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バルセロナ 特別編 「盗難大国スペイン・バルセロナ編」<br /><br />10/21/08 〜 10/22/08<br /><br />とうとうまた1人ぼっちになってしまった。ブリュッセル&パリではヒルダ、フランスのノルマンディ周辺ではアンドレ、リオンではオーヘリー、そしてバルセロナではベストフレンドのげこと、この2週間ちょっとの間、ずっと誰かしらと一緒だった。その分また1人になってしまった寂しさを感じる。特にこの4日間は、ずっとげこと一緒で楽しかった分、余計別れが辛かった。<br /><br />早朝、げこが空港へ出発した後は、少し部屋でノンビリし、昼頃チェックアウトし、グラナダへ向かうバスの時刻表と値段を調べるためバス停へ向かった。予想を反して電車よりバスの値段が高かった為、夜行列車で行くことにし、夜まで時間がたっぷりあるので、今日もバルセロナの街をブラブラすることにした。<br /><br />凱旋門からシウタデリャ公園を抜け、バルセロネータ海岸へ向かった。海岸沿いは、何かの橋の絵を描くアートステューデントらしき学生達で一杯だった。海を見ながらひなたぼっこでもしようかなぁと思ったけど、そのまま先日暗過ぎて見えなかったコロンブスの塔へ向い、観光客でごった返すランブラス通りを歩いた。<br /><br />すると、げこが行きたがっていたサン・ジュセップ市場があったので行ってみることに。フルーツや野菜からスイーツ、イベリコ豚のハムや燻製製品、タパスバーなどが軒を連ねていた。ずっとタパスバーのカウンターで爪楊枝に刺さった美味しそうなタパスを食べたいと言っていたげこ。げこが気に入りそうな手頃なタパスバーを見つけ、げこが一緒だったらなぁと思った。<br /><br />それから初日に見落としたカサ・バトリョの隣と向かいの建物CASA AMATLLERとFUNDACIO ANTONI TAPIESに向かった。げこと一緒のときは、朝から晩まで観光や食事を楽しみ、時間が毎日足りないぐらいで、部屋に戻るのはいつも22時過ぎだったのに、1人になって急に夜行列車までの観光時間が長すぎると感じた・・・。<br /><br />そして、とうとう今回の旅で1番最悪な事態に・・・。実は、バルセロナでは、何度も危険な目に遭っていたなみお。先ずは、観光初日の帰り道、ホテルは目と鼻の先だった。観光客に道を聞かれ、地図を広げていると突然2人組の警察と名乗る男に捕まった。麻薬の売買をしていると思われたのか、それが手なのかパスポートと財布を見せろと言われた。かなり脅迫的な上、お札の匂いまで嗅ぐ始末。結局何も取られなかったけど、かなり怪しい感じだった。<br /><br />観光3日目のグエル公園の帰り。げこと話に夢中になっていたとき、突然ジッパーが開く音がした。すぐバックパックをチェックすると、やはり開けられていた。開けられた直後に気付いたからこれも未遂に終わった。<br /><br />2回もこんな目に遭っていたんだから、もっと注意すべきだった。げこがバルセロナを経った日の夜、サンツ駅でグラナダに向かう夜行列車をベンチに座り待っていた。でかいバックパックは隣のベンチ、小さいバックパックと予備バックは、目の前の足の間の地べたに置いておいた。すると、後ろからトントンと肩を叩かれた。振り向くと、男が何やらスペイン語で話し掛けてきた。言葉が分からないことを伝え、また元の方を向くと、小さいバックパックが消えていた。あっという間の出来事に気が動転した。直ぐさま男を探しにウロウロしたけど、全く無駄だった。すぐポリスに行き、カタコトのスペイン語で盗難にあったことを伝えると、ポリスは、通訳のいるポリスステーションに行くようにと言ってきた。