2007/05/26 - 2007/05/29
14107位(同エリア25702件中)
ニッキーさん
2006年、身近な所で韓国語コースがスタートすることになり、新しい言語に対する好奇心から軽い気持ちで習い始めました。
最初は2ヶ月コースで始めた韓国語でしたが、日本語とよく似た文法、共通する言葉や言い回しも多く、それがおもしろくて勉強継続。
夢中で勉強した甲斐あって一年もしないうちにハングル検定3級に合格しました。
そうなると一度本場へ行って力試しをしてみたくなるもの。
妹を誘って初めての韓国旅行に出かけました。
とはいえ、まだまだ自信はなく、ソウル3泊4日のパック旅行です。
一日フリータイムがついているので、少しは自分達なりの冒険もできそうです。
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★一日目 成田~ソウル仁川空港、夕食後ホテルへ
★二日目 清渓川、昌徳宮、仁寺洞、梨泰院、Nソウルタワー
三日目 COEXモール、漢江遊覧船、63ビル、明洞
四日目 帰国
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス
- 航空会社
- 大韓航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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-
海外旅行は久しぶりです。
成田発13時55分大韓航空704便
オソ オシプシオー(ようこそ、いらっしゃいませ)。
大韓航空の機内で初めて聞く生(なま)の韓国語にいちいち感動。
期待が高まります。
大韓航空の女性客室乗務員の制服はかっこいいです。大韓航空のテーマカラーの水色のスーツ、白いスタンドカラーの襟に水色のスカーフをきりりと巻いています。
固くまとめた髪に刺したねじった形の水色のかんざしがシャープさと共に韓国らしさを出しています。
写真は空から見た九十九里浜です。
日本よ、しばしさよなら。
行ってきま〜す。 -
富士山がきれいに見えました。
写真を撮ろうと皆が機内左側に殺到したので、飛行機が傾かないかとちょっと不安になりましたが、まったく影響はありませんでした。
2時間半の短いフライトですが、機内で昼食が出ました。
大韓航空の食事はおいしいと聞いていましたが、本当においしかったです。 -
韓国の大地が見えて来ました。
成田周辺の整然とした平野の景色に比べ、こちらは丘の切れ込みにまで建物ががぎっしりと並んでいます。
やっぱり日本の風景とは何か違うように感じます。
久しぶりの外国旅行。
ちょっとしたことにいちいち感動する私と妹です。 -
仁川(インチョン)空港は新しい建物。広くてモダンです。
成田空港が家から近い私と羽田空港が近い妹。
羽田〜金浦(キンポ)空港利用の便もありましたが、アジアのハブ空港として名をはせる仁川国際空港を一度見てみたいという私の希望を優先してもらい、今回の旅行はあえて成田〜仁川便にしました。
仁川空港で同じツアーの人々と顔を合わせます。
迎えてくれた韓国人添乗員は8歳のお子さんがいる女性です。日本で仕事をしたこともあるそうで、日本語も上手です。
ロビーで他のツアー客を待っているあいだに韓国の人々の写真を撮ってみました。
テコンドーのユニフォームを着た男の子と子供たち。後ろ姿の女性の服装も色柄が華やかでどこか日本人の服装と違うようです。
些細なことがいちいち新鮮です。 -
バスで空港からソウルへ向かいます。
初めて見た漢江(ハンガン)
漢江沿いの何車線もある広い道路をたくさんの車が行きかっています。
右側通行が新鮮に映ります。 -
バスの車窓から
よろず屋のトラックを見かけ、おもしろくて写真を撮りました。
ざるやほうき、金物などの生活用品をぎっしり積み込んだりぶら下げたりしています。
どこか人が集まる所へ車を止めて商売をするのでしょうね。
韓国の風景のおもしろさは、日本とそっくりなのにどこかが違う、そこにあると思いました。
道路標識、地下鉄、バス・・・日本と実に似ているのです。
ただし看板の文字はハングル。聞こえてくる会話は韓国語。
まるでパラレルワールドを見るようです。
日本とそっくりな点、違っている点を見つけるのがおもしろくもの珍しく、私たちはきょろきょろ景色を眺めます。 -
ツアーの一日目の夕食はプルコギです。
お肉が柔らかく、甘口のたれもどういう味付けをしたらこんなにおいしくなるのかというぐらいおいしかったです。
飲み物を聞かれたのでウーロン茶を頼んだところ、冷えていない缶のウーロン茶とグラスが出てきました。しかも別料金で3000ウォンです。
冷えていないのは習慣の違いもあるでしょうが、ただ箱から出して来ただけの缶ウーロン茶が3000ウォンとは高いです。
若い美人の店員さんは愛想もなく、黙ってお鍋に火をつけたりお料理を置いていくだけ。
これが韓国式なのでしょうか?あるいは言葉が通じないから余計に無愛想に感じるのでしょうか?
