2010/06/26 - 2010/06/27
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ChanShizukaさん
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カリフォルニア州シエラネバダ山中に隣接するふたつの国立公園、セコイア&キングスキャニオンの自然に癒されて来ました。
樹齢2000年を超える巨木の森や草原、ハイキングには最適です。
Sequoia and Kings Canyon National Parks:
http://www.nps.gov/seki/
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第一日目:
イーストベイの自宅からキングスキャニオン国立公園までは約230マイル、4時間強のドライブ。
数日前に突然思い立った事もあり、公園内にある予約できるキャビン、キャンプサイトはFULLでした。狙うは先着順のキャンプサイト、朝6時に出発しました。
走ったルートは下記の通り。
I-580E&I-205E (to Manteca)
CA-99S (to Fresno)
CA-180E (to National Park)
Fresnoでガソリン補給と休憩をとったり、途中工事で迂回を余儀なくされましたが大幅な遅れもなく11時前には公園ゲートに到着。
有効期限ぎりぎりの年間パスがあったので、今回は無料でした。(7日間有効のパスは$20/車1台)
まずはGrant GroveのAzalea Campgroundに直行してテントサイトを確保。($18) テントを張り、軽めのランチをとってから観光を開始しました。 -
General Grant Tree
まずはGrant Groveにある公園内では3番目に大きいグラント将軍の木へ。この木にはNation's Christmas Treeという名前がついています。
この木を中心にしたGeneral Grant Tree Trailは1/2kmのループ状のトレイルで他の木にはアメリカ各州の名前がついています。 -
Fallen Monarch
倒れた幹の中を通れるようになっています。 -
Twin Sisters
仲の良さそうな双子姉妹の木。 -
比較する物がないと大きさの見当がつきませんよね?
という訳で、駐車場に停まっている車を入れて写真を撮ってみました。これは標準サイズのGiant Sequoiaです。 -
トレイルの途中で鹿に出会いました。
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Yucca Point
Ceder Grove方面に向かう途中にあるビューポイント。
Middle ForkとSouth Forkが合流してKings Riverの本流になるポイントです。
身を乗り出さないと崖の下が見えないので少し勇気が必要です。 -
このポイントの名前にもなっているYuccaという植物。公園内で度々見掛けました。1.5〜2メートルもある背高のっぽの植物です。
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巨木の森Grant Groveから渓谷のCeder GroveまではKings Canyon Highwayをひたすら東に30マイル(48km)のドライブです。
Ceder GroveにはZumwalt Meadow Trailと呼ばれる所要約1時間、1.5マイル(2.4km)のループトレイルがあり、草原や清流、そして氷河に削られた岩山など様々な景色を楽しめます。
吊り橋から始まるトレイル。その吊り橋からの風景。 -
Kings Riverに沿って歩くと目の前が開けて岩壁が現れます。なんとなくヨセミテ国立公園に似た雰囲気です。
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上の写真の右下部分のクローズアップです。
この雄大な景色を見ながらのんびりと過ごす、なんて優雅な時間の過ごし方なんでしょうか。
私達はレンジャーによるツアーに参加していたので今回は断念しましたが、機会があったらこんな時間の過ごし方もしてみたいなぁと思いました。 -
その名の通り、草原も広がっています。
冬の間は雪に覆われ閉鎖されるCeder Grove。
夏でも雪解け水のお陰であおあおしています。
今年は遅めとの事でしたが、通年なら今頃は北へ向かう蝶の群れが見られるそうです。
この草原にある痛み止めの作用をもたらす植物やミント、野薔薇など、さまざまな植物がインディアン達の生活の知恵になっていたそうです。
ツアーに参加したので興味深い話しをたくさん聞けました。 -
草原の先でツアーは終わり、いま来た平坦な道を折り返すか、ループ状に岩場を歩きながら戻ることになります。
折角なので別の道を…と私達は岩場を歩くコースを選びました。
先程の潤った草原とは対照的な、岩場と焼けた木々などのちょっと違った風景が広がっていました。 -
この草原はだだっ広くて平坦なので想像しづらいのですが、実は氷河で削られてできた渓谷なのです。
手前にごろんと転がっている石達は氷河によって運ばれてきた岩の節理に溜まった水分の体積変化で砕けたもの。
自然の力ってすごいなって改めて思いました。 -
少しですが、花も咲いていました。
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Grizzly Falls
Grant Groveへ戻る途中、滝に立ち寄りました。雪解け水のおかげでマイナスイオン大放出状態!
