旧東欧の旅7日間 (1)ワルシャワ

2010/06/12 - 2010/06/20

ポーランドと旧東ドイツを鉄道で巡る夫婦2人旅。大戦とその後遺症に苦しんだ両国の旅は、大げさに言えば現代史に触れる旅。2国の国民が否応なく過去に直面していることに感動。

エリア ワルシャワ(ポーランド)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 航空会社: スカンジナビア航空

最初の降機地、コペンハーゲン空港。ここでワルシャワ行きに乗り換え約4時間の待機。空港内の椅子はデンマークのデザインセンスが光る

カーとまでお洒落

ワルシャワ行きポーランド航空機のゲートが途中で変更。ちょっと慌てる。

ワルシャワの宿泊先。ポロニアパレス。第二次大戦で被災しなかった珍しい建物という。

投宿したホテルはワルシャワ中央駅の向かい側の1910年代創業の古いホテル。外観はおおいにクラシックだが内部は全面改装。天井が高いことが面影。朝食のビュッフェが楽しみだ。
翌日、ホテル１階のレストランで朝食ビュッフェ。種類も豊富で意外に美味しい。6：30スタート直後は我々夫婦の他はまばら。す日本人の熟年世代団体約10名着席。男性ほコンダクター１ 名とお客の1名のみ。ここでも断然の女性優位。
ここの朝食は今回の旅でもっとも充実。

ホテル内のロビー。屋上の吹き抜けから陽光が差す。

ワルシャワで投宿したホテルの真正面に建つ一見威風堂々の高層建築物。この建物の左側にはワルシャワ中央駅という交通至便の場所。しかし、よくみると外壁は汚れ、保守管理の不徹底が推測される。手前の道路側からのアプローチも公園（？）が意外に広くて、徒歩で５分はかかりそう。しかも手前の道路（片側４車線はありそうなだだっ広さ）から横断歩道はなく、近くの地下通路までも結構な距離を遠回りしなければならない。

この建物の名称は「文化科学宮殿」。前時代的なネーミングと思いきや、旧社会主義政権かで、共産党の威信を示す（あるいはソ連の威信？）ために大枚をはたいて建築したという。
民主化後は使い勝手の悪さと、権威主義的なデザイン趣味が市民に不評であまり活用されていないとも。他にも高層建築はあるが、確かに特異な外観なので市内のあちこちからランドマークとしては便利。
屋上からの眺望もよさそうなのだが、吹きっさらしの展望台に上るのに邦貨千円と聴いてその気が失せた。

ワルシャワの歴史地区。第二次大戦中に徹底して破壊されたが、戦後、瓦礫を拾い集めて元の建物を復元したと言われる。世界遺産に登録

ワルシャワの歴史地区

ワルシャワの歴史地区

ワルシャワの旧市街広場近くの街並み

旧市街を囲む城砦跡。

ワルシャワ蜂起記念館。第二次大戦末期にナチス占領軍に対してワルシャワ市民が一斉に蜂起。市の近郊まで迫っていたソ連軍の支援が得られないまま、鎮圧された。その膨大な記録と遺品などが収められている。

最近封切られた「カチン」で使用されたソ連軍の輸送車。ポーランド人将校はこの車で搬送され、カチンの森で虐殺されたという。総数３万とも。

ワルシャワ市内のワジェツキー公園のショパン像の前で毎年開催されている野外音楽会。

ショパン像の建つ池の周囲には1,000人以上の聴衆が詰めかける。思い思いの格好で気楽にショパンのピアノ曲に聴き入る。夏の間、毎週日曜日の午後に2回開催。

ロシアでの航空機事故で亡くなった故カチンスキ大統領の遺影に手を合わせる人たち。大統領官邸前。

ワルシャワ市内

ワルシャワ中央駅

ワルシャワ中央駅ホーム

この旅行記へのコメント （2）

• ひがしさん 2010/09/11 09:35:37

  こんにちは

  
  随分前ですがここに上りました。
  
  確かにビルまでたどり着くのに結構歩いた記憶ありますね。1000円も取られた記憶はないですが、そんなに高かったとは驚きです。
  
  私は単なる社会主義国ウオッチャーの旅行者ですから、こんな非合理的な建築物こそ惹かれます。＾＾

  hakodadiさん からの返信 2015/07/28 17:22:33

  早速の投稿ありがとうございます

  掲示板に投稿ありがとうございました。東欧もずいぶんご無沙汰で、近いうちに再訪したい（特にクラクフ）と家人と話しています。最近は地中海沿岸諸国が多いのですが、じっくり旅行記を書き綴っていきたいと思います。今後もよろしく。
  
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  > 随分前ですがここに上りました。
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  > 確かにビルまでたどり着くのに結構歩いた記憶ありますね。1000円も取られた記憶はないですが、そんなに高かったとは驚きです。
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  > 私は単なる社会主義国ウオッチャーの旅行者ですから、こんな非合理的な建築物こそ惹かれます。＾＾