旅行前に韓国語の先生が「韓国へ行ったらぜひ韓国語で話してみてください。相手の対応がぐんと違ってきますよ」と言っていたのを思い出し、壁のサムギョプサルのポスターを指差しながら笑顔で「サムギョプサル」と言ってみました。
すると店員さん初めて笑顔になり、「サムギョプサL」と『L』の発音を直されました(汗)。でも、おかげで雰囲気が和みました。
とにかくおいしいお料理、妹と二人、残さずたいらげました。 -
ホテルはソウル北、地下鉄4番線ミアサムゴリ駅近くのホテルヴィクトリアです。東大門市場まで地下鉄で15分、明洞まで20分ぐらいかかりますが、安いツアー、それぐらいなら許容範囲です。
部屋は広くてベッドもゆったりしています。清潔さもそこそこ。フロントには日本語のできる従業員もいました。
ただ、二人が泊まる部屋にバスタオルが一枚しかなかったので添乗員さんを通じてフロントに言ったところ、「バスタオルは今発注中です。代わりにフェイスタオルを一枚余分に置いているはずですが」と、何の悪びれたところもない返事。
私たちの心の中の声:(ホテルの宿泊でバスタオルは重要でしょう。フェイスタオルで代用とは・・・)
日本に住んだこともある添乗員さんは両方の言い分が理解できるのでしょう、申し訳なさそうでした。
いいのです。なにしろ3泊4日、1日観光3食付きで31,800円の安いツアーです。ありがたやーありがたやー。少々のことには目をつぶれます。
夜、ホテル近くを歩いてみました。
土曜日の夜ということもあるのでしょうか、夜の10時を過ぎているというのに街は活気にあふれていました。
街灯もお店の灯りもこうこうと灯り、海鮮料理のレストランはお客さんで一杯。バスや車が明るいヘッドライトを点けてひっきり無しに通り、路上には花屋さんが露店を出しています。人の波も途切れることはありません。街全体が夜10時とは思えない明るさに満ちていました。
ソウルのパワー、エネルギーを感じました。 -
歩道の地面には催し物のポスターが何枚も貼られています。その上を大勢の人が歩くものですからびりびりに破れて歩道に散乱、ゴミが大変な状態になっています。
地面に貼らなきゃいいのに、
明日の朝、誰が掃除するんだろうなあ、
と思いながら、これも韓国パワーかと受け入れて私たちもその上を踏んで歩きました。
一方、ひとたび路地をのぞいてみると、様相はがらりと変わります。
狭くて薄暗い、ひと気の無い路地に恐そうな雰囲気の男性が一人立ったままタバコを吸っていて、とても入って行く気にはなれません。
本当は恐い人ではなくただの人なのかもしれませんが、旅行客は立ち入らない方が賢明、と考え、早々にホテルへ引き返しました。
街の光と陰を見たようでした。 -
二日目はバスで一日観光です。
ホテルからバスで移動して市内の食堂で朝食です。朝のメニューはカルビタンでした。
白い牛骨スープに骨付きカルビ肉やネギが入ったやさしい味の汁物です。
実は白いスープは少し苦手でしたが、このカルビタンはおいしく食べられました。
長いテーブルの両サイドにずらりと並んでの食事、グループの他のメンバーとも話をしました。
私達の向かいに座ったご夫婦はソウルへ何度も来ているとのこと。いろいろ話が聞けました。
朝食後、最初の見学地、清渓川(チョンゲチョン)へ向かいます。
日曜日、朝の市内はまだそれほど混んでいません。広々とした道路です。
日本の都市と似た点もたくさんあるソウルですが、この道路の広さは日本ではなかなか見られません。
感心しながら街を眺めます。 -
ソウル市庁舎です。
「経済文化都市」の大きな看板とステージが用意されていました。何か式典が行われるようです。
市庁前の広場には人々が憩いのひと時を過ごしています。サッカーワールドカップの時に赤いTシャツを来た人々が何万人も集まったのはここなんですね。