気が動転しているし、何よりカメラが無くなったことのショックが大きく、ポリスの言うことを拒否するなみお・・・。<br /><br />「ソンナコトヨリ、ハヤク ドロボー ツカマエルヨ!! イコウ!!」<br /><br />絶対もう泥棒を捕まえるのは、無理なのにどうしても捕まえたくて、カタコトのスペイン語で必死にポリスに食らいつくなみお・・・結局、ポリスのおっちゃんになだめられて、通訳のいるポリスステーションへと向かうことに・・・。<br /><br />世界一周をしている仲間達のこういった話は、沢山聞いていたけど、まさか本当に自分の身に起こるなんて・・・。やんぴんに買ってもらったバックパック、パスポート、予備の日本円にUSドル、予備のキャッシュカード、クレジットカード、デジカメ、メモリースティック、予備のバッテリー、I-POD、三脚、サングラス、グラナダまでの夜行列車のチケット、旅友のEメールアドレスを書き込んだノート、そして旅の友みすたぁを盗まれてしまった。他にも細々したものが入っていた。どれも大事な物ばかりだったけど、メモリースティックが1番ショックだった。他の物は、リプレイス出来る物だけど、ドイツ後半、ベルギー、フランス、バルセロナの写真は、2度と戻ってこないのだ・・・。写真命のなみおにとって、これほどショックなことはない。なかなか気持ちを切り替えられずにいるけど、こんなことでヘコたれて泣いて日本に戻るなみおではない。やっとの想いで始めた夢の世界一周旅行だもん。絶対全うしてみせる!!<br /><br />とりあえずポリスに紹介してもらったユースホステルに1泊だけして、パスポートを再発行してもらう為、翌朝、在スペイン日本領事館へ向かった。パスポートの再発行の為には、日本からまず戸籍謄本のコピーをFAXしてもらう必要があった。時差が7時間もあるもんだから、今日中に市役所で戸籍謄本を取り、FAXしてもらうのは無理だった・・・。この忌ま忌ましいバルセロナにもう1泊しなければか、とまたブルーになった。<br /><br />すっかり忘れてたいたけど、なみおはたまたま住民票のオリジナルを持ち歩いていた。住所票では、通常は受け付けて貰えないのだが、戸籍謄本のオリジナルを郵送することを条件に今回特別に即日発行してもらえることに!! ありがとう領事館のお姉さん・・・。<br /><br />パスポートの再発行を待っている間、紙袋を抱えたまま旅行は出来ないので、すぐ目の前にあったショッピングモールでバックパックとデジカメを見に行くことに。荷物をロッカーに預けたかったけど、領事館のお姉さんにあまり安全ではないと聞き、どんだけここは危ない街なんだと思った・・・。結局かなり辛いけど、デカイバックパックを背負いながらモールをウロウロすることに。<br /><br />正直デジカメは、かなり痛い出費になった。安いのもあったけど、使い方を把握するのに悪戦苦闘するのも嫌だったので、奮発し、ついこの間まで使っていたサイバーショットと似ている物を購入した。勿論、前回の物よりは画面は小さいし、性能は落ちるけど、タッチパネルで使い慣れているし、長く使えればいいなぁと思った。予備バッテリーも買おうと思ったのに、このデパートでは、取り扱っていないと言われ、ビックカメラが恋しいと思った・・・。<br /><br />とにかくこの1日でパスポート、バックパック、デジカメをゲットし、前夜に乗るはずだったグラナダ行きの夜行列車に乗ることが出来た。自分で言うのもなんだけど、この旅の間の自分のフットワークの軽さに驚く(笑)日本では、面倒くさがり屋でトロトロしているのに…(苦笑)<br /><br />今日1日でやらなきゃいけないことを全てやったワケで、憎っきバルセロナから一刻も早く出たかったなみおとしては、一先ずホッとしたいところだけど、ガイドブックとアイテナリーなしで、どうやってスペインを旅しようかと不安が残るのだった・・・。

