2010/06/22 - 2010/06/22
105位(同エリア585件中)
エンリケさん
ノルウェー旅行4日目。
この日はベルゲンの街を散策した後、いよいよリーセフィヨルドに望むべくスタヴァンゲルへフェリーで移動。
ベルゲンはあいにくの曇り空でしたが、予想以上のアートの街っぷりに驚き。
ベルゲンの魅力がまたひとつ増えました。
<旅程表>
2010年
6月19日(土) 成田→コペンハーゲン→オスロ
6月20日(日) オスロ
6月21日(月) オスロ→(ソグネフィヨルド)→ベルゲン
○6月22日(火) ベルゲン→スタヴァンゲル
6月23日(水) スタヴァンゲル(リーセフィヨルド)
6月24日(木) スタヴァンゲル→コペンハーゲン
6月25日(金) コペンハーゲン
6月26日(土) コペンハーゲン→
6月27日(日) →成田
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 船
- 航空会社
- スカンジナビア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
6月22日(火)
ヨハネス教会の高台から眺めるベルゲンの朝です。
ベルゲンはフィヨルド地形で海に山が迫っているため平地が少なく、山肌に多くの家がはりついています。
ゆうべはあんなに太陽が照りつけていたのに、今朝は曇り空で時折小雨がぱらつく天気。
さすがにベルゲンは1年の3分の2が雨と言われているとおり、昨日のような晴れの日は珍しかったのでしょうか。
そんな中でゆうべのようなフロイエン山からの絶景を見られるなんて、やっぱりこの旅はついてますね。 -
朝食をとり、ホテルに荷物を預けて街歩きにくりだします。
この日は16時05分にスタヴァンゲル行きのフェリーに乗らなければならないので、それまでやや急ぎ足で観光です。
途中、劇場の前にイプセンの奇妙な像がありました。 -
街を歩いているといたるところに様々な人物の像を見かけます。
この街はこういうアートな仕掛けがところどころにめぐらされていて楽しいですね。 -
港では魚市場が開かれていました。
観光客も朝からいろいろ見て回っています。
売り手にはごつい男の人ばかりでなくチャーミングな店員さんもいて華やかです。 -
港の対岸から見たブリッゲンです。
あいにくの曇り空ですが、それでもカラフルな建物がよく映えています。 -
ゆうべ登ったフロイエン山です。
山肌にカラフルな家がはりついていてかわいらしい街並みです。 -
この日の観光のはじめに、ブリッゲンを通りすぎた先にあるローセンクランツの塔とホーコン王の館へ行ってみます。
両方ともベルゲンカードで入場できます。
石造りの堅牢な門がお出迎えです。
門の向こうに見えるのがローセンクランツの塔です。 -
まずはホーコン王の館へ。
ベルゲンの町を開いたホーコン王によって造られ、13世紀にはノルウェーの政治の中枢機関がここに置かれていたそうです。
石造りのごつい外観をしています。 -
ホーコン王の館の中に入ってみました。
ホールはがらんどうになっています。
壁は石造りですが、天井の木組みがノルウェーっぽいですね。 -
こちらはローセンクランツの塔の内部です。
1560年代にベルゲンの知事によって造られた要塞で、石はスコットランドから運んできたものだそうです。 -
ローセンクランツの塔を出て、すぐ近くにあるブリッゲン博物館に行ってみました。
ここもベルゲンカードで入れます。
比較的新しそうな博物館で、800年前の木造教会の発掘跡などが展示されています。
それほど印象的なものはなかったので、時間のないひとは飛ばしてしまってもいいかも。 -
この日もブリッゲンのカラフルな木造家屋群をパチリ。
昼間は写真を撮ったりおみやげを買い求める観光客でいっぱいです。 -
家と家のすき間から奥にお邪魔してみました。
最初は入っていいの?という感じでドキドキしましたが、奥には当たり前のように観光客がいて、パチパチと写真を撮りまくっていました。 -
ブリッゲンの建物は奥はこんな細長いつくりになっています。
日本でいう“うなぎの寝床”ですね。 -
フロイエン山へのケーブルカー乗り場です。