広場だけでなく周囲の道路も広いので、大勢の人が集まることができるのですね。 -
この道路の広さ、何車線あるのでしょう。
やはり大都市はこれぐらいの規模を持って造らなくては。
北の方に低い山が見えます。
ソウルは山が見える都市なのです。 -
ここから最初の見学地、清渓川へ降りて行きます。
以前は川の上を高架道路が通っていたそうなのですが、高架道路の老朽化による撤去に伴い、水路を整備してきれいな水を流し、全長5.8キロに及ぶ市民の憩いの場として生まれ変わった川なのだそうです。
清渓川再生はイ・ミョンバク大統領がソウル市長時代に進めたプロジェクトとして有名です。
私達はその西側の起点近くの一部のみを見ました。
どういう訳か肝心の川の写真が残っていません。
飛び石があったり、川辺に展示物があったり工夫が凝らされていましたが、私達が見た部分は植物が植えられていない部分だったので、人工的過ぎてちょっと物足りなかったです。
緑に彩られた下流の方も見てみたかったです。
本気になって全長散策すればアイデアにあふれた見せ方の数々が楽しいだろうなと思いました。
夜はライトアップされるようで、夜景、特にクリスマスの時期はさぞかし美しいでしょう。 -
本日の一日観光のハイライト、昌徳宮(チャンドックン)です。
もともとは王室の離宮として立てられましたが、その後王宮として使われるようになり、ここで政治も行われるようになりました。世界文化遺産に登録されています。
ここでは韓・日・英・中の各国語ツアーが行われており、私たち一行も日本語ツアーに合流して中を回ります。
正門である敦化門は二重の屋根が美しい門です。赤や緑の彩色が施されています。
入場を待っている間に、男の人が日本語で「ニセモノ。ニセモノ」と言いながらブランド品に似せた財布を売りに来ました。
当然誰も買いませんが、このような観光地の正門脇でコピー商品を売りに来るとは、ちょっとショックでした。 -
中に入ると、この進善門を通ってさらに進みます。
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仁政殿(国宝)
仁政殿は政治的に重要な儀式を行った所です。
扉は閉まっており、中は見られませんでしたが、荘厳な感じがします。
屋根のてっぺんや角が白い漆喰で押さえてあるのは格式の高い建物の特徴ということでした。
黒い屋根に白が映えて美しいものです。 -
大造殿
王妃の寝殿です。
火災で焼失したため、現在の建物はもともと景福宮にあったものを移して来たものだそうです。 -
広い敷地内、建物がある所は意外に緑が少ないため陰がなく、むき出しの地面が見えています。
この写真の右手の塀の向こうは皇太子の住まい、東宮などがあった所です。
幾重にも重なった屋根が美しいです。
日本の皇族から嫁いだ李片子(イ・バンジャ)皇太子妃もここで1989年まで暮らしていたそうです。 -
イチオシ
芙蓉池
この辺りは緑いっぱいです。
やっぱり緑があると心が和みます。
昔は船を浮かべたという芙蓉池には今はびっしりと睡蓮が葉を広げています。中央に小さな丸い島があります。
後ろの高い所にある建物は書物を保管したり学問をする所だったそうです。 -
ここの睡蓮は白一色
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昌徳宮を後にして仁寺洞(インサドン)へ向かいます。
途中車窓から見えた世宗(セジョン)文化会館。
クラシックのコンサートや演劇などが催される大小ホールがあるそうです。
ドラマ「夏の香り」に出てきたのでこの建物を知っていました。
韓国ドラマをあまり知らない私ですが、「夏の香り」は大好きなドラマです。
セジョン大路という広い大通りに面しています。 -
仁寺洞では30分間の自由散策。
わずか30分ではバスから遠く離れるのも怖く、近くのお店や露店をのぞいただけ。