ピクニックエリアもあるので、気温の高いランチタイムにそこで過ごすのも良いかもしれません。 -
Grant Grove-Ceder Grove間の一部の地域は国立公園外(厳密にはSequoia National Forest)になっています。
そこにあるのがHume Lake。Hume Lake Christian Campというキャンプリゾートがあり、子供達のサマーキャンプで賑わっていました。
カヤックやボート、釣り、プール、ビーチバレー、テニスなどのアクティビティーも充実していて、カフェ、お土産屋さん、郵便局の他、ガソリンスタンドもありますが、ガソリンは$1/gallon程高くなっていました。
Hume Lake Christian Camp:
http://www.humelake.org/ -
赤と緑のコントラスト、絵になる風景です。
Hume Lakeから戻り、夕食の買い出しにGrant Grove Villageに立ち寄りました。が!ちっちゃなマーケットには期待していたメインのおかずになりそうな物は売っていませんでした。が〜ん。
Fresnoのスーパーで買い出ししておけば良かった…
更に、Villageにあるコインシャワーは4時までしか利用できず… 万が一に備えて持って来たボディーワイプで体を拭く羽目に。
その日の夕飯はパンと目玉焼きにコーヒーという朝食のようなメニューになってしまいました。余りに惨めなのでビールを買って来て飲みました。
ほろ酔い気分でそのまま9時に就寝。 -
Panoramic Point
第2日目:
鳥のさえずりで7時に起床。
朝食をとり、テントをたたんで、Grant Grove Visitor Centerの奥にあるビューポイントへ。
駐車場からは300ヤード(275m)程歩くと目の前にパノラマビューが広がります。 -
Kings Canyonをあとにして、Sequoiaを目指します。
途中、地図に載ってない巨木の森に立ち寄りました。
木々の隙間に佇んで見上げた風景。
ジャイアントセコイアは若いうちに背を伸ばし、それから徐々に恰幅がよくなって(幹が太くなって)いくそうです。なんだか人間と一緒だわ〜。
そんな訳でお隣さんと距離が『近っ!』ってことが起こるらしい。 -
幹の部分が焼けて途中まで空洞になっているにも関わらず、しっかりと地に根をはって逞しく生きているこの生命力の強さ。
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これは1本?それとも2本?
ミクロマンのような私、見えますか?(笑)
樹齢2000年の巨木からすると、人間ってちっぽけな(でも驚異的な)存在なんですね、きっと。
これらの風景が見られるGrant Grove-Giant Forest間のGenerals Highwayは約32マイル(51km)。途中、Lodgepole visitor Center & Villageにて早めのランチと情報収集。 -
General Sherman Tree
Sequoia National Parkにも巨木はあり、なかでもシャーマン将軍の木は幹の体積でいうと『地上最大の生物』なのです。
推定で
幹の高さ83.8m、重さ1385t、体積は1487m3。
根元の直径11m、周囲は31.3m。
樹齢2500年前後。
あまりにでかくて写真に収まらない為に遥か彼方にビューポイントが設けられていました。
ありんこみたいにちっちゃな人間たちが見えました。 -
もう少し近づいて別の角度から撮ってみた写真。(3枚で合成しています)
周りの木もでっかいし、遠くから眺めると遠近法で区別がつかなくなるせいか、子供達が口々に『これがシャーマン将軍の木?』『じゃ、あれ?』などとパパ、ママに質問していて可愛かったです。
これで高さはおわかり頂けたかと… -
これがシャーマン将軍の根元の写真。
子供達の背景は幹です。
これで太さもおわかり頂けたかと思います。 -
次に向かったのはGiant Forest Museumの向かいにあるRound Meadow。
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The Big Trees Trailという草原をぐるっと1周する2/3マイル(1km)のショートトレイルを歩いてみました。途中、てんとう虫の大群に遭遇しました。
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熊の親子にも遭遇!
もう1頭茶色いのも見掛けました。 -
Moro Rock
次は360度のパノラマビューポイント、モロロックへ向かいました。駐車場に車を停め、あとはひたすら石の階段を登って行くのみ。
距離にして1/4マイル(0.4km)、91mの高度差があるので、短いながらもかなり体力を消耗します。 -
彼方に3000m級の山々が連なるシエラネバダ山系が見えます。
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途中、振り向くと…
かなり急な階段と開けた景色にギブアップするお年寄りと高所恐怖症の人を見掛けました。 -
階段を上りきったところにある展望台からの眺め。
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Tunnel Log
道を塞いだジャイアントセコイアの倒木を車が通れるようにくり抜いたもの。写真を撮ろうとする人でちょっとした渋滞でした。
*一方通行ではありません。対向車も来るのでくれぐれもご注意を…
迂回路があるので、行きか帰りのどちらかは迂回路を使うのが賢明です。帰りだとTunnel Logのプレート入りの写真が撮れます。 -
Crescent Meadow
最後にVisitor Centerで勧められた草原へ。
3kmのループ状のトレイルがあります。草原の周りを歩いている分にはいいのですが、案内表示がすくないので森に入るとちょっと不安になりました。 -
根っこが浅いのでこうやって倒れてしまう木もあるんですね。
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Snow Plant
春の訪れを告げるといわれているスノープラント。
花が咲き乱れる夏には少し早かったのかもしれません。 -
日光いろは坂のようなヘアピンカーブを下り、4時過ぎにFoothillsから公園を出てCA-198W(to Visalia)からCA-99Nに入り、Fresnoからは来た道を戻り9時過ぎに帰宅。
1泊2日、ちょっと慌ただしかったけど1年ぶりの楽しいキャンプでした。
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