2010/07/04 - 2010/07/07
4095位(同エリア6879件中)
waraさん
バルセロナは欧州の中でも過去に最も住みたいと思った刺激ある街。前回の一人旅で2泊の予定を5泊まで引き延ばした思い出の地でもある。
サクラダ・ファミリアに恋焦がれながらも、まだ未踏の人たちが多い街であると認識しているが、それがなくても十分に魅力的なこの街を、この思い出を、今回は一人ではなく二人で訪れる。
どれだけこの街のよさを伝える事が出来るだろう。そう考えながら、この旅は始まった。
そしてここからは、実際にこれから行く人たちへ少しでも助力になるように、そしてこの記録を読んで行きたくなるような纏め方をして行こうと思う。
住んでいる人の視点ではなく、あくまで旅行者としての視点に立っている為、正確性には欠けるが、だからこそ同じ視点で共有できることもあるのかとも思う。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ
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7/3(土)
仕事の影響で満足に準備ができなかったこともあって、
前日準備から大慌て。まず夏物の服が少ない。SALEに都内まで出るのも大変だったので近場で適当なものを適当に買った。
荷物なんて正直大して重要でもなく、渡航できてそこでの感動をファインダーと記憶に納めればそれでいい。
しかし問題は意外な所に。
家から最寄りリムジンバスまでのtaxiを国内担当が手配しておらず、更にはリムジンバスまで未手配。
旅での感動の前に、海外での安全な旅行の前に、国内を出られないんじゃ意味が無い。ワールドカップ準決勝、ドイツ対アルゼンチンを見ながら前途多難な旅の始まりに絶句した。 -
7/4(日)
ダメモトでtaxi会社に電話。意外とtaxiは簡単に捕まる。
そしてリムジンバス。バスもなんのことはない早朝は空いている。
今回は杞憂に終わったが、備えあれば憂いなし。日本国内の移動手段にも注意を払うべきと痛感。今まではずっと気にかけていたのだが海外旅行も回数を重ねるにつれ、気の緩みがどうしても出てしまう。
慎重な性格な方ではあると認識しているし、海外での振る舞いは昔とそれほど変わらない。国内ではどうしても緩みが出てしまうものかね。
成田で多少の買い物を済ませ、渡欧。
渡欧7度目にして初の渡英、ブリティッシュエアウェイズだったが飯が不味い。機内食にさほどの期待はしていないものの、貴重な人生の食事の1回を過ごすのにはあまりにも不憫。
ルフトハンザは経験ないものの、僕の中での優秀航空はスイスエアーとオーストリアン。しかし、それも大した違いではないかもしれない。
初めてのヒースローだが空港なんてどこも同じようなもの。特に欧州の空港は前職でいくつも回っているから、ホント目新しいものがない。…といいつつバルセロナプラット空港にはあった。 -
スペイン-バルセロナ(Barcelona)
スペインの首都マドリードに次ぐ第二の都市である。欧州の魅力的ないくつもの国々の中でスペインを選ぶ人は何を魅力に感じるのか。
どこの国に対してもコアなファンはいるものだが大抵の場合、フランスやイタリアに劣り海外旅行1国目の地には選ぶことはないのではないかと思う。
サッカー好きなら或いは、一番に選ぶかもしれない。この国のサッカーはそれほどファンを惹きつけ、海外旅行に全く興味がないものであっても一度は現地で見たいと思わせている。
首都マドリードのレアルマドリー、バルセロナが人気を2分しているが、バルセロナの人気ぶりは現在の黄金期の賜物ではなく、過去不遇の時代においても非常に人気が高かった。
その魅力は、街としての人気を十分後押しするものであると言える。カンプノウは確かにバルセロナを支えている。 -
一応、バルセロナとその周辺国との位置を確認しておこう。何をいまさらと言われそうだが、相方はまったく欧州の地理に疎い。
同じような人もいるかもしれないし、新しい発見があるかも知れない。
改めて眺めて見ると、地中海に面していてマドリードよりもパリに近く、ローマと同緯度。
地図では若干切れているがポルトガルはリスボンから地中海を一周した過去を思い出す。そしてバルセロナは予想外に5泊もしてしまった街だ。 -
しかし、それで終わらないのがバルセロナ。
マドリードにない海があり、それが澄んだ地中海。海産物も美味しく、山も近い。
何よりもサクラダファミリアがある。それだけでもマドリードを凌駕する。
