手軽さのせいです。

曇天続きで、まともな足慣らしさえ終えていないこの日、僅かな晴れ間を期待して、懸案であった花とレマン湖展望のこの山へ出かけることにしました。

同行者
一人旅
交通手段
鉄道 高速・路線バス
  • 距離的には、トゥール・ダイ往復の3倍以上となりますが、ショ・ドゥ・モンに達してからは、ほとんどが緩やかな下りです。

    距離的には、トゥール・ダイ往復の3倍以上となりますが、ショ・ドゥ・モンに達してからは、ほとんどが緩やかな下りです。

  • ベルヌーズの展望レストラン。 曇天の為、2007年と同じく、この辺りに人影はありません。<br />ゴンドラ・リフトの麓駅では、この日が初出勤という青年の最初の客となりました。携帯電話で上司と相談しながらの切符販売で、彼にとっては客がほとんどいなくて良かった筈です。

    ベルヌーズの展望レストラン。 曇天の為、2007年と同じく、この辺りに人影はありません。
    ゴンドラ・リフトの麓駅では、この日が初出勤という青年の最初の客となりました。携帯電話で上司と相談しながらの切符販売で、彼にとっては客がほとんどいなくて良かった筈です。

  • 花があるだけまだ救いです。

    花があるだけまだ救いです。

  • この白い花は、Pulsatilla alpina です

    この白い花は、Pulsatilla alpina です

  • 幽かながらアイ湖も見通せます。

    幽かながらアイ湖も見通せます。

  • Primula polyanthaに似ていますが、葉は扁平ですし、花の管も長いです。

    Primula polyanthaに似ていますが、葉は扁平ですし、花の管も長いです。

  • Euphorbia dendroides

    Euphorbia dendroides

  • 20分余りかけてアイ湖まで降りてきました。

    20分余りかけてアイ湖まで降りてきました。

  • 今回は、トゥール・ダイの岩壁に沿ったトレイルを歩くことにしました。

    今回は、トゥール・ダイの岩壁に沿ったトレイルを歩くことにしました。

  • アイの集落とアイ湖を見下ろして

    アイの集落とアイ湖を見下ろして

  • 晴天なら多くのクライマーが見られるのでしょうが、

    晴天なら多くのクライマーが見られるのでしょうが、

  • 岩にはチェーンが

    岩にはチェーンが

  • リフトに沿って直線的に登るルートもあります。

    リフトに沿って直線的に登るルートもあります。

  • 落石があれば危険ですが、幸い、真新しいものはありません。

    落石があれば危険ですが、幸い、真新しいものはありません。

  • ショ・ドゥ・モン(奥中央)はもうすぐです。鞍部から10M程登るだけです。

    ショ・ドゥ・モン(奥中央)はもうすぐです。鞍部から10M程登るだけです。

  • 西側。 雲の間から頂を見せているのは、グラモン(Le Grammont)でしょうか。

    西側。 雲の間から頂を見せているのは、グラモン(Le Grammont)でしょうか。

  • 画面の中心に小さくシャモアが見えます。 すぐ近くで出合ったのですが、あっという間に遠ざかっていきました。

    画面の中心に小さくシャモアが見えます。 すぐ近くで出合ったのですが、あっという間に遠ざかっていきました。

  • ショ・ドゥ・モンより。 ベルヌーズが幽かに見えます。

    ショ・ドゥ・モンより。 ベルヌーズが幽かに見えます。

  • 雲の合間に見えたトゥール・ダイの全容。

    雲の合間に見えたトゥール・ダイの全容。

  • トゥール・ダイの頂上にある十字架が見えました。

    トゥール・ダイの頂上にある十字架が見えました。

  • 奥にベルヌーズ

    奥にベルヌーズ

  • ショ・ドゥ・モンより次の無名峰。背後には、頂上は隠されていますが、ダン・デュ・ミディの稜線が見えます。

    ショ・ドゥ・モンより次の無名峰。背後には、頂上は隠されていますが、ダン・デュ・ミディの稜線が見えます。

  • せめてもう少し雲が少ないと良いのですが。

    せめてもう少し雲が少ないと良いのですが。

  • ガスってほとんど視界は閉ざされています。

    ガスってほとんど視界は閉ざされています。

  • 花は一杯ですが。

    花は一杯ですが。

  • ここで、もう一度シャモアの群れに出合いました。

    ここで、もう一度シャモアの群れに出合いました。

  • 次の峰までは痩せた尾根を歩きます。

    次の峰までは痩せた尾根を歩きます。

  • その峰、ショ・ドゥ・トンペ(Chaux de Tompey)