民族衣装の女性たちが太鼓を打ち鳴らしながら通り過ぎました。
筆、韓紙、印鑑などの伝統工芸品やアンティーク、伝統茶のお店が並ぶこの辺り。表通りは露店や屋台も出て賑わっています。
私たちは一歩入った裏通りで印象的な光景を目にしました。
この日は日曜日。教会の日曜礼拝を終えて出て来た地元の人々の姿です。みなきちんと正装をして知人同士笑顔で挨拶など交わしています。
やはりキリスト教の盛んなお国柄なんですね。
人々のおだやかな笑顔と日曜朝の風景。なんだか良いものを見た気がしました。
その後またバスで移動して市内の食堂でカムジャタンの昼食。
お店に駐車場がないため、バスも車も店の前の路上に駐車するしかありません。
私たちのバスのスペースを確保するためにお店の人が場所取りをしていました。そこに他の車が止めようとすると大声をあげて追い払っています。
ソウルは日本と比べると圧倒的な車社会だということもあり、大都市ゆえ駐車場の数が車の数に追いついていないのでしょう。路上駐車問題は深刻なように感じました。
カムジャタン。
韓国の食べ物はどれもおいしく、はずれがありません。カムジャタンに入っているエゴマの葉のくせのある香りは最初はちょっと嫌でしたが、こんな風味だと一旦受け入れると後はおいしく食べられました。 -
イチオシ
仁寺洞を後にして江南にあるロッテ免税店へ向かいます。
今回のツアーは、ロッテ免税店と新羅免税店、紫水晶店、韓国食料品店の4ヶ所が市内観光とセットになっています。
安いパックツアーによくあることですが、だからこそこんな値段で旅行ができるわけです。
途中、車窓から南大門(崇礼門)が見えました。
近代的なビルに囲まれながら堂々たる威厳を誇る南大門。
韓国第一号の国宝です。
しかし、この後放火により消失してしまったことは記憶に新しいですね。現在再建工事が進んでいます。 -
南大門の前に昔の服装をした警備の人が立っているのが見えました。
-
ロッテ免税店は江南(カンナム)の蚕室(チャムシル)近くにあります。ロッテワールドも近くです。
江南は高層ビルが立ち並ぶ近代的な地域です。
ロッテ百貨店駐車場の入り口で制服姿の若い女性が独特の動きで駐車車両の交通整理をしていました。
「その車はこっちへ」「次の車はあっちへ」というようなことを腕で指示しているのですが、白い手袋をはめた手をマジシャンのようにひらひらくねらせて、まるで踊っているかのような優雅な腕の動きで、思わず見とれてしまいました。
交通整理でありながら、一種のショーになっているようです。
見とれて追突するドライバーが出ないかと心配になるぐらいセクシーな動きです。
これを見たさに来店する人もいるかもしれません。 -
ロッテ免税店での買い物にあまり関心がなかった私たちはエレベーターでロッテ百貨店の地下食料品売り場へ直行、そこでサムゲタンのレトルトパックやおもしろそうな韓国食料品を買い込みました。
この方法は同じツアーの参加者で、何度も韓国へ来ているというご夫婦から教えてもらった方法です。
ロッテ百貨店はロッテホテルともつながっています。
ちょっとのぞいてみると、ドラマで見かけた鳥かご型エレベーターを見つけました。
記念撮影します。 -
次に向かうのは梨泰院(イテウォン)です。米軍基地や各国大使館が近くにあるため、外国人の多い街です。
途中、バスの車窓から見えた階段。
ガイドさんの
「ここでドラマのロケが行われたそうです」
のひと言にとっさにシャッターを切りましたが、私には何のドラマなのかわかりません。 -
梨泰院で30分散策。
外国人相手のお店もたくさんあります。
にぎやかな表通りからはずれ裏通りをのぞいてみると、こんな雰囲気。
こんなところ、日本にもありそうですね。
懐かしい気がして表通りよりもこちらの方に心を引かれてしまいました。
お店の看板が英語、日本語、韓国語で書かれています。 -