まあ、首都マドリードに行ったことがないので分からないがおおよそ当たっているはず。
だから、スペインであればバルセロナは外せない。
イタリア経験のある相方も基本的には上記の理由で行ってみたい都市だったのだから。
サッカーは全く興味なしだが、いいだろう。僕もリヴァプールファンだ。
世間からはイタリア好きと思われてはいるが、スペインはもしかしたらそれ以上に素晴らしいと言える国だ。
食に関しては上回っていると感じてしまう。
歴史を改めてここで解説することはしない。Wikipediaをまる写ししてもいいのだがね。
興味ある人は参照頂くとより、自分が行くところの理解が深まるはず。 -
ヒースロー経由でバルセロナプラット空港についたのは20時頃。
21時には宿にチェックインしなくてはならないため少し急ぐ。ここから久々の個人手配旅行の始まりだ。
プラット空港からバルセロナ中心部まではエアポートバスが走っているため、初の空港からのアクセスだったが特段問題はなし。
降りるバス停の判別はなかなか困難だけれども。 -
話は戻るが、宿は「チキータ」という日本人経営の安宿にした。バックパック経験もなければユースや安宿の経験もない相方にとってみれば、トイレも風呂も共同で使用時間さえ限られている宿に難色を示すのは当然だが、私にはここでの日本人との出会いを含め最高な5日間が忘れられず、説得した。
あの頃は、予約もすぐにはとれないほど宿泊客がいたし、一緒に飯を食ったり、別れてフランスで再開したりとホントに楽しかった。
バルセロナを良きものとしているものにココの存在も少なからず含まれる。
そしてバルセロナ大学(universita:ウニベルシタ)至近という好アクセスも見逃せない。
しかし、時代は変わったのか宿泊客はほとんどおらず
期待していた人々との交流もなく非常に残念だった。
しかし、当日はそんなことは露知らず観光の予定はなかったが余りにも空がまだ明るいため外出した。
7月上旬時刻は21:30のことである。
写真は宿から至近のカタルーニャ広場、建物はエルコングレス。スペインのデパートである。 -
これまた、宿からほど近いグラシア通りを練り歩く。
この通りはいわゆる目抜き通りで、銀座・表参道のようにブランドが並ぶ。
日本と異なるのはその歩道の異常な広さ。
日本だけか、アジアだけか、米国はどうなのか。
正直欧州(+韓国)しか足を運んだことのない私にはわからないがこの広さがあるからこそ成り立つビジネスモデルも存在する。
22時過ぎ。
ようやく陽が落ちてきた。
この時期の旅行は初めてだが、この陽の長さは観光日数が少ない我々にはありがたいにはありがたい。
しかし、一日に動ける時間が多いのでメチャクチャ疲れるのも事実。そして睡眠時間が確実に少なくなる。 -
グラシア通りを直進すると、徐々にモデルニスモ建築群が見えてくる。その筆頭はやはりガウディ。
ガウディはサクラダファミリアで有名だが、それを目当てにバルセロナに来ると、他のガウディ作品も見たくなるもの。前回の旅で郊外まで網羅したので、個人的にはいいのだが初めてであればこのバトリョは外せない。
ユネスコ世界遺産でもある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%B5%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%A7
ちなみにこちらは集合住宅で100年以上前の建物。実際に人が住んでいるんだね。
ちなみに、このオーナーのベルナ家は、チュッパチャップスの創業家として有名。
内部の見学料は異常に高い思い出があり、今回は時間との制約もあり断念。 -
バルセロナはガウディだけじゃない。
リュイス・ドメネク・イ・モンタネー、
ジュゼップ・プッチ・イ・カダファルク、
ジュゼップ・マリア・ジュジョール、
といったモデルニスモ芸術家の作品を普通に見ることが出来る。
モダン建築も多く、グラシア通りでもいくつか面白い建築を見ることが出来る。 -
カサ・ミラ(Casa Milà)
グラシア通りをさらに進むと右手に見える。
ガウディが54歳の時に設計したユネスコ世界遺産。
直線部分をまったくもたないよう設計されており、つまりはすべてが丸みを帯びた曲線である。
これは地中海を模したとのこと。
なかなかこんな建築物は見当たらないね。
個人的にはバトリョだな。
こちらも内部は今回は見学せず。 -
カサ・ミラを見上げる。
この時点で23:30。
無理にディナーをとることなくhotelへ戻る。
ひとつ路地に入ると意外と通行人がいなかったりして
若干、ヒヨってしまう。 -
