2010/06/14 - 2010/06/14
152位(同エリア522件中)
いぶれすさん
第二次大戦後まもなくの1947年にスイスで《秘境の谷、トゥルトゥマン谷、ビン谷、レッチェン谷》と題するヴィジュアル本が出版されました。レッチェン谷こそロープウェーができて観光客が増え、別荘の開発も盛んになりましたが、他の二つの谷は、依然、スイスでは稀な秘境の雰囲気を保っています。
相変わらず曇天のこの日、山は諦めて、中世よりのイタリアとの交易路を辿ってビンを目指すことにしました。
ビン谷を訪れるのは、2001年に次いで2度目になりますが、前回はフィーシュ駅からのバスでビンに入り、そこからハイキングをスタートしたのですが、今回は手前の駅グレニョルズ(Grengiols)から歩き始めてビンが目的地です。
このコースはRotherのガイドブックに『初夏にはスイスの何処とも比べられない素晴らしい花々に囲まれての散歩が楽しめる』と謳われていて、初めて初夏にスイスを訪れる今回は、曇天の日の最優先コースの一つでした。
時折、小雨がパラつく天候で、古の商人の気分に浸るには良い雰囲気でしたし、前回訪れた際には閉店していたビンの木彫店で買い物ができたのと木彫職人でもあるご主人の話を聞けたのも幸いでしたが、花に関しては、他の場所との違いは、さっぱりわかりませんでした。 それもそのはず、後で調べてみると学名に地名Grengiolsが付いたチューリップTulipa grengiolensisのことでした。 訪れるべきは一ヶ月くらい前なのでしょう。
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逆コースを歩くハイカー2組と出会いました。考えもしませんでしたが、これなら約500Mの標高差を緩やかに下ることができます。
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グレニョルズ駅 多くの村と同様に中心部から離れた場所にあります。
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村の教会
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チューリップ鑑賞コースの案内板が写っていました。ドイツ語が読めないので端から無視していました。
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北側。 中央やや左の集落はベッテン(Betten)
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フルカ線と中央右奥の集落エルネン(Ernen)
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北東側。 右奥の集落はベルヴァルト
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こんな広い道を歩きます。 確かに花は多いですが、
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珍しいものではありません。
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フィーシュ方面に向かう列車が通りました。
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古い農具を飾る農家
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グレニョルズ方面を振り返って。
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ミリ川
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ベットマーホルン
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谷の北側の農家
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ローマ橋。 但し、17世紀に出来たと案内されていましたからローマ風ということなのでしょうか。
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馬車が飾ってありました。
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ビンへのトンネル。 歩行者は通行禁止です。
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歩道(旧道) ガードの石壁はあちこちで破損しています。多くは落石によるものでしょう。ここでは多くの身軽な服装のハイカーに出会いました。トンネルの両側に駐車しているかビンに宿泊しているのでしょう。
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このような素掘りのトンネルも多数通過します。
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排水口の付いた石壁と窓付きのトンネル
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南側
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ブライトホルン
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トンネル手前でトレイルを振り返って。こうして見ると排水口ではなく、単なる強化口のような気もしますが。
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ブライトホルンに続く急なガリー。
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その下部。残雪があります。
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ビンに近い人造湖
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この美しい湖は、バスからも見えます。
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表紙としたブライトホルンの不思議な稜線と湖。
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この湖畔にある集落。 中庭に教会がある感じです。
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ビンへはここから左に入るのが近道です。
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西側
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名前は?ですが、ちょっと変った花と思って撮りました。その後見かけましたが。
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ビンの集落。
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ビンの教会
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その内部
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教会脇から見たビンの集落
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牧草地等で多く見かける花Valeriana tripteris
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1564年に架橋というビンの名所。 村の概観は変っていませんが、新しい店やレストランができましたし、交通の便も良くなりました。 バスもマイクロバスから普通の大きさに変っていますので、観光客は増えたのでしょう。
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その橋の上から。 大きな建物は前回宿泊したホテル。 その右の白い建物は博物館。残念ながら開館日時は限定的です。
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木彫品店 Schnitzerei Imhof ここではレッチェンタールと同じようなナマハゲ似のお面も飾ってあります。 尋ねたところ、元々ゴムスの谷に広がっていたもので、ここビンの谷にも昔からあるものとのことでした。
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その店のウィンドー
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ビンの大通り
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フィーシュ駅より。 左端にリージホルンが見えます。
リージホルン登頂記は以下。
http://4travel.jp/traveler/iburesu/album/10334237/ -
これもフィーシュ駅よりフィーシュの町
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同上。 青空も見えます。明日の晴天を願わずにはいられません。
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