バス一日観光の最後はここ。
新羅(シルラ)ホテルの別館にある新羅免税店で買い物です。
新羅ホテルはソウルの最高級ホテルですから、有名人が出入りすることも多いようです。
この日も女優さんの姿が見られました。ガイドさんが「あれは女優の○○ですよ」と教えてくれましたが、名前忘れました。
南山の北東の麓に建つ新羅ホテル。
後ろにNソウルタワーが見えます。 -
新羅ホテルの敷地内にある迎賓館は韓国の伝統的な建築スタイルの建物です。
窓の障子の桟も日本のとは異なり目新しい。
屋根の角は白い漆喰で固められ、漆喰の上には雑像(チャプサン)と呼ばれる人形の像が並んでいて、この建物が格式高い建築であることを示しています。
朝見た昌徳宮の王宮や南大門と同じ様式です。 -
新婚旅行へ出発する車
新羅ホテルの駐車場に止まっていました。
日曜日のこの日、新羅ホテルで結婚式を挙げてこの車で友人に送られて空港からハネムーンへ出かけるのです。
昨日インチョン空港でも花やリボンで華々しく飾り付けた車をたくさん見かけました。
これは目新しい習慣です。
失礼ながら勝手に車の写真を撮らせてもらっちゃいました。 -
新羅免税店は、ホテルとは別の低層の建物の中にあります。
この日の免税店はものすごい活況を呈していました。外国人客よりも地元韓国人のお客さんが多かったです。
もう夕日が傾く時間だというのに、地元韓国人の家族、カップルなどが引きも切らず高級車で次々に乗りつけて来ます。
ここでも韓国パワーを感じました。
バスはこの後ホテルへ戻りますが、ここでバスを降りるもホテルへ帰るも自由ということになりました。
私たちはここで思い切ってバスを降り別行動することにしました。南山のNソウルタワーに登って夜景を見たいと思ったからです。
Nソウルタワーへはケーブルカーで登る手もありますが、ここからなら南山循環バスで行けるはずです。
バスや地下鉄に気ままに乗れるようにと、コンビニでTマネーカードも購入済みです。
7000ウォンずつチャージしてもらってあります。 -
Nソウルタワーへ登る2番の南山循環バスの乗り場を探して新羅ホテル周辺、東大入口駅周辺をぐるぐる歩き回りました。
自分なりにインターネットで調べて行ったのですが、いざ現地に行ってみると地形が違っているように感じます。
勇気を出していろいろな人に韓国語で聞いてみましたが、誰も知りません。
途方に暮れてもう一度冷静に地図を見てみると、地図の見方を間違えていたようです。
果たして、最後にわらにもすがる思いで行った所にバス停がありました。
向こうから黄色い循環バスが来るのが見えたので、最後の力(?)を振り絞って走ります。
ようやく乗ることができました。
バスの場合、Tマネーカードは乗る時と降りる時の2度機械にタッチしなければなりません。
引っかかって運転手のアジョッシに怒られたらどうしようと心配でしたが、うまく行きました。
バスの中で聞こえる韓国語の会話が新鮮です。
意味はよくわかりませんでしたが、韓国語を勉強していた私は車内のおしゃべりの抑揚を聞いているだけで、「生の韓国語を聞いているのだ」と楽しくて仕方がありませんでした。 -
私は高い所から街を見下ろすのが大好きです。
観光に訪れた街では必ず高い所に上るようにしています。
Nソウルタワー入場料は7,000ウォンのところ、ソウルナビのクーポンを見せたため一割引きの6,300ウォンになりました。
Nソウルタワーの展望台にはレストランもありました。
せっかくここまで苦労して登ってきたのですから、ソウルの夜景をみながら夕食をとりたいと思いました。
「韓国語を試したいからソウルへ行きたい」という私の希望につき合ってくれた妹にお礼のごちそうもしたいと思いました。
ハンクックという韓国食レストラン。
つたない韓国語で二人で食事をしたい旨伝えます。
