2009/12/26 - 2009/12/26
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Yattokame!さん
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12月26日。今日はバルセロナの祝日で、クリスマスの昨日に引き続きバルセロナではいろんな施設が休みです。そんな中世界的に有名な美術館が今日は開いていました。それは、
ダリ劇場美術館
バルセロナから電車で1時間半、フィゲラスという小さな町にあります。美術館はもともとは劇場だったのですが、フィゲラスの市長がダリにこれを自分の作品を展示する美術館にしてみないかと持ちかけたのがきっかけで1974年に誕生しました。この劇場は、ダリにとっても特別なところだったようで、この申し出は願ってもないことだったようです。美術館のホームページによると、ダリがフィゲラスの劇場を自分の美術館とした理由は3つあるそうです。
1)自分自身がとても劇的な画家である。
2)劇場は自分が洗礼を受けた教会の真正面に建っている(フィゲラスはダリの出身地)。
3)自分の絵画作品が最初に展示されたのが、まさにこの劇場の表玄関のホールだった。
そんな由来から、美術館の名前にも劇場という名前が入っています。
さて、細かい話はさておき、ここはダリ自身が監修して造った美術館だけあって、やはり普通の美術館ではありませんでした。美術館の姿が目に入った瞬間からダリ・ワールド全開。見間違えようがありません。中も強烈なダリ作品が並びます。いやあ、すごいねえ・・・。
しかし、このエキセントリックなように見えるダリ作品、どれもとても丁寧でダリが真摯に作品に向き合ったことが伺えます。モチーフも古典やミレーの作品だったりして、表面の風変わりさとは対照的にまじめな内容の作品が多くを占めていました。ダリ・ワールドは、ダリの傑出した技量があってこそ実現した世界だと実感した次第です。
ダリ劇場美術館Web Site
http://www.salvador-dali.org/museus/figueres/en_index.html
P.S. 美術館でチケットを買ったときに、レシートのようなものを2枚受け取りますが、一枚はこの美術館のチケットで、もう一枚は美術館に隣接するダリの宝石美術館のものです。当日宝石美術館は思いっきり無視して、帰ってきてからこのことに気づきました。みなさん、ご注意を。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
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フィゲラスへは、ホテルの最寄り駅であるサンツ駅からレンフェ(国鉄)に乗って行きました。
この日はフィゲラスだけでなくジローナにも立ち寄る予定でしたので、美術館の開館前にフィゲラスに着くよう朝7時半ごろ出発する電車に乗りました。
フィゲラスへの電車は1時間に1〜2本程度ですので、事前に時刻表を入手して時間をチェックしたほうがいいでしょう。
http://www.renfe.com/EN/viajeros/index.html -
フィゲラスに着きました。
駅からダリ美術館へは迷わないと聞いてきたんですが、よ〜分かりません。 -
あっ、「むぜう だり」!
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これは・・・、間違いないですな。
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屋根には、ダリが作品でしばしばモチーフとして用いた卵が並びます。
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そして壁にはパンの彫刻がぎっしり貼り付けられて・・・。
これくらいやらないと、俺らしくないということでしょうかね〜。 -
美術館の入り口付近に来ました。
2階のバルコニーに、なんかいますよ〜。 -
こちらは「哲学者」。デ・キリコの作品を連想しますね。
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これは、サンタクロースか、麻原彰晃か・・・。
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目のところにキューピーがいました(涙)
まだ開館前で、美術館の中に入っていないのですが、すでに頭がクラクラしています。 -
美術館の正面に建つ教会。ここがダリが洗礼を受けた教会でしょうか。
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入り口の扉の取っ手。これも、やっぱり普通じゃないですね。
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美術館の中に入りました。入ってすぐのところにキャデラックが鎮座まします。
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その上には、ひっくり返ったボートから雨がぽたぽた降ってるし〜。
ちなみに、キャデラックの脇にあるボックスにコインを入れると、あることが起きます。 -
かつて劇場のバルコニーだったところは、今はこのようになっております。
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そして壁には、このような古典的な彫刻があったり・・・。
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こんなダリ顔があったりしまして・・・。
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建物の中の作品も見てみましょう。
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ピカソの肖像画です。なぜこうなるか。
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ピカソがアレですから、本人の肖像もこうなります。
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美術館が混みだす前に、一番楽しみにしていた「メイ・ウェスト」の部屋に来ました。
これはどうなっているかというと・・・。 -
暖炉やソファーのある部屋をメガネを通してみると、さっきのような絵になるんですね。
メイ・ウェストというのは、戦前のアメリカのグラマーな女優できわどいセリフや演技で物議をかもした人です。 -
メイ・ウェストの部屋には、こんな羽子板の作品もおかれていました。
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どうしたいんでしょうか、ダリ君は。
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でも、丁寧に蟻の行列が描かれているし、オブジェの顔立ちは端正で美しいし、変なオブジェで片づけることができません。
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これはかっこいい絵ですな〜。
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ダリは、ダブル・イメージというだまし絵の手法をよく使うのですが、ここにもありました。
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ステージのようになっている空間には、このような巨大な絵が飾られていました。
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そしてもう一つステージに飾られた巨大な絵がこれ。
ダリのミューズ、ガラの後ろ姿が描かれていますが、さらに後ろに下がって見ると、ある人物の姿が見えてきます。
これも一種のだまし絵ですね。 -
ステージの横に、ダリの作品のなかでも特に有名な絵画を集めた部屋があります。
セックス・アピールの亡霊。巨大な怪物を前にして恐れ佇む子供は、ダリ自身を表しています。 -
パン篭(恥辱よりは死を!)
ダリの愛人ガラが最も気に入っていた作品であり、ダリが終生大切にしていた作品です。 -
ガラリーナ。
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レダ・アトミカ。
ダリの作品は、彼の高い技術によって超現実の世界が説得力を持って目の前に展開されますが、愛人ガラを描いた作品は特に描写が丁寧でダリの純粋さがよく表れていると思います。 -
ダリは、ステージの地下で永遠の眠りについています。こちらは、地下にある墓碑。
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墓はステージの床の一部になっていますが、ステージには墓碑がないので、観光客が思いっきり墓を踏んでます。
「わしを踏め〜」
ダリはたぶんあの世でそう言ってます。 -
美術館の中で宮殿のような広い空間に出ました。天井を見上げると、ダリとガラが神のごとく天に昇る絵が描かれていました。荘厳さに見入ってしまいますが、首が疲れる。
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きょだいだこがあらわれた。どうする?
たたかう >にげる -
真っ赤な部屋のなかに、キリストの像が。
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あっ、スペインの至宝が・・・。
しかし、決してパロディや茶化しではなく、古典に対する真剣な姿勢が感じられるところがダリだなと思います。 -
美術館の出口近くに飾られていたデッサン。すばらしい!
ちなみに、出口にミュージアム・ショップがありましたが、これだけ沢山の収蔵品がある割に絵はがきの種類が少なく、ほかの商品もこれはというのがなくて買わずに出てきました。もう少し内容が充実しているとよいなと思いました。
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