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&quot;【Russia Watch】乗っ取りに揺れる河岸住宅地&quot;という産経新聞の記事から思い出した不愉快なロシア官憲の対応 <br />http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100625/erp1006251159003-n1.htm<br /><br />以下はトルコへ旅したとき経由地のモスコーで体験した不愉快な対応である。<br /><br /><br />平成10年9月28日(月)                                   <br />  モスコーまで10時間というが、今回はトランジットだとはいえ、初めて降りる空港なので楽しみである。<br />始動開始12時15分、離陸12時36分である。曇りなので、離陸すると間もなく下界は見えなくなってしまった。<br /><br />時差の影響をうけないように、寝られるだけ寝るように勤めた。<br />途中、多分ウラル山脈の手前であろうと思われる地点で目が覚めた。            <br />  ・雲海に 残れる航跡 秋の空                                   <br />  ・雲海の  切れ間に覗く ウラル雪                                <br />飛行機が着地態勢にはいった頃には、耳が気圧変化の影響で重苦しい感じになり、声や音が聞き取り難い。<br />緊張のうちに、ガタンという機体から車輪のでる音がしたなと思っていると、窓の外にいきなり、滑走路が見えだした。<br /><br />着地10時28分 (日本時間) 、5 時28分(モスコー時間) であった。<br /><br />  ・霧の秋  忽然として  機は着地   <br /><br /> トランシットの為、空港の外へ出ることが出来ず、手続きの済むまで待たされる。この間約 1時間。当初 2時間くらいかかるかもしれないと聞かされていたので、ほっとする。    <br /> それにしても、空港からバスに乗せられてノボテルホテルへ着き、部屋へ通されるまで絶えず監視付きで何となく薄気味が悪い。エレベーターに乗るにも、10人宛に分けられて監視人がついているし、廊下出入口には鍵が掛けられており、一歩も外へでることが許されない。<br /><br />  ・トルコへの 乗り継ぎ泊や 霧の秋   <br />  ・露都の秋 乗り継ぎ泊の 不気味さや  <br /><br /> 機内で出された 2回目のものが夕食に相当し、軽食であったが、運動量が少ないので、全然空腹を感じない。<br /><br />成田で夕食がないから食事代わりにつまめる物をとの助言により、おかきを買ってきたが、手をつける気も起こらない。<br /><br /> ホテルはノボテルホテルと謂い、空港から至近距離のところにあり、歩いても行けそうなところである。<br /><br />空港からホテルまでのバスの窓から見た白樺林は、霧の中で美しく見えた。<br />曇り空で雨がぱらついているので遠望はきかない。<br /><br /> ホテルの部屋はそれなりに、立派であり、部屋もゆったりと広くとってあり、ベッドはダブルベッドがツインで入っていた。<br />今回の旅行中、ホテルの部屋だけはこのホテルが一番良かったと思う。歩行数5844歩。<br /> テレビはアメリカ、ドイツ、イギリスのニュース番組や歌、映画がロシアの番組以外にも放映されており、意外な感じであった。自由化は相当浸透しているという感じである。<br /> することもないので20時に寝たら22時に目が覚めてあとは、朝までうつらうつらと寝るでもなく、起きるでもない状態が続いた。<br /><br />平成10年9月29日 (火)                                       <br />6時モーニングコール、6時半荷物出し、7時食事という予定になっているが、廊下からは外へ一切出られないのだから、ホテル内を階下のロビーへ移動することも許されていない。まことに不便な宿泊である。このような状態に置かれて、自由の有り難さというものを実感した。<br /><br />犯罪人が身柄を拘束されて、獄舎につながれている時どのような思いで、自由を渇望しているかが判るような気がする。<br />多分<br />第一に、監視なしに自由に何処へでも行ける自由。<br />第二に、自分の考えや思いを不安なしに開陳できる自由。<br />第三に、代価を払えば欲しいものは何でも手に入る自由。<br />第四に、将来処罰されるかもしれないと怯えなくてもすむ自由。<br /><br />これらが獄舎につながれた人達が欲する自由ではなかろうか。<br /> 朝食は、エレベーターの乗り降りにも監視人付きの上、決められた部屋へ監視人に誘導されて入り、着席した。<br />人数とテーブルの上のカップやナイフ、フォークの数が合うまで何回もチェックが行われた。<br /><br />員数があって初めて、パンが2個宛配られた。他の副食は一切なしである。机の前には大小2個のポットが置いてあり、コーヒーだけが入っていた。 <br /><br /> 極めて粗末な朝食である。ロシアという国は余程困っているのだろうか。トランシットの客とはいえ、国の玄関口に当たるホテルでの朝食がこれである。口コミ効果を考慮して、1回だけの朝食なのだから、もっと見栄をはってもよさそうなものだと思うのだが、ことほどそれまでに国の経済が窮乏化しているというのだろうか。<br /><br /> 空港まで再びバスで送られて、8時45分塔乗開始、9時7分始動、9時16分離陸。<br />アンカラ空港へ12時10分着地(現地時間11時10分)<br /><br />註 本編のクレムリンの画像は在日ロシア連邦大使館の下記HPから借用転載した。<br />http://www.russia-emb.jp/sightseeing/moscow.html<br />