予約をしていない私たちはしばらく待たなければならないとのこと。順番が来たら携帯に連絡をくれると言います。
携帯に電話をくれるとはすばらしいアイデアですが、あいにく韓国内で通じる携帯電話を持っていない私たち。予約だけして45分後に来てみることになりました。
待っているあいだにぐるりの景色を見て回ります。
山の麓に新羅ホテルの平たい茶色の建物が見えます。
あそこから登って来たわけです。 -
南側には漢江(ハンガン)が見えます。
漢江はソウルの街を東西に横切っています。
東京の江戸川、大阪の淀川、ボストンのチャールズリバー、ロンドンのテームズ川など街中を通る川はいろいろ見ましたが、漢江は群を抜いて大きな川です。
何本もの大きい橋がかかっていて、道路や鉄道が南北を結んでいます。
街の中央をゆったり流れる漢江がソウルの美しい景観を作っています。 -
イチオシ
こちらは北側の眺めです。
食事の順番を待っている間に夕暮れ時になり、ビル群にライトが灯り始めました。
この時間帯、夕暮れから夜景に移り変わっていく様子が見られて良かったと思いました。
Nソウルタワーのトイレはすてきでした。おしゃれな洗面器が全面ガラスの窓際に並んでいるため、手を洗いながら景色が眺められるという趣向です。
45分が過ぎたのでレストランへ行ってみましたが、もう少し待たねばならないとのこと。
座って待っているとお店の人が呼びに来てくれました。 -
イチオシ
ハンクックでは全テーブルが片サイドを窓に面するように配置されています。
また、二人でも相席にせず6人掛けのテーブルを広々と使わせてくれました。ですから夜景を独り占め。すばらしい時間を過ごすことができました。
お料理はメインディッシュだけ決めてあとは韓国料理のビュッフェ形式です。私たちはメインをカルビにしましたが、このカルビがまたおいしかったです。ビュッフェではチャプチェ、カンジャンケジャン、トッポッキ、海鮮炒め、チヂミ、マンドゥー(餃子)、かぼちゃ粥、あわび粥、シッケなど、ここ一か所でかなりの種類の韓国料理を制覇しました。
どれもおいしくてこの夜景とこの食事に大満足でした。
食事をしている間に辺りはすっかり夜景になり、その美しいこと。きらめくような夜景です。
車のヘッドライト、街路灯、ビルの明かり、そして闇に浮かび上がる漢江のすばらしい眺めにうっとりしながらソウルの夜は更けていきました。
食事代は一人35,200ウォン(10パーセントの付加税含む)でした。
最初からタワーのチケット売り場でNソウルタワーの入場券と食事券を割り引きセットで買っておくと一割分ぐらいお得です。私たちは別々に買ったので、ひょっとして割り引きしてもらえないかと思ってレストランで言ってみましたが、やはりダメでした。仕方がありません。 -
苦労してバス停を探し回った末にやっとたどりついたNソウルタワー。
おいしい食事と百万ドルの夜景。
後で考えるとこのNソウルタワーが私たちの旅行の一番のハイライトだったような気がします。
ライトアップされたタワーを眺めながら帰ります。
バス停までの道はかなり急な坂道を降りて行くのですが、逆にこの時間から坂道をタワーに向かって上ってくる人たちがいます。中には子連れの家族も。
この時すでに日曜日の夜9時半をまわった頃なのに今から子連れでタワーに向かうとは・・・
やはり韓国パワーはすごいよねーと言いながら私たちは山を降りるバスに乗りました。
明日は一日フリータイムです。蚕室(チャムシル)船着場から汝牟島(ヨイド)まで漢江遊覧船に乗れたらと思います。
船の時間は間際にならないと発表にならないので、明日の朝ホテルで調べてから出発することにします。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ねんきん老人さん 2014/09/01 11:03:13
- 臨場感のある旅行記で楽しめました。