なみお&みすたぁのなんちゃって世界一周旅行 スペイン・バルセロナ特別編

2いいね!

2008/10/16 - 2008/10/26

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6

みすたぁ

みすたぁさん

バルセロナ 特別編 「盗難大国スペイン・バルセロナ編」

10/21/08 〜 10/22/08

とうとうまた1人ぼっちになってしまった。ブリュッセル&パリではヒルダ、フランスのノルマンディ周辺ではアンドレ、リオンではオーヘリー、そしてバルセロナではベストフレンドのげこと、この2週間ちょっとの間、ずっと誰かしらと一緒だった。その分また1人になってしまった寂しさを感じる。特にこの4日間は、ずっとげこと一緒で楽しかった分、余計別れが辛かった。

早朝、げこが空港へ出発した後は、少し部屋でノンビリし、昼頃チェックアウトし、グラナダへ向かうバスの時刻表と値段を調べるためバス停へ向かった。予想を反して電車よりバスの値段が高かった為、夜行列車で行くことにし、夜まで時間がたっぷりあるので、今日もバルセロナの街をブラブラすることにした。

凱旋門からシウタデリャ公園を抜け、バルセロネータ海岸へ向かった。海岸沿いは、何かの橋の絵を描くアートステューデントらしき学生達で一杯だった。海を見ながらひなたぼっこでもしようかなぁと思ったけど、そのまま先日暗過ぎて見えなかったコロンブスの塔へ向い、観光客でごった返すランブラス通りを歩いた。

すると、げこが行きたがっていたサン・ジュセップ市場があったので行ってみることに。フルーツや野菜からスイーツ、イベリコ豚のハムや燻製製品、タパスバーなどが軒を連ねていた。ずっとタパスバーのカウンターで爪楊枝に刺さった美味しそうなタパスを食べたいと言っていたげこ。げこが気に入りそうな手頃なタパスバーを見つけ、げこが一緒だったらなぁと思った。

それから初日に見落としたカサ・バトリョの隣と向かいの建物CASA AMATLLERとFUNDACIO ANTONI TAPIESに向かった。げこと一緒のときは、朝から晩まで観光や食事を楽しみ、時間が毎日足りないぐらいで、部屋に戻るのはいつも22時過ぎだったのに、1人になって急に夜行列車までの観光時間が長すぎると感じた・・・。

そして、とうとう今回の旅で1番最悪な事態に・・・。実は、バルセロナでは、何度も危険な目に遭っていたなみお。先ずは、観光初日の帰り道、ホテルは目と鼻の先だった。観光客に道を聞かれ、地図を広げていると突然2人組の警察と名乗る男に捕まった。麻薬の売買をしていると思われたのか、それが手なのかパスポートと財布を見せろと言われた。かなり脅迫的な上、お札の匂いまで嗅ぐ始末。結局何も取られなかったけど、かなり怪しい感じだった。

観光3日目のグエル公園の帰り。げこと話に夢中になっていたとき、突然ジッパーが開く音がした。すぐバックパックをチェックすると、やはり開けられていた。開けられた直後に気付いたからこれも未遂に終わった。

2回もこんな目に遭っていたんだから、もっと注意すべきだった。げこがバルセロナを経った日の夜、サンツ駅でグラナダに向かう夜行列車をベンチに座り待っていた。でかいバックパックは隣のベンチ、小さいバックパックと予備バックは、目の前の足の間の地べたに置いておいた。すると、後ろからトントンと肩を叩かれた。振り向くと、男が何やらスペイン語で話し掛けてきた。言葉が分からないことを伝え、また元の方を向くと、小さいバックパックが消えていた。あっという間の出来事に気が動転した。直ぐさま男を探しにウロウロしたけど、全く無駄だった。すぐポリスに行き、カタコトのスペイン語で盗難にあったことを伝えると、ポリスは、通訳のいるポリスステーションに行くようにと言ってきた。気が動転しているし、何よりカメラが無くなったことのショックが大きく、ポリスの言うことを拒否するなみお・・・。