"【Russia Watch】乗っ取りに揺れる河岸住宅地"という産経新聞の記事から思い出した不愉快なロシア官憲の対応

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1998/09/28 - 1998/09/28

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早島 潮

早島 潮さん

"【Russia Watch】乗っ取りに揺れる河岸住宅地"という産経新聞の記事から思い出した不愉快なロシア官憲の対応
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100625/erp1006251159003-n1.htm

以下はトルコへ旅したとき経由地のモスコーで体験した不愉快な対応である。


平成10年9月28日(月)                                   
モスコーまで10時間というが、今回はトランジットだとはいえ、初めて降りる空港なので楽しみである。
始動開始12時15分、離陸12時36分である。曇りなので、離陸すると間もなく下界は見えなくなってしまった。

時差の影響をうけないように、寝られるだけ寝るように勤めた。
途中、多分ウラル山脈の手前であろうと思われる地点で目が覚めた。            
 ・雲海に 残れる航跡 秋の空                                  
 ・雲海の 切れ間に覗く ウラル雪                                
飛行機が着地態勢にはいった頃には、耳が気圧変化の影響で重苦しい感じになり、声や音が聞き取り難い。
緊張のうちに、ガタンという機体から車輪のでる音がしたなと思っていると、窓の外にいきなり、滑走路が見えだした。

着地10時28分 (日本時間) 、5 時28分(モスコー時間) であった。

  ・霧の秋 忽然として 機は着地   

 トランシットの為、空港の外へ出ることが出来ず、手続きの済むまで待たされる。この間約 1時間。当初 2時間くらいかかるかもしれないと聞かされていたので、ほっとする。    
 それにしても、空港からバスに乗せられてノボテルホテルへ着き、部屋へ通されるまで絶えず監視付きで何となく薄気味が悪い。エレベーターに乗るにも、10人宛に分けられて監視人がついているし、廊下出入口には鍵が掛けられており、一歩も外へでることが許されない。

  ・トルコへの 乗り継ぎ泊や 霧の秋   
  ・露都の秋 乗り継ぎ泊の 不気味さや  

 機内で出された 2回目のものが夕食に相当し、軽食であったが、運動量が少ないので、全然空腹を感じない。

成田で夕食がないから食事代わりにつまめる物をとの助言により、おかきを買ってきたが、手をつける気も起こらない。

 ホテルはノボテルホテルと謂い、空港から至近距離のところにあり、歩いても行けそうなところである。

空港からホテルまでのバスの窓から見た白樺林は、霧の中で美しく見えた。
曇り空で雨がぱらついているので遠望はきかない。

 ホテルの部屋はそれなりに、立派であり、部屋もゆったりと広くとってあり、ベッドはダブルベッドがツインで入っていた。
今回の旅行中、ホテルの部屋だけはこのホテルが一番良かったと思う。歩行数5844歩。
 テレビはアメリカ、ドイツ、イギリスのニュース番組や歌、映画がロシアの番組以外にも放映されており、意外な感じであった。自由化は相当浸透しているという感じである。
 することもないので20時に寝たら22時に目が覚めてあとは、朝までうつらうつらと寝るでもなく、起きるでもない状態が続いた。

平成10年9月29日 (火)                                       
6時モーニングコール、6時半荷物出し、7時食事という予定になっているが、廊下からは外へ一切出られないのだから、ホテル内を階下のロビーへ移動することも許されていない。まことに不便な宿泊である。このような状態に置かれて、自由の有り難さというものを実感した。

犯罪人が身柄を拘束されて、獄舎につながれている時どのような思いで、自由を渇望しているかが判るような気がする。
多分
第一に、監視なしに自由に何処へでも行ける自由。
第二に、自分の考えや思いを不安なしに開陳できる自由。
第三に、代価を払えば欲しいものは何でも手に入る自由。
第四に、将来処罰されるかもしれないと怯えなくてもすむ自由。

これらが獄舎につながれた人達が欲する自由ではなかろうか。
 朝食は、エレベーターの乗り降りにも監視人付きの上、決められた部屋へ監視人に誘導されて入り、着席した。
人数とテーブルの上のカップやナイフ、フォークの数が合うまで何回もチェックが行われた。

員数があって初めて、パンが2個宛配られた。他の副食は一切なしである。机の前には大小2個のポットが置いてあり、コーヒーだけが入っていた。 

 極めて粗末な朝食である。ロシアという国は余程困っているのだろうか。トランシットの客とはいえ、国の玄関口に当たるホテルでの朝食がこれである。口コミ効果を考慮して、1回だけの朝食なのだから、もっと見栄をはってもよさそうなものだと思うのだが、ことほどそれまでに国の経済が窮乏化しているというのだろうか。

 空港まで再びバスで送られて、8時45分塔乗開始、9時7分始動、9時16分離陸。
アンカラ空港へ12時10分着地(現地時間11時10分)

註 本編のクレムリンの画像は在日ロシア連邦大使館の下記HPから借用転載した。
http://www.russia-emb.jp/sightseeing/moscow.html

同行者
カップル・夫婦
交通手段
観光バス
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

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