7/5(月)
スペインは確実に五つ星hotelでもない限り朝食付きを頼むべきではないと思う。
バルでの楽しみが一つ減ってしまうからだ。
夜が遅いスペインのこと、当然すべてのバルが空いてるわけでもなく品ぞろえも悪かったりするのだが、それでも少し探せばあるものだ。
イタリアでは皆朝カプチーノを飲むものだが、スペイン人は様々。カフェラテと同義のものにカフェコンレーチェというものがあるが、あまりたのんでいる人を見たことが無い。
朝食の多くはドーナツのチョコ掛けやどこにでもあるハムを挟んだパンのようなもの。
チューロスをホットチョコレートにつけて食べるのがスペイン人と言われているがバルでそれを見た試しはない。観光客用の異常に高いバルは避けているはずだが、もしかして家でしか食べないのだろうか。
とりあえず、スペインはオレンジジュースが本当に美味い。どこのバルも圧搾機は置いてあって、オーダーしてからオレンジ5,6個を絞るためとても美味いのだ。
ホテルではこれが味わえないと思う。 -
エスプレッソも比較的うまい。
そしてイタリアより安い。
ちなみにリスボンはもっと安い。
クレマはさらりとしていてイタリア北部のエスプレッソに似ている。日本で一般的に出されるシアトル系のエスプレッソと同じということ。
オールマニュアルのレバーポンプ式はなく、セミオートマシンが主流。
やはりナポリ系は見当たらない。 -
今回は街の全貌をつかむため、バスを活用することとした。一部ガイドブックにはこのJULIaにてチケットを買えると記載がある。
しかし、開店時間を過ぎても一向に開かない。
店内にも誰もいない。
まあ、南欧にはよくあることだ。 -
そのツアーバスがこれだ。
5年前に訪れた際、気になっていたもの。
当時は超貧乏旅行だったので人様を見下すように優越感に浸る2階建てのバスなんかに乗れなかったのだ。
当時は、日本人が(というかアジア系)乗っている光景を見ることが出来なかったが、日本語の解説が無かったからだろうか。
今は、日本語もしっかり完備。
中川翔子も絶賛!みたい。
正式名称はBarcelona City Tour。
ちなみに下記をプリントアウトして行くと1人当たり2ユーロ割引です。なかなか検索でヒットしないので辿り着けるのはレアです。
http://www.totteokiinfo.com/turismo/detalle.php?id_turismo=34
初心者には超オススメ。どこでも降りてもどこで乗ってもよし。2日間滞在ならあまり金額に大差ないため2日券を買っておけばいいのかと。
バスには運転手と受付(オーディオの為ガイドはしない)が添乗しているが結局受付からチケットは買える。とは言え、途中の停留所ではわからない。しかし初めはルート始点のカタルーニャ広場から乗るべきだろう。
ちなみにツーリストバスはもう1社運営しているよう。
http://www.alan1.net/jp/europe/spain/sg/2154/ag/8370/
どちらを選ぶかは行きたい場所との兼ね合いなのでなんとも言えないが、バルセロネータ⇒トラアグバル⇒サクラダファミリア⇒グエルとつながっている前者が好ましいとの判断。
こちらはトラアグバルとサンパウ病院の停留所が無いことが難点かなと。
ちなみに当然2階席は直射日光、風は涼しいのですが。
冬は。。。
Barcelona City Tourの方は雨が降ったら天井があるみたいです。真意は定かでないが、諸々考慮すると赤バスですな。 -
地下鉄でも十分に周れるが、バスは街の雰囲気や景色、その時でしかみれないものをキャッチできる。
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街行く人々を眺め、生活を知る。
あとで歩き観光するにも便利。
風が気持ちいい。 -
オーディオガイドがあるのはやはり便利。
なのになぜか、オフィシャルサイトは日本語なし。
http://www.barcelonacitytour.com/en/
ルートは緑のEASTルートとオレンジのwestルートに分かれているのだが、まだサグラダファミリアも見ていない初観光者はEASTがいいだろう。
海岸沿いを走り、ファミリア、グエルパークを抑えられる。
http://www.barcelonacitytour.com/en/our-routes/east-route/ -
オブジェも至るところに。
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マンションは新しいものが多く、色合いも様々。