「ソンナコトヨリ、ハヤク ドロボー ツカマエルヨ!! イコウ!!」

絶対もう泥棒を捕まえるのは、無理なのにどうしても捕まえたくて、カタコトのスペイン語で必死にポリスに食らいつくなみお・・・結局、ポリスのおっちゃんになだめられて、通訳のいるポリスステーションへと向かうことに・・・。

世界一周をしている仲間達のこういった話は、沢山聞いていたけど、まさか本当に自分の身に起こるなんて・・・。やんぴんに買ってもらったバックパック、パスポート、予備の日本円にUSドル、予備のキャッシュカード、クレジットカード、デジカメ、メモリースティック、予備のバッテリー、I-POD、三脚、サングラス、グラナダまでの夜行列車のチケット、旅友のEメールアドレスを書き込んだノート、そして旅の友みすたぁを盗まれてしまった。他にも細々したものが入っていた。どれも大事な物ばかりだったけど、メモリースティックが1番ショックだった。他の物は、リプレイス出来る物だけど、ドイツ後半、ベルギー、フランス、バルセロナの写真は、2度と戻ってこないのだ・・・。写真命のなみおにとって、これほどショックなことはない。なかなか気持ちを切り替えられずにいるけど、こんなことでヘコたれて泣いて日本に戻るなみおではない。やっとの想いで始めた夢の世界一周旅行だもん。絶対全うしてみせる!!

とりあえずポリスに紹介してもらったユースホステルに1泊だけして、パスポートを再発行してもらう為、翌朝、在スペイン日本領事館へ向かった。パスポートの再発行の為には、日本からまず戸籍謄本のコピーをFAXしてもらう必要があった。時差が7時間もあるもんだから、今日中に市役所で戸籍謄本を取り、FAXしてもらうのは無理だった・・・。この忌ま忌ましいバルセロナにもう1泊しなければか、とまたブルーになった。

すっかり忘れてたいたけど、なみおはたまたま住民票のオリジナルを持ち歩いていた。住所票では、通常は受け付けて貰えないのだが、戸籍謄本のオリジナルを郵送することを条件に今回特別に即日発行してもらえることに!! ありがとう領事館のお姉さん・・・。

パスポートの再発行を待っている間、紙袋を抱えたまま旅行は出来ないので、すぐ目の前にあったショッピングモールでバックパックとデジカメを見に行くことに。荷物をロッカーに預けたかったけど、領事館のお姉さんにあまり安全ではないと聞き、どんだけここは危ない街なんだと思った・・・。結局かなり辛いけど、デカイバックパックを背負いながらモールをウロウロすることに。

正直デジカメは、かなり痛い出費になった。安いのもあったけど、使い方を把握するのに悪戦苦闘するのも嫌だったので、奮発し、ついこの間まで使っていたサイバーショットと似ている物を購入した。勿論、前回の物よりは画面は小さいし、性能は落ちるけど、タッチパネルで使い慣れているし、長く使えればいいなぁと思った。予備バッテリーも買おうと思ったのに、このデパートでは、取り扱っていないと言われ、ビックカメラが恋しいと思った・・・。

とにかくこの1日でパスポート、バックパック、デジカメをゲットし、前夜に乗るはずだったグラナダ行きの夜行列車に乗ることが出来た。自分で言うのもなんだけど、この旅の間の自分のフットワークの軽さに驚く(笑)日本では、面倒くさがり屋でトロトロしているのに…(苦笑)

今日1日でやらなきゃいけないことを全てやったワケで、憎っきバルセロナから一刻も早く出たかったなみおとしては、一先ずホッとしたいところだけど、ガイドブックとアイテナリーなしで、どうやってスペインを旅しようかと不安が残るのだった・・・。

同行者
一人旅
交通手段
鉄道

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  • ピカソ美術館で購入したウケるポストカード。

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