    その峰、ショ・ドゥ・トンペ(Chaux de Tompey)

  • ここからは、稜線に沿って下ります。

    ここからは、稜線に沿って下ります。

  • トンペ峠。 ショ・ドゥ・トンペの頂もそうでしたが、トレイルであるにもかかわらず鉄条網が架かっています。リンボーダンスの格好で抜けましたが、身体の固くなった年寄には堪えます。ここから先のトレイルは完全に消えており自然歩行を余儀なくされました。

    トンペ峠。 ショ・ドゥ・トンペの頂もそうでしたが、トレイルであるにもかかわらず鉄条網が架かっています。リンボーダンスの格好で抜けましたが、身体の固くなった年寄には堪えます。ここから先のトレイルは完全に消えており自然歩行を余儀なくされました。

  • レ・ザジット(Les Agites)。 晴れていればレマン湖も見渡せるのですが。

    レ・ザジット(Les Agites)。 晴れていればレマン湖も見渡せるのですが。

  • 牧草地の花

    牧草地の花

  • 道端に咲いていた花 Centaurea montana

    道端に咲いていた花 Centaurea montana

  • 楽しみにしていたトンネルに差し掛かりました。

    楽しみにしていたトンネルに差し掛かりました。

  • ここには、こんな窓があって

    ここには、こんな窓があって

  • ここからの景色が素晴らしいのです。曇天のこの日でさえこんなでしたから。<br />以下は、晴れた日の景観。レ・ザジット(Les Agites)もあります。ラーツさんのページです。<br />http://www.ueliraz.ch/2008/aigle.htm<br />

    ここからの景色が素晴らしいのです。曇天のこの日でさえこんなでしたから。
    以下は、晴れた日の景観。レ・ザジット(Les Agites)もあります。ラーツさんのページです。
    http://www.ueliraz.ch/2008/aigle.htm

  • ジュメルなどの山々。トンネルを出た後、落石注意の標識がありましたが、真新しいのがゴロゴロしています。こぶし大ですが、当たれば大変です。 暫く歩いてからトンネルの出口で挨拶した青年が車で近づいてきて乗れと言っています。何でも伐採の影響で落石が頻発しており危険すぎるとのこと。 恐らく彼の上司と相談したのでしょう。約1キロ運んでくれました。

    ジュメルなどの山々。トンネルを出た後、落石注意の標識がありましたが、真新しいのがゴロゴロしています。こぶし大ですが、当たれば大変です。 暫く歩いてからトンネルの出口で挨拶した青年が車で近づいてきて乗れと言っています。何でも伐採の影響で落石が頻発しており危険すぎるとのこと。 恐らく彼の上司と相談したのでしょう。約1キロ運んでくれました。

  • リュアン(Luan)花一杯のこの地からはエッグルへのバス便があります。<br />残念ながら私のスケジュールには合いませんが。<br />

    リュアン(Luan)花一杯のこの地からはエッグルへのバス便があります。
    残念ながら私のスケジュールには合いませんが。

  • それにしてもこの牧草地の花はすごいです。時間があれば、ここの茶店でビール休憩したのですが。

    それにしてもこの牧草地の花はすごいです。時間があれば、ここの茶店でビール休憩したのですが。

  • ここからレザンまで2時間となっていて焦りましたが、実際は1時間強で着きました。

    ここからレザンまで2時間となっていて焦りましたが、実際は1時間強で着きました。

  • レザンへ向かうハイキング道から見えたコルベリエ(Corbeyrier)の集落。ここまで下ればリュアン(Luan)よりは、バスの便が増えます。

    レザンへ向かうハイキング道から見えたコルベリエ(Corbeyrier)の集落。ここまで下ればリュアン(Luan)よりは、バスの便が増えます。

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