- ニッキー様
久しぶりに旅行記らしい旅行記を拝見しました。
ただ料理の写真を並べただけの旅行記(?)が多い中で、行く先々の様子や感想なども細かく書かれたニッキー様の記事は、一緒に旅行をしているような気分にさせてくれます。
私の知っている所では「うん、うん」、知らない所では「へー!」というように、楽しみながら読みました。
また、ドラマのロケが行われた場所と聞いただけで反射的にシャッターを切ったものの、何のドラマなのかわからない、というようなユーモアにあふれた文章も見事です。
なによりも、習っている韓国語を実際に使ってみようという行動力に敬服しますし、意味が解らなくても韓国語を聞いてワクワクするという感性の若さがすてきです。
私はねんきん生活の老人ですが、ニッキー様のような感性をもう一度取り戻したいと思いました。
これからも沢山の旅行記を少しずつ楽しませていただきます。
ねんきん老人
- ニッキーさん からの返信 2014/09/02 00:53:00
- RE: 臨場感のある旅行記で楽しめました。
- ねんきん老人さん、こんばんは。
私の旅行記に投票&書き込みありがとうございます。
>行く先々の様子や感想なども細かく書かれたニッキー様の記事は、一緒に旅行をしているような気分にさせてくれます。
ねんきん老人さんにそのように感じていただき、大変嬉しく思います。
「うん、うん」とうなずいていただけるところもありましたかー。でも、そう感じてくださるねんきん老人さんの感性が素晴らしいと私は思います。
私は子育てをしている長い間、旅行らしい旅行をほとんどしないで来たものですから、この旅行は本当に久しぶりの海外旅行だったんです。見る物聞く物何もかも、物珍しくて仕方がなかったのです。旅慣れた方には当たり前の光景も私には新鮮に思えたのだと思います。
ふとしたきっかけ(確か授業料半額だったかと)で職場の仲間と始めた韓国語でしたが、文法や単語が日本語に似ているのが面白くて、すっかりはまりました。ソウルへ旅した時もたどたどしく看板などを読んでいましたね。ただし、読むのめちゃくちゃ遅いです(笑)。街のあちこちに不動産屋があって、「プドンサン」って言うんですけど、あっち見てもこっち見ても「プドンサン」という看板が目について、なまじ読めると気になって仕方がありませんでした。
語学に夢中になった反面、韓流ドラマや歌には疎いものですから、ロケ地だと言われても女優さんの名前を言われてもちっともわからなかったんです。
韓国の人々って、自国の文化や言語に非常に誇りを持っている国民ですから、外国人が韓国語を使うととても喜んでくれます。ただ発音に厳しくて・・・(T_T)。相手が私のような外国人でも容赦なく(笑)、行く先々で発音を直されました。私としてはひと言でも通じたら嬉しいというぐらいのレベルだったんですけどね。
ねんきん老人さんのブログへもお邪魔して来ました。カリフォルニア、ヨセミテの旅行記です。私もその昔、夫と長男を連れてサンフランシスコ、ヨセミテなどを車で回ったことがありますが、あんなきれいなヨセミテは見なかったような。
お嬢さま、アメリカの大学を卒業されているのですね。私の次男もアメリカの大学を出ています(東海岸です)。かわいそうに、私も夫も卒業式には行きませんでした。アメリカの大学へ行かせるだけで費用の面で青息吐息でしたし、アメリカでは必ず家族も出席して卒業を祝うということを知らなかったのです。後で知って後悔しました。ねんきん老人さんのお嬢さまの卒業式にはご親戚一同駆けつけて差し上げられたのに、うちの息子はやっぱりかわいそうでしたねー。
つい長いお便りになってしまいました。(^_^;
では、また今後ともよろしくお願いします。
ニッキー
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