ゆうべ登ったフロイエン山にもう一度登って昼間の写真を撮ろうと思ったのですが・・・ドイツなどからの団体の観光客で混み合っていてかなり待ちそうだったので断念しました。
代わりにブリッゲンのおみやげ屋できれいな絵葉書を購入。
夏季の昼間のケーブルカーはかなり混むので、これから訪れるかたは余裕を持ったスケジューリングをされるのがよいかと思います。 -
ベルゲンのメインストリートで歩行者専用道路でもあるトーグアルメニング通り(Torgallmeningen)です。
奥にはヨハネス教会が見えます。
昨日から何度も往復しており、観光客にとってもメインストリートです。 -
市街の中心部にあるフェスト公園にやってきました。
ベルゲン出身の作曲家、エドヴァルド・グリーグの像もあります。 -
公園の広場ではステージが開設され、これからロックコンサートが行われるようで、多くの人が集まっていました。
平日の昼間なのにコンサートだなんて。
ベルゲンは大観光都市だけに、イベントシティでもあるんですね。 -
フェスト公園の真ん中には湖(人造湖)があり、さらにその中央からはとぎれることのない噴水が出ています。
背景にはカラフルな建物がフロイエン山の中腹に並んでおり、賑やかな観光都市であることを忘れさせてしまう平穏な風景です。 -
湖畔にあるベルゲン美術館に入ってみました。
この美術館は北欧最大級であり、時代やテーマごとに三つの建物に分かれています。
まずムンクの作品が充実している“The Rasmus Meyer Collection”を訪れました。
ちなみにどれもベルゲンカードで入れます。
ここではコインロッカーを使う際、なんと、受付のおにいさんが20NOKコインを貸してくれました。
日本でもそんなことめったにないのに・・・やっぱりノルウェーの人はひとがいいですね。
これは“カール・ヨハン通りの夕べ”(1892年)。
一昨日オスロで歩いた際はこんな暗い感じではなかったですが、冬の太陽が短い時期になるとこんなふうに鬱っぽくなってしまうんでしょうかね。
あのおにいさんも・・?? -
“女の三相/スフィンクス”(1894年)です。
深いタイトルですね・・・。 -
左側は“メランコリー”(1894-95年)です。
ベルゲン美術館はオスロ国立美術館の“叫び”や“マドンナ”ほど有名な作品はありませんが、いろんな時期、いろんなタッチのムンクのコレクションが充実しており、ムンクファンにとってはたまらない美術館です。 -
“The Rasmus Meyer Collection”の後、ピカソやミロなどの作品を展示しているという“Lysverket”にも入ってみました。
写真はピカソの作品ですが、これは美術館のほんの一部で、実際には現代アートの展示が充実していて、見ごたえがありました。 -
最後に、“The Stenersen Collection”に入りました。
ここはすべて現代アートの展示になっています。
決して有名なものはありませんでしたが、時折うなるようなものもありました。
現代アートのためのスペースがこれほど用意されているなんて、ベルゲンがアートに力を入れている証拠だと思います。
ベルゲンは影のムンクコレクションで有名というのは聞いていましたが、まさかこんなふうに、現代アートにまで力を入れているとは・・・驚きでした。 -
フェリーの時間までもうしばらくあったので、ベルゲン美術館近くの西ノルウェー工芸博物館(Vestlandske Kunstindustrimuseum)にも寄ってみることにしました。
1500年代から現代に至るまでの、ノルウェーを中心としたヨーロッパのデザインの歴史を展示、解説している博物館です。
【西ノルウェー工芸博物館のHP】
http://www.kunstmuseene.no/Default.asp?enhet=kunstindustri&sp=2 -
博物館内には様々な時代の家具、服飾、楽器、ガラス細工、ジュエリーなど多岐にわたる展示品がありましたが、なかでもいちばん興味深かったのは、このアートの変遷が分かる展示室です。
写真では分かりにくいですがルネッサンスからバロック、ロココ、・・・、モダニズム、ポストモダニズムに至るまでの椅子や小箱などの調度品などが左から順に並べられており、デザインの変遷が一目で見て取れます。