日本と違い、隣のマンションと壁が完全に密着していたりする。
さすがに日差しが強いのでどこの部屋にもシェードがあるよう。こういう些細な気付きが地下鉄移動では難しくさせる。 -
バルセロネータ。
地中海はどこも水が綺麗。
工業都市バルセロナと言えども、湘南と比べても断然クリア。
どうやらヌーディストもいる模様。
5年前に出会ったバルセロナの女を抱きに来た(ここはどうでもいいが。。)寿司職人のKさんが言っていた。 -
なんだっただろうか。
思いだしたら追記する。 -
公園もただベンチだけを置けばいいってもんじゃない。
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バルセロナの新名所「トラアグバル」
モード学園なら競ることが出来るか?
フランスの建築家ジャン・ヌーヴェルが設計した建築物で、バルセロナ水道局(Aguas de Barcelona、アグバール)が所有。2005年6月に完成、9月16日の国王誕生日に落成した。
特に夜景をファインダー越しに見たかったが時間の都合で適わず。
詳細と夜景はこちらより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%B0%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%AB -
ほんとにバスに乗ってると余裕があってよい。
地下鉄ほどスリなどに気をつける必要がないからね。
地下鉄もちゃんと使いますが、あとで十分。 -
これだね。
「サグラダファミリア」
アントニ・ガウディの代表作の1つ。
日本語では聖家族教会または神聖家族聖堂などと呼ばれるがほとんどこれでは通じない。
さすがにここでは多くの人が一旦バスを降りる。
5年間でどこがどう変わったか正直不明。
写真を見比べる気力もない。
完成目標はガウディ没後100周年目の2027年としているが無理だろう、工事関係者の仕事ぶりでもわかる。
欧州には工期が無いのだろうか。日本は年度末にかけて滑り込みで突貫しちゃうのに。
で、実際完成は2256年前後と言われている。
建設開始から長い年月が経っているため、建築と並行して修復も行われていて入場料(寄付としてのものを含む)で建造及び修復が進められている。
僕の場合既に5年前に10ユーロ程、2010年7月で12ユーロ支払っているのでこの建築の微々たる出資でもある。
ちなみに1926年6月7日ガウディは路面電車に轢かれ他界
したが、遺体もここに安置されている。 -
この建築物は東西南北にファサードがあり、
イエスの生誕から受難、栄光をテーマとしている。
入場料などを支払う、エントランスは西側の受難のファサード。
イエスの最後の晩餐から磔刑、昇天までの有名な場面が表わされている。
これが磔。 -
これは。。。なんだっただろうか。
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まあ、このような彫刻が随所に見られる。
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内部は非常にスッキリとした作り。
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欧州各国の教会の例に漏れず、ステンドグラスが美しくはめ込まれている。
ステンドグラスはその日の入り方によって、印象を変える。 -
そう、このように直接的ではなくとも魅了されてしまう。
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内部も当然工事中、非常に騒がしくパイプオルガンの音色や聖歌隊の歌声など当然ない。
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ガウディの素晴らしさは、細部のディティールにあると思う。
関係者専用入り口の為の鉄格子にも手を抜いていない。 -
展望エレベータは一人当たり2.5ユーロ。
当然上るまでも長蛇の列。
バルセロナ市内を一望できる。 -
同時に向かいの尖塔も視野に入る。
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こちらが東側の生誕のファサード。
キリストの誕生から初めての説教を行うまでの逸話が彫刻によって表現されている。
聖書の流れからいえばこちらが入り口なのだが、観光客はこちらから出てくることになる。 -
それぞれ非常に細かい彫刻が施されていて
ぱっと見だけだと非常にゴチャゴチャした印象を受けてしまう。
欧州の教会・美術館はすべて当てはまるのだが、聖書を理解しているかしていないかで感じるものや、作品の本質的理解が全く違う。
こちら側は、入念に細部を見るべき。
ここでは、語り切れないのでこのようないくつかのサイトを参考に。
http://www.joyphoto.com/japanese/abroad/2007barcelona/familia01.html -
この時点で昼を過ぎ、lunchにした。
バルセロナ一の観光スポットともあればその周囲はたいして美味しくもなく非常に高価な店が多いのは容易に想像つくのだが、周囲にあまり目的の店はなく、午後も効率よく周るためやむを得ず(それでも少しは考慮して)の選択。
とはいうものの、限られた食事なので軽くは済まさなかった。
昼から、サングリア。
スペインでは比較的日常から飲まれる。
安い赤ワインに一口大に切った果物とシナモンを少々加えた飲み物なのは有名。 -
タコのガリシア風。バルなら大抵あるだろう基本的タパス。
オリーブオイルとパプリカによるシンプルな調理だが素材の良さをひき立ててる。この地方のイカとタコの柔らかさは格別。
シンプルなので当然、いい素材があれば日本でも作れる。
http://disseny.jp/kimama/recipe/r-card/06047.html -
白身魚も非常に多い。
料理名は失念。 -
パエリア
スペイン語の標準語にあたるカスティーリャ語ではパエージャと発音する。パエリアを炊く人を「パエジェーラ」(paellera 女性形)または「パエジェーロ」(paellero 男性形)と呼ぶらしくそんな単語があること自体凄い。
日本でいえば寿司職人みたいなものか。
美味いとされる店をいくつか食べてきたけど、感動するほど突出して美味いと思う店には出会っていない。
もちろん普通に美味いのだが。 -
お店の気前よきオッサン。
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サグラダファミリアで満足する人、グエル公園行くなど様々だけど
サグラダファミリアから唯一放射線状に延びる先にサンパウ病院がある。
そこまでの道は、オープンカフェが多く放射線状なので当然サグラダファミリアが道の先に見えるよいスポット。
ジェラートで涼をとる。
このコーンがチョコレートコーティングされているため
美味いは美味いのだが喉がすこぶる渇く。 -
サンパウ病院。
これが病院ですよ。
ムデハル様式と呼ばれる建築様式カタルーニャ音楽堂を手掛けた建築家リュイス・ドメネク・イ・モンタネールの作品。 -
病院正門。
バルセロナはとにかく門にこだわっている。
家を持つつもりはないのだが、仮に持つとしたら門はこだわりたい。 -
こんなんですよ。
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付近にある違う門。
植物をあしらっているものか。 -
サンパウ病院からは程近い、バルセロナの観光スポットグエル公園。
こちらもガウディが手掛けたもの。
小高い丘にあり
ツーリストバスの停留所かも少し坂を上る。 -
トカゲ。
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その奥には神殿式の広場。
風の通りがよく心地いいためパフォーマーや商売人が多い。 -
公園の至るところでこのように。
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公園のさらに小高い場所から。
ディズニーに影響を与えたとか。。 -
細かいタイルを張り合わせたベンチ。
カサミラと同じく、すべて曲線。 -
岩の回廊。
欧風様式ではない珍しいもの。 -
グエル公園からツーリストバスにてグラシア通りへ戻る。
グラシア通りより一本入るとこだわりの店が多く建ち並ぶ。
カカオサンパカ。
スペイン王室御用達のXOCOLATERIA。
丸の内にも進出済。
http://shop.cacaosampaka.jp/ -
この時点で疲れは相当のものだったので
一度hotelに戻り、休憩後ツーリストバスのオレンジロードへ。
17時頃カタルーニャ広場より乗車。
コロンブスの塔を横目に。 -
やはり至るところにオブジェが。
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丘を登る。
片方はマウンテンビュー。
片方はオーシャンビュー。 -
山側。
サボテンも生育。 -
港側。ピントが異なるのはご愛嬌。
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山はモンジュイックの丘と呼ばれる
オリンピック・スタジアム、サン・ジョルディ・スタジアム、ミロ美術館、スペイン村などがある丘陵地なのだが建物は非常に少なく、閑散としている。したがって首絞め強盗の出没エリアでもある。時間が無い場合は特に来なくてもいいとは思う。
なので前回はパスしたのだが、ツーリストバスは便利なので降車はしないが
一応見ておく。
写真はオリンピックスタジアム。 -
ピッチが少し見える。
国内のスタジアムと違い、海外はやはり観客席とピッチが近い。
今回はサッカーは一切見れないが仕方なし。 -
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車道の中央にもモニュメント。
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カンプノウ。
全世界を魅了するFCバルセロナのホーム。
収容人数は欧州最大の98,600人。
日本のスタジアムとは規模が違う。
一度、ロナウジーニョがいたころに観戦したが、
バルセロニスタではないので今回はパス。 -
グエル別邸(Finca Guell)。
鋳鉄で出来たドラゴンの門。
ガウディの門の造形美が秀逸で、アクセスはやや不便だが途中下車しても見に行きたいものだと思う。
現在はカタルーニャ工科大学建築学部のガウディ記念講座の本部として使われている。 -
市内を一周した後、ランブラス地区へ。
サンジョゼップ市場。
欧州の市場の中でも入りやすく、様々なものが他のしめる。 -
入り口付近にはイベリコ豚が並ぶ。
アンダルシアではどこのバルにも吊るされているが、
バルセロナはないところも多い気がする。 -
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青果の彩どりが非常にきれい。
日本とは陳列も異なるしね。 -
着色料がふんだんに使われているだろう菓子類も豊富。
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近くのバルで休憩。
この旧市街付近はシウタべリャ地区と呼ばれアイシャンプレ地区とならんでバルセロナ市の中心となる地区。
名前の通り(シウタべリャ=旧市街)古い建物が多い。
ランブラス通りはこの地区の目抜き通りで、行けばすぐにわかる。
人通りの多さは、渋谷と変わらない印象さえ受ける。
変わるのはスリの多さ...かな。
大道芸人も多くいるだけあって、気を取られるのかも知れない。
この通りの店は観光客料金なのでCostPerformanceがすこぶる悪い。
客引きだけは達者にやっているのだがお勧めできない。 -
今回は時間もなく、仕方なしに通り沿いのバルへと言う訳。
想定通りというところ。 -
スペイン芸能の代表フラメンコ
フラメンコは、スペイン南部のアンダルシア地方に伝わるもの。
説明は不要だろう。 -
フラメンコステージがあるタブラオ内部のエントランス。
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魂の奥底から響く深い声(カンテ・ホンド)こそ、フラメンコの真髄。
その魂の歌をカンテ (Cante)と呼ぶ
その男性の歌い手をカンタオール (cantaor)と呼ぶ。 -
日本ではフラメンコといえば踊りというイメージが強い。つま先やかかとで床を踏み鳴らしてリズムをとる(サパテアード)、手の動き(ブラッソ)もダイナミックでフラメンコの命であるとされる。
女性の踊り手をバイラオーラ (bailaora)というが、結構肉付きの恵まれているバイラオーラも多い。その動きをその体で!という驚愕。
アンダルシアのセビーリャが発祥の地とされ、現地で一度見たことがあったが印象がかなり違った。やはり絵画・音楽・芸能は一度で判断すべきものではないと感じた。
そして、バルセロナ市内の主要観光を一日で密度濃く終えた。 -
7/6(火)
前日一日で市内のエッセンスは網羅した(もちろん細かい部分が面白いのは重々承知している)かと思うので、郊外へのエクスカーションを決めた。
バルセロナ近郊と言えば
シュールレアリスムの奇才ダリの故郷・美術館のあるフィゲラス、
円形競技場のあるタラゴナ、芸術達が愛したリゾートのシッチェス、
カタルーニャ信仰の聖地モンセラットなどがある。
タラゴナ以外は訪れたことがあるが、初であればモンセラットを推したい。
ダリ好きであればフィゲラスも外せないが、やや遠くフランス国境付近に近いのでフランスへ抜ける人にはお勧めしたいのだが。
市内からモンセラットへはカタルーニャ鉄道で向かう。
始点はスペイン広場から。
地下鉄には水を含ませた扇風機が冷房として設置。
日本も設置すればいいのにと思っていたら、最近高速SA等でよく見かけるようになった。 -
カタルーニャ鉄道
R5 Manresa行きへの乗車をまずは目指す。
8:36から1時間おきに運行があるが、その後の観光を考えると8:36発は欠かせない。次となると現地で長い列を待つことになり非効率。
下車駅は2つ候補があり、ここがややこしい。
①Aeri de Montserratからロープウェイ
②Monistol de Monserratから山岳鉄道
切符売り場で少し迷うはずだが、山岳鉄道もカタルーニャ鉄道運営なので自動発券機でも通しで買える。駅員に聞いても②ルートを推奨するだろう。 -
出発すると瞬く間に田園風景。
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1時間ほどしてMonistol de Monserrat到着。
山岳鉄道は降りてすぐ。 -
山岳鉄道からの眺めからして既に壮観
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「のこぎり山」と呼ばれるだけに突然、直勾配の岩肌が出現。
現在も80名の修道士が暮らすベネディクト会の修道院がある。 -
大聖堂内部。古くからキリスト教の聖地とされ、カタルーニャ地方をはじめスペイン全土から多くの巡礼者が訪れるという。
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立派なパイプオルガン。
この音色は生唾もの。 -
過去ナポレオンが侵略してきた際、修道院が破壊され宝物が盗まれた時もかくまわれたもの。
それがこの黒いマリア像、La Moreneta。
過去にカタルーニャ語が禁止された際も、ここではカタルーニャ語にて秘密裏に祭儀が行われてきた。
敬虔なカトリックは長蛇の列をなして、このマリア像を拝み右手に持つ球を摩る。 -
巡礼者たちが設置していく。
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大聖堂の門の奥に、そびえたつのこぎり山
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中腹のMONETIRから登山電車Funicularでさらに上部のサン・ジュアンsantJoanと黒いマリア像が見つかったとされるサンタ・コバSantCovaへ行ける。
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サン・ジュアンsantJoan
こちらはパノラマメイン -
中腹のMONETIRが見える。
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サンタ・コバSantCova
マリア像が見つかったとされる洞窟までは山づたいにしばらく坂道を歩かねばならない。以前来た時は10月だったのでなんともなかったのだが7月の暑さは辛すぎる。
ベビーカーを引いた、白人がいたがとてつもなくしんどそうだった。
道の途中にはガウディ他、モデルニスモ彫刻家によるキリストの生涯と聖人への物語のモニュメントが続く。 -
黒いマリア像が見つかったとされる洞窟を覆うように小屋が建てられている。
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途中の風景。石、落ちるでしょ。
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モンセラットの形を模したメレンゲ
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バルセロナ市内に戻り、再びサン・ジュゼップ市場
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フルーツジュースの豊富なこと。
市場入口より、中央部の方が40%ほど安い。 -
すいかが安すぎ。
欧州はどこ行ってもフルーツが安い。
というか日本だけが高すぎるのか。 -
ゴシック地区のカテドラル。
ファサードは改装中。
この付近はバルセロナ旧市街にあたり、やや危険な場所とされている。とは言え、観光客は非常に多いのだが。
一本路地に入ると、急に人気が無くなったりするところはなるほどわからなくもない。
前回、訪問時も危険地区指定されておりどうしても目当ての飲食店へ向かうのに避けられず足早に素通りしたが、ジャンキーに絡まれた覚えがある。
ジャンキーに絡まれるのは港の見える丘公園以来だった。余談だが。 -
カテドラル内部
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荘厳と一言いえばいいか。
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ゴシック地区周辺
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誰の落書きかと思うが。
ピカソ作。 -
申し訳ない程度にカタルーニャ音楽堂。
サン・パウ病院とともにユネスコ世界遺産。
内部見学はガイドツアーの予約見学のみで時間なく断念。
行ったこともないので次回必ず。
内部は写真見る限り素晴らしそうだ。 -
音楽堂の裏側。
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観光名所は一通り、巡ったので
最も愛すべき食事の話をしよう。
スペインでの食事は夜が非常に遅い。
日本人の感覚からすると、とてつもなく遅い。
22時まで明るいのだから、感覚が違うのは当然だが23時あたりが夕食の平均。
レストランも22時くらいでないと開かないところが多いのだ。
そこで頼りになるのがやはりバル。
バルも進化を遂げていて、モダンバルの食事の質はレストランのそれを上回るところも少なくない。
行列嫌いの南欧人が行列を作る店もある。
なにより少しのものを数多くという女性的嗜好の私にとっては、嬉しい限り。
なので有名レストランではなく、有名バルに足を運びたいのだ。
ここも気になるタパス24。
超正当派タパスとのこと、バルとはタパスとはなんぞや?という方にはおすすめか。行きたかったが、今回の目的は決まっているのでパス。 -
今回の目的、セルベッセリア カタラナ。
セルベッセリアとはビールパブのようなもの。
南欧はイタリアもそうだが、ワインが主流。
しかし、若い世代を中心にビールが急速的に人気を集めている。 -
オープン間もなく、人だかりが出来る。
著名人も多く来店するらしい。 -
そして、良心的な値段。CP高し。
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素材も豊富にそろっている。
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ショーケースを見るだけで楽しいものだ。
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前段で書いたオレンジジュース。
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この圧搾機が欲しい。
日本でみかけないと思ったが、つい最近どこかで見かけた。
やはりスペインから輸入したのだそう。 -
セルベッセリアなのでセルベッサを。
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クレマ・カタラナ
カスタードが苦手なのだが
これは最高に美味い。
グラニュー糖をカラメル状に熱した表面は芸術そのもの。
クレマ・カタラナは大抵この茶色い器と決まっている。
5個セットで販売もしていたが重すぎるため断念。 -
わかりづらいが、CPがよすぎる。
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最後に。
以前、屋外広告を扱っていたので気になるものを少し。 -
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7/7(水)
プラハに向かうため、プラット空港へ。
発表されたばかりのアルファロメオ 新型ジュリエッタが展示。 -
買い換えたいと思っているのだが、
日本での発売は2011年だろう。
実物に触れることが出来ただけで満足。
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