この博物館からも、ベルゲンから新たなアートを育てていこうという強い意思がこめられているのを感じました。
そういえば時間の関係で見られませんでしたが、ブリッゲン内にはアーティストの工房がいくつかあって陶器やジュエリー、クロスなどを作っているんだとか。
どのくらい成功しているのか分かりませんが、ベルゲンに新たな魅力を添えるものとして今後に期待したいと思います。 -
フェリーの出発まであと1時間ほどになりました。
最後に、昨日ベルゲンに着いたときからずっと気になっていたヨハネス教会に行ってみることにしました。
某ガイドブックには全く紹介されていない教会でしたが・・・。 -
入って見るとパイプオルガンの大演奏が行われていました。
教会の中にパイプオルガンの音が響き渡り、荘厳な雰囲気です。
内装に着目してみると、色遣いはシンプルですが、天井の木組みが何やらアーティスティックな印象を受けました。
ヴァイキング船の造形美を受け継いだような、いかにもノルウェーといった感じの教会です。 -
15時になってパイプオルガンの演奏が終わり、教会はちょうどクローズ。
ここでベルゲン観光をしめてフェリーの待つ港へ行くことにしました。
荷物を取りにホテルへ戻り、荷づくろいした後、例のトーグアルメニング通りを通って港へ向かいます。
そして途中またこんなところに怪しげな像を発見。
気になるポーズだったのでパチリ。 -
トーグアルメニング通りは相変わらずにぎわっています。
空には晴れ間も見えてきました。
もう行ってしまうのに。 -
16時05分発のスタヴァンゲル行きフェリーに乗り込みます。
チケットはあらかじめ日本でtide社のHPから購入しておいたので、プリントアウトしたものを係員に見せれば乗船できます。
【tide社のフェリー予約・購入サイト】
http://eng.tide.no/Default.aspx?pageid=1055
乗船の際、係員が持った小型マイクの前でみんなが何か一言ずつしゃべっています。
なんだ??と思っていたら、自分の名前を声に出して名乗るよう言われ、それを録音されました。
あまりない乗船方法ですね。
ちなみに乗船料は225NOK(約3,300円)。
インターネットで事前購入すれば割引で安くなるようです。
4時間35分の船旅にしてはオトクな料金です。 -
定刻通り港を出発。
世界遺産のブリッゲンを横に見ながら船は進んでいきます。
そしてあっという間にベルゲンの街ははるかかなたに。
一日しかいられませんでしたが、世界遺産の木造家屋の伝統と、新しさを追求するアーティスティックな姿勢とが融け合って、この街を大観光都市にしたて上げているんだなあと感じました。
本当に平和で人々のふれあいが感じられる素晴らしい街でした。
さらば、ベルゲン。
(オーバーブッキングのことはすっかり忘れてます(笑)。) -
本日の夕食は船中で。
船内の売店でも当たり前のようにクレジットカードが使えます。
明日の山歩きに備えて水も調達しました。
チョコレートミルクはパッケージにひかれて。
これで116NOK(約1,700円)。
やっぱりノルウェーの物価は高いですね。。 -
途中、フェリーはこんな奇岩の間を通って行きます。
ここも氷河で削られたフィヨルドの一部です。 -
20時40分、ここでも定刻どおりスタヴァンゲル港に到着。
パンクチュアルな文化が素晴らしい。
スタヴァンゲルはベルゲンと違って晴れ渡っていて、斜めからの日差しが強烈です。
同じノルウェー西岸の街でもこうも違うものでしょうか。 -
今日の宿は港の近くにあるリカ・ヴィクトリア・ホテルです。
スタヴァンゲルは港の近くに安宿がないので、少し奮発しました。
今回の旅程中、やっとまともなホテルで休めます。 -
せっかくの海外旅行ですし、たまにはこんなホテルに泊まらないと。
テレビもちゃんとあり、この旅程で初めてまともにワールドカップが楽しめました。
韓国はナイジェリアと引き分けてベスト16進出。
わが日本はどうなるかな・・・。
さて、明日はいよいよリーセフィヨルドの断崖絶壁、プレイケストーレン(教会の説教壇)目指して山登りです。
早めに休んで体力をたくわえます。
(リーセフィヨルド観光(山歩き)